軽量コンパクトな使える携帯用ペダルレンチを作る

こんにちは。からあげです。

 

私は2年前初めてのスポーツ自転車を購入してから、すっかり自転車に夢中になってしまったおっさんなのだが、以前からとても欲しかった物がある。それは小さいながらもしっかりと使える携帯用のペダルレンチだ。輪行時のことを考えて、ペダルは六角穴付きにして6mm六角レンチで着脱できるようにしているのだが、いつの間にかきつく締まってしまい六角レンチでは緩められなくなっていることがある。

かといって緩めに締めておくと、カチカチ音がして走りに集中出来なくなる。去年の北海道ツーリングの帰りに音がしだして集中出来なくなった。途中の弘前で自転車屋さんに増し締めしてもらったら、ピタリと音が鳴り止んだ。

ペダルのネジ山に巻いたシールテープ

それで今年のオーストラリアツーリングでは、ネジ山にシールテープを巻いてキツめに締めて緩めやすくしていたのだが、ネジ山に相当な負荷が掛かっていたようで、帰国後走行中にクランクのネジ山がダメになるトラブルが起きてしまった!

クランクのネジ穴のようす

ネジ穴がダメになったのが、幸い自転車屋さんの近くで良かったものの、オーストラリアの荒野のど真ん中でダメになっていたら相当面倒くさいことになっていたことだろう。いや、水・食料が尽きてくたばっていたかもしれない。

 

リヤのリム割れといい、今回のクランクといい、またもやいらんことをして自転車を壊してしまった!幸い廉価グレードのAlivioだから安くクランクを交換出来たものの、まだまだ使える物を壊して資源の無駄遣いをしてしまったことに相当落ち込んだ。

Alivioは2ピースクランクでホローテックⅡのように簡単にクランクを外せる構造になっているので、輪行する際にペダルが外れなくてもクランクごと外す手が使える。

だったらペダルが外せないと何が困るのか?ペダルの調子が悪くなったときにすぐに外せなのが困る。例えばペダルのベアリングが重たくなったと感じた時にすぐにペダルを外せないと、調子の悪いまま乗り続けてペダルを完全にダメにしまいかねない。そもそも自分が好きな時に外せないのが気に入らない!自分勝手に生きていると自然とそうなる。

固く締まったペダルでも簡単に外せるようにと、去年柄の長いペダルレンチを購入したのだが、とてもではないがツーリングにこんな大きな工具を持ち運ぶことはできない。

 

携帯用の良さそうなペダルレンチがないかネットで検索してみると、そこそこヒットするのだが、レビューをじっくり読んでみると、柄が短いだとか、薄くて強度がなくて使えないだとかが目に付き評判があまりよろしくない。そんなこともあって携帯用ペダルレンチの購入は一時保留にしていたのだった。

帰国後しばらく経って自転車の整備をしようと、再びアマゾンで自転車パーツや工具などを買い漁るようになったのだが、ふとした拍子に気になるペダルレンチを見つけた。

決め手はそこそこ安かったのと、レンチの厚みが4mmあって丈夫そうなこと。なぜか全く同じ物がヨドバシ.comでおよそ半値で売られていたので、ヨドバシで購入することにした。

E-tool ペダルレンチ 15mm #8450 Made in Taiwan

・15mm専用のペダルレンチ。
・エルゴノミックグリップのアームで握りやすい設計。
・アンシンメトリーヘッドで本体を返せば増し締め可能。

全長約26cm、ヘッドの厚さ約4mm

 

メジャーを当てて長さを測ってみたところ長さは約26cm。E-toolという2012年に設立されたばかりの台湾の工具メーカー。同じく台湾メーカーのPWTペダルレンチの品質に満足していた私はなんのためらいもなくE-tool製のレンチを購入したのだった。

