チャンスを逃すな!

こんにちは。からあげです。

 

昨日までは憂鬱で仕方がなかったのに、久し振りの晴天となると、これまでの鬱はどこへやら。テンション上がりまくりの楽しいサイクリングとなった。Munda Biddi Trailに全く歯が立たなかった悔しい気持ちもすっかり消え去ってしまった。

去年、北海道を一周して多少の自信を付けたものの、広大かつ自然環境の厳しいオーストラリアでは全くダメだった。全くもって経験不足。自転車取り扱いの知識も乏しい。チェーンはこまめに掃除することと、マラソンタイヤを過信するな、という2点だけは手痛い失敗をして学んだのだった。

オーストラリアは気前よくマルチ12ヶ月のビザを発給してくれる国だし、LCCで航空運賃が安くなってきていることだし、また今度改めて来たらいい、次第にそんな気分になってきた。今回はただの偵察ツーリング。本番はまた今度ということにしておこう。何事も前向きに捉えることによって、再び挑戦しようという意欲が沸いてくる。世界各地の絶景をこの目で見るまでは死ぬわけには行かない!

おっさん定番のロードサイド野宿。
今朝はアラームの音とほぼ同時に近くに車がやって来て、ファッキン☓☓☓とか言いいながら男2人組が車から下りてくるものだから、ちょっとドキドキしてしまった。

気配を消してしばらくようすを窺っていると、しきりに車のボディーを明るいライトで照らしていたことから、野生動物を轢くなどしてバンパーが歪んでしまったものと思われた。
彼らは15分くらいゴソゴソしたのち、どこかへ走り去って行った。ここが南米だったら、盗賊に身ぐるみ剥がれるんじゃないかと恐れ慄いたことだろう。ふぅ〜、驚かせやがって!

最近、日が短くなって来て7時半ころにならないと明るくならない。日本では夏至の頃なので、今オーストラリアは冬至になるか。早く日が長くなって行動時間にゆとりを持ちたい!おっさん切なる願い。

出だしはスローで休み休み走ってゆく。
今日の目的地は30kmほど先のBridgetownで、スーパーで食料を買い足したあと、図書館でいろいろ用事を済ませてから、先に進んで適当なところで野宿する。そういう適当なプラン。

西の都Perthが近づくにつれて、町と町の間隔が狭くなって来て、補給しやすくなって走りやすくなった。ナラボー平原の時のように走らねば水食料が尽きるという切迫した状況ではないので、凄く気楽。その日の気分で適当に走っていても遭難することはまずない。

朝方は雲に覆われていたが、次第に雲が晴れて青空が覗くようになった。久し振りの青空でおっさんのテンションはMAXまで上がる。

Manjimupから交通量が増えて(特に大型)走行に注意せねばならないようになった。その分、補給が楽になったので全然OK。
補給が厳しいところは交通量が少なく、補給が容易なところは交通量が多い。いいとこ取りは出来ないようになっている。

Bridgetownに着いてすぐ大を催してきたので、公園のトイレに駆け込む。ふぅ〜、危ないところだったぜ!いつも好きな時に用を足せるので、我慢が効かないようになっている。暴発しないように注意してペダリングする必要があって気を抜けない。

おそらくBridgetownの町の由来となっている橋。大きな丸太で作られている。祖谷のかずら橋のように中にワイヤーが入っているというのではなしに、正真正銘の丸太橋。

橋を見ていると、町の人の橋に対する思い入れが伝わってくる。
鉄筋コンクリート製の橋にすれば、耐久性もあって安上がりだろうに、あえて長持ちしない丸太で橋を架けている。

昔は橋の架けかえは町の一大イベントだったことだろう。町の人が一丸となって作業を行う。当時の活気が蘇ってくるような気がした。

おしゃれな町の教会。
レンガ造りの建物は青空によく映える。

昔の面影が残る町並み。昔のことは知らんけど。

まずはスーパーマーケットのIGAでお買い物♪

店内の片隅に置かれた毛布とクーラーボックス。どちらも売れ残りの品で早く処分したいという雰囲気がプンプン漂ってくる。

なんでスーパーマーケットに毛布とクーラーボックスが売っているのかは謎。

店の前の掲示板

家庭教師賜りますとか、地域サークルの参加者募集とかいうようなローカルネタ満載。こういうの見ると地味に面白い。

谷沿いにあるメインストリートから坂道を上ってやって来たのは町の図書館。外観を見ただけで必要なものが揃っていると確信した。

入り口の高い屋根は橋をイメージしていると思われる。

中に入って設備を確認すると、予想通りの充実した図書館だった。

明り取りの窓が広くて中は非常に開放的。

スーパーで買ったパックのコーヒー牛乳を日向に置いて温めておく。おっさんには冷えた飲み物は辛い。内蔵を冷やすと体調が悪くなる。

小腹が空いたので、スーパーマーケットで買ってきたパンを食べる。館内で食べるというのはマナー違反だからね。

まずは電子機器の充電を行う。
日が短くて曇りや雨が多い天気なので、ソーラーパネルはほとんど約立たずになっている。こうして充電スポットで充電させてもらう。

こうやって充電用タップが設置されているのは嬉しい。

館内のPCを借りてデータのバックアップを行う。
なかなかのスペックでストレスなく作業をすることが出来た。

本当に有り難い。

転送スピードが早いと本当に楽ちん。
バックアップはこまめにやっておくと、精神的に楽だしあとあと楽になっていい。Perthの図書館では間違いなくPC使えるだろうが、他に観光とかやりたいことがある。

