初めての自作パソコン~動画(You Tube)編集用PCのパーツ選び~

こんにちは。からあげです。

はじめに

DOS/V機登場前のパソコン業界は、NECのPC-98シリーズが独占していた。長いNECの独占状態が続くなか、エプソンが98互換機の286シリーズを発売する。私がエプソン286VFを手にれたのは今から30年以上前の高校1年のときだった。
メインメモリ640KB、内蔵HDDなし、5インチFDD(フロッピーディスクドライブ)2基のスペックのPCに、14インチブラウン管モニターと合わせておよそ20万円。当時は非常に高価な代物だった。

カレーライスには肉の代わりにサバ缶を入れるほど家が貧乏だったので、頼んで親に買ってもらうことは絶対に無理だった。長年貯め続けたお年玉と毎月の小遣いに、太っ腹な宇部のおばさんがくれた2万円を合わせてなんとか20万円になった。宇部のおばさんが家にやって来て、たまたま居合わせた私にお金をくれなかったら、今とは全く異なる人生を歩んでいたことだろう。そんな気がする。宇部のおばさんありがとう。

パソコン雑誌巻末の広告を見て、秋葉原のショップに電話注文し、代金を銀行口座に振り込んだ。詐欺に遭ったらどうしようかと、パソコンが到着するまでは落ち着かない日々を過ごした。
箱から取り出して線を繋いでパソコンを立ち上げたときのあの興奮。
光栄のシミュレーションゲーム「三国志Ⅱ」をプレイし始めたのはいいがスピーカーから出てくるのはビープ音のみ。音を出すには別途FM音源ボードが必要だと分かったときは気絶しそうなほどショックだった。
それらの出来事を忘れるわけがない。

今になってパソコンを自作しようと思ったのは、手持ちのノートPCでは動画編集は無理だったから。「DaVinci Resolve16」という編集ソフトを立ち上げるだけでも10分掛かった。

およそ5年前に購入したLenovo X250(CPU Intel Core i3-5010U 2.1GHz)は内蔵HDDをSSDに換装したり、メモリを4Gから8Gに増設したりして性能をアップしながら使っていた。しかし、とうとう限界が来た。単に文章入力するだけでも変換スピードが遅くて、ストレスは溜まるばかりで仕事に大きな支障が出るようになっていた。

読者の強い要望もあって、去年購入したアクションカメラのGopro。動画撮影を始めたのはいいが、単に撮影しただけで終わり。低スペックのノートPCでは動画編集ができないまま、動画データは溜まる一方だった。

 

新型コロナが猛威を振るう状況下で思うように活動ができない現在、ふと思い立って頓挫していた動画編集をやってみることにした。

はじめ買い換えるパソコンは、軽量コンパクトで省電力のLenovoのノートPCにしよう、できれば同じThinkPadのXシリーズ。そう思ってLenovoのサイトを覗いてみた。だが動画編集できるハイスペックのものはどれも高価で買う気になれず。
それで安いデスクトップPCにしようと、リーズナブルなPCを販売するドスパラなどのサイトを見てみたのだが、私の求めるPCとは若干異なった。

これまで多数の道具を自作してきた私だったが、なぜかパソコンの自作だけはしなかった。パソコンの自作はごく一部のオタクがやることだと決めつけてやらずにいたのは、失敗するのが怖かったから。そう私は臆病者だったのだ。
内蔵HDDをSSDに換装、メモリの増設、Windowsの再インストールをしたことがあれば、パソコンの自作はできないことはない。そう信じてパソコンを自作してみることにした。

実際やってみると案外あっけなくパソコンは完成した。こんなんで電源を入れてもいいのだろうかと思った。
今は自作したパソコンでこの記事を書いているところ。私の頭以外に不具合はどこにも見当たらない。
パソコンの自作はプラモデルを組み立てるくらいに簡単などと言われるが、たしかに組み立て自体は簡単だ。だが作業全体を通して考えてみると、それほどハードルは低くなく、かと言ってそれほど高くもない。いったいどっちなんだ!

パソコンの自作でもっとも重要なのはパーツ選び。

これに尽きる。多数の規格の中から自分の欲しいパーツを選び出す。互換性のないもの、相性の悪いもの、すでに廃れていて消滅寸前の規格もあるので注意が必要だ。そんな初心者殺しのトラップは数多い。それらをかいくぐってパーツを手に入れた者のみが手にする世界でたった一つの自作PC。

パーツ選びができたら、パソコンの自作は半分は終わったと言っても過言ではない。

自作パソコンのパーツ選び

動画編集用PCの推奨スペック

あちこちのサイトから得た情報をもとに、私が出したYou Tube動画編集用PCの推奨スペックはこちら。

CPUIntel Core i7またはAMD Ryzen7以上
メモリDDR4 16GB以上
メインストレージSSD   250GB以上
グラフィックボードGeForce GTX 1060またはRadeon RX560以上

パーツ選びのもとになるのが、PCの利用目的。動画編集がメインで、できればゲームもしたい。
動画の解像度にはSD、HD、4Kなどいろいろあるが、私の場合は主にYou Tubeアップロード用。You TubeならHD(フルハイビジョン)1920×1080で十分らしい。解像度を落とすと、メモリの消費も抑えることができるし、バックアップやアップロードの時間も短縮できるなどいいこと尽くめ。
解像度は5Gが普及してから上げればよいだろう。その頃にはカメラやMicroSDカードもより高性能になっているはずだ。

動画編集にはCPUメモリが重要とのこと。
デスクトップPCは拡張性が高く、メモリーやマザーボードのほか、CPU単体の交換も可能。電子機器は技術の進歩が早い。高価なハイエンドの品は止めて、コスパのよい型落ちの品を選ぶことにした。少しずつ必要なパーツのみ交換して資源とお金を節約してゆきたい。

パーツ選びの参考サイト

パーツ選びでもっともお世話になったのが、価格.comの「自作PCパーツの選び方まとめ」のページ。
初心者にも分かりやすいようにやさしく丁寧に解説されていて、パーツ選びに必要な知識は全て得ることができる。

パーツの細かい条件を設定すると、瞬時に条件に適合するものが表示される。あとは価格の安い順に並べ替えて、マザーボードなどに適合するか確認して安いものを選ぶだけ。もの凄く楽。初心者がパソコンを自作するなら価格.com。これは間違いなし。

長くなるので今回はこれまで。次回はパーツ選びのはじめ、まずはPCケースから。