こんにちは。からあげです。
ようやくオフシーズンになって活動中の記録をまとめることができるようになった今日このごろ。現在は急ピッチで整理を行っている。今日はツーリングの費用について。
では早速イッてみよう!
北海道・東北2018 ツーリング費用 内訳
今回報告する北海道・東北2018のツーリングの費用は、6月9日愛知県の実家を出発してから、10月11日山梨県の小屋に戻るまでの4ヶ月間の分をまとめたもの。
10個の項目に分けて整理しているが、区分がハッキリしないものに付いては、おっさんの独断と偏見で決めてある。
交通費
フェリー・バス・電車のみ。
行きは名古屋港から苫小牧までの長距離をフェリーに乗ったが、帰りは函館から大間まで津軽海峡のみフェリーに乗って東北を自走して帰ってきた。
太平洋フェリーは乗船日の28日前までにネットで予約・購入すると早割が適用されて、旅客運賃が最大で半額、車両運賃は3割引きになる。
当然のごとく、ネットで早めに予約購入して早割を適用させた。
離島のフェリー代は割引がほとんどなくて割高だが、お金をケチっているとどこにも行けなくなるので、天気とおっさんの気分次第で離島に渡った。
自転車保険としてJCBカードのトッピング保険、日常生活賠償プランに入っている。国内外問わず自転車搭乗中の事故にも対応する。この保険代も交通費に含めた。
フェリーと自転車保険については、近いうちに詳しい記事を書くことにする。
*以下、全て税込みの金額
交通機関名 | 区間 | 金額 | 備考 |
太平洋フェリー (きたかみ) | 名古屋~苫小牧 | 5,400円 | 早割、A期間、2等船室 |
〃 | 〃 | 3,200円 | 早割、自転車 |
羽幌沿海フェリー (オロロン2) | 羽幌~焼尻 | 1,700円 | 2等、7月・8月 |
〃 | 〃 | 850円 | 自転車 |
〃 | 焼尻~天売 | 780円 | 2等、7月・8月 |
〃 | 〃 | 850円 | 自転車 |
〃 | 天売~羽幌 | 2,470円 | 2等、7月・8月 |
〃 | 〃 | 850円 | 自転車 |
ハートランドフェリー | 稚内~礼文 | 2,470円 | 2等 |
〃 | 〃 | 1,360円 | 自転車 |
〃 | 礼文~稚内 | 2,470円 | 2等 |
〃 | 〃 | 1,360円 | 自転車 |
宗谷バス(礼文島) | 香深井~スコトン岬 | 1,060円 | |
津軽海峡フェリー | 函館~大間 | 2,260円 | スタンダード、B期間 |
〃 | 〃 | 1,020円 | 自転車 |
三陸鉄道 | 三陸~盛 | 540円 | 自転車無料 |
自転車保険 | 月額150円 | 600円 | 4ヶ月分 |
小計 | 29,000円 | 100の位四捨五入 |
宿泊費
基本的に野宿で、北海道では無料のキャンプ場に数多く泊まった。
無料のライダーハウスにも数回泊まった。
経費節減のため、旅館やホテルなどには一度も宿泊しなかった。
月日 | 場所 | 金額 | 備考 |
6月19日 | 恵山海浜公園キャンプ場 | 300円 | |
7月4日~6日 | 旭川21世紀の森キャンプ場 | 1,560円 | 3泊 |
7月13日 | 天売島キャンプ場 | 500円 | |
7月16日~18日 | 礼文島 緑ヶ丘公園キャンプ場 | 1,800円 | 3泊 |
7月22日 | コムケ国際キャンプ場 | 200円 | |
7月24日 | 国設知床野営場 | 400円 | |
7月25日~29日 | 羅臼温泉野営場 | 1,500円 | 5泊 |
7月30日 | 中標津町緑ヶ丘森林公園キャンプ場 | 216円 | |
8月7日 | オンネトー国設野営場 | 350円 | |
8月10日~12日 | 上士幌航空公園キャンプ場 | 1,500円 | 3泊 |
8月15日~16日 | 旭川21世紀の森キャンプ場 タルハウス | 1,040円 | 2泊 |
8月18日 | 白雲岳避難小屋キャンプ場 | 300円 | |
9月23日 | 岩手山焼走りキャンプ場 | 300円 | |
小計 | 10,000円 | 100の位を四捨五入 |
食費
基本は3食自炊。朝夕の主食は大麦入りの白米、具たくさんの味噌汁を付けた。
お昼は具をたくさん入れて増量した袋ラーメンを食べた。
長年の厳しい精神修行を経て、毎日同じものを食べても平気な体質となったので、基本の食事を忠実に守った。
ただ、その日の行程や天気・体の消耗具合により、コンビニで買い食いをしたり、食堂で食事をしたりすることもあった。
十分食べておかないとペダルを漕ぎ続けることができないため、食費はあまりケチらないようにして、タンパク質が豊富で安くて腹が膨れるものを意識して食べていた。時々、食べ放題で腹いっぱい食べて、日頃の栄養不足を補っていた。
