自転車にスポークプロテクターは本当に必要か

こんにちは。からあげです。

 

スポークプロテクターとは

スポークプロテクターとは、スプロケットの内側に付いている円盤状の樹脂パーツ。チェーンがロー側(最大ギヤ)から脱落した際にスポークの損傷を防ぎ、チェーン噛み込みによる後輪の急停止を防止する。

画像は新車当時のPanasonic OCJ4(メーカー完成車)。丈夫なクロモリフレームにダボ穴が装備され、前後にキャリアを装着可能なクラシカルなランドナーモデルだ。
スポーツ自転車の代表格であるロードバイクでは見かけることの少ないスポークプロテクターだが、クロスバイクやシティーサイクル(ママチャリ)では見かけることが多い。

それはなぜか。日本産業規格(旧名称 日本工業規格)Japanese Industrial Standards、JIS規格により、スポークプロテクターを装着するように定められているからである。ただし、規格に適合しない製品の製造・販売・使用を禁止するものではなく、あくまで任意となっている。

日本工業規格 D 9301  一般用自転車 Bicycles for general use

【注】以下関係項目を抜粋

1 適用範囲 この規格は,JIS D 9111の規定で分類される一般用自転車(以下,自転車という。)について規定する。 なお,一般用自転車とは,スポーティ車,シティ車,小径車,実用車及び子供車をいう。

【注】クロスバイクはスポーティ車に含まれる。

5.8.2 回転中の車輪の保護

b) 自転車にディレーラを装備するものにあっては,ディレーラの破損,調整不良などによってチェーンが脱落しても,車輪の回転が妨げられないように,スポークプロテクタなどを装備し,防護しなければならない

kikakurui.com D 9301:2019より引用

日本工業規格 D 9304  スポーツ専用自転車 Bicycles for exclusive sports usage

【注】以下関係項目を抜粋

1 適用範囲 

この規格は,JIS D 9111の規定で分類されるスポーツ専用自転車(以下,自転車という。)について規定する。 

なお,スポーツ専用自転車とは,マウンテンバイク及びレーシングバイクをいう。 

4.8.2 スポークプロテクタ

自転車にディレーラを装備するものにあっては,ディレーラの破損,調整不良などによってチェーンが脱落しても,車輪の回転が妨げられないように,スポークプロテクタなどを装備することができる

kikakurui.com D 9304:2019より引用

 

スポークプロテクターの必要性

スポークの損傷と後輪ロックによる転倒事故防止に役立つとされるスポークプロテクターだが、果たして本当に必要なのだろうか?付けていれば、なんとなく役立ってくれそうな気がするが。

私は子供の時、トップチューブにゴッツイいシフターが付いた6段変速くらいの自転車に乗っていたことがある。(昔スーパーカーが大流行していた時期にそんな自転車があった)
パンクした時やブレーキワイヤーが切れた時に親父に頼んで交換してもらったくらいで、リアディレーラーの調整などはやってもらった記憶が一切ない。それでもローからチェーンが脱落することはなかった。(チェーンリングからチェーンが脱落して手を真っ黒にして直したことならある。)

大人になってからは、ネット通販で安く買ったMTBやクロスバイクを下駄代わりに乗っていた時期もあるが、リアディレーラーの調整をしなくても全く問題なかった。
2年前にスポーツ自転車に乗り始めてからも、リアディレーラーの調整をすることなく乗り続けていたが、チェーンが脱落することはなかった。

リアディレーラーの調整をしっかり行っていれば、スプロケットのローギヤ(一番大きなもの)からチェーンが脱落することはないと言われるが、特に調整をしなくても問題は起きない。私の場合はたまたま運が良かっただけなのかもしれないが。

始めてのスポーツ自転車 Panasonic OJC4 

クロモリ製フレームで前後にキャリアを装着可能なランドナーモデル。ただし、カンチブレーキのため、雨天走行時にブレーキの効きがものすごく悪くて命の危険を感じた。そのためディスクブレーキ仕様車に買い直すことにした。ブレーキがほとんど効かない雨天での長い下りは恐怖以外の何物でもない。

