便利で簡単! 自転車用パーキングブレーキの作り方

こんにちは。からあげです。

 

パーキングブレーキの必要性

今年になって初めて手に入れたスポーツ自転車。手に入れてからは、嬉しくて嬉しくて毎日のように乗っている。
ところが気になることがある。それは自転車を柵やポールに立て掛けておいた時に、風が吹くと動いて倒れてしまうことだ。

毎回、ああやってしまった!と思ってしまう。

倒れる度に大事な自転車と私の繊細な心に傷が付いてしまう。右側には壊れやすいリアディレーラーがあるので、なるべく倒したくはない。

愛車が倒れる音は、何度聞いてもドキッする。おい、大丈夫か、などと優しく声を掛けて起こしてやる。

ママチャリのような丈夫なスタンドがあれば、風が吹こうとも倒れることは滅多にない。
基本スタンドを付けないスポーツ自転車は、倒しておくか、壁に立て掛けるかの2択に迫られる。

私は倒しておくのは大嫌い。なぜかというと、ペダルを支点に動いてしまうし、見た目が美しくないから。

 

安全に立て掛けて駐輪する方法はないのものか?
それからは毎日、夢に出てくるほど、自転車を安全に停める方法を考えたのだった。

パーキングブレーキがあるとできること

・安心して自転車から離れられる。
・自転車を入れた写真を撮りやすくなる。
・坂道でも停められる。

自転車を安全に駐輪するためには、ブレーキレバーを固定して支柱や壁に立て掛けておけばいい。
ブレーキを掛けてタイヤを固定すると自転車が安定する。ちょっとやそっとの風では倒れなくなる。特に軽量なロードバイクでは有効だ。

これが自作したパーキングブレーキ。
誰でも簡単に作ることができる。使い方も非常に簡単。後ほど詳しく説明するので、このまま読み進めて欲しい。

パーキングブレーキがあれば、自転車ライフが一変する。

仙台市役所の前で記念撮影

スタンドのない荷物満載のランドナーをトレッキングポールで支えて撮影した。
ポールで支えるだけだと自転車が動き出すことがあるため、常にハラハラドキドキしていないとイケナイ。

上り坂の途中で自転車を自立させての記念撮影。
宗谷岬近くの丘陵地帯。ホタテ貝を粉砕して敷き詰めた白い道という観光スポットで撮影した。
傾斜があるところでも、パーキングブレーキがあれば、自転車を自立させて記念撮影をすることができる。

パーキングブレーキの作り方

パーキングブレーキは誰でも簡単に身近な道具で作ることができる。
さあ、みんなもレッツトライだ!

材料・道具

メジャー、ハサミ、ライター
ロープ(太さ3mm程度)少々、コードロック1個

ロープは細くても太くても使いづらい。試行錯誤した結果、太さ3mmが最適だった。
わざわざロープを買わなくても、捨てる靴の紐でもを全然構わない。普段から道具の自作に使えそうな素材をとっておく。

 

使用したコードロックは、道具を自作する時にアメリカの通販サイトで購入したもの。
サコッシュに取り付けていたものを取り外して使用した。

コードロックは至ってシンプル。ボタンを押しながら長さ調整してボタンを離してロックする。アウトドア用品などで多用されている。

以前はコードロックを販売しているところは少なかったが、現在ではAmazonで販売されていて簡単に手に入るようになった。傷んだバックパックなどからパーツ取りしておくといい。

 

作り方

ロープを適当な長さに切って、切り口をライターで炙って解れないようにしておく。

自分の場合は長さは42cmだった。(道具袋を漁って出てきたのがこのロープだった。)
長めに切っておいて、あとで微調節する方が無難。
自分の自転車のハンドルの形状に合わせて長さを決めて頂きたい。

仕上がりの美しさにこだわりたい人は、ロープの切り口を瞬間剤で固めて処理する方法がおすすめ。

 

ロープを2つ折りにして端を結ぶ。

キレイな結び目になるように整えてからしっかり結ぶ。

より良い結び方は8の字結び。使っている途中で解けにくく、解きたい時に解きやすい結び方。
矛盾しているようだが、それがロープワークの基本。

コードロックのボタンを押して結び目と反対側から通す。

パーキングブレーキの完成!

所要時間はおよそ2分。
重さは4g。驚異の軽さとなっている。

このロープの長さは45cm。ブレーキの種類や大きさによって長さは異なる。
各自自分のブレーキに合った長さに合わせて欲しい。

パーキングブレーキの使い方

作り方同様に使い方も非常に簡単。
駐輪する際はブレーキレバーを引いて、パーキングブレーキで固定するだけ。

一つのみの場合はハンドル左側のリヤブレーキのレバーの方に取り付ける。リヤブレーキを固定してハンドル右側を支柱や壁に立てかける。

パーキングブレーキをズラしていつでも使えるようにセットしておいてから、ブレーキレバーをしっかり引く。

ブレーキレバーを引いたまま、コードロック側のロープの端を引っ張る。

(本来はブレーキレバーを握ったまま操作する。)