月 | 金額 |
6月 | 26,693円 |
7月 | 39,997円 |
8月 | 44,047円 |
9月 | 39,615円 |
10月 | 16,439円 |
小計 | 167,000円 |
*100の位を四捨五入
通信費
通信費は主にスマホの格安SIMの料金。
Mineoのデュアルタイプ3GB、Dプランの月額基本料金は、1728円(税込み)
ツーリング中のブログ更新は、このMineo SIMのほか、図書館など公共施設の無料Wi-Fiを使用した。
ほかは不要な荷物を実家に送った際の郵便料金。
レターパックプラス510円とゆうパック1500円の料金を加算した。
摘要 | 金額 | 備考 |
Mineo デュアル3G Dプラン | 6,912円 | 4ヶ月分 |
レターパックプラス | 510円 | 全国一律 |
ゆうパック | 1,500円 | 80サイズ |
小計 | 9,000円 | 100の位を四捨五入 |
工具・パーツ
主に自転車の予備パーツや工具の金額。自転車本体やキャリアの分は含めていない。
途中、自転車屋で交換、点検してもらった分を含めた。
新車で購入した自転車のため、大きな故障はなかった。
種類 | 規格 | 金額 | 備考 |
タイヤ | Panaracer FD Pasela 26×1.75 | 2,500円 | |
チェーンコネクティングピン | 6~8速用 | 600円 | 3個入り |
シフトインナーケーブル | SUS 2100×φ1.2mm | 600円 | |
チューブ | シュワルベ 26×1.5~2.5 仏式 | 1,400円 | 2個 |
ペダル | MKS RMX | 2,000円 | 1セット |
チェーン | CN-HG71 6~8速用 | 1,700円 | シマノ純正 |
ブレーキシュー | シマノ シビアコンディション S70C | 1,200円 | 2セット |
〃 | シマノ シビアコンディション M70R2 | 1,200円 | 2セット |
自転車カバー | ACTIVEWINNER | 2,000円 | |
ボトルケージ | ミノウラ 1.5L | 1,700円 | |
チェーンカッター | 1,400円 | ||
スポークレンチ | パークツール SW-2 | 1,100円 | |
六角レンチ | 6mm ロング | 200円 | |
テールライト | キャットアイ REFLEX AUTO TL-LD570-R | 1,600円 | |
スプロケット交換 | ALTUS CH-HG31-8 11-32T | 3,300円 | 工賃含む |
クランク周り点検 | 1,620円 | クランク周りから異音発生 | |
小計 | 24,200円 |
装備費
テントやトレッキングポールなどのアウトドア用品と自転車のキャリアに取り付けるオルトリーブのサイドバッグなど。自転車本体には含まない装備品を主とした。
テント、シュラフ、炊事道具など基本のアウトドア用品は全て揃っているが、経年劣化や軽量化のため新たに購入した。
衣類は手持ちの登山用のものを使用したので、買うことはなかった。
Amazonで購入した中国製の安物のトレランシューズは、履いて1月もしないうちに、ソールが剥がれてきたので、こまめに瞬間接着剤で修理を行った。
途中の釧路で購入したアシックスのトレランシューズは、履き心地は中国製に比べて格段に良くなったが、製造工程のミスのため、早くもソールが剥がれてきた。
メーカーに発送して、同じものを購入して履いていた。後にメーカーから同じシューズが届いた。
アシックスのトレランシューズは、本来は耐久性は十分で、今回はたまたま不良品を掴んでしまっただけなので、買い替えの費用は含めていない。
このシューズの件も後ほど詳しく記事にしてアップする。
品目 | 金額 | 備考 |
ヘリテイジULポール | 9,700円 | トレイルランニング用 |
トレイルランニングシューズ | 2,700円 | Amazonで購入した安物 |
〃 | 7,300円 | 釧路で購入したもの |
エアライズ1 アンダーシート付き | 41,000円 | 買い替え |
ソーラーパネル | 5,000円 | 買い替え 16w USB2ポート |
オルトリーブバッグ | 30,500円 | 前後セット |
合計 | 96,200円 |
雑費
コインシャワー・コインランドリー、温泉など
洗濯は公園や川などでこまめに行なっていた。
お風呂は、北海道では無料温泉に浸かって清潔さを保っていたが、本州に入ると無料温泉がなくなったので、濡れタオルで体を拭いて着替えをして、時々温泉に入っていた。
