Panasonic ランドナー OJC4にボトルケージをたくさん取り付ける

こんにちは。からあげです。

 

ボトルケージの必要性

2018年年明け早々、初めてのスポーツ自転車、PanasonicランドナーOJC4を手に入れた。その後夏のロングツーリングに向けて準備を始めた。すぐに買ったのはボトルケージだった。

自転車に乗ると水分補給は欠かせない。自分がペダルを漕いで走らなければならないからだ。大量に汗をかく夏になれば、より多くの水が必要になるだろう。喉が乾く度にコンビニに寄ってジュースを買って飲んでいては、出かける度にたくさんのお金を使ってしまい、ついには破産してしまう。
また節約のために自炊をするため、飲料用のほかに自炊用の水も必要になる。

水を入れたボトルはサイドバッグの中に入れると、水場で水を汲む度に出し入れしないといけなし、バッグの空き容量が減ってしまう。そうでなくとも、自転車は限られた搭載スペースしかない。水に濡れてもいいものは、極力外付けにしたほうがいい。

以上のことからフレームにボトルケージを取り付けることにした。

ボトルは自転車専用ものでなく、どこでも手に入る普通のペットボトルを使用することにした。試しに使ってみてから、専用ボトルを買うかどうか決めようと思った。

 

ボトルケージの取り付け

取り付け車 PanasonicランドナーOJC4

OJC4にはシートチューブ・ダウンチューブ表・ダウンチューブ裏の3箇所にボトル台座が装備されている。だだし、シートチューブの箇所は、フロントディレーラーの金具と干渉するので、初期から取り付けられている空気入れしか付かない。よって実質ボトル台座は2箇所となる。

上の写真では分かりづらいが、シートチューブに空気入れが取り付けられている。

こちらが現存する貴重な写真。

2018年北海道ツーリングにゆく際、サイドバッグの容量を増やしたいために、ダウンチューブのホルダーに空気入れを取り付けていた。
しかし、クランクとの隙間が狭くてペダルを漕いでいると当たるようになったため、外してバッグの中に入れるようにした。

ダウンチューブ表側のボトル台座。

プラスのビスが取り付けられている。

ミノウラ AB100-4.5 デュラゲージ

一番始めのボトルケージは、ミノウラのAB100-4.5 デュラゲージ。自転車の濃緑と合うように黒色にした。軽量な4.5と丈夫な5.5の2種類あり。

今になって気づいたのだが、これは自転車用ボトルのケージだった。ペットボトルを入れると、隙間が空いて振動でガタガタ音を立てた。
軽くてシンプルな作りで、どの自転車の合うような感じがする。ジュラルミン製で紫外線で劣化しないこともいい。

ペットボトル用のケージは「PC-500 ペットケージ・ミニ2」。500mlペットボトル用。丸型の背もたれ形状が横揺れを防いでくれるのだそう。

 

AB100-4.5/5.5 デュラケージ

軽量で丈夫な2017系ジュラルミン製ボトルケージ


自転車用ポリボトル(直径73mm)を携行するための専用ボトルケージです。
航空機の材料としても使われている軽量で丈夫な2017系ジュラルミン製のため、一般的な5056系アルミと比較すると一回り以上細くても同等の強度を持てるため、はるかに軽い重量に仕上がっています。
AB100-4.5は線径4.5mmのモデルで、主に軽さをねらったロード向けとしています。重量はわずか38グラム。高価なカーボン製ボトルケージの数分の一のコストでほぼ同等の効果を生みます。
AB100-5.5は線径5.5mmのモデルで、軽さよりも丈夫さを重視するMTBライダー向けとしています。もちろんロードに使っても差し支えありません。重量は54グラムと一般的ですが、5056材に換算すれば7mm相当の強度を誇ります。
いずれも自転車のフレームに取り付けるためのM5x12ボルト2本付き。本体と同じく2017ジュラルミン製で、1グラムでも軽くしたい人のために最適です。
5色のアルマイト仕上げと7色の粉体塗装(ホワイトと6色のパントーンカラー)仕上げの、合計12カラーから選べます。

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ボトルケージ正面

ボトルケージ側面

ボトルケージ取り付け面

取り付け用の楕円形ビス穴が2個空いている。

ボトルケージの取り付けは、付属のジュラルミンのビスを使用せず、フレームに付いていたものを使用した。フレームとの接触面にはグリスを塗って錆びないようにしておいた。

ペットボトルを挿したところ。
自転車ボトル専用ケージのため、隙間が空いてグラグラする。
近所を走っている時も、なんだか非常に心もとない気がした。

しばらく経ってから、ダウンチューブ裏側にも、同じボトルケージを取り付けた。

ダウンチューブ裏側は、前ドロヨケとの隙間の関係で、750mlのペットボトルまでが限界だった。

その後、ダウンチューブ表側に750ml(充実野菜生活)、ダウンチューブ裏側に500mlのペットボトルを取り付けてキャンプツーリングに出かけた。するとダウンチューブ裏側のペットボトルを2回も落として紛失した。そこで脱落防止のためにゴムバンドを巻くと、それ以降は落とすことはなくなった。

