3ヶ月ぶりの雨

こんにちは。からあげです。

 

ようやく東海岸のTownsvilleに辿り着いて、水や食料の補給の心配がなくなり楽になったのだが、人が多くて野宿しにくくなってしまった。昨日は町外れまで出てようやく静かな場所を見つけることができた。

町からずいぶんと離れた場所だったのに、テントを撤収して荷物をまとめて出発する直前にアボリジニーのおじさんがやって来て、開口一番「たばこ持ってる?」と聞かれた。まずは挨拶が先だろうにと思いつつも、遠慮なく聞いてくるのが面白くも思う。普通初対面の人に会ってすぐに「タバコを持ってる?」はないだろう。そういう非常識なところが自分と共通するので、彼らに自然と親近感を持ってしまう。

それはそうと、今朝久しぶりに雨に降られた。事前に天気予報で雨が降るのを知っていたので、フライシートを掛けていたのだが、通気性が悪くなって蒸し暑い夜を過ごした。

Townsvilleは東海岸の北部に位置し熱帯気候に属する。そのため、夜間になってもあまり気温が下がらない。それでもDarwinほどの寝苦しさはなかった。

久しぶりの雨で非常に新鮮な感じがした。ずっと乾燥地帯で雨の心配は全くなかった。Perth周辺では毎日のように雨に降られていたのだが、Geraldtonを出ると全く雨が降らなくなった。毎日雲ひとつない真っ青な空のもとペダルを漕ぎ続けていたのだった。

水の心配がなくなったと思ったら、今度は雨の心配をしなければならなくなった。まだ乾季なので、それほど雨は多くはない。今朝も始めパラパラ降ったり止んだりしているうちに、一度だけシャワーのように降っただけだった。

雨雲は過ぎ去り朝日が差すようになった。
それでも雲は多め。

まずは町外れから町の方に戻る。行き止まりの道路で住人か公園利用者しか走らないので、交通量は少なめ。路肩が広くて自転車で走りやすいので、ロードバイクの人を時々見かける。

このような標識まで設置してある。本当にトレーニングサーキットなのかどうかは知らないが、トレーニングにはいい道だと思う。

海岸から市街地方面を望む。
ひときわ目立つ岩山がCastle Hill。

見晴らしの良い山の斜面には高級そうな別荘が立ち並んでいる。その中にビックリするような建物あり。

天空に浮かぶ家

個人の別荘なのか、はたまたカフェやバーなのかは不明。
出っ張りの支柱にかなりのお金が掛かっていることだろう。

今日はアウトドアショップとダイソーに行く予定なのだが、まだ開店まで時間があるので、先程紹介したCastle Hillに登ることにした。

始め徒歩で登るつもりが、偶然にも山頂まで上がる道路に出てしまったので、そのまま自転車で走ることにした。

Castle Hillの入り口。車でやって来て遊歩道を歩いて登る人もいる。非常に見晴らしがいい天然の展望台で市民に人気がある場所。

まだ朝早いのに走って登る人、歩く人の姿が多く見られた。

一番軽いギヤにして淡々と漕いでゆく。次第に体が熱くなって来て汗が吹き出す。いやあ、自転車置いて歩けば良かった。

およそ30分ほどで山頂に到着!
全周囲遮るものはなく見晴らし抜群だ。標高250mほどの山だが、かなり疲れた!

見晴らしの良い場所で記念撮影。

こうして冷静に見ると、おっさんには清潔感というものがない。なんか汚い。臭ってきそう。シャワーを定期的に浴びているとはいえ、毎日汗だくになって自転車に乗ってるからな。

山頂にある謎の施設。

終点の駐車場のようす。ほとんど上まで車で上がってくることができる。

駐車場には水洗トイレと水飲み場が整備されている。こんな山の上なのにビックリ!

海に面した東側の方が切り立った崖になっている。
昨日、野宿した場所のすぐ近くにも崖があって懸垂下降の練習をしていた。岩山が珍しいオーストラリアでは貴重なクライミングスポットなのだろう。

岩にちゃんとボルトが打ち込まれていた。周囲には人が多くて注目されること間違いなし!

