柳沢峠を越えて甲府盆地へ

こんにちは。からあげです。

3日前オーストラリアから帰国して、東京経由で山梨に帰っているところ。昨晩は自転車屋さんに泊めさせてもらい快適な一夜を過ごすことができた。密閉空間で泊まったのは、実に半年ぶりだった。Munda Biddi Trailでシェルターに泊まったが、あれは出入り口のドアがなく、気密性がないのでカウントしない。

オーストラリアの大地をより身近に感じるため、自称探検家のプライドを守るため、お金のためだけに労働をしないで済むように、敢えて野宿を続けていた。そのお陰で、野宿スキルがさらに上昇したようだ。この先、どこまでスキルアップが望めるのか、それは自分次第。自らが作った壁を壊して限界を突破せよ!

午前6時、スマホのアラームで目が覚める。久しぶりの気持ちの良い朝だ。とは言っても店の前のシャッターが閉められているため、中は真っ暗。アラームをセットせずに眠ってしまうと、店の開店前まで眠ってしまうことだろう。

天気は今日一日持って、明後日から崩れるようなので、今日頑張って峠を越えておきたい。東京から山梨へ帰るルートは、八王子を抜けて相模湖を経由する国道20号線、青梅を抜けて奥多摩を経由する国道411号線の2つあるが、以前国道20号線を走ったことがあるので、今回は国道411号線で行くことにした。

一夜の宿をお借りした自転車見聞店さん。いつもお世話になります!

ようし、準備が整ったことだし、そろそろ出発するか!体調万全、パワーモリモリ。

自転車屋さんからは北に上り、ひとまず青梅街道に出る。
まだ土地勘がない私は分かりやすい道を選ぶことにした。

早朝のためか、車は疎らで東京とは思えないくらい静か。

青梅街道に出ると急に交通量が増えたが、走行にはほとんど支障なし。腹減ったな。とにかく朝飯を食べよう。

ちょうど松屋の前を通りがかったので、ここで朝飯を食べてゆくことにした。峠を越えるには、腹いっぱい食べる必要がある。ここはセルフ式ではなく通常の店舗。

ハムエッグソーセージ定食だったかな?紅生姜を入れてボリュームを増やす。ふわふわのご飯が美味い。あっという間に食べてしまった。

ごちそうさまでした!

青梅街道は一部路肩が広いところがあるものの、だいたいは片側2車線ギリギリとなっている。自転車が左端を走ると、左車線の車はラインを跨たぐようにして抜いてゆく必要がある。

まだ早朝で交通量が少ないため、それほどストレスなく走ることができた。
さすがに平日の通勤時間帯に車道を走る気はしない。繊細なおっさんは殺伐とした空気に耐えられそうにない。おとなしく歩道をのんびり走る。

おっとイケない。峠越えの前に食料を買って行かねばならない。忘れるところだった。手持ちの食料は全くなし。24時間営業の西友に寄ってお買い物♪

レジのところに、有料のゴミ袋が下げられている。これだと、いちいち「袋ください。」と言う必要はなし。袋が欲しい時はとってレジの人に渡す。吃り症のある私には嬉しい配慮だ。肝心な時に声が出ないときがある。

パン2個とおにぎり2個を購入した。これだけあれば、峠越えはできるだろう。たぶん。足りなかったら、途中でどこかで食事したらいい。

久しぶりの峠越えになんだかワクワクする。成田空港から東京まで来る時も、やけに楽しかった。なんだろう?この感覚は。久しぶりだ。

青梅を抜けて緩やかな上りが始まってしばらくすると、小腹が減ってきたのでおにぎりを1個食べる。それにしても朝から暑い。Cairnsよりかなりマシだが、蒸し暑く感じる。

奥多摩湖のダムの放水。凄い水量がある。流されたらひとたまりもない。水圧を舐めていると、いつか大変な目に遭うことだろう。いつかのおっさんのように。

橋を越えたらトンネルあり。久しぶりのトンネルで緊張するが、広めの歩道があるので、安全に走行することができる。ここは無難に歩道をゆく。歩いている人は見かけないし。

高度感のある橋からの景色。奥に見えるのは旧道の橋。川の水は増水して茶色く濁っている。山肌に張り付くようにして民家が立っている。こんな風景を見るのは本当に久しぶりだ。生まれ故郷に戻ってきた実感が湧く。

それにしても、国道411号線は朝からオートバイや車が結構多い。奥多摩ダムの駐車場に入ると、イベントか何かをやっているかのような賑わいぶりだった。紅葉前の曇天の天気でも、この有様。あちこちで人の輪ができて話が盛り上がっていた。

道を走っていて気がついたのは、小型のオートバイが増えたこと。小さなピンクナンバーのオートバイをかなり見た。他にも250ccのオートバイもよく見た。時代は金の掛からない小型オートバイに移行中だと思われる。去年、20号線を走ったときは大型ばかりだったように覚えている。たった1年でこれほど変わるとは。

間もなくBライフはメジャーな暮らし方になるだろう。2,3年もすれば、認知度が一気に高まり、そこら辺の普通の人がするようになる。これまではようす見だった人も、必要に迫られてやるようになる。ふふふ。ようやく私の時代が来たか。

駐車場の片隅でアンパンを食べる。

全身汗でずぶ濡れになって駐車場に入った時は非常に場違いな気がした。外の水道で頭を洗っている人間は私しかいない。みんな涼し気な顔をして缶コーヒーなんかを飲んでいる。

