FMラジオの外付けアンテナを自作する

こんにちは。からあげです。

はじめに

テレビはずっと画面を観ていなければならない代物。テレビを観れば観るほど、何も手につかないようになる。本当に時間が勿体ない。
15年ほど前、引っ越しを機会にテレビを処分した。テレビなしの生活をするようになると、自然とラジオを聴くようになった。

ラジオは聴きながら何かをできるのが良い。
机に向かって作業や読書、勉強するとき、クラシックやジャズ、洋楽などを聴いていると、集中できあっという間に時間が経つ。単調作業や重労働のときは、ラジオを聴きながらだと疲れにくくなっていつまでも作業できるようになる。

そんなラジオは私の日常に欠かせないものとなっていた。

これは私が長年愛用しているソニーの防災ラジオ ICF-B50。アナログな操作性と温かみのある音が気に入っている。使い始めて10年以上経過しているものの、私の持ち物の中ではまだまだ若造扱いだ。

電源は単3電池2本またはリチウム電池(CR123A)1本。
リチウム電池は寒さに強いうえ自己放電が少なく長期保管が可能で非常用に向く。
通常は単3電池を使用し、予備の単3電池が切れたときにリチウム電池に切り替えて使用する。充電可能な単3のエネループでも問題なく動作してくれる。

防滴仕様で多少の雨なら問題なし、ライトも付いていて手元に懐中電灯がないときにも役に立つ。

山林でのテント生活に欠かせない防災ラジオ
こんにちは。からあげです。普段のテント生活は、時間の流れが非常に緩やかでリラックスして過ごすことが出来る。そんなリラックスタイムのお供としてラジオが欠かせない。随分と前に購入したラジオなんだけど、車中泊の時に良く聴いていた。テント暮らしでも

 

そんな愛用のラジオだが、高所から落とした拍子にアンテナを折ってしまい、以後アンテナを収納できなくなった。
安定性が悪くなって転びやすくなったが、アンテナを交換せずにそのまま使い続けた。

アンテナの折れた箇所は2つ。一度に折れたのか、二度で折れたのかは記憶にない。おまけに無理に縮めようとして曲がってしまっている。

日常生活で欠かせない道具のラジオなのに、壊れたままの状態で使い続けるのは正直気分が良くない。見て見ぬふりをするのはもう限界だった。(それでも7年は我慢した。笑)ようやく修理することに決めた。

始めは同じようなロッドアンテナを購入して交換しようと思った。だがどこを探しても同じ寸法のものは見つからない。メーカーのソニーではとっくに廃盤となっていて部品の入手は不可能となっていた。

多少の寸法違いは加工すればなんとか付くだろう。だが、元からロッドアンテナの感度が良くなく雑音が交じることがあって不満だった。せっかくの素晴らしいクラシックも雑音でイマイチ。

なんとかならないものか。こうしておっさんのラジオアンテナを巡る長い旅は始まったばかりだった。

 

私がスマホでラジオを聴かないわけ

ラジオならスマホで聴けばよいではないか?そう思う読者も多くいることだろう。
現在、radiko(ラジコ)やNHKらじる★らじる(NHKラジオ専用アプリ)のようなスマートフォン用アプリを使えば無料でラジオを聴くことができる。

確かにスマホは音が良いし、簡単な操作で一発選局でき、ラジオ本体を持つ必要がなくて非常に便利だ。だがその半面、スマホのバッテリーの消耗が大きくなり、常にバッテリー残量を気遣ってやらねばならず、面倒な一面もある。

昔のスーパーコンピューターよりも高性能と言われる現在のスマホ。指先1本で何でもこなせる魔法の小箱に生理的な嫌悪感を持ってしまう。ダイヤルを回してチューニングや音量調整をするアナログ的な操作が心を癒やす。なんでもかんでもデジタルに置き換えると、なんだか落ち着かなくなる。

ラジオのアナログ感、非常時に強く、電池長持ちなところが大好きだ!

