熊野古道~大峯奥駆道を歩く(順峰)~【出発前日】

こんにちは。からあげです。

 

今日は去年の5月に歩いた熊野古道について。
去年の年末までに、ようやく小辺路までの記録をアップしたのだが、バイトのほかやることがたくさんあって、なかなか続きをアップできないでいた。オーストラリアの準備もしないとイケないため、頑張ってさっさとまとめてしまうことにした。早く片付けておかないと来年になり、ついには忘却の彼方に失われてしまう。

 

高野山から小辺路を歩いて熊野本宮大社までやって来たのだが、補給と休養を兼ねて本宮で一晩休み、翌日から大峯奥駆道(おおみねおくがけみち)を歩いて吉野山まで歩くことにした。前日、道の駅のスーパーでだいたいの補給を済ませてあるので、追加の食べ物とカセットボンベだけ買うことにした。

しかし、まだ7時を過ぎたばかりで、どこの店も開いていない。ひとまずどこかで時間を潰すことにした。

やって来たのは、本宮大社近くにある和歌山県世界遺産センター(以後はセンターと呼ぶ)。
2002年にユネスコの世界文化遺産に指定された熊野古道だが、それらを紹介するために建てられた施設。

センター前には大きな無料駐車場とバスターミナルがあって、朝早くから路線バスが運行されていた。雨が降り始めたためか、観光客の姿はまだほとんどない。

センター閉館時間中のトイレは、本宮大社入り口近くにある公衆トイレを使う。
水洗トイレできれいに掃除されている。飲水は手洗い場で汲むことができる。

バスターミナルの長い屋根

雨が降り始めて行き場を失ったおっさんは、とりあえずセンターが開館するまでの間、屋根の下のベンチに座って待つことにした。
この時はブログ更新を一時中断していた時期で、電源は手持ちのモバイルバッテリーのみだった。
スマホはもっぱら天気予報や地図を見ることだけに使っていた。スマホ漬けになっていた私は、時間をかなり持て余していた。

9時になってセンターが開館したので、まずは中を見学することにした。
建物の中は暖かく、外で冷えた体を温めることができた。

写真は山伏。昔はこのような格好をした山伏が修行のために大峯奥駈道を歩いていたようだ。

しばらくセンターの中で休憩していたが、明日の出発に備えて必要なものを買っておくことにした。早朝から降り始めた雨は一旦止んだものの、再び降り始めて9時頃から本降りとなった。

雨の中をカーキ色のポンチョを着てトボトボと歩いた。

まずやって来たのはホームセンター「コーナン」。
カセットボンベと食料を買いにきた。
最近はどのホームセンターにも簡単な食料品コーナーがある。スーパーで買うより安いこともある。入り口に大きな軒下があったので、荷物整理が出来て助かった。

ホームセンターで購入したのは、カセットボンベ1本、ポカリスエット1箱(5袋入り)カロリーメイト4箱、ココナッツサブレ1袋。

カセットボンベはバラ売りしておらず、3本セットのみの販売だった。3本で300円ちょっと。100均であれば、ボンベを単品で販売しているのだが、田舎の本宮には100均は見当たらなかった。仮にあったとしても、距離が遠かったら歩いて行く気にはなれない。約3.5km離れた道の駅まで歩いてゆくのも面倒くさかった。荷物が重たくなっても、前日たくさん買い物をしておいて良かった。

カセットボンベは3本セットで買って2本をその場で引き取って貰い1本だけ持つことにした。
ここでとっておきの秘技「カセットボンベ引き取りの術!」を繰り出した!今回この秘技を使ったのは初めてだったのだが、レジの人に訳を話すと引き取って貰えた。買ってしばらく経ってからだと、相手は難色を示すかもしれないので、その場で交渉した。始めこちらが標準な日本語を話しているにも関わらず、相手に全然話が伝わらなかったが、根気よく丁寧に何度も話しているとようやく分かって貰えた。このような申し出は初めてだったようで、相手は随分戸惑っていた。私がホームレスのようなこ汚い格好をしていたこともあるだろう。すでに家を出て一週間近く風呂に入らず、ヒゲを剃っていなかったため、かなり酷い格好をしていたことだろう。(酷い格好が通常。)

今、考えてみたらYショップで単品販売していたかもしれない。始めからないものとして考えていた。うむ、次回から気をつけよう。

コーナンに続いてYショップへ。

ここでの滞在中の食料を買い足すことにした。Google Mapsで簡単に検索したところ、本宮大社周辺で食料を手に入れられるところは、コーナンとYショップの2店のみだった。

Yショップの営業時間は午前7時30分から午後7時まで。
日曜日も営業している。

食料品はかなり少ないため、他で買い出ししておいた方がいい。ここはパンやおやつをちょっと買うのに便利。
一番のお勧めは道の駅にあるスーパー。ただし、歩いてゆくと1時間ほど掛かるので、その分の時間と体力を考えておこう。

Yショップではカップラーメンとパン、おにぎりを購入した。
寒い雨の日には、熱いカップラーメンが一番。

店内に湯沸かしポットあり。外にゴミ箱がなかったので、店員さんにお願いしてゴミを引き取ってもらった。買った分のゴミなら、お願いすればたいてい引き取って貰える。

昼食後、本宮の町を散策する。
熊野川は雨で増水して茶色く濁っている。熊野川沿いは開けていて非常に開放感があって気持ちいい。昔は橋はなく、熊野川を歩いて渡っていた。

雨に霞む大斎原の大鳥居。傘を持った人が小さく見える。
周囲の田んぼには、稲がきれいに植えられていた。

この日は世界遺産センター隣の観光センターの読書コーナーで本を読んで過ごす。
スマホを充電できるようなAC電源はなし。フリーのWi-Fiだけは整備されていた。
いつも思うのだが、日本は充電スポットが非常に少ない。Wi-Fiだけあっても、電源がなかったら、直ぐにバッテリーが空になってしまう。

本を読みながら周囲のようすを観察していると、観光センターにやってくる観光客は圧倒的に外国人が多かった。意外なことに中国人は少なく欧米人の割合が多かった。ゴールデンウィーク明けということもあったかもしれないが、熊野古道は日本人には受けがあまり良くないようす。

観光センターの窓口の人は、中国語や英語を流暢に話すことができて、時代の移り変わりを強く感じたのだった。

本棚には美味しんぼの和歌山編1冊だけ置いてあった。他に面白そうな本を何冊か読んで暇を潰す。

本を読んでいると、突然どこからともなく激しい音がし始める。何だろうと思って外を見ると、バケツを引っくり返したような激しい雨が降っていた。この日は無理をせず、本宮の町でゆっくりしていて正解だった。天気予報では、この日は一日中雨で、翌日から晴れが続くとなっていた。

夜はセンターの軒下を借りて泊まった。夜9時ころになって誰か来たのでドキッとしたが、白装束に編み笠の人がテントを張り始めたので、同類だと分かって安心した。

夜になっても断続的にバケツをひっくり返したような雨が降り、深い軒下で寝ていたにも関わらず、寝袋が少し湿ってしまったのだった。翌日からいよいよ熊野古道本番の大峯奥駆道を歩くことになる。不安と期待を胸に深い眠りへと落ちていくおっさんだった。

 

つづく

熊野古道
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からあげ隊長の冒険

コメント

  1. 一式陸攻 より:

    隊長、
    寄付に関してですが
    寄付の受付期間は、いつまででしょうか?