マラソンプラスからPanasonic純正タイヤに戻す

こんにちは。からあげです。

 

約4ヶ月、7,000kmの長旅を終えて実家にやって来た。
着いた途端に疲れがドッと出てきたが、その日のうちに洗車しておいた。長旅で酷使されていた自転車はあちこちが汚れていて、非常に洗車のしがいが非常にあったのだった。

一夜明けた今日、疲れがとれなくて体が重たいままだが、タイヤ交換をやってしまうことにした。現在、OJC4に付いているタイヤは純正ではなく、シュワルベのマラソンプラスという驚異の耐久性と耐パンク性能を誇るタイヤで、北海道に出発する前に交換しておいた。北海道でホタテ貝を踏んでパンクしたものの、7,000km走ってパンクは一度っきりという評判通りのパフォーマンスをみせてくれた。

 

このままマラソンプラスを履いていても良さそうだが、空荷で町中を乗る分には少々重たくて辛い。そこでPanasonic純正のタイヤに戻すことにした。

これが愛車のPanasonicランドナーのOJC4という自転車。
大陸横断をも可能とするタフな作りとなっている。

カンチブレーキという昔ながらのものでシンプルで軽量。掃除と調整をしておけば十分な制動力を発揮する。
ただ、雨の日になると、制動力がガタ落ちして怖い思いをする。
そのうちVブレーキに換装しようと思っているが、何ぶんお金が掛かることなので、いつになるかは未定のままだ。

タイヤを交換して幅が1.5インチから1.75インチと広くなって、リアのドロヨケに干渉するようになったので、取り外して物置にしまっておいた。
未舗装の林道を走ることを考えて、純正より幅の広いタイヤを選んだ。世界一周サイクリストに非常に評判の良い、マラソンプラスというタイヤを試してみたかったこともある。

リヤは分割式で輪行の際、コンパクトに畳めるようになっているが、実際に輪行をしたことがないので、本当便利なのかは分からない。

洗浄済みのチェーン

チェーンは昨日洗浄しているため、汚れはなくキレイになっている。
見違えたな。

洗浄前のチェーン

これが洗浄前のチェーン。小屋に帰宅したのち、パーツクリーナーを噴射してある程度はキレイにしたのだが、まだまだ洗浄が不十分でリンクの隙間に汚れが付いている。実家に来る途中で未舗装の黒河内林道を走ってかなり汚れてしまった。

タイヤ交換前に不要なものを取り外してしまうことにした。

フロントキャリアに取り付けていた100均一の金網。半分にして結束バンドで固定しただけ。
たったそれだけのものだが、フロントキャリアの天板にベアキャニスターを積むことができるようになった。

フロントキャリアにベアキャニスターを積載した状態。
ヒグマ対策のため、北海道にいる間はずっと使用し続けていた。

幸いヒグマに遭うことは一度もなかったが、性悪のカラスやキツネ対策には非常に役に立った。

ベアキャニスターの件はまた詳しく記事に書いてアップすることにする。

ベアキャニスターを強めにロープで縛っていたためか、早いうちに金網の一箇所が切れてしまったが、以降はどこも傷むことはなかった。

こんな感じでフロントキャリアの天板に取り付けていた。

取付用の結束バンドも傷みはなし。伸びる素材でいいみたいだ。

これは大活躍した100均のドリンクホルダー。
付属の金具で取り付け出来なかったので、ロープで縛って固定しただけ。

空になると、メインの1.5リットルのペットボトルから移していた。
自転車を漕いでいる時も、蓋を開けてから片手運転して飲むことが出来て便利だった。

上はステムに縛っておいた。

3mmのロープはロープワークしやすく、解きやすくて使いやすい。

下の方はフロントキャリアに縛っておいた。上下2箇所を固定したため、ブレたり外れたりすることはなかった。

ロープが短かったので、2mmの白いロープを繋いで縛った。2mmは軽くてコンパクトでいいが、少々解きにくいのが難点。使用する場所に応じてロープの太さや種類を選んだ方がいい。