ロープを引っ張りつつ、コードロックを操作して、しっかりとブレーキハンドルに押し付ける。

手を離すとブレーキレバーを固定することができる。
ロープの引きが甘いと、ブレーキの効きが弱くて自転車が動き出すおそれあり。
何度か操作しているうちに使い方が分かるようになる。

後輪のブレーキが効いている状態。
自転車の整備をするときにも、パーキングブレーキは有効だ。

使わない時はハンドルの邪魔にならないところに移動させておくか、外してどこかにしまっておく。

このように止めておけば、邪魔にならないし、どこかに失くすこともない。

使用する時はブレーキレバーのところにサッとズラすだけ。

パーキングブレーキを掛けて一輪車に立て掛けた状態。
ブレーキで固定していないと、自転車が動いて倒れてしまう恐れがある。

パーキングブレーキのお陰で安定感はバッチリだ!

一輪車のタイヤのところにクランクを当てただけ。
おっさんは推奨はしないが、パーキングブレーキを用いれば、このような駐輪もできるようになる。

 

パーキングブレーキが完成するまで

この自作のパーキングブレーキが完成するまで、長い長い時間が必要だった。

始めは両面のマジックテープを使っていたが、使っているうちに接着力が弱くなって、ブレーキの効きが甘くなり、自転車が倒れてしまうことが度々あった。
自転車が倒れる音は、何度聞いても体に悪い。

これが新品の両面マジックテープ。
マジックテープは使い勝手が良くて便利だが、耐久性がないのが難点だ。

こちらが使い込んだ両面マジックテープ。
ちょっとしたはずみで外れてしまうようになっていた。

続いてテントのショックコードで作ってみた試作品。

コードロックは使用していた自作したサコッシュのストラップから取り外した。
使っているうちにコードが伸びてくるのがダメだった。
強く引っ張ると切れる恐れもあり、パーキングブレーキには不向きな素材だった。

そしてショックコードをロープ(太さ3mm)に変えて完成したのだった!

ちょうど羅臼温泉野営場に泊まって滞在していた時、テントのショックコードを交換する作業を行った。その時、思いつきでコードロックを使用したパーキングブレーキを作ってみたのだった。

使ってみてこれはイケると確信した。
壁に立て掛けることのほか、トレッキングポールで支えて自立させる方法で停めても、自転車が倒れる恐れはない。抜群の安定性だ!

パーキングブレーキまとめ

これまで荷物を満載したランドナーで4,000km以上使用しているが、耐久性・使い心地に全く問題はなし。
いや、それどころか、もうなくてはならない装備になってしまった。

このパーキングブレーキの優れたところは、自転車に合わせて長さを変えることができること。ロードバイクのドロップハンドル、MTBやクロスバイクのフラットバー、ママチャリのハンドルなど、全ての自転車に適合する。

重さはたったの4gで、使わない時はハンドルの邪魔にならないところに付けておくだけでいい。

これは本当に便利。一度使ったら二度と手放せなくなる。
自分で簡単に作れるから、ぜひ挑戦してみて欲しい。

オーストラリアツーリング2019

2019年は新たな自転車SURLYディスクトラッカーで、オーストラリアを半年間でおよそ13,000km走った。人工物が少ない乾燥地帯では、前後パーキングブレーキを掛けた状態で自作つっかえ棒で自立させることが多かった。こうして何もない砂丘で記念撮影できたのも、パーキングブレーキのお陰。荷物を満載した自転車を横倒して駐輪するのは、荷崩れとフレーム・キャリアを傷めるおそれがあって危険。それ以前に見た目が美しくない。

つっかえ棒で自立させる場合、前後にパーキングブレーキがあった方がいい。後輪のみの場合だと、ハンドルが切れた時に前輪が動き出して、そのままバランスを崩して倒れることがある。

アデレード近郊のカンガルー島へ向かうフェリー船内(Sea Link)にて

フェリー乗船時は前後パーキングブレーキを掛けて壁に立て掛けておき、あとは船員さんにロープで縛ってもらうだけだった。

水20L以上・食料5日分を積んだ状態でも、パーキングブレーキがあれば、傾斜地でも楽々停めることができた。

繰り返しの使用で傷んだロープ。
オーストラリアを10,000km以上走った時点での状態。

新しいロープに替えたところ。コードロックは再使用した。

使わない時はハンドル中央側の邪魔にならないところにズラしておいた。

前輪用はオーストラリアの途中で必要に感じて作った。
後輪用は新車購入時に作り、オーストラリアの途中でロープのみ交換した。

オーストラリアツーリング終了後のもの。ロープの長さは長い方が60cm、太さは2本とも3mm

瞬間接着剤で処理した切り口。

コードロックとの摩擦で擦れて傷んできているが、まだまだ使える。

コードロックもまだまだ使える。

 

パーキングブレーキの改良はまだまだつづく。。。

コメント

  1. 一式陸攻 より:

    隊長も元気そうでなによりです。
    工作の時間も復活ですね。