ロードバイクの人も数人はいたが、特に話しかけることはなし。
一人静かに片隅で休憩する。

今日はやけに調子がいい。追い越してゆくロードバイクが遅く感じるほど。この調子でさっさと峠を越えてしまいたい。まだ空は分厚い雲に覆われていて、雨が降りそうな気配を見せている。

15分くらい駐車場で休憩したあと、走行を再開する。駐車場を出たら多少は交通量が減った。

奥多摩周辺の道路は路肩がほとんどない状態だが、道行く車やオートバイは十分距離を開けて抜いてくれるためストレスはなし。日本人はこんなにもジェントルメンだったのかと驚く。日本の道は狭くて走りづらいと言われることが多いが、オーストラリアから帰国直後の私には全然走りやすい。大型車がほとんど通らなかったのもあるかもしれないが。おそらく大型車は走りやすい国道20号線を行くのだろう。

ダム湖の奥の方には流木がたくさん浮いていた。台風19号の大雨で流されてきたものだろう。ところどころ崖が崩れていたところがあったが、すでに土砂が撤去されていて問題なく走ることができた。

ダム湖から交通量が減ったので、トンネル内も車道走行することにした。トンネルが連続する区間に入り、奥に行くほどトンネルが古くなって歩道がなくなった。

丹波山村中心部

奥多摩にこんなところがあるとは驚いた。河川敷や道の駅もあって泊まる場所に困ることはないだろう。今日は先を急ぐので、村内の調査は行わず。

丹波山村の道の駅をスルーした辺りから急に疲れてきた。
調子がいいからと行って飛ばしていたのが悪かったようだ。

ダム湖から傾斜が増したこともあり、一気にペースダウンする。濡れたTシャツが体に張り付いて気持ち悪い。

一度甲斐市の標識に騙されたが、ようやく峠に到着!
あの甲斐市の標識はいったいなんだったのだろう?県境が峠の手前にあるというのか?

すでに昼を回っており、お腹がペコペコだ!

峠にはこんな石柱が設置されていた。

柳沢峠を越えたところに峠の茶屋があった。
駐車場の片隅で休憩する。

何か食べて行きたかったが、あとは坂を下るだけなので我慢することにした。

峠で記念撮影。
木がせり出しているため、景色はあまり見えない。

カバンに入っていたオーストラリアの食パンを食べて空腹を誤魔化した。

峠からは上り返しなしの下り坂が続いた。峠を出る前に体が冷えないように厚着した。久しぶりのダウンヒルは爽快そのもので、あっという間に麓の町まで下りて来ることができた。

朝から吹いている追い風は継続中で、おっさんの背中をグイグイ押してくれる。

笛吹川河川敷の公園。見た瞬間気に入った。
すでに3時を回っており、先に進むのは止めておこうと思った。この先甲府市街を抜けなければならない。日曜日の夕方はさぞかし道路は混むことだろう。

立派なトイレと水飲み場もあるし。今日はここで泊まることにしよう!

トイレは出入り口に扉はなく24時間使用可能だった。日本では当たり前のことだが、海外だと夜間施錠されるところが多い。

宿泊場所が決まったので、町に食料を買い出しにゆく。ここは笛吹市石和町、石和温泉のある町。道路脇に足湯を見つけたので、入ってゆくことにした。

靴下を脱いで温泉に浸かると、おっさん好みの温かめのお湯で非常に気持ちいい。温泉に入って行こうかなと思いもしたが、温泉に入ったあと汚い服を着るのは嫌なので、足湯だけにすることにした。明日もまだ走らねばならない。

いやあ、実にいい湯だった!今度時間がある時に、ちゃんとした温泉にゆっくり入ってゆくことにしよう。

駅前のイオンで買い物をする。袋ラーメンのコーナーが充実していて感動した!

いろいろあり過ぎて迷ってしまう。

買い出しの品

今回はコメは買わず。袋ラーメンで乗り切ることにした。ちょっと体がカルシウムを欲していたのでシラスを買った。あとはサバの水煮缶と葉っぱもの。峠越えのご褒美にじゃがりこ1個も買ってあげた。

河川敷に戻ってくると、周囲は暗くなって人気はなし。
さっさとテントを張って荷物を中に放り込む。明るいうちはいなかった蚊が結構いやがる。途中でテントの出入り口にポンチョタープを付けて蚊をブロックした。

晩飯の用意で、初めてST-330Fusionを使用する。
川の水が流れる音でガスの出る音が分かりにくい。ガスを多めに出しても何故か点火せず。バーナーヘッドの形状を見ると、イランことをしている。ちょっと落胆したが、買ったからにはぶっ壊れるまで使い続ける。

分離型になって手元でガスの調整と点火ができるようになって扱いやすくなった。ゴトクの折りたたみがやりにくいような気がするが、当たりが付いたらやりやすくなることだろう。燃料ホースが柔らかくて取り回しがしやすいのが気に入った。

今後はこのST-330をメインストーブとして使用してゆくことになる。日本国内だとカセットボンベの方が圧倒的に使いやすい。

ヨシ、そろそろ寝るか。

走行データ
東京都内〜国道411号線 柳沢峠〜笛吹市
 
走行距離117km、走行時間7h20m
 
ねぐら 河川敷
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険