そこそこ握りやすくて滑り止め付きのグリップが取り付けられている。
レンチを持った感じ肉厚でかなりの重量感があり、いい仕事をしてくれそうな予感がする。

ヘッドの形状は決して美しいとは言えないが、実用上問題なし。
ペダルレンチで重要なことは、舐めないようにペダルを外せるかどうか。

ヘッドの厚みも十分。

ハブスパナのような薄型のものだと、軽いが強度がなくて力を掛けられない。このレンチだと遠慮なく力を加えられる。

PWTのハイトルクペダルレンチと比べてみる。うむ、それほど見劣りはしない。

厚みも比べてみる。少し薄いくらいか。

ノギスで厚みを測ってみると、だいたい4mm。
工具としては十分過ぎる厚みだ。

厚みがある分多少重たい。重さは176g。携帯用として使うのにはちょっと辛い。

ペダルに当てて緩めてみる。PWTのハイトルクレンチで軽く締めただけであったが、難なくペダルを外すことができた。

問題は固着したペダル。全長が約26cmと短いので、錆びて固着したペダルは厳しいかも知れない。

ペダルへの掛かりは、厚みが4mmあるだけあって非常にしっかりしている。
固着したペダルでなければ、難なく外すことができるだろう。値段の割に品質は悪くない。おっさん好みの工具だ。

細かくチェックしたところで、改造を行ってゆく。携帯するには大きいので、柄を短く切ってシートポストを掛けて使うようにする。

まずはカッターナイフで切ってグリップを外す。

三分の一くらい切ったところでグリップを引っ張ると、簡単に外すことができた。

以前カットしたシートポストの端材を当ててみると、いい感じで差し込むことができた。
まずは柄の一番端の凹みのところで切ってみることにした。キレイに切れるようにマジックで印を付けておく。

金鋸で切ってみたのだが、硬くて少しずつしか切れない。
工具の材質としては、十分な強度を持っている感じがする。

金鋸だと時間がかかりすぎるので、電動工具でカットすることにした。
単管パイプもカットできるダイヤモンド刃を付けたディスクサンダーを使用する。
耳障りな音を発する電動工具はあまり好きではないのだが、この際おっさんの好き嫌いなど聞いていられない。

ディスクサンダーを当てると、盛大な火花を散らしてあっという間に切ることが出来た。
そのようすをみて、丈夫なU字ロックでも電動工具にかかればイチコロというのが実感出来た。

切り口を大雑把に丸くしたところで、鉄鋼ヤスリで丁寧に仕上げてゆく。

携帯用ペダルレンチの完成!

長さは約16cm。10cm短くすることができた。

重さを量ってみると120g。
携帯工具としてはかなり重たいが、使えない工具を持っていても仕方がないので、しばらくこれでようすをみることにする。あと5cmくらい短くすれば、100gを切る重さになるだろう。

シートポストに挿したところ。柄の部分は6cm弱ほど入っている。触ってみたところ、それほどガタツキはなし。

差し込み部をズームで撮影。
まるで始めからシートポストに挿して使うものとして作られた感じがする。

うむ、悪くはない。(いつもの自画自賛だ。気にしないでくれたまえ。)

角度を変えてもう一枚。

ガタツキが気になるようだったら、ビニールテープでも巻こうと思っていたが、全くその必要はなし。

試しにペダルを外してみる、柄の長いPWTのハイトルクレンチで軽く締めた状態。
軽く力を入れてみると、難なく外すことができた。

ペダルを締め付ける時はシートポストを使用せず手に持って締めるだけにする。
そうすれば多少締まったとしても、外せなくなることはないだろう。

角を丸めて手触りが良くなったレンチ。

長年の念願叶ってようやく使える携帯用ペダルレンチを手に入れることができた。
今後は使いながら、少しずつ柄を短くしてゆくことになる。切りすぎるとタダの金属ゴミとなってしまうので、慎重に切ってゆくことにしよう。

 

つづく

自作
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からあげ隊長の冒険