パソコンの電磁波対策~アースをとる~

こんにちは。からあげです。

はじめに

長引くコロナ禍で活動を自粛していた近頃。自然とデスクワークの時間が長くなっていた。
そこでより快適になるようにとデスクトップパソコンを自作したが、座卓をパソコンデスク代わりにしていたため、腰に大きな負担が掛かって坐骨神経痛を患ってしまう。なんてこったい!

整形外科に通いつつ、座卓を椅子に座って使えるように改造して、ついに理想のパソコン環境を手に入れたかに思えた。

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だが、快適な日々はそう長くは続かなかった。来る日も来る日もパソコンに向かって作業を進めていると、今度は無性にイライラして集中力を欠くようになってしまった。目が疲れてかすみ、頭の中は靄がかかったようになってハッキリしない。体は重たくてダルい。

始めはモニターから放射されるブルーライトが原因かと思っていた。だが、メガネのレンズにはブルーライトカットのコーティングを施しているし、ブルーライトを軽減するクリップオンタイプの保護レンズも付けていた。さらにWindowsの夜間モードの設定で暖色を強くして目に優しい表示にするなど、ブルーライト対策はそれなりに行っていた。

ほかに考えられる体調不良の原因は電磁波か。近年、人体に悪影響があるとして問題視されるようになってきた電磁波。スマートフォンを筆頭に、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、IHクッキングヒーター、パソコンなどの家電製品から放射され、頭痛、吐き気、睡眠障害、肩こりなどを引き起こすという。

総務省|東海総合通信局|電波の人体に対する影響
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体に悪い電磁波を発するPCは机の上の棚に設置している。机の上をできるだけ広く使えるようにするための配慮だが、ここは頭のすぐ上に位置し電磁波の直撃を受けることになる。

以前、枕元にスマホを置いて目覚まし代わりに使っていた時期があったが、その当時は眠りが浅くて夜中に何度も目が覚めたり、日中頭痛がしたりすることが多かった。(今は機内モードにするか、十分距離を離して置いている。)

ネットで電磁波対策を調べてみると、アースを取ると効果があるという情報を得た。
アース(接地)とは、感電・漏電から人体と電子機器を守るためのもので、機器本体から地面にコードを繋いで漏れた電気を逃がすようにする。
電磁波を減らす効果があるか分からないが、大して費用も掛からないので試しにやってみることにした。

パソコン本体、モニターのプラグのアース線。

これまではアース線は繋がずに使用していた。

端子には絶縁カバーが取り付けられている。

絶縁カバーをずらしてY型端子を露出させた。
コンセントのアース端子に接続できるようになっている。

通常、洗濯機や冷蔵庫などを設置する水回りにはアース付きのコンセントが設置されている。
写真の上が接地極付き、下が接地端子付きのコンセントになっている。

このようなコンセントがあればアースは簡単にとれる。

接地端子のカバーを開けたところ。コードや端子をビス留めできるようになっている。

あいにくパソコンのある建物は接地極・接地端子なしの通常のコンセントが付いているだけの離れ。アース線を延長するには距離がある。こういった場合はアース棒を地中に埋め込んで線をつなぐことになる。

今回のアース棒の設置には電気工事士の資格が必要となっている。こういうこともあろうかと、コロナ待機中に第2種電気工事士の資格を取得しておいた。
試験の難度は低いが、筆記試験と技能試験の両方に合格する必要があり、放浪癖のある私には試験日程に合わせるのが難しくて、これまでなかなか取る機会がなかった。
第2種電気工事士の資格さえあれば、家の電気配線を自分で弄れる。コンセントの増設や照明、スイッチの移設は思いのまま。DIY派には必須の資格だ。

アース棒の設置に適した場所は湿った地面アース棒上端から75cm以上の深さに埋設する。
建物の基礎は床下全面がコンクリートで覆われたベタ基礎と呼ばれるものなので、床下に設置は不可。それに床下は乾燥しているので避けた方が無難だろう。
必要に応じて水やりして接地抵抗を下げられる屋外が最適だ。

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アース棒の設置とコードの接続

建物の構造を見て検討し、床下換気口のすぐ下に設置することに決めた。
ここは土地の端で人や車が通ることはない。

今回用意したものはアース棒と延長コードの2つ。圧着端子などは手持ちのものを使用した。
ネット通販だと速くとも1,2日は掛かるので、近所のホームセンターで購入した。
DIYは思い立ったら吉日。あと後回しにすると途中でやる気を失ってしまうことが多い

アース棒  長さ30cm、鉄製丸棒(銅メッキ)、リード線(より線1.25m㎡)3m付き
延長コード 単心ビニルコード VSF より線1.25m㎡ 10m

 