自転車を逆さまにしてタイヤを取り外したところ。

カンチブレーキのアーチワイヤーを外してタイヤの空気を抜いてから、クイックリリースレバーを緩めてタイヤを外した。

地面と接する箇所には、ダンボールとウエスを敷いて擦れないようにしておいてある。

コイツが問題のカンチブレーキ。TEKTRO 992AG

カートリッジ式でMTB用のVブレーキシューが使用できるようになっている。
現在はシマノのシビアコンディション用の S70C を取り付けてある。
TEKTRO 992AGのシルバーは、メジャーなネット通販を検索しても出てこない。すでに製造されていなくて、在庫もなくなってしまったようだ。

 

前回、走行距離9,000kmの時に新品に交換して1,000kmほど走った。
何度か雨の日にも走っているためか、距離の割には減っている。

よく見ると、溝にカスが詰まっている。

ブレーキシューの溝の掃除を行う。
マイナスドライバーを突っ込んでゴシゴシ擦ってから、濡れ雑巾で拭いて汚れを落とした。

このあと、タイヤ交換して自転車に乗ると、別物のブレーキのようにしっかりと効いた。

このカンチブレーキ。晴れの日はいい。しかし、雨となると別物のようにまるで効かなくなる。それが恐ろしい。

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ドロヨケの取り付け用ダボ穴には、ビニールテープを巻いてネジ山が汚れないようにしておいた。

チェーンステーのダボ穴

直にドロヨケが付くところ。ビニールテープを巻いてから、外れにくいように瞬間接着剤を軽く塗っておいた。そのため、一度も剥がれてくるようなことはなく、ネジ穴からフレーム内部に汚れが入ることはなかった。

こちらはシートステーのダボ穴。

こちらも同様の処理をしておいた。

テープを外す時は、カッターナイフで軽く切ってから剥がした。

リアディレーラーのシフトワイヤー周辺が一部錆びていた。
CRCを吹き付けてからウエスで磨いてサビをとっておいた。

フレームエンドのところはペンキがハゲやすい。
他にもあちこちブツけたところがペンキが剥げていた。

材質がクロモリで錆びやすいので、錆びないように処理しておく。

ペイントマーカーを塗って防錆処理する。
フレームは濃緑色だが、遠目で見たら黒でもあまり気にならない。

クロモリの自転車には、おまけでタッチペンを付けてくれると有り難い。車用のものを探せば、近い色が見つかるだろうが、お金と手間が掛かることなので、100均のタッチペンでヨシとしておく。

どうせ乗っていれば、あちこちガタガタになってくる。あまり気にするな!

リヤタイヤを外しているところ。
始めはやりやすいフロントを行った。

タイヤの付け外しに慣れるためにも、こまめに付け替えておきたい。

シュワルベのマラソンシリーズは、ワイヤービートで硬いためタイヤを外しにくい。プラスチックのタイヤレバーだと折れそうになる。しかし、おっさんの気持ちは決して折れることはない!

付け替えるタイヤは、PanasonicのTourerというツーリング向けの巾が1.5インチのもの。チューブはピッタリの26インチ巾1.5インチのものが入っている。

ホタテ貝を踏んだのはリアタイヤで、チューブに大きな穴が空いてしまったため、シュワルベの1.5~2.5インチ用のチューブに交換してある。巾広タイヤにも適合するように少し大きくなっていたので、チューブの取り付けには注意を払った。

何気なくタイヤを付けていると、チューブの折り曲がりに気がついた。

おっと、危ない!

一度チューブに空気を入れてシワを伸ばしてから空気を抜いてタイヤをキチンと嵌めたのだった。

タイヤの保管は新聞紙に包んでから、サランラップを巻いて直射日光が当たらない物置の屋根裏においていた。ちょっとやり過ぎたか。

タイヤとチューブを取り外したところ。

リムテープには傷みは全くなし。

削れたリムのようす

雨の日に十和田湖の急な下り坂を下っている時に、一気に削れてしまった。
ブレーキが全然効かないものだだから、馬鹿力でレバーを握って少しでも減速しようと頑張った。

その結果、リムが一気に削れてしまった!写真で見ると分かりづらいが、インジケーターの両側が凹んでしまっている。寿命はもうすぐ。

ホイールのみ取り付けて回転させて、振れがないか点検する。
よく分からないが、おっさん的には許容範囲内だった。

ホイールを回転させてじっと見つける。

なんだか職人になったような気がした。

リアタイヤを取り付ける前にドロヨケを付けておく。
ビス類はなくさないように、封筒に入れてテープで付けておいた。
別々に保管しておくと、あとで分からなくなる。

いつもどこやったか、ウロウロ探し回ることになる。あらかじめ手間ひまかけて時間の無駄を省く。

作業中に気になったのは、ダウンチューブ裏側にあるボトルケージ。
アルミ素材のシンプルなタイプだった。

樹脂製は直射日光で劣化するので、わざわざアルミ製を選んだのだった。

このボトルケージには、500mlのペットボトルを常に満タンにして挿していたのだが、ボトルの角が当たるところが削れていた。

なんともまあ恐ろしい!

