寒さが堪えた一日

こんにちは。からあげです。

 

最近、南に下っているはずなのに、逆に寒くなっているような気がする。少し前Kalgoorlie-Boulder周辺の内陸部を走っていた時は朝晩は冷えたが、昼は暑くもなく寒くもなく過ごしやすかった。それが今は沿岸部に出て朝晩の冷え込みがなくなったものの、日中でも気温はさほど上がらず肌寒い日が続いている。風に吹かれると寒さに震える。

おかしいな。どうしてだろう?そんな謎が今日解けた、そうだ!ここは南半球だったのだ!!そんな当たり前のことに今ようやく気がつく。オーストラリアに来てしばらくは、太陽が北側を通るのに違和感を感じたが、今はそんなこと全くなし。東から昇った太陽は北を通り西に沈む。

これまでの日本の癖が抜けなくて、地図を見ると北が寒くて南が暑いと思ってしまう。頑張って自転車を漕ぎ続けて今はオーストラリアの南西部にいるが、海を越えればすぐそこに南極大陸がある。寒くて当然だ!

今朝はいつもと同じ5時に起きたが、追い風気味の風が吹いていたため、急いで準備を済ませて暗いうちに出発する。かろうじて路面状態が分かるまでには明るくなっていた。

冒頭に書いたように、朝晩の冷え込みは緩んだが、逆に日中の気温が上がらずに寒い思いをするようになった。じっとしていると体が冷えてくるので、休憩は短時間に済ませて疲れないように漕ぎ続けている。

しばらくは追い風気味の風に乗って快調に走る。再び追い風が巡って来たのか?

道路端の白線が引かれて多少道幅が広くなったかと思ったら、すぐにこれまで通りのセンターラインのみの狭い道幅になってしまった。ガックリ。
A1のHwyだと言うのに、道路はあまり良くない。

Gairdner Bin

英語辞書で調べてみると、Binは置き場所を意味するらしい。
施設の敷地内で朝から凄い物音がするので、様子を伺うと土に何かを混ぜる作業を行っていた。肥料を混ぜていたようす。道路工事の土の一時保管場所ではなく、牧草のための養分をたっぷり含んだ土と思われる。道路工事用の土の置き場にあんな立派な施設は必要ない。

ようやく謎が解けたな!

まだいちおう追い風気味。
途中で微妙に暑くなってカッパのズボンを脱いで漕いでいたのだが、全然体が温まらず。特に足の指先が冷たくて辛い。

この後、無情にも風向が変わり、横風から向かい風になる。

出発時からの追い風に助けらて、まず1つ目の休憩ポイントのBoxwood Hillのロードハウスにやって来た。素通りするつもりだったのだが、寒さに我慢出来なくなって、吸い込まれるようにやって来た。

ああ寒い。早く中に入ろう。外は青空だというのに、風が冷たくて寒い。

やって来ましたハンバーガー!そんなに腹は減っていないが、食べられる時に食べておこう。

やっとまた新たな謎が解けた。With the lotというのは、中の具を増量したもの。ベーコンと卵が追加されていた。別にポテトが付いてくるわけではなし。

ハンバーガーを見た瞬間にテンションが下がる。厨房の中から聞こえて来た電子レンジの音からして嫌な感じがしていた。冷蔵庫から出したパンがまだ冷えていた。まあ、こんな田舎だから仕方ないか。たぶんこのロードハウスは一日10人も客が来ればいい方だろう。到底流行っているようには見えず、風前の灯火のようなところだった。

店内も冷え切っていて寒かったので、ハンバーガーを食べるとすぐに外に出た。しかし、外も寒くて全然落ち着かない。

そこで日向へ移動することにした。

少しでも充電しておこうと思って、ソーラーパネルを広げていたのだが、風に煽られて畳まれた状態になっていた。そのため、本当にちょっとだけしか充電出来なかった。

結局、このロードハウスではハンバーガーを食べただけで、寒くて全然くつろげなかった。体が冷える前に行こう。

南に下るにつれて、多少アップダウンが大きくなってきた。

久し振りに見たたっぷりと水が流れる川。これくらいになると川らしくなる。

もう完全にぺんぺん草ゾーンから抜け出したようだ。

防風林の奥に牧場の建物がある。こんなところに住んでみたい気もするが、広大過ぎて管理が大変そうで止め。実際相当大変な気がする。いくら機械を使っても、独り者ではまず無理。

