今日は攻める日

こんにちは。からあげです。

 

昨日は幸運にも追い風に恵まれて、ほとんど消耗することなく走ることができた。風に背中を押される感覚は久し振りだった。いつ何時でも、出発できる態勢でいたほうがいいだろう。予定を頑なに守り休みをとって、せっかくの追い風のチャンスを逃すのは勿体ない。

今朝はいつものとおり、スマホのアラームで5時に起床してテキパキと準備を行って、6時半ころねぐらを出発した。出発前に水を3Lほど捨てることにした。Coolgardieでおいしい水を12L汲んできたのだが、ほとんど消費していないし、今日も追い風が吹けば日のあるうちに水が汲めるSouthern Crossに着けるため、多すぎる水を減らした。

オーストラリアは水場が非常に少ないので多めに持って安心して走りたいのは分かるが、持ちすぎが当たり前になると常に無駄に体力を消耗してしまう。

今日も朝から雲ひとつない青空が広がり、日が昇ってしばらくすると暖かくなってきた。30分ほど走ったところで、カッパのズボンとフリースを脱ぎいつもの格好になった。始めはそよ風程度だった風が次第に強く吹き始めた。信じられないことに今日も追い風だった。一時は追い風に見放されて、向かい風ばかりだったことが遠い昔のように感じられる。
今日もできるだけ止まって休まずに、走りながら休む作戦をとった。

出発前に水3リットルを捨てる。
フロントキャリアの横に縛ったペットボトルのキャップを外してボトルを傾けるだけ。

最近は赤茶けた土に変わり、靴の汚れが目立つようになった。

さあて、出発しようか!

日が出てしばらくすると、今日も追い風が吹き始めた。

追い風に思わずニンマリする。

追い風に乗って快調に走っていたところ、リヤディレーラーの調子が悪くなって、変速すると2段3段一気に変わってしまったり、漕いでいる時にいきなり変速する不具合が発生するようになった。昨日までは良かったのにどうしたのだろう?考えてみても思い当たるフシがない。シフトケーブルが伸びて調子が狂ってきたのかなと思いアウターケーブルの調整を行ってみたが、全く症状は改善せず。

あまり弄っていると他のところまで調子が悪くなってしまう恐れもあるので、思いつきで適当にイジらない方がいい。おっさんがこれまでいじり壊したものは数知れず。

おっさん冷静になれ!

どこまで行っても変わらぬ風景が続く。
しかし、リヤディレーラーの調子がどうもおかしい。

追い風に乗って気持ちよく走りたいところなのに、イマイチ集中できない。

自転車を停めてリアディレーラーを点検してみたが、どこもおかしいところはなし。シフトレバーを動かすと、しっかり動いてくれる。昨日まで良かったものが、今日になって急におかしくなることがあるのか?ケーブルを辿って行くと、前カゴの荷物がシフトケーブルを押しつぶしているのが分かった。
今日に限ってシフトケーブルをかわさずに、上からそのまま荷物を載せたものだから、シフトケーブルに余計な力が掛かって不調になったらしい。荷物の干渉を取り除いてやると、スムーズに変速できるようになった!
ちょっとしたことだが、原因が分からないと走りに集中できないし、チェーンが滑って力が抜けるので危ない。早めに分かって本当に良かった。

荷物を整理してケーブルに干渉しないようにしたら、元の調子を取り戻してくれた。やれやれ。

これからはもう少し荷物を整理しないといかんな。荷物は常に整理整頓。分かったなおっさん!

前カゴにソーラーパネルを設置したぞ。
効率が悪くとも、走りながら充電できるのはいい。

やっぱりこれからの時代はハブダイナモだな。スマホをナビにしたり、音楽プレーヤーにしたりして使用するには、電源確保が欠かせない。それなのに日本ではなぜかハブダイナモを付けている人は稀。去年の北海道では誰一人としていなかった。

ようし、おっさんが流行らせよう。

追い風が吹いているのに、道路脇に座って休んでいられるか!
休みはサドルの上でとれ!!

とりあえずチョコバーを食べれておけば、追い風なら漕いでいられる。

今日は昨日に比べて日当たりと角度がいいため、少しだけ充電を期待できる。

その後、快調な走りを取り戻すと、前カゴにソーラーパネルを設置して走行充電を始めた。今日は背の高い木が少なくて日陰になることが少なくてかなり充電することができた。これまでは休み時間にソーラーパネルを広げて充電していたのだが、充電するためにわざわざ休憩をとっていたこともある。こんないい追い風が吹いている日に止まって休むなんて勿体ない!休むたいならペダルを漕ぐのを止めればいい。

Southern Corssの町に近くなったところで、Perth方面からロードバイクに乗ったサイクリストがやって来た。今流行のバイクパッキングスタイルで、自転車からウエアまでファッショナブルでまるで雑誌から飛び出して来たような若者だった。今日どこに泊まるのか聞いてきたので、もちろんいつものブッシュキャンプだよ!と答えておいた。

大きなウォータータンク。水道管の途中で一時貯めておくところらしい。

これは以前使用していたポンプ施設。
エンジン付きのポンプで水を送っていたようす。

日産の大きな看板

日産は珍しい。トヨタの勢力圏内に入り込もうとしているのか?
ちょっとした町にはたいていトヨタのお店がある。日産のお店を見たのは大都市くらいだった。

ふぅ〜。敵の追跡を振り切って安全地帯に逃げ切ったぞ!