2台目の自転車 Surly ディスクトラッカー

世界一周サイクリスト定番のロングホールトラッカーのディスクブレーキ仕様。クロモリフレームで前後キャリア装着可能であることは言うまでもなく、ロングホイールベースから生まれる抜群の直進安定性はロングツーリングの疲労を大きく軽減してくれる。
さらにディスクブレーキの安定した制動力は荒天時こそ真価を発揮する。些細なことまでうるさいおっさんも、諸手を挙げて絶賛するツーリングバイクだ。ロングで海外を走る人間はコイツを選んでおけば間違いない。

話は変わるが、自転車に荷物を満載してツーリングに出かけると、峠越えの際はローギヤを多用する。特にギヤ比の高いOJC4は、坂道だと立ち漕ぎすることが多い。(というか、ほとんど立ち漕ぎ)脚に渾身の力を込めて漕いでいる時に、不意にチェーンが脱落してしまうと、バランスを崩して転倒する危険がある。

スポークプロテクターはスポークの保護と車輪のロックを防ぐためのもの。ローからのチェーンの脱落は防げない。写真を見てのとおり、ローギアとスポークプロテクターの間はかなりの隙間がある。

チェーンの脱落を防ぐためには、しっかりとリアディレーラーの調整をしておく必要がある。言い換えれば、リアディレーラーの調整さえしっかりしていれば、チェーンが脱落することはないと言える。(これまで調整しなくても脱落したことはなし。)よって、しっかりメンテナンスされた自転車であれば、スポークプロテクターは必要なし。

趣味でロードバイクに乗る人なら、おそらく問題は起きないだろう。しかし、問題は乗りっぱなしでほとんどメンテナンスされない自転車。チェーンが赤錆だらけ、悲鳴のようなブレーキ音を発する自転車も度々目撃する。
縁石などにリアディレーラーをブツケて調子が狂うことも考えられるので、安全のためにスポークプロテクターはあった方がいい。そのために国内で販売される一般用自転車にはスポークプロテクターの装着が義務づけられている。その必要があるからだ。

 

ツーリングバイクの場合

荷物を満載して長距離を走るツーリングバイクの場合、スポークプロテクターは必要かどうか検討してみる。もちろん、自転車のメンテナンスがしっかりとされていることが前提。
サイドバッグを装着した状態だと、自転車を右側に倒してもリアディレーラーを傷めることはなし。

ただし、リアディレーラーは下側に大きく出っ張っているので、サイドバッグを装着した状態でも、縁石などにぶつけて傷める危険がある。
道幅の極端に狭い道路で、後方から大型車が迫ってくるとき、危険を感じて縁石の切れ間から歩道に逃げることがある。その時に慌てて縁石にぶつけてしまう可能性がある。

過酷なロングツーリングの最中に心身が消耗した状態で、走行中についうっかりしてリアディレーラーを傷めてしまっても、それに気づかずに走り続けてしまうことが考えられる。そして何かの拍子にローギヤからチェーンが脱落して、後輪がロックしてバランスを崩しセンターライン寄りの場所で転倒。そこに後方から爆走するトラックがやって来たら、おそらく死は免れないだろう。奇跡的に回避することができても、ふと自転車を見ると、リヤホイールのスポークが何本か折れていた。なんてことが見渡す限り地平線の荒野で起こったらかなりヤバい!ぶつける以外にも、山道を走行中に草木を巻き込んでチェーンが脱落しないとも限らない。などなど、心配性のおっさんはいろいろ考えてしまう。

ということで、何が起きるか分からないロングツーリングでは、私はスポークプロテクターは必要だと考える。何が起きるか分からないからこそ楽しいのであって、予め何が起きるか分かっていたら、そんなツーリングなど楽しいはずがない!人生と同じ。

 

スポークプロテクター装着のメリット・デメリット

初心者の域を出ないおっさんが足りない頭を絞ってメリットとデメリットを挙げてみる。

チェーン脱落の際にスポークの損傷と後輪ロックを防ぐことができる。

もしもの時にあったら安心。有事の際に有り難みを感じることだろう。しかし何事もないと、なくてもいいのではないかと思えてくる。

カッコ悪い

付けているとリアディレーラーの調整も満足にできない初心者だと思われそうな気がする。
単に見た目が悪い。劣化してくると、黄ばんできたりヒビが入ってきたりして特に見た目が悪くなる。

