ジェットスターで格安航空券(成田~メルボルン 片道)を購入する

こんにちは。からあげです。

 

ジェットスターで航空券を手配するまで

いよいよオーストラリアツーリングが目前に迫った。この記事をアップしている頃には、ひょっとしたらすでに走り始めているかもしれない。

今回、海外での初の自転車ツーリングということで、英語圏・陸路国境越えなし・治安良好なオーストラリアを選択したのだった。内陸部にある巨大な一枚岩のエアーズ・ロックをこの目で見たい!子供の頃から思っていた夢だった。ちょうどオーストラリアドルが安くなっている今がチャンス。ということで、今シーズンの活動はオーストラリアに決めた。

ビザの取得は拍子抜けするくらい非常にスムーズに行ったためか、その後の準備がなかなか進まず。時間があるとかえってダラケてしまう。日本出発の日が決まれば、やることがあれこれ出て来て、のんびりしている暇はなくなる。そんなふうに思ったので、年明け早々に航空券の手配をすることにした。

 

今回は初めての飛行機輪行ということで、あらかじめ実家で自転車を解体してダンボール箱に詰めし、他の荷物と一緒に空港まで送ることにした。空港まで自走して短時間で荷造りするのは厳しいように思えた。

実家から近い中部国際空港は、空港島に架かる橋が自動車専用道路で自転車は通行不可で自走はできない。

始め名古屋発のメルボルン(Melbourne)行きの往復チケットを探していた。しかし、滞在期間が約8ヶ月と中途半端に長期だし、別の空港からでも戻って来られるように片道チケットを選択した。往復チケットとそれほど変わらない値段なら、自由度の高い片道チケットを購入した方がいい。
オーストラリアは有効なビザとパスポートを所持していれば、片道チケットでも入国できるらしい。普通に考えて、8ヶ月先の復路便のチケットを持っている方が不自然だ。

2019年4月当時は片道チケットでもスムーズに入国できた。

 

滞在中の資金を証明するもの(銀行の預金残高証明書)と旅行計画書を示して説明すれば、まず問題ないだろう。私のイメージでは、オーストラリアは全然ややこしくない。(実際そのとおりだった。)

メルボルン行きとしたのは、タスマニア島に近いし、アデレード(Adelaide)までの補給が楽な区間のうちに、オーストラリアの走行に慣れることができるため。オーストラリア一周する気は全くなし。観光地化されている東海岸は私の好みではない。限られた滞在日数でオーストラリアの自然を満喫したい。そうなると、西オーストラリア中心のコースとなるのは自然なことだった。

 

セブパシフィックを検討する

名古屋発の最も安い便は、フィリピンのLCC航空会社のセブパシフィックだった。ただ運賃だけは安いものの、前日・当日のフライトキャンセルもあるらしく、あまり評判がよくない。しかも、途中フィリピンのマニラで乗り継ぎとなる。乗り継ぎの際は、荷物の移動とチェックインを自分でする必要がある。大手とは違いLCCは、コスト削減のためにスルーチェックインなどという気の利いたサービスはない。混雑する空港内で大きな荷物を抱えての移動は想像しただけで嫌になってくる。

万が一トラブルが発生したら、現地のフィリピン人スタッフと英語でやりとりしないといけない。HPを詳しく読み込んでみたが、内容が大雑把で詳しいことが分からない。メールの問い合わせ先はなし。東京の窓口に電話を掛けてみたところ、いつまで経っても自動応答の音声が流れるだけだった。ネットで検索しても、セブパシフィックで飛行機輪行した人の情報が全く出てこない。片道3万円弱と最安値だが、遅延当たり前の航空会社は危険だ。他を選択することにした。

ジェットスターの航空券を買う

ほかの航空会社を当たってみると、飛行機に滅多に乗らない私でも以前から知っていたLCCのジェットスターが出てきた。カンタス航空が設立した子会社で本社はメルボルンにある。日本でも人気の高いLCCのようす。あいにく名古屋の便は就航しておらず、千葉県の成田空港発だった。
成田空港は東京から離れていて不便だが、運賃の安さに惹かれてしまった。
ジェットスターのHPは完全な日本語で、細かい説明までありシステムを理解できた。セブパシフィックも日本語表示ができるのだが、微妙におかしい日本語で不安になってくる。英語表示からして、説明が全くの不十分だった。セブパシフィックはトラブルが起きる確率は非常に高い判断した。
始め検索サイトのスカイスキャナーで探していたのだが、あとで直に購入したほうが安かったことが分かり、ジェットスターのHPで予約購入することにした。
 