当初はアース棒の代わりに羽子板ボルトを使おうと思ったが、接地抵抗が高くなっては意味がない。
市販のアース棒は鉄製の棒に銅メッキが施されていて抵抗が少ない。

アース棒付属のコードと延長コードは、どちらもより線1.25m㎡で許容電流値12A
PCとモニターのアース用には十分な太さだ。

300V以下のD種接地工事には1.6mm以上(多心コードは0.75m㎡以上)の太さの接地線が必要となっています。
 

アース棒の先は尖っていて刺さりやすくなっている。

コードの接続状況。カシメで取り付けられている。

アース棒の頭をハンマーで叩いて設置する。

あらかじめスコップである程度の深さの穴を掘っておく。
好天が続いているのに湿っている。悪くない場所だ。

アース棒をハンマーで叩き込んだあと、一旦引き抜いてコード接続部にビニールテープを巻いて保護しておいた。

アース棒を抜いた穴に押し込み周囲を突き固めながら埋め戻す。
コードの換気口までの部分にビニールテープを巻いて保護することにした。
埋め戻す作業は園芸用の小さな移植ゴテを使用した。

完全に埋め戻すまえ、タイル片を置いてアース棒が抜けないようにした。

土を被せて平らにして土を突き固めた。そしてジョウロで水を撒いておいた。
アース線は床下換気口から屋内に引き込む。

床下のようす

何度も出入りして作業を行った。

木材に沿ってコードを這わす。
途中、床下換気口の金網と外壁下地材、柱の3箇所で固定しておいた。

3mではコードの長さが足りなかったので、1mほどコードを継ぎ足した。
圧着端子で繋いだあと、ビニールテープを巻いて絶縁処理した。

コードは端子台に繋いで利便性を高めることにした。
これは第2種電気工事士の技能試験の練習用教材として手に入れた端子台。
PC本体・モニターのコンセントのすぐとなりに設置して着脱しやすいようにする。プラグのY型端子なら端子台に簡単に接続することができる。

端子台から上から見たようす

縦方向の上下の端子に電気が通じる構造になっている。
隣の端子と繋ぎたい場合は渡り線を入れる。

コンセントと同じ柱に端子台を設置してアース線を接続した。

柱にコードを這わしている。
内壁のない簡素な物置小屋だからこそ簡単にできるDIY。
断熱性がなく夏は暑くて冬は寒い建物だが、柱や下地材の位置が分かるうえ、配線を思い通りにできるのが最大の長所になっている。まさに私のための建物だろう。

アース工事が完了したパソコン周り。

備長炭を置く

アースのほか、備長炭を置いて電磁波を軽減するようにした。
備長炭は洗って天日干ししたあと、自作のペットボトルケースに入れている。
ケースは2Lのミネラルウォーターのペットボトルを半分に切ったあと、熱したハンダゴテで穴を空けて通気性を良くしたもの。ボトル入が2個、小型ダンボール箱1個に詰めて置いている。

備長炭の電磁波軽減効果は体感できないが、シックハウス対策としては十分効果を感じる。なんとなく部屋の中の空気がきれいになり落ち着けるようになった。

観葉植物(サンスベリア)を置く

追加のシックハウス対策として観葉植物のサンスベリアを置いて空気を浄化するようにした。
安い小さな株を買って育てている。
冬の厳しい寒さに耐えられず、いくつかは枯れてしまったが、この者たちは元気よく育っている。
二酸化炭素を吸収し、マイナスイオンを放出してくれる天然の空気清浄機だ。殺伐とした建物内に癒やしと潤いを与えている。今後の成長を見守りたい。

 

パソコンの電磁波対策まとめ

今回、試しにアースをとってみたが、疲れと不快感がずいぶんと和らいで驚いている。
アースの電磁波軽減効果は確かにあった。
電磁波計は持っていないので数値は不明だが、単なる気のせいとは思えない。

ここ最近、原因不明のフリーズや再起動が度々起こるようになっていたが、アースをとった途端になくなってパソコンの動作が安定するようになった。
ほかには外部スピーカーの音がよくなり、英会話の勉強で観ているDVDの英語が聞き取りやすくなった。学習効果が上がるに違いない。

これで長時間のPC作業が可能になったわけだが、もともと狩猟採集していた人間にはデスクワークは向いていない。長くても一日4時間程度にして、あとは体を動かす作業をした方がよいだろう。さもないと、再び坐骨神経痛を患い大変な目に遭ってしまう。

ということで今回は驚くべき結果となったパソコンの電磁波対策。読者の方にもおすすめしたい。