重たくなる

樹脂製の円盤でほんの僅かな重量だが、大枚を叩いて軽量化に励むロードバイク乗りには重たく感じられるはず。

掃除しづらくなる

隙間に泥や油汚れが付きやすく掃除の邪魔になる。
山を走って泥まみれになるMTBだと、ない方がいい。

 

スポークプロテクターに関するトラブル

スポークプロテクターの爪が折れる

2019年オーストラリアツーリング中に町の公園で自転車の整備をしている時の写真。
西海岸の大都市パース(Perth)に着いたところで、オーストラリアでの走行距離は6,000kmを超えた。そこでチェーン交換とハブの玉当たり調整をすることにした。

リヤハブの玉当たり調整をしているところ。ロックナットを締めると、調整が狂ってしまうという初心者トラップにハマって苦しんでいた。何度も何度もやり直した。

なんとかハブの玉当たり調整を終え、ついでにホイール周りの掃除でもしておこうと、スプロケット周りをウエスで拭き掃除していた時に、なんとスポークプロテクターの爪が折れてしまう!

折れた爪

オーストラリアの強い紫外線で劣化していたようで、軽く拭いていただけなのに簡単にポキっと折れてしまった。4つのうちの1つの爪が折れると、グラグラしてしっかり固定できなくなったので、スポークプロテクターを外すことにした。
スグレモノの携帯工具でスプロケットを外してからスポークプロテクターを外した。

このあと、スポークプロテクターなしで8,000km以上走ったが、特に問題はなし。途中バイクショップ巡りをして探してみたが、どこにも見当たらず。始めのうちはないと不安に感じたが、そのうち気にならなくなった。些細なことは気にしない方がいい。

 

再びスポークプロテクターの爪が折れる

オーストラリアから帰国後、しばらく経ってからスポークプロテクターを取り付けた。
時間経過が前後してしまうが、次項の「ディスクトラッカーにスポークプロテクターを取り付ける」ところで書いている。

取り付け後、およそ8ヶ月経ち5,000km走行したところでスプロケット周りの掃除をすることにした。するとまたしても、スポークプロテクターを外すときに爪が折れてしまった。

今回はマイナスドライバーを使ってやさしく爪を押して取り外した。それなのに3個ある爪のうち1個ポロリと折れてしまった。

なぜなんだ。1年も経たずに折れてしまうとは。

折れた爪

爪が折れた箇所

初回取り付け時に空けておいた3mmの穴に結束バンドを通して固定した。

結束バンドの出っ張りをスプロケット側にすると、空転する時に当たってしまった。

そこで出っ張りが反対側になるようにして留めた。
スポークプロテクターがずれない程度に軽く締めた。あまり締めすぎるとスポークに負荷が掛かり、予期せぬ不具合が出るかもしれない。

車輪側から見たようす

結束バンドだと固定は容易。

写真では分かりづらいが、スプロケットとのクリアランスは3mm以上はあり。
結束バンドで問題なく固定することができた。

これで爪が折れても問題なし。

 

スポークプロテクターの着脱

スポークプロテクターの着脱はスプロケットを外してから行う。単に外すだけなら、ペンチなどで掴んで割るなどして強引に外せそうな気がするが、思ったより丈夫で劣化していないものだと、ちょっとやそっとでは割れない。素直にスプロケットを外した方が遥かに安全で早い。スプロケット周りを掃除するいい機会だ。

取り外し手順

リヤホイールを外す
  ↓
スプロケットを外す
  ↓
スポークプロテクターを外す

 

Panasonic OJC4 スポークプロテクターの着脱

まずはOJC4の方を説明しよう。スポークプロテクターを外したあと、各部をきれいに掃除してから元通りに復旧する。作業時間はおよそ30分。

リヤホイールを外したところ。北海道ツーリングから戻ってきたばかりでスプロケット周りがドロドロの油まみれになっている。

続いてスプロケットを外す。使用する工具は台湾工具メーカーPWTのフリーホイールリムーバーとフリーホイールチューナーセット FWRSET。安い割に品質はいい。少々柄が短いが、硬く締まっていなければ、楽に緩めることができる。