初期のころはこの配置でツーリングを行っていた。まだ春になる前の時期で、途中で水が足りなくなることはなかった。

ミノウラ AB-1600 1~1.5L用大型ペットボトル用ケージ

次第に暑くなってくると、水の消費量が増えて500mlのペットボトルでは全然足りなくなった。そこで新たに大型ペットボトルケージを購入した。

1~1.5Lのペットボトルに対応したケージで、ボトルの高さに合わせてゴムリングをスライドさせて使用する。大型のボトルケージはキャンプツーリングで活躍する。

残念なことにすでに生産終了となっており、市場流通在庫のみ。どこかで見つけたら即買いだ!

材質   アルミ合金(ジュラルミン)
パイプ径 5.5mm
長さ   332mm
幅    96mm
重量   102g

 

 

改良された1〜1.5リットル大型PETボトル用ケージ

1〜1.5リットルサイズの大型PETボトルをフレームに装着するための専用ケージです。ツーリング時の飲用水やキャンプでの調理用水の運搬、あるいはスーパーなどで購入した帰り道などに最適です。
裏ワザとして、一般的な720ml入りワインボトルも装着できます。ただしガラス製には衝撃を与えないよう運搬には注意してください。
ボトルのネック部を保持する機構は、樹脂製のクリップからAB-500のようなエラストマーゴム製のリングに変更されたため、最新のネック部が太くなったボトルにも対応できるようになりました。
ゴムリングは工具なしで自由にその高さを調節することができます。
素材は軽量で丈夫な2017ジュラルミン製。3色のアルマイトカラーから選べます。

商品ページより

 

ゴムリングをスライドさせてボトルのネックを差し込む。
未舗装の林道を走行しても、ペットボトルは外れるようなことは一度もなかった。また紫外線で劣化して切れることもなし。

ボトルケージ取り付け穴のようす

ジュラルミンのつなぎ目部分。

他がしっかり溶接されているので、全く問題はなかった。

ボトルケージ取り付け面のようす

ボトルケージを取り付けたところ。
自転車のフレームサイズは460cm。Wレバーとの隙間も十分あって、レバー操作の妨げになることはなかった。

1.5Lのコカ・コーラのボトルを挿したところ。
まるで専用設計のようにジャストフィットした。

ゴムリングのようす

ボトルの底のようす

ボトルの底とケージが見事にジャストフィットして隙間はなし。まるで専用品。

今度は少し細身のメローイエロー1.5Lのボトルを挿してみた。コカ・コーラほどのフィット感はないが、それなりにフィットしている。

Amazonのレビューにあったように、2Lのミネラルウォーターのボトルを挿してみた。
ゴムリングをいっぱいに上げて上下逆にして挿す。
逆さにするとゴムリングでは固定できないので、ロープで縛ることになる。
一時的な運搬ならこの方法でもいいだろう。

ペットボトルの口周りの当たり具合

ロープによる固定だとボトルのつけ外しに手間が掛かるため、実際にやることはまずないだろう。

ミノウラ AB-1600で試してみたボトル3種類

ペットボトルはジャストフィットするコカ・コーラで決まり。

 

100均のボトルケージ

ダウンチューブの表裏にボトルケージを付けたものの、やはり普段走行中に飲む別のボトルを付けるケージが欲しい。取り付けたい位置はハンドル。

ネットで検索してみると、ハンドルにボトルケージを取り付けるには、アダプタが必要だということが分かった。アダプターと呼ばれる金具は結構高い。

その後、たまたま100均で見つけたボトルケージを買ってきた。

取付金具とビス2本が付属している。

パッと見ただけで、取付金具が合わないように見える。
実際にハンドルに取り付けてみたところ、小さ過ぎて全くサイズ合わない。

バイスで曲げて金具のRを広げてみた。

金具を広げてみたところで再トライ。
今度はビスの長さが足りない!

ダメだこりゃ!(いかりや長介風)

やはり100均と言うべきか。

捨てるには惜しいので、手持ちのロープで縛ってみる。
ロープはおっさんの得意分野だ。とりあえず何でもロープで縛ってしまおうとする。

角度を変えてもう一枚。

結束バンドで留めるのがてっとり速いが、付け外しする度にダメになる。
ロープだと付け外しは面倒だが、何度でも再利用できる。

ロープで上下2箇所固定しておいた。

試しにペットボトルを挿してみる。おお、いい感じだ!