 

FMラジオのアンテナの長さ

いつも私が聴くのはFM局。高音質で音楽番組が多いから。AMは音が悪く、しゃべくり系が多くて鬱陶しいのでほとんど聴かない。
FMはFrequency Modulation(周波数 変調)の略で周波数変調方式によるラジオ放送。日本のFMラジオでは76.1~94.9MHzの周波数が使用される。

何でもアンテナの長さは波長に合わせるのが良いらしい。波長を求める公式は300÷周波数だそうな。

波長を求める公式(だいたい)  波長≒300÷周波数

公式に当てはめて波長を求めてみる。

300÷76.1=3.94… / 300÷94.9=3.16…
3.16~3.94m≒3~4m

ラジオ付属のアンテナの長さは約50cm。全然長さが足りないではないか。1/2波長や1/4波長の長さのアンテナでも感度が上がるらしいが、それでも1m近くになる。そもそも伸縮式のロッドアンテナでは無理なのだ。

いろいろ考えた末、多少不細工にはなるが、延長用の電線を引っ張って家の中の適当な金物に繋いで外部アンテナとすることにした。

 

アンテナの自作

物置の中を引っかき回して、使えそうな電線とワニ口クリップを見つけた。
電線は元は延長コード。ワニ口クリップは車載インバーターに付属していたもので、車のバッテリー端子を挟める大型。

あとは圧着端子、ビニールテープ、熱収縮チューブなどを用意した。

 

まずは既存のアンテナを取り外して加工する。
見たところビス1本で固定されているようす。

ビスを緩めて引っ張ると簡単に外れた。

アンテナを外したあと

ラジオ本体の丸い窪みに嵌っていただけ。驚いたことに電線や金属部品には繋がっていなかった。だた嵌っていただけとは。

始め付け根の部品だけ元に戻してワニ口クリップで挟もうと思っていた。
だが、付け根部分は小さく挟みにくい。
根元の一番太い節だけ残して折り、そして元通り組み立てた。先端は丁寧にヤスリがけして滑らかにした。

アンテナを元通り組み立てたところ。
これだと大きなワニ口クリップでも挟みやすい。

ワニ口クリップに付いていた電線は固くて扱いづらかった。なので根元近くで切って継ぎ足した。
継ぎ足した電線は延長コードを半分に割いて単線にしたもの。

延長コードなどの電線は丈夫で耐久性があり太さも十分。紫外線にも強くロープ代わりとしても使えるなど使い勝手が非常に良いので、いつも捨てずに取っておくようにしている。

丸形の圧着端子の丸部分をニッパで切り取り、電線を通して電工ペンチでカシメた。

手持ちの熱収縮チューブが太めのものだったので、ビニールテープを巻いてから付けることにした。

熱収縮チューブはライターで炙って収縮させた。
以前、ドライヤーで試みたことがあるが、熱量が足りずに全然縮まなかった。

もう片方のワニ口クリップも電線をつなぎ直した。
2度目とあって綺麗に加工できた。

約2mの延長コードは2本を1本に繋いで約4mの長さになった。
両端にワニ口クリップを付けて完成だ。

 

自作アンテナの感想

完成したあと早速試してみる。

延長コードの片方を短くなったラジオアンテナに接続。そしてもう片方をカーテンレールに接続した。するとどうだろう?ラジオから綺麗に澄んだ音が聞こえてくるではないか。

伸ばすと不安定になるロッドアンテナより、延長コードで繋いだカーテンレールの方がはるかに感度がいい。
カーテンレールの長さは4mには全く届かないが、延長コードの長さを合わせると4m以上にはなる。
ラジオ本体を移動しても向きの調整をしなくともよい。自分の好きな角度で置ける。

カーテンレールのほか、物干し竿や窓枠、ベランダの手摺もアンテナとして使える。アンテナはラジオに付けるより、家の金属製品を外部アンテナとして利用した方が断然使い勝手がよく感度もよい。屋外に線を出すには壁の穴あけが必要になるかもしれないので、窓枠かカーテンレールが良い。

外付けアンテナは本当に良いこと尽くめだ。ワニ口クリップを付けたのも良かった。いつでも気軽にラジオを持ち運んで適当な金属製品に繋げるだけでいい。仮に利用できる金物がない場合は、延長コードを伸ばしてアンテナ代わりにすればよい。

残した既存のロッドアンテナだけでも雑音は交じるがきちんと聴ける。
なので本来の防災ラジオとしての機能は十分。災害があったときはバックパックに放り込んで避難するだけでいい。余裕があれば延長コードも一緒に。

今回の外付けラジオアンテナの自作でより使いやすくなったソニーの防災ラジオ。私は死ぬまで使い続けるだろう。

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