2度目の礼文島

こんにちは。からあげです。

 

世間は3連休だったのか!昨日までそうとは知らず、やけに人が多いなあと思っていた。何で雨だというのに、バイクや車が多いのか?自転車だって少なくない数を見かけた。

謎が解けたら、どうってことはない。夏休み直前の3連休だから出かけていたのだ!なぜ雨が降ると分かっているのにキャンプに来るのか謎だった。北海道民はそんなにもキャンプに飢えているというのか?

まあ、そんなことはどうでもいい。早くブログ記事を終わらせてしまって自由時間にしたい。よし、さっさと今日の出来事をアップしよう。

稚内に来たら立ち寄ろうと思っていた稚内ポートサービスが祝日のため休みと知ったのは昨日のことだった。
明後日シャワーを浴びて洗濯をするためだけに、今日一日を稚内で無駄に過ごすのは嫌だった。どこに行っても観光客がいっぱいで心が休まる暇はない。

以前から利尻・礼文島に行くか行くまいか散々悩んでいたのだが、ポートサービスが休みだと分かると、急に行く気になってきた。

 

3年前の前回は、利尻山登山が抜群に天気が良かったが、礼文島歩きはガスが多くて景色を楽しむことは出来なかった。天気予報を見ると、しばらく天気が安定しそう。そこでまず初めに礼文島にゆくことにした。

今朝は4時起きして準備を整えて礼文島行き6時20分の始発便に乗った。

礼文島行きのハートランドフェリーに乗り込んだところ。
自転車は壁際に停めることになる。

自転車と2等船室の料金合わせて3,830円だった。まあ、1泊して直ぐに帰って来るわけではないので、それほど高くはないだろう。ブログのネタにもなることだし、投資と思えば安いものだ。

先日、焼尻・天売島へ行った時とは全く違い、今回のフェリーはかなり混雑していた。
利尻島は100名山の利尻山、礼文島は高山植物が目当ての人が多い。

客の7割はお年寄りのツアー客という感じだった。珍しいことに中国人の影は非常に薄かった。

自転車は全部で4台。

最近無愛想モードになったおっさんは、誰とも話さなかった。
旅が長期になるにつれて、心が荒んできたのだろうか?

いやいや、単に船酔いだったし、サイクリストがそれほど珍しくはなくなったため。

8時過ぎ、礼文島の香深港に到着した。
昨日の風の影響が残っていて海は若干の時化模様だった。久しぶりに船酔いになった。やはり船から下りると船酔いに弱くなるようだ。

陸に上がっても気持ち悪い気分のまま自転車を走らせた。

今日は若干風は強め、しかも向かい風。昨日強い追い風を受けて稚内にあっという間に着いたことを考えると、風のことを嫌うのは悪いような気がしてきた。

追い風の時は良くて、向かい風はダメ。同じ風なのにあんまりだ。風はおっさんの邪魔をしたくて吹いている訳ではなく、高いところから低いところに流れているだけだ。何も悪くない。

途中のセコマでおやつ休憩。
海岸から利尻島を望む。利尻山はガスにすっぽりと覆われている。

礼文島でのねぐらは、香深井集落にある緑ヶ丘公園キャンプ場。
道路から遠く離れていて、車両乗り入れ不可、ペット不可の今どき珍しいキャンプ場だ。

礼文島北側の久種湖畔にもキャンプ場があるが、幹線道路から近くてオートキャンプ可のため、ファミリーキャンパーが多く訪れる。ドアの開け閉めの音やエンジン音がするだけで興ざめする。

本来、私のような人間は整備されたキャンプ場に来たら行けないのだが、小さな島にはテントを張りっぱなしにできる場所はない。

これからしばらく、このキャンプ場を拠点に礼文島をあちこち回ることになる。

荷物を解いて軽装ツーリング仕様にする。
身軽になると驚くほどペダルが軽くなってスイスイ進む。

船酔いがまだ収まらないので、しばらくゆっくりしてから出発することにした。

久種湖畔キャンプ場になくて緑ヶ丘公園キャンプ場にあるもの。それはスマホ充電用の電源だ!

以前の管理人さんがサービスで付けたものらしい。旅人が多いキャンプ場ならではだ。基本野宿だと困るのは、スマホの電源確保だ。天気が良ければモバイルソーラーパネルで自給できるが、今回のように雨や曇が多いと充電できずにバッテリー残量が常に不足気味にとなる。

電源さえあれば、スマホを弄って遊ぶことができるぞ。今は「うみねこのなく頃に」がやりたくて仕方ないのだ!

午後から自転車に乗って礼文島を探検することにした。

初日の今日は礼文林道コースと礼文滝コースを攻める。
林道コースは自転車走行可となっている。身軽になったOJCだったが、最近の大雨で路面がガタガタになっていたため、途中で押して上っていったのだった。

森の中を抜けると、一面笹原で開放感のある場所に出た。
昔、礼文島は森林が豊かだったのだが、山火事多発や伐採し過ぎて笹だらけになってしまったという。なぜ、伐採しすぎたのか?家に戻ったら調べることにしよう。

途中、外人に道を聞かれて英語で会話した。日本にいるのに英語を話す機会が増えている。単に外人が増えたからなのか?それともおっさんのインターナショナルな雰囲気に惹かれてついつい聞いてしまうのか?