ジクソーパズルのコーナー。そういえば、アメリカにもあった。
欧米人はパズル好きなのか?

自分のサイトのチェックも欠かさない。

ヨシ、しっかり表示されているな。見た目も問題なし。

天気があまりに良かったので、着替えをしてから洗濯をさせて貰った。見慣れない変なおっさんが頻繁に出入りしていたら、そら目立つだろう。全てを察している図書館員から話しかけられた。凄くフレンドリーで笑顔が素敵な女性だった。

図書館に入る時にすれ違った人に挨拶されたが、自分にされたとは気づかずに返せなかった。ここBridgetownは雰囲気が凄くいい。なんと言うか、余所者大歓迎という雰囲気がそこかしこに出ている。WAに入ってしばらくしてから町の雰囲気がずいぶん変わって来たことに驚く。なんというか旅人に優しい町が多い。

着替えてさっぱりしたあとは図書館内のコーヒーマシーンでコーヒーを飲むことにした。1杯3ドルと良心的な価格。

ウィーン、ガチャ。ドバドバ。とか音がしてコーヒーが出来た。
泡が多くてクリーミ−な感じ。エスプレッソって言うんだっけ?

まだ昼なので、飲んでも夜眠れなくなることはなし。

外に干しておいた洗濯ものはだいたい乾き、いつものハーフパンツに着替えてから出発する。すると、愛想のいい図書館員が戻ってきて、いい旅を!と言ってくれた。おそらく自宅で昼休みをとって戻ってきたようす。

味のある建物が立ち並ぶとおり。

町を出る前に公園で水を汲む。
蛇口はなく水飲み水栓のみ。口が細いペットボトルだと汲みにくいので、プラティパスの半切りバケツを使う。

オーストラリアでは楽に水を汲ませて貰えない。

次の停車駅は、Donnybrook〜。明日の到着です!

隣町が近くて本当に気楽。Perthまではあとわずかだし。早く行って観光したい。

町を出るといきなりアップダウンが激しくなる。
ゆっくりしたペースを保って走り続ける。

無理をするな!マイペースを貫け。

オーストラリア人は鉄が大好き。こうした鉄で作ったアートが道路の至るところにある。

なんだかよく分からんおじさん。

道路脇で休憩する。
あともう少しで洗濯ものが乾く。このチャンスを逃さずに洗濯しておいて良かった。

前はAlbanyでやったが、雨が降ったり止んだりの天気で乾くまでに3日掛かった。もうあんな出したり仕舞ったりは嫌だ。

旗にパンツを掛けてしっかりと乾かす。
走行風を利用して衣類を乾かすようにしようか。もう少し北に上れば、雨が少なくなり洗濯しやすくなる。

1時間ちょっと走って小さなMullauyupの町に到着。バス停で休憩させてもらう。

1袋1ドルのビスケットを食べて休憩する。Black&Goldには本当に助けられている。

スナック菓子を食べるより、こうした地味なお菓子の方が好き。

味のある町の地図。

手書きの地図は面白くていい。宝探しの気分になってくる。

まだ時間に余裕があるので先に進む。
北に上っているうちに、下草の勢いがなくなり野宿しやすい森が見られるようになってきた。ほんと南は下草だらけで参った。

4時を過ぎてからねぐら探しを始めると、15分くらい走った先にいい感じの森を発見した。
山火事跡の残る森で下草が生えておらず野宿適地。蟻塚は危険なので、近寄らないようにする。アリを怒らせたら大変なことになる。コヤツの顎は強力で噛まれると本当に痛い。

森の奥へ自転車を押してゆき、道路から見えなくなったところでテントを張った。いつものロードサイド野宿より快適な場所。

よし、今日は久し振りにゆっくり出来たな。慌てず騒がずゆっくりパースに向かうことにしよう。

走行データ
Manjimup過ぎ〜Bridgetown(食料補給、図書館で作業)〜Mullauyup〜Donnybrook約30km手前

走行距離70km、走行時間4h20m、Av16.1km/h、Max57.0km/h

ねぐら 道路脇の森の中

 

おわり

現地レポート
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からあげ隊長の冒険