ジェットスターでのチケット購入の流れ

成田発メルボルン行きの出発日を選択する。とにかく安ければ安いほどいい。
トップページの上の方にある検索ウインドウに人数、出発地、到着地などを入力する。

出発地は名古屋の便もあるが、台湾、シンガポール、マニラ方面のみなので、自動的に東京(成田)となる。関空は名古屋同様に孤立した島(連絡橋が自動車専用)にあって、自走できないので却下。
 
到着地はメルボルン(全ての空港)を選択した。
東海岸はメルボルンの他に、ケアンズ(Cairns)ゴールドコースト(Gold Coast)シドニー(Sydney)などもあるが、有名な観光地には興味がないので、メルボルン(Melbourne)一択。
 
フライトの選択は片道往復を選択することができる。最後に出発月を入力する。
 
検索条件が決まれば、「フライトを検索する」のオレンジ色のボタンをクリックする。
 
検索結果は、選択した日付と前後3日分の計一週間分の値段が表示される。
繁忙期の3月を外すと、自動的に「ゴールデンウィーク前の4月中旬まで」と決まったのだった。
その中でも特に安い平日出発便を選ぶ。
 
どれにしようかな?
 
メルボルンには、国際空港のタラマリン国内空港のアバロンの2つがある。
到着後、自転車用品を購入したい(飛行機に積めないゴムのりやチェーンオイルなどの油脂類)ので、メルボルン市街地に近い国際空港(タラマリン)行きの便を選択する。
 
詳細ボタンをクリックしてフライトの詳細をチェックする。
うむ、ケアンズ経由か。飛行機はどちらもボーイング787-800。ということは乗り換えなしということか。(予約完了後、チャットで問い合わせてみると、乗り換えなし。荷物の移動とチェックインは必要なしだった。)

この便なら、乗り継ぎの際に煩わしいチェックインと荷物の移動を行わないで済む。(ケアンズでは飛行機から一旦降りる必要はあった)仮にケアンズ発の便が遅延やキャンセルとなっても、予定を変更してケアンズから走り出すこともできる。
 
それにしても27,000円という激安運賃が嬉しい。おっさん思わずニンマリだ!
 
運賃の他に国際観光旅行税1,000円、旅客保安サービス料520円、国際線空港施設使用料(日本)1,020円、国際線旅客サービス料(オーストラリア)1,690円、合わせて4,230円が加算される。
これは必要経費だから仕方がない。
 
こうしてハッキリ示してくれるのは、海外旅行に慣れていない人間には安心感がある。
 
フライト選択のあとは、オプションセットを選択する。
 
手荷物の重量アップやキャンセル料無料などのオプションが付くセットがある。
手荷物はセットではなく個別サービスで頼むことにする。
よって私にはどれも不要。
 
続いて受託手荷物(預け荷物)の選択。
自転車や装備品などのたくさんの荷物があるので最大の40kgを選択した。
ジェットスターは重量制限のみで、個数の制限はなし32kg以下にすれば、複数に分けることができる。
40kgも必要ないと思ったが、30kgと比べてもそれほど大差はないので、念のために最大の40kgとした。
実際は自転車とその他の荷物を入れると、機内持ち込み手荷物7kg分を使っても40kgギリギリになった。
 
チェックインの際に重量オーバーすると、割高な追加料金を支払うことになる。
ここは十分余裕をみておいた方が無難だ。勝負するのは、実際に自転車で走り出してからだ!
 