今度から削れないように、ビニールテープを巻いておこう。もちろん剥がれて来ないように、瞬間接着剤で固めておく。

組み立て完了後、各部をチェックするついでに、乾いたウエスで拭いて磨き上げた。
金属パーツが目に眩しい。

いやあ、再びこうして見ると、実によい自転車だな!濃緑が渋くていい。

ヘッドチューブの前にはハンドメイドの書かれたプレートが取り付けられている。
自転車は工芸作品だな。

取り外したタイヤはキレイに洗って汚れを落とし、十分乾燥させてから、物置の屋根裏で保管する。

仕事をしたあとは飯が美味い!

白米と残り物の味噌汁を食べる。ちと味噌汁が塩辛いな。
贅沢は言うまい!今おっさんは実家に居候中なのだ。態度がでかいと家族と喧嘩になる。

翌日、十分乾いたタイヤをチェックする。

サイドの反射剤は見た目ハゲているが、ストロボを焚いて撮影するとしっかり反射してくれる。

こちらがリアタイヤ。

2000km走行したころ、ホタテ貝を踏みもう片方のリアに付けていたタイヤがパンクした。
その後、フロントタイヤをリアに変えて、5000km走っている。
こちらはパンクは一度もなし。

負荷の高いリアにパンクしていないタイヤを取り付けた。その後はローテーションは一度もしていない。

こちらがフロントタイヤ。

パンクした当時、リアに付いていたタイヤ。
溝はまだたっぷり残っている。

パンク修理した箇所

接地面のようすをズームで撮影した。

角度を変えてもう一枚

もう少し上まで縫いたいのだが、接地面のため縫っても切れてしまう。
縫った一番上のところが切れている。

サイドから撮影。

ホタテ貝の破片でサイドがザックリと裂けてしまったので、麻糸で縫ってから瞬間接着剤を縫って糸が切れないようにしている。

内側からはゴムパッチを当ててからガムテを貼っておいた。

特にガムテの傷みは見られない。

 

タイヤのパンク修理の件は、また別の記事でねちっこく書くことにする。
その時、私の修理方法も詳しく記載する。
始め不安で仕方がなかった修理箇所だったが、修理してからすでに5,000kmも走行している。
不安は全くないとは言えないが、まだそこそこ持ってくれるだろうと思っている。

その辺は今後も継続して書いてゆきたい。

取り外したタイヤは物置の屋根裏にそのまま置いておいた。
ここなら直射日光が当たらないため、むき出しのまま保管していても問題ないだろう。

今の予定では、来年の海外ツーリング時に履いてゆくつもりだ。もちろん予備のマラソンプラスを2本持って。このタイヤを限界まで使ってみたい。どうせ一度はダメになったタイヤだ。最期を見届けたい。予備があれば、問題なし。

ブログのネタにもなることだし、やってみる。せっかくのいいタイヤを中途半端でダメにしては勿体無い。

何事も無駄なく使い切ってしまいたい。

 

ノーマルに戻した感想

やはりOJC4には、ノーマルの1.5インチ幅のタイヤがいい。リアのドロヨケが付けられるし、軽快な走行を楽しむことができる。

ただ、雨の日にブレーキが効かないのは問題だ!重要なことなので何度でも言う。
荷物満載でも晴れの日に乗る分には、十分満足できる効きのカンチブレーキだが、雨降りとなると一気に効かなくなって怖い思いをする。

晴れの日の効き目を10とすると、雨の日は2か3まで一気に落ちる。嘘のようで本当の話。あまりの違いに始め驚く。そしてそのうち雨の日に乗るのが怖くなる。それが今のおっさんだ。

まあ、そんな癖のあるランドナーだが、私にとっては可愛い愛車だ。

 

新しい自転車を買ったあとも大事にしてゆきたい。

 

おわり

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