自宅で整備するなら、ハンドルとロックリング締め付け工具が一体になったコチラの方がやりやすい。シマノ ロックリング締付け工具 TL-LR15はモンキーとセットで使うため、作業性が少し劣る。

 

スグレモノの携帯工具にUNIOR ポケットスポークレンチというものがあるが、携帯工具と侮れないほど使い勝手がいい。ギヤをローにセットすると、硬く締まったロックリングでも簡単に緩めることができる。

 

工具をセットしたところ。取り付け方で力の入り方が全然違う。道具を使い込んで自分なりのポイントを見つけよう!

取り外したスプロケット(Shimano CS-HG31-8 11-32T

油にまみれてドロドロになっている。

スプロケットを外したあと

スポークプロテクターは爪をハブのフランジに引っ掛けて取り付けられている。

角度を変えてもう一枚撮影する。

ひどい汚れようだ。

優しく爪を押して取り外す。

スポークプロテクターを取り外したあと。
掃除できなかったところの汚れが酷い。

スプロケットとフリーボディー周りを掃除する。
使用するのはパーツクリーナーと洗浄液。
汚れが酷い場合は洗浄液にしばらく浸けてからブラシで擦ると、驚くほどピカピカになる。使用済みの洗浄液はウエスに染み込ませて捨てるだけで、後処理が楽なのもいい。スプレー式のパーツクリーナーはモノタロウが安くていい。

 

洗浄液を付けて歯ブラシで擦る。

キレイになったスプロケット。背面のダンボールが汚れていてキレイに見えにくいが。

素晴らしくキレイになった歯。自転車がキレイになると心もキレイになる気がする。などとドス黒い腹のおっさんが無邪気に喜ぶ。

フリーモディー周りもピッカピカ。

油汚れでドロドロだったスポークプロテクターも新品のような輝きを取り戻した。

あとは元通りに取り付けるだけ!

 

ディスクトラッカーにスポークプロテクターを取り付ける

オーストラリアツーリング中に爪が折れたため、スポークプロテクターを取り外していたディスクトラッカーだが、帰国後に元通りスポークプロテクターを取り付けることにした。

スポークプロテクターなら何でもいいという訳ではなく、自分の自転車に適合するものを選ぶ必要がある。スプロケットがカセット式ボスフリー式かのほかに、ハブのフランジ径スポーク数、スプロケットのローギヤの歯数で決まる。

2019-2020製品互換情報-Shimano

自分の自転車に適合するスポークプロテクターは、シマノの製品互換情報から調べる。シマノのサイトに最新版の情報がアップされている。

私のディスクトラッカーのリヤハブはDeore FH-M525A 36H。スプロケットはCS-HG201-9 T11-36。ハブのフランジ径はシマノの製品サイトで調べる。9スピード、ローギヤの歯数36T、フランジ径70.6mm、スポーク数36本だと、CP-FH76が適合する。

参考リンク 2019-2020製品互換情報-Shimano

 

購入したスポークプロテクター(CP-FH76)

中央におにぎり状の穴が空いていて、爪が3本付いている。四角い穴の空いたタイプは4本爪。

袋に貼られていた品番シール。

まずはスプロケットを外す。これは悪い見本。工具の掛け方が悪い。
ロックリングを緩める工具を右方向に100°ほどのところにセットした方がいい。その状態でタイヤを立てて脚ではさみ、スプロケットを固定する工具を保持して、ロックリングを緩める工具を腰に力を入れてグッと押す。

何度も作業をやっているうちに工具の掛け方が分かるようになる。

これが多少マシな例。まだまだ工具の掛け方に改善の余地がある。
繰り返し作業して精進しよう。

穴に通してハブのフランジの端に爪を引っ掛けてスポークプロテクターを固定したところ。
ここで改良を加えることにする。

このまま取り付けただけだと、爪が一つ折れただけで使用不能になる。1個500円に満たない安いパーツだが、場所によっては入手できないことがある。先進国のオーストラリアでさえ、入手できなかった。発展途上国の地方だと入手は絶望的だろう。