この位置で5月に熊野古道・南紀ツーリングに出かけてみた。水の出し入れがしやすいし、飲みやすくていい感じだった。

その後、北海道ツーリングでフロントキャリアにベアキャニスターを積載する時に邪魔になったので、移設することにした。

移設した場所は、ハンドルの手前のステムの横。ちょうどボトル1本分の空間があった。

ロープで縛る際は結び目を美しくする。キレイに巻くと見た目がグッと良くなる。

走行中に飲用するボトルのケージは100均のもので落ち着いた。
取り付け方法に問題なし。倒立させてタイヤを付け外しする際は外すことになる。

六角形のお茶のペットボトルを挿してみると、それなりにフィットしてくれた。角型だとキツめで丸型だとピタリと合う。
もともと100均製なので、細かいことは気にならない。

 

追加の水ボトルはプラティパス

水場のない場所でキャンプする時は、ボトルケージのペットボトル(500ml×2、1.5L×1)を満タンにして、折りたたみ水筒のプラティパスを満タン(2.5L)にしてカバンに入れていた。
合わせて5Lとなり、翌朝の自炊分までは十分持つ。

プラティパスの容量は最大で2.5L入る。折りたたみできて軽量コンパクトなので、キャンプ地での水ボトル用として持っておくと重宝する。耐久性もそれほど悪くはなく、大事に使えば数年は持つ。

プラティパスの弱点はボトルネック。このようにテントやカッパなどの補修テープを貼っておくと長持ちする。裏側も同じように貼る。これはおっさんお勧めの方法。

 

ボトルケージの感想

この状態で北海道・東北ツーリング4ヶ月7,000kmを乗り切った。

ステムに付けたペットボトルには、ポカリスエットの粉末を混ぜて走行中飲み、残りが少なくなってきたら、ダウンチューブ表側の1.5Lのペットボトルから移していた。自転車にまたがったまま移し替えることができて非常に便利だった。

夏場でもダウンチューブ裏側のペットボトルまで使うことはなく、予備として持っているだけの状態だった。通常は1.5Lと500mlのペットボトルで十分やりくりできた。

 

重たい水をフレームに付けると、自転車が安定するような気がした。ひと目で残量が分かることと、濡れたボトルのまま挿してもすぐに乾いてしまうことも良かった。濡れても構わないボトルをサイドバッグの中に入れない方がいい。ツーリングは見た目より使いやすさを重視するべき。

ペットボトルを飲用ボトルとして使うと、フタの開け閉めが面倒くさく感じた。いちいち開けしめしなくてもいい自転車専用ボトルが欲しい。他はボトルケージに付けば何でもいい。

ツーリング後のペットボトル

1.5Lのペットボトルは2回交換、真ん中のダウンチューブ下側のペットボトルは交換なし。左のハンドル取り付けのペットボトルは10日~2週間毎くらいに交換していた。

ペットボトルにポカリスエットの粉末入れていると、ボトルの内側にすぐにカビが生えてくる。口が細くて中が洗えないのがペットボトルの欠点。

ボトルケージの中で一番活躍したのは、ステムに取り付けたもの。
ケージ本体はスチール製だが、ビニールの被膜でコーティングされているため、全く錆びなかった。紫外線でビニールコーティングが変色しただけ。これからまだまだ活躍してくれるだろう。100均製だからと言って侮れない。

ダウンチューブ上側に取り付けた1.5L用の大型ボトルケージ

コカ・コーラのペットボトルはフィット感抜群で、凸凹の未舗装を走っても外れることは一度もなし。ゴムリングは多少劣化したように見えるだけで、まだまだ切れそうにない。切れたら、別の何かで留めるようにしたらいい。今考えているのはショックコードをコードロックで絞って留める方法。

水のメインボトルとなっていた1.5Lのペットボトル。とりあえず、コイツを満タンにしておけば、喉の渇きで苦しむことはない。

ダウンチューブ下のボトルケージ

走行中はほとんど出番はなかったが、あと500ml余分にあると思うと心強かった。
水場のない場所でのキャンプに備えて常に満タンにしておいた。
脱落防止のゴムバンドが効いて、未舗装の凸凹道を走ってもペットボトルを落とすことはなかった。

後日、自転車をチェックしている時、ケージが削れているのに気がついた。
ペットボトルが当たっていた箇所が削れてしまっている。

やはりピタリとフィットする自転車専用のボトルを付けた方がいい。今後は、緩衝材としてビニールテープを巻いておくことにする。

専用のドリンクボトルを買う

そのあとシマノの専用のドリンクボトルを買う。
ボトルケージにピタリとフィットして振動しなくなった。さすがは専用品だと感心した。
しばらく使っているうちに、あまりにも便利だったので、もう手放せなくなった。

飲み口を口で開け閉めでき、走行中に片手で飲めるようになったのは良かった。
広口のフタを取ると、中をスポンジでキレイに洗うことができる。衛生面でも問題なくなった。

2019年オーストラリアツーリングで使ったボトル。
半年間13,000km以上走行して穴が空くことはなし。

少しでも長持ちするように、なるべくフタの開閉は行わず、ほとんど開けっ放しにしていた。
そのためか購入して1年以上経過した現在も現役で使用できている。口の開け閉めが硬いが、あまり気にならない。

ペットボトルより専用のドリンクボトルの方が圧倒的に使いやすくこまめに水分補給ができるのがいい。買って損はない専用ドリンクボトル。