やれやれ。緊張が解ける。

Southern Crossに着いたのは、予想を遥かに上回る14時前だった。昼休みなしでチョコバーを食べながら漕ぎ続けたお陰だった。やはりチョコバーは何本かカバンに入れておいた方がいい。勝負どころでは昼休憩を取らずにチョコバーで済まして時間を節約したい。
明後日から天気が崩れてくる予報だのだが、Wave Rockまでかなりの距離の未舗装路を走らねばならないため、少しでも距離を稼いでおきたかった。
スーパーマーケットは少々高かったものの品揃えはヨシ。追加の玄米1kgと適当な物を購入しておいた。食料の補給を終えたあと、すぐさま公園に移動して水を汲んでおく。次のWave Rock近くのHydenには水を汲む場所がなさそうなので、Southern Crossで15L積むことにする。もう5L追加して20Lにしたかったが、Hydenを探せばどこかに必ずあるだろう。なければキャラバンパークで汲ませて貰えるか頼んでみる。

その後、しばらく休憩したのち、次のHydenに向けて出発する。もう少しゆっくりしても良かったのだが、やはり明後日からの天気の崩れが気になる。ここは少しでも距離を稼いでおきたい。町を出て幹線道路を外れると、交通量が激減しほとんど車が通らなくなった。
Perthに近づくにつれて、交通量が増えて敵の攻撃が激しくなってきたところだった。自転車の場合、当たり判定が非常にシビアで、少しかすっただけでもあの世行きとなる。そのため、気を緩めることなく常に敵の接近に気を付けなければならない。前後から挟み撃ち、大型に隠れて背後に忍びよりいきなり抜いてゆくなどの攻撃には要注意。道路は戦場だ!一歩踏み入れた途端、どこから弾が飛んでくるか分からない。常に警戒を怠るなよ!

Southern CrossのメインストリートにあるスーパーマーケットのFOODWORKS

少々高いが、品揃えはバッチリ。腹を空かせたおっさんになんか買ってやろう。

オーストラリアにもマヨラーが増殖中なのか?

買い出しの品

Black&Goldのイワシの缶詰はSpring Water入りよりも、Vegetable Oil入りの方が断然美味い。Vegetable Oilの人気が凄くて全て売り切れていることが多い。
価格は安くて60セント、高くて1.5ドルくらい。通常は1ドル以下で売っている。安くてタンパク質補給にピッタリの食べ物。

オーストラリアでは、玄米とこの缶詰を食べておけば最低限の体調を維持できる。

大きな木が立っている公園に移動して休憩する。
それにしてもハエが多いな。この町に住み着いているのか?

Coolgardieでは全くいなかったのに、Southern Crossに来てから急にハエがわいてきた。なぜなんだ?

忘れないうちに公園の水道で水を汲んでおく。
水道管が通っているこの町では水が豊富。こうして飲料水をタダで汲める。乾燥地帯では珍しい貴重なオアシス。

今日はちゃんとしたチョコレートのクッキーを買った。
ミント入りは全然ダメ。パッケージを舐め回すように見てミントが入っていないか入念にチェックした。

ミント入りはガムだけでいい。余計な物を入れるんじゃない!

水15Lと食料を搭載して重量が急に増えたディスクトラッカー。
荷物を詰めば積むほど真価を発揮する自転車。

トラックはロードトレインだけじゃなくて、ここにもいるぜ!

さあて、そろそろ行きますか!

町外れまで来ると、湿地帯に水道管の橋が架かっていた。
今現在は干上がってぺんぺん草しか生えていない。

Southern Crossからは南に下ってWave RockのあるHydenを目指す。一気に交通量が減って走りやすくなった。

もう少し!あともう少しだけ走ろう。

Southern Crossを出て15kmほど走ったところで、今日は止めにした。ほとんど休憩らしい休憩を取らずに走って疲れてしまった。今後は早めに休んで疲れを取りたい。

安心安全のロードサイド野宿。

やっぱり追い風が吹いていても、定期的に休みをとって走らんといかんな。

走行データ
Boondi レストエリア付近〜Southern Cross(水15L・食料補給、休憩)〜Southern Crossから15km
走行距離134km、走行時間7h25m、Av18.0km/h、Max32.7km/h
ねぐら 道路脇
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険