スポークプロテクターを取り付けた状態で穴あけ位置をマークする。

そう、爪が折れても、結束バンドや針金で固定できるように、予めドリルで穴を空けておくのだ!出先だと穴を空けたくても道具がないからできない。ドリルがあれば、いとも簡単にできる。

穴を空けて再度取り付け。スポークが交わる3箇所に各2個ずつ、約3mm径の穴を空けた。
爪が折れてこの穴を使用する場合、チェーンが脱落した際に引っかからないように注意する必要がある。

とりあえずはこれでOK。爪が折れたときは、その時の自分がいいアイデアを思いつくことだろう。

スプロケットを付けてみる。うむ、スポークプロテクターのサイズはOK。

これだけ大きさの違いがあれば、チェーンがローギヤからスポークプロテクターを飛び越えて落ちてしまうことはないだろう。

スポークプロテクター取り付けが完了したディスクトラッカー。
ん?他にも何か付いているような気がするな。

後ろからスプロケットとスポークプロテクターをチェックする。

ハブのフランジに爪を引っ掛けて固定されているスポークプロテクターのようす。
よし、これでOK!

 

まとめ~スポークプロテクターは本当に必要なものなのか~

ここ最近、寝ても覚めてもスポークプロテクターのことを考えていたが、本人の好きにすればいいということに落ち着いた。もちろんそれはあくまでしっかりと整備された自転車でのこと。海外サイトのフォーラムを覗いてみると、邪魔者扱いされているようす。

参考サイト 

mtbr.com (do i need the plastic spoke protector?)
bikeforums.net(Are plastic spoke protectors necessary?)

 

必要と思う人は付ければいいし、要らないと思う人は付けなくてもよい。ただそれだけのこと。500円もしないパーツなので、私は付けておくことにする。これまで一度もお世話になったことがないスポークプロテクターだが、いつかお世話になる時がやってくるかもしれない。その時はブログで詳細に報告することにしよう。

ということで今回はこれでおしまい。

 

結束バンドで固定したスポークプロテクターのその後

結束バンド固定当初

4.2項目の再びスポークプロテクターの爪が折れるという箇所で、結束バンドで固定したスポークプロテクター。
今回、リヤハブのメンテナンスする機会に点検した。

結束バンドでの固定から3800km走行した。
走行中に異音が発生することはなく、手で触ってもグラグラと動くことはなかった。

ただ一点、ブラック塗装されたスポークのペンキの剥がれが気になっていた。

スプークプロテクターの円周部分と擦れてペンキが剥がれた。

別の剥がれている場所。

ニッパで結束バンドを切ってスポークプロテクターを取り外して点検する。

ペンキが剥げた別の箇所

スポークは太さ2mmでステンレス製のもの。プラスチックが擦れたくらいでは、硬いステンレスは削れることはないと思われる。しかし、クロモリ製のキャリアはパニアバッグのフック(プラスチック製)と擦れて削れてくる。

たかが3箇所とはいえ、結束バンドでスポークの交点周りを締めることは、思わぬ不具合を招くかもしれない。心配性なもんで。

スポークのソルダリングと言って、スポークの交点を針金で縛ってはんだ付けして固定する手法がある。なんでもホイールの剛性があがり、パワーロスがなくなるのだとか。スポークテンションを上げられないときに有効らしい。
しかし、本来たわんだりして動くスポークがソルダリングにより固定されると、高い段差を越える時に強い衝撃が分散されずに集中してしまうことも考えられる。
スポーク折れならまだいいが、ハブやリムが傷んだら厄介だ。

結局、スポークプロテクターは外すことにした。

もしものときのための保険として今まで付け続けていたスポークプロテクター。走行距離が25,000kmを超えたことだし、甘えをなくすためにもスポークプロテクターは外した。

とってスッキリしたリヤホイール。

 

結論 スポーツ自転車にはスポークプロテクターはいらない。