方角を示す銘板。擦れて文字が薄くなっている。年代を感じさせるものだった。

展望台からの景色

町の中心部を撮影した。高層ビルは少なくて平面的な印象。

港湾施設をアップで撮影する。
今回は面倒臭かったので行かず。

下りはGoproで動画撮影しながら、あっという間に下ってしまう。傾斜が急だったので、ブレーキを掛けっぱなしだったのがモッタイナイ。途中、スピードを抑制する段差がいくつもあって鬱陶しかった。

急な下りはエンジンブレーキのない自転車にはツラい。しかし、制動力が良いディスクブレーキなら安心。パッドがすり減らないように、あまりスピードを出さないように下って行った。

郵便局の配達員さん

赤いカブっぽいオートバイに乗っている。目立つように黄色のサイドバッグと旗を付けている。渋滞の激しい大都市では電動アシスト自転車になる。

郊外のアウトドア用品店に向かう途中、にわか雨に降られる。
通りがかりの駅に避難する。町だと人工物があって雨宿りできる。

駅周辺に赤白のなめらかな縁石があった。公道を利用したサーキットなのか?

頑張って漕いでようやく目当てのアウトドア用品店にやって来た。

アナコンダ タウンズビルと呼ばれる大型のお店。中を見て思ったのは、やはりオートキャンプ向けの道具がメインだったこと。

丈夫で扱いやすそうなカセットコンロ。
ハードケースに入れられている。こんなもの、自転車で持ち運べるか!

小型のプロパンガスボンベ。オーストラリアではこうしたボンベとガス器具をホースで繋いで煮炊きするのが主流のようす。

どれもこれも大きいうえに重くて全く自転車向けではない。目当てのガスカートリッジ大があったが、1個18ドルもするので他に店も覗いてみることにした。

店の外に充填用のプロパンガスボンベが置かれている。

自転車コーナーもあるにはあったが、品揃えはあまりよくなく、あったらラッキーといった感じ。
始めから自転車屋さんに行った方がいい。タウンズビルにはいくつかスポーツ自転車屋がある。

今回は自転車屋めぐりは一切せず。人とモノが溢れていて疲れてしまったので。

Townsvilleの町は郊外型の店舗が多くて移動が疲れる。
だいたい自転車レーンが整備されているのが救い。

不思議なことに、人口の割に自転車を見かける頻度が少ない気がした。なぜだろう?

地平線が見えるのではないかというくらい大きなホームセンターにやって来た。BBQコーナーには大きなプロパンガスボンベとカセットボンベのみ。ハイキング用のガスカートリッジなど全くなし。

結局、さきほどの店に戻り、一缶18ドルのガスカートリッジ大を購入した。Townsvilleを出ると、この先Cairnsまで手に入る見込みはなし。

手持ちのガソリンがなくなり次第、ガソリンストーブの使用を止めてガスストーブに切り替える。時間を掛けてガソリンストーブを洗浄して飛行機に備える。

それにしても、大きな店だというのに、ガソリンストーブは全くなし。それなのに、なぜかトランギアのアルコールストーブは置いてあった。オーストラリアは歩いて楽しい場所はタスマニアくらいか?

ディスクトラッカーを東京から乗って帰る途中、小田原で偶然オーストラリアの青年に会ったのだが、この時オーストラリアで歩いて楽しい場所を訪ねたところ、ない。ニュージーランドという答えが返って来てビックリしたのを覚えている。

とにかくオーストラリアはオートキャンプの道具ばかり。ひょっとしたら、Sydneyくらいならハイキング用の道具が置いてあるかもしれないが、これまでのようすからあまり期待できないだろう。軽量コンパクトな道具をオーストラリアで手に入れようと考えない方がいい。どれもこれもデカくて重たい。予備品や修理道具をを多めに持って来て万が一の故障に備える。メジャーなMSRのガソリンストーブでも、パーツの入手は困難。

次は100円ショップのダイソー。なんとオーストラリアにもある。もちろん100円ではないが。

ファスナーが壊れたテントの出入り口を自作のポンチョタープで塞いでいるのだが、ポンチョを留める洗濯ばさみがもう少し欲しい。オーストラリアの洗濯ばさみは大きくて使いづらいので、ダイソーで買うことにした。

途中のショッピングセンターで食料を購入しておく。もうあとで買うのは止め。また無駄に戻らないといけなくなるかもしれない。

ようやく目的のショッピングセンターにやって来た。ずいぶんと走って来た。もう疲れたよ。いったいどんだけ走らせるんだ?