最後に兄さんがHave a nice trip!と言ってくれたので、You too!と返せばいいものを、咄嗟に出て来なくてYahとか言って手を挙げて誤魔化した。まあ、こんなもんでいいんだ!分かればいい。

林道の駐車スペースに自転車を停めて、礼文滝コースを歩く。
礼文滝は海岸のすぐ近くにあるため、沢に沿って下ってゆく。

礼文島はヒグマが生息していないため、気楽に歩くことができる。一方、利尻島ではつい最近、本島から泳いで渡ったヒグマがいるらしく、島内のあちこちで痕跡が発見されている。

ヒグマよ!礼文島まで来るんじゃないぞ。

沢沿いに咲くイブキトラノオ。

エゾカンゾウ

花は終わりかけか、いくつか咲いているだけだった。

沢沿いに下りてゆくと海が見えた。海岸までは、滑りやすい急斜面の下りとなるため、注意が必要だ!

青空が出てきたところで、海の青さが際立って見える。これが礼文の海だ!

海岸に下りたところ。

歩くとガラガラと音がする石浜が広がっている。あちこちに千切れた昆布が打ち上げられている。

振り返ると、そこに礼文滝があった!

なかなか迫力があるな。
そこら辺に落ちていたコンパネに座って休憩する。

いやあ。天気の良い礼文島は本当に気持ちいいね。前回の分も楽しんでしまおうか。

こんなところに雨の日に来ても何にもいいことない。雨に濡れてねずみ色の空を見ていたら、衝動的に海に飛び込んでしまうかもしれない。非常に危険だ!

レブンウスユキソウ群生地

細い道を通って群生地に向かう。レブンウスユキソウは礼文島しか生えていない貴重な植物だ。レブンアツモリソウは花の時期をとうに過ぎてしまっている。

レブンウスユキソウ

小さな白い花を咲かせている。

群生地から元地方面を望む。

元地漁港を見下ろす。

林道を走っていると、前方の利尻島上部のガスが晴れて利尻山が姿を現した!

本日、最初で最後の利尻山だった。
利尻山は遠目で見ると、非常にカッコいい山だ。
しかも登っても面白い。

麓の神社で祭が行われていた。昨日は雨のため、本日に順延されたもよう。

祭だというのに人影があまりない。どこに行ってしまったのか?

帰りの途中でセコマに寄りおやつタイム。最近、アイスクリームをよく食べるようになったな。

中に入っている板チョコのパリパリ感がいい!

キャンプ場の手前で祭の神輿と遭遇した。
トラックの荷台に神輿を載せて走っているぞ!

担ぎ手が少ないため?それとも酔っぱらいが多いため?
荷台からは酔っぱらいの賑やかな声が聞こえていた。

島民だけでなく、旅館や売店のリゾートバイトに来た若者も動員しているようす。

キャンプ場に戻ったら、早速晩飯にする。
今日はカレーともやしだらけの味噌汁だ。野菜が足りない気がするため、味噌汁に半分ぶち込んだ。

 

さあて、今日は久しぶりに天気の良い日に歩いた気がしたな。

礼文島の本命は8時間コース。明日は天気が微妙なため、他のところにゆく。最近寝不足気味だから、明日は遅くまでたっぷり寝ることにする。

 

おわり

コメント

  1. 一式陸攻 より:

    礼文島の記事、
    面白く読んでいます。
    あの頃は、
    ジムニーを稚内に置いて、上陸していましたね。
    礼文島は、トレイルコースが多いらしいですが
    あまり、情報がないので、詳細な記事をリクエストします。
    礼文島は、熊がいないから、安全にトレイルできますね。
    まあ、米国西海岸の大都市で野宿を経験された隊長なら、
    ヒグマぐらいたいしたことはないでしょうが(笑)
    また、
    流氷で有名な紋別海洋公園キャンプ場は、
    四百円で、ずっとテントが張れるようです。

    それと、
    是非、巷で人気がある安いライハなんかも紹介してください!

    この時季に自転車で北海道を周遊している隊長!
    マジで羨ましいです。

    私は、
    お盆まで休みがないです。
    日本のお盆も全然、休みらしい休みじゃないですが!

    • karaage より:

      礼文島の記事は帰宅後?に詳細な記事をアップします。
      通常の記事だと、こと細かく書けませんからね。後書きすると、バランスが崩れますし。情報収集はバッチリです。

      すみません。ライダーハウスは私の趣味ではないので行きません。ライダーとチャリダーは違う生き物ですから。知らないおっさんと密着して寝るなんて、今ではできません。

  2. いちきゅー より:

    隊長こんにちは。
    今回の北海道ツーリングは15日間で終了し今自宅に戻りました。
    根室のアメリカンサマー・・・にて蟹を食べ泊めてもらい同宿のオーストラリア人の若い可愛いタスマニアでネイチャーガイドをしてる方に別れ際に、当方がHave a nice trip !
    返事は、I will you too.
    でした。
    お盆過ぎにもっかい北海道行きたいですw

    • karaage より:

      それはそれはピチピチのねーちゃんにとびっきりの笑顔を貰えて良かったですね。

      私は普段から英語を話すのが慣れていないため、咄嗟に口から出て来ません。
      まずは短い定型文から覚えようと思います。

      • いちきゅー より:

        追伸
        インディアンサマー・・・の間違いでしたw
        2000円分の海産物の購入で1泊出来るライダーハウスです。チャリ2人、バイクおやじ4人でしたw
        全員蟹をたべてましたね。