roc’teryx(ロックテリクス)シンプルアセンダー

こんにちは。からあげです。

はじめに

探検ごっこや高所作業には危険が付き物。安全確保が欠かせない。
滑りやすい斜面でも安全に登り降りできるようアセンダー(登高器)を購入したので紹介したい。

roc’teryxシンプルアセンダー

購入したのは安価で扱いやすくロープを傷めないroc’teryx(ロックテリクス)のシンプルアセンダー。
Amazonでポイント値引きを含めると実質3,000円。
袋には台湾製と表示され、隣国の粗悪品ではないことを強調していた。

 

大きさ タテ75×ヨコ80×厚さ27(実測)
重量  118g(実測)
最大荷重   150kg
対応ロープ径 10~13mm
認証 EN567 / CE1019

裏面

ピンの固定状況

フレーム(表側)を反転させて開けたところ。
可動カムと固定カムの間にロープを挟む仕組み。

ロープの途中からでも着脱することができ非常に扱いやすい。
ただし、正しい向きでセットしないとロックしないので注意が必要だ。

上から見たようす

横から見たようす

類似品との比較(LIXADAとroc’teryx)

安全確保用に使っているうち、もう1個必要になり買い足すことにした。それがroc’teryx。
初めはLIXIDAという中華ブランドのシンプルアセンダーを使っていた。LIXIDAのガタが気になりホンモノのroc’teryxを試してみたくなったのだ。

並べて見ると一目瞭然。手に持った時の感触も全然違う。一方は外観を模倣しただけの品。もう一方は細部まで作り込まれた品。どちらが丈夫で信頼できるかは言うまでもない。

LIXADAを選んだ理由は対応ロープ径が8~13mmであったため。手持ちのクライミングロープが8mmだった。
以前のroc’teryxの型は8~13mmだったらしいが、現行版は10~13mmになっている。
価格500円ほど違うだけで作りは格段にroc’teryxの方が上。

 

裏面

ピンの固定方法がまるで違う。

ピン周りのズーム

上がLIXADA。最大荷重は100kg。

両者の違いをはっきりと感じたのは重量。手にとってよく見るとフレームの厚みが違うことに気がつく。
どちらもアルミ合金製、重量があるほど丈夫になる。

カラビナホール周りのズーム

ノギスでフレームの厚みを計測してみるとroc’teryxは4mm。

LIXADAは3mm。

roc’teryxの重さは118g。

LIXADAは95g。23gの重量差。

roc’teryxのカム周り

太くて頼もしい作り。

細く華奢な感じのするLIXADAのカム周り。

roc’teryxの正規品には詳しい説明書が付属する。
すべての内容を理解できるよう熟読されたい。

 

8mmロープの取り付け

roc’teryx 8mmロープ

まずはroc’teryxの方につけてみる。
表側のフレームを反転させて可動カムを動かして隙間を空けてロープをセット。

カム周りのアップ。

もとのようにフレームを戻してセット完了。

カム周りの隙間のようす

 

LIXADA 8mmロープ

ロープをセットする

カム周りの隙間のようす

セット完了

 

12mmロープの取り付け

8mmのロープでは細いし握りづらいので、安価だが耐久性に優れるポリエステルの12mmロープを購入した。
クライミングロープは非常に高価。遊びの探検ごっこには勿体ない。トラック用のロープで十分だ。
耐摩耗性、耐候性に優れ、強度も十分(引張り強さ10.7KN(1,100kgf))ある。
価格は20mで約2,000円。1m100円というお手頃価格だ。

 

三つよりロープの両端に輪っかが作られている。
しなやかで扱いやすく手触りもよい。

傷んできたら雑用のロープに格下げして使えばよい。

ロープの取り扱いは手袋の着用が必須だ。
握った時に滑ると火傷をしたり皮がズル剥けになったりして怪我をする。

革手袋が最適だが濡れに弱く高価なので、滑り止めのゴムでコーティングされた手袋で代用する。
ホームセンターで300円程度で販売されている品。

 

roc’teryx 12mmロープ

roc’teryxに12mmロープをセットする。

カム周りのようす

隙間がなくなり左右に降られてもガタはなし。ロープの滑りは良好。なおかつしっかりとロックしてくれる。

 

LIXADA 12mmロープ

LIXADAに12mmロープをセットする。

カム周りのようす

こちらも隙間はほとんどなし。

 

まとめ

AmazonではLIXADAとroc’teryxの価格差は500円ほどしかない。
LIXADAは対応ロープ径が8~13mmとなっているが、10~13mm対応のroc’teryxの隙間とほとんど変わりなし。
隙間がほとんど同じで作りが全く違うので私なら迷うことなくroc’teryxを選ぶ。
あえて価格で選ぶというのなら、LIXADAではなしにSOBというノーブランド品を選んだ方が良い。
今ならクーポン割引で1,500円ちょっとで購入できる。
本格的に使うならroc’teryx。簡易的に使うならSOBでもよいと思う。

 

roc’teryxは対応ロープ径が10~13mm。Amazonレビューでは8mmロープでの使用でも問題なしとある。もちろんメーカー規定外のロープとなるので自己責任となる。
ロープがカムの隙間に噛み込んでしまうと厄介なことになる。

ということで探検ごっこのお供にroc’teryxのシンプルアセンダーと12mmのポリエステルロープ。安全環付きのカラビナとセットで使えば安全だ!

スポンサーリンク
登山
スポンサーリンク
からあげ隊長の冒険