ダンジョンのようなショッピングセンターのマップあり。
もう見ただけで疲れが倍増した。

WoolworthsとColesが対角線上の最も離れたところにあるのが面白い。そんなに嫌なら同じところに店を出さなければいいのにと思うが。

イベントコーナーではマジックショーが行われていた。
大勢の子供たちが食い入るように見ていた。

Targetの裏手にダイソーを発見!

Daiso Japanという名称で営業している。イメージカラーのピンクは日本と同じ。笑ったのは、腕にタトゥーを入れたゴッツい兄さんがピンク色のエプロンをして、せっせと品出しをしていたところ。体が大きいので、エプロンがかなり小さく見えた。

店内の品はだいたい2.8ドル。日本と比べると、およそ倍の値段。商品は日本のものと全く同じ。陳列の方法・場所も同じですぐに目当ての品を見つけることができた。

40個入りの洗濯ばさみ。

こんなにいらねーよ!紫外線に強い10個入りの高級洗濯ばさみが欲しい。

ダイソーの奴はすぐに割れて使えなくなる。

結局、ダブルクリップを買うことにした。耐久性があって保持力もかなりある。洗濯ばさみの代用になる。

テープ各種。

なんだか嬉しくなってくる。Cairnsにもダイソーあるかな?自転車梱包用のテープが欲しい。

手芸コーナーも日本同様に充実している。

日本語に溢れた店内にいると落ち着く。お客は日本人は全くおらず、現地のオーストラリア人ばかり。みな楽しそうに買い物をしていた。

ハロウィンコーナーもあり。日本ではまたあのクダラナイ馬鹿騒ぎがまた始まるのか?帰国を早めて良かったよ。あんな騒ぎに巻き込まれたら、自転車が危なくなる。

レジで並ぶお客さん。みなオーストラリア人だが、なんとなく日本を感じる。

ショッピングセンターのトイレのマークに色が入っていた。
男性用が水色で女性用がピンク色。色付きの方が断然分かりやすい。

ぼーっとしていると、間違えそうになる。

小便器にパーテーションあり。オーストラリアでは珍しい方式。

ダイソーで買い物を済ませると、Cairnsに向かって走ることにしたのだが、途中のMotor Wayが自転車通行禁止で迂回を余儀なくされて時間をロスする。

グーグルマップに騙された!

分かりにくい文字だけの標識。

Animalsというのはラクダや馬に乗って通行するのも禁止ということか。オーストラリアでは自転車通行禁止区間が非常に分かりにくい。

Motor Wayは名称から自転車通行禁止なことは分かるが、Free Wayでは自転車は走れたり、走れなかったりするので混乱する。
High Wayは普通の一般道。自転車で問題なく走れる。

ようやく自転車通行禁止区間を迂回してハイウェイに出たところ。路肩が広いんだし、走らせてくれてもいいのに!

次はとりあえず、Inghamまで。およそ100kmで楽勝。

店巡りと道路迂回に疲れたので、途中のColesで休憩する。
もう食料はあるし、トイレを借りて休むだけ。

ハイウェイの交通量は一気に増えてしまった。路肩が広いので走りやすいが、橋の部分が狭いところがあって気を遣う。

これまでの道とは全然違ってオーストラリアの道ではないような気がする。さすがにロードトレインの姿は見なくなった。

あの気が狂いそうになる単調な道が懐かしく思う。

今日は途中のBlue Water Park RAで泊まってゆくことにした。テントOKのレストエリアでトイレがあって水を汲める。

人間嫌いは一番奥の誰も来ない場所にテントを張った。
他のキャンピングカーとは離れていて静かに過ごせる。物音を無駄に立てるキャンパーは敵!
暗くなったというのに、なぜか出入りする車がいて鬱陶しい。東海岸に来たんだなあって実感。夜遅くになっても出歩くなんて気楽なもんだ。

明日はゆっくり目に起きてテント専用のキャンプ場に向かう。気に入ったら、そこで2泊する。時間はたっぷりあるので、先を急ぐ必要がない。あまり早くCairnsに着きすぎると、居場所がなくて困るかもしれない。出発の5日前に着けば十分だ。

ヨシ、そろそろ寝るぞ。

走行データ
 
町外れ〜市内ウロウロ〜Blue Water Park RA
 
走行距離74km、走行時間5h15m、Av14.1km/h、Max36.9km/h
 
ねぐら レストエリア
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険