川で水浴びをする予定だったが、今年の夏は天候不順で寒い日が多く、一度も水浴びする機会に恵まれなかった。
摘要 | 金額 |
稚内ポートサービスセンター シャワー・洗濯 | 400円 |
市営体育館 シャワー | 110円 |
青森 浅虫温泉 | 350円 |
岩手山 焼き走り温泉 | 500円 |
小計 | 1,400円 |
*10の位を四捨五入
生活用品
主として100均の文房具やタオル、接着剤などの生活必需品。
ガスストーブの燃料のカセットボンベは、食費と生活用品に含まれてハッキリしない。
月日 | 金額 |
6月 | 540円 |
7月 | 2,494円 |
8月 | 108円 |
9月 | 703円 |
10月 | 203円 |
小計 | 3,700円 |
*10の位を四捨五入
活動費
ブログのネタ・社会勉強するために入った資料館などの入館料。
あまり人工物には興味がないため、お金を払ってまで入ることは少なかった。
場所 | 金額 | 備考 |
ハリトス正教会 | 200円 | 函館 |
木古内駅 入場料 | 170円 | 北海道新幹線 |
モヨロ貝塚 | 300円 | 網走 |
当麻鍾乳洞 | 500円 | 旭川周辺 |
野猿公苑 | 200円 | 下北半島 |
ワ・ラッセ | 600円 | 青森ねぶた |
斜陽館 | 500円 | 太宰治資料館 |
ねぷたの館 | 600円 | 五所川原立ちねぷた |
津軽中里駅 入場料 | 170円 | 津軽鉄道 |
五所川原駅 入場料 | 170円 | 〃 |
登米資料館 | 900円 | 6施設共通観覧料 |
小計 | 4,300円 | 10の位を四捨五入 |
書籍
地図2冊の費用。
北海道の地図は、3年前の車中泊の旅で使用したものを用いた。
郊外は紙の地図、市街地ではスマホアプリのグーグルマップを使用していた。
品名 | 金額 |
ツーリングマップル東北 | 2,000円 |
ツーリングマップルR関東甲信越 | 3,000円 |
小計 | 5,000円 |
*あらかじめ100の位を四捨五入した
ツーリング費用 合計
項目 | 金額 |
交通費 | 29,000円 |
宿泊費 | 10,000円 |
食費 | 167,000円 |
通信費 | 9,000円 |
工具・パーツ | 24,200円 |
装備費 | 96,200円 |
雑費 | 1,400円 |
生活用品 | 3,700円 |
活動費 | 4,300円 |
書籍 | 5,000円 |
合計 | 349,800円 |
費用まとめ
今回の自転車旅を振り返ってみると、想像していたとおり、食費がダントツで多かった。
原動機のない自転車は、人間がエンジンとなって走るため、大量のエネルギーを消費する。
できるだけ自炊して食費を抑えていたが、北海道各地に点在するセイコーマートには非常に助けられた。
セイコーマート(略してセコマ)はかなりの田舎にもあって、なんと利尻島や礼文島にまである。
本州のコンビニとは違って24時間営業でないところが多いが、生活に密接に関係した品物が豊富でしかもお手頃な値段で販売されている。そのため、北海道ではスーパーマーケットで買い物するよりセコマで買う方が多かったような気がする。
セコマについて書くと、延々長くなってしまって、この記事の本来の目的とは遠くかけ離れてしまうため、今回はこれくらいにして後日別の記事を書くことにする。
あとは交通費が安く済んだ。自力で移動できるため、当たり前と言えば当たり前だが、実際に走ってみてよく分かった。3年前の北海道車中泊の旅より大幅に安くなった。やはりフェリー代とかなり効いている。当時のガソリン代は、全て食費に加算されたことにすると、なるほどと納得がゆく。

旅の費用の中でもっとも削りやすいのは宿泊費だ。野宿で頑張って費用節減に努めている。
毎日自転車を漕いでいると、耐候性が大幅に上がり、ちょっとやそっとのことでは体調不良にはならなくなる。体調を崩して医療機関やホテルにお世話になったら、それまで積み重ねていた涙ぐましい節約の努力が無駄になる。
締めるところは締めて、適度に遊んで限界まで体を追い込まないようにした。そのためか、最後まで自転車を漕いで家に帰ることができた。
今年の始め、新規に購入した自転車、Panasonic OJC4は前後のキャリアを含めておよそ20万円だった。この自転車の購入費用とツーリング中の費用に少し予備費を加えると60万円。
60万円で4ヶ月も楽しいツーリングが出来たと思うと、それほど高いとは思えない。いや、むしろこんな安い費用でできたと嬉しくなる。

来年は、初の海外ツーリングとなるので、出費が一気に増えることになるが、必要なものにはお金をケチらず投資してゆくつもりだ。
さあ、新たな自転車を手に入れて日本を飛び出そうか。
おわり