ハンバーガーを食べて元気になったおっさんはペダルを力いっぱい漕いで、次のWellsteadにやって来た。ここは飲料水を汲める貴重な場所。忘れないうちに汲んでおこう。

Dump Pointのところに蛇口あり。
タダで汲ませて貰っておきながら言わせてもらうと、分かりやすいように青のペンキでも塗っておいて欲しい。これだと分からない。誰かがマジックで書いてくれていた。

慣れない外国人には特に分かりにくい。Wikicampsがなかったら、おっさんはもうすでに干からびていることだろう。

広口のドリンクボトルで水を汲んでペットボトルに移し替える。
本当にこのドリンクボトルは使いやすい。

ここには、ホットシャワーを浴びれるトイレがあるのだが、こうも寒くては全く浴びる気が起きない。顔を洗って濡れタオルであちこち拭いた。

隣の休憩施設は風が強くてじっとしていると凍えてくる。どこかに休む場所はないかな?

なんとコミュニティセンター内に図書館を発見!
愛想のいい図書館司書がいたので、充電させてもらえないか聞いてみたところ、OKを貰った!やったね。

図書館内は暖房が効いていてポカポカ陽気。
スマホとモバイルバッテリーを充電しながら、近々走るムンダビディトレイルのルート調査を行う。

いやあ、本当に今日は助かった。あのまま自転車を漕ぎ続けていたら、早々と止めにしてテントを張ったかもしれない。

意を決して出発したものの、寒くて寒くて仕方がない。

テンションが上がらないのは、寒さの他に道路の幅が狭いから。
Ravfesthorpeから幹線道路に出たものの、逆に道幅が狭くなり走りにくくなった。

道行く車は十分離して追い越してくれているものの、スピード差がありすぎてストレスが溜まる。オーストラリアの道を走っていて嫌なのは、車が凄く煩いこととスピードを出し過ぎること。道幅が狭いと余計にそう感じる。

もう限界寸前。早く静かなムンダビディトレイルを走りたい。明日Two Peoples Bayに行く予定だったが、予定変更してAlbanyに直行する。ビーチに入るだけで12ドルも取るのも気に入らない。どうせ風が強くて寒くて落ち着かないだろう。早く森の中に入ってゆっくりしたい。

ロードトレインが積んでいた杉のような木。
まだ細いのに伐採して運んでいた。割り箸か紙の原材料になるものか?

せっかくいいねぐらなのに、柵の向こう側で入れず。

今日はどうしたことか、早めにねぐらを決めて休もうとしたのに、30分以上走っても野宿適地は見つからず。下草の勢いが良くて木の下もびっしり生えている。この状態だとテントを張るのは無理。

向かい風に体力を奪われながらの走行は続いた。

40分以上経ったころ、パーキングの奥に野宿適地を発見した!
なかなか見つからず、今日はどうなることかと思ってドキドキした。やはり牧場地帯は見つかりにくい。

木と木の隙間にテントを張った。エアライズ1だったから楽々張れたが、幅が20cm広いエアライズ2だったらいっぱいいっぱいだっただろう。こういうこともあるから、テントは小さいやつに限る。チビのおっさんにはエアライズ1がピッタリ。

今日は寒くてやけに堪えた。冬が来る前に北上してPerthまで行きたい。このままだと寒さで体力が消耗するのみ。今回は内陸部の暑さを避けて冬になるように来たものだから、他は寒くてあまり快適とは言えない。だったら、早く内陸部に行った方がいい。

よし、今日はこれくらいにしておこう。

走行データ

Jerramungup過ぎ〜Boxwood Hill(食事)〜Wellstead(水くみ・休憩)〜Albanyまで約70km地点

走行距離92km、走行時間6h、Av15.3km/h、Max42.2km/h
ねぐら 道路脇の木の下

 

おわり

現地レポート
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からあげ隊長の冒険