機内持ち込み手荷物の選択。
2,000円追加で払うと、プラス3kgで10kgまで機内に持ち込むことができるようになる。
特に機内持ち込みの荷物はないので、そのまま。
万が一、預け荷物が重量オーバーしそうな時な、機内に最大限持ち込む。
 
オーバーサイズの手荷物
 
サイズの大きな手荷物は1個に付き追加料金を支払うことになる。
ただし、車椅子やベビーカーなどの生活必需品は免除される。
 
先ほど預け荷物で40kgを選択しているが、ここではさらに自転車1台分の料金が加算される。ここで支払っておかないと、当日チェックインの時にややこしくなる。
 
受託手荷物40kgにサイズの大きな手荷物1個が追加される。
追加料金は2,000円
 
手荷物運賃が追加されて39,230円になった。
LCCのサービスは全て有料。基本の運賃に加算されてゆくが、それでも大手航空会社と比べると十分安い。
 
座席の選択
 
特に座席指定なし。
自分の体をオーストラリアまで運べたらそれでいい。他に何を望むというのか?
身長165cm痩せ型の自分には、LCCエコノミーの狭いシートでも十分耐えられる。これは精神修行も兼ねているのだ!
 
機内食やエンターテイメントももちろん有料サービス。
妄想しながらじっとしていれば問題なし。すでに覚醒しているおっさんにエンタメなどは一切不要!(もちろんアドバイスも)
 
無駄に飲み食いすると、何度もトイレに行きたくなってしまう。
 
やっぱり割高に思える機内食。体に悪いものは食べなくていい。ちょうど断食するいい機会だと思うことにしよう。
 
一昨年乗ったエアチャイナは、Los Angeles往復で6万円弱だったが、スルーチェックインで機内食も出た。機内もそこそこ快適だったし、非常にお得だったと言える。ああ、また乗りたいエアチャイナ!
 
搭乗者情報の入力
 
表示されているとおりに入力する。日本語の説明文は自然で全く違和感はない。
 
最後に内容の確認と支払いを行う。
 
選択したフライトと内容に間違いはないか十分確認する。
よし、OKだ!
 
支払いはクレジットカードを選択する。
バウチャーも選択可能だが、ジェットスターはじめての私には意味不明。
 
クレジットカードでの支払いは、ジェットスターカード(マスターカード)を除いて1,000円の支払い手数料が掛かる。
日本でメジャーなJCB・VISA・masterなどを使用できる。
私は海外旅行保険付きの楽天カード(VISA、利用付帯)で支払った。もちろん90日間の海外旅行保険を適用させるためだ。今回もカード付帯の海外旅行保険でなんとか凌ぐ。
 
支払い手続きを行う前に支払内容の詳細が表示される。
 
お約束の利用規約が表示される。承諾したら、チェックマークを入れる。
重要なことが書かれているので、しっかり読んで内容を理解する。
 
飛行機の運航がスケジュール通りにならなかった際に旅客に発生するコスト、経費、損失または損害に対して一切の責任を負いません。
乗り継ぎに際してフライトの接続、受託荷物の移動またはチェックインを提供しません。

ジェットスター利用規約より引用

 
支払いボタンをクリックすると、決済が実行される。
 
処理中の表示。およそ15秒くらいで完了した。
 
予約完了画面
 
説明によると、予約完了と同時にメールが送信されるはずなのだが、私の場合は旅程表などが記載されたメールが届くまでにおよそ30分以上掛かった。理由は不明。無事に届いて何より。
 
念のため、予約内容の確認を行う。
ここで手荷物の追加や機内食の注文などを行うことができる。
フライト変更の表示もあるが、私が予約したチケットは変更不可。
 
予約完了からおよそ30分後。
登録したメールアドレスに旅程表が記載されたメールが届いた。
 
内容を再びチェックする。間違いはなし。
 
チェックイン時間は出発の3時間前から1時間前までとなる。
時間に遅れないように早めに到着しておく。
 
メールには別添で明細書兼領収書(PDF)が貼付されている。

 

ジェットスターで航空券を購入した感想

とにかく安い。自転車などの預け荷物込みで片道約4万円は安すぎる。
購入の手順も直感的で分かりやすく戸惑うことはなかった。説明文もしっかり書かれていて心配になることは一度もなかった。

あとは実際に飛行機に乗ってみるだけだ。乗ったあとでどういう感想になるのかは知らないが、おっさんの期待を裏切らない航空会社だと十分期待できる。