砂に埋れる遠州灘に面した太平洋岸自転車道

こんにちは。からあげです。

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新車テストツーリング(2018年11月下旬~12月上旬)

9日目 焼津から遠州大砂丘

昨夜はおっさんの第六感に助けられた。日が暮れると海の方から強い風が吹いてきて、朝になってもなおも吹き続けていた。あのまま防潮堤の外側にテントを張っていたら、どうなったのだろう?

雨は朝方まで降ったり止んだりしていたが、朝食をとっている間に止んでくれた。
荷物を濡らすと厄介なので、再び雨が降らないうちにテントを撤収することにした。

風は相変わらず強いままだったので、テントが飛ばされないように中に荷物を残した状態で、ポールを抜いてから撤収した。

横から雨が吹き込んだため、少しテントが濡れている。しかし、外で張るよりは全然マシだった。
テントの湿気が他の荷物に移るといけないので、ビニール袋に入れてからバッグに入れた。

荷物をまとめて出発準備完了!

昨日に引き続き雨に降られるかもしれないが、ちょうどいい雨天走行のテストとなる。
ヨシ、行くぞ!!

風に吹かれるヤシの木

今日は天気が悪いためか、散歩の人は全くいなかった。

風はちょうどいい感じで追い風になっていて、おっさんの背中を強く押してくれる。
軽く漕ぐだけで気持ちよく進む。

向かい風と追い風では全く消耗度合いが違う。ようやくボーナスステージに突入したようだ。

海岸沿いはどこもかしこも工事中だった。
東北だけかと思いきや、関東・東海圏内も工事中が多かった。
通行止めか通り抜けできるかは、直前にならないと分からないことが多く、戻ったりすることが多かった。

小さな水門

海岸沿いの橋はなし、少し内陸部に入って橋を渡る必要があった。

そのまま分かりやすい道を走っていれば良かったのだが、通勤時間帯で交通量が増えてきたため、再び海岸沿いの道に戻ってきた。

道はいつの間にか未舗装に変わってしまった。ドロヨケを付けていないディスクトラッカーではあったが、それほど泥ハネはなく快適に走ることができた。(本人があまり気にしないこともある。)

大井川を渡る。

風当たりが強くなり、背中をいい感じで押してくれる。

川幅が広くてフラットなキャンプ地が広がっている大井川だが、増水すると一気に浸水しそうな感じなので、急な雨には注意が必要だ。

橋を渡ると、そのまま真っ直ぐ進み、国道150号線に出た。
市街地を抜けて交通量が少なくなったが、大型車の割合が多いので気を遣う。

国道150号線と並行して走るサイクリングロードを見つけたので、さっそく逃げ込んだ。

地元の生活道路としても使用されているので、たまに通行車両があるので注意が必要。
廃線跡を利用して作られたサイクリングロードのようす。ただ、海岸同様にあちこちで工事がされてたため、何箇所か迂回を余儀なくされた。

いつの間にかサイクリングロードを見失い、再び国道150号線を走ることになった。
風は相変わらずの追い風。順風満帆なサイクリングだ!

こういう時は力を入れずに漕ぎ続けた方が距離が伸びる。頑張って高速で走ろうとすると、意外に消耗して長続きしない。

御前崎はショートカットして原発を過ぎた辺りにある浜岡砂丘にやって来た。
すると、重機が唸り声を上げて動き回っていた。

大きな砂丘も重機が作ったものだったのか!なんだか興ざめした。

浜岡砂丘入り口には立派な公園があった。
トイレ、東屋、外水道が完備された野宿適地だ。

どうやら原発マネーで建設されたようす。こんな立派な公園は必要ない。

浜岡砂丘からはサイクリングロードを走ることにした。
およそ1年前、新しいOJC4で山梨の小屋に帰る途中通った道。

去年も途中で砂に阻まれてしまったが、今回はどうだろう?

 

海岸には釣り人やサーファーがちらほら見られたくらいで人気は少ない。
先日までの暖かい陽気はどこかにすっ飛んでしまった。

サイクリングロードはところどころ砂に埋れていたが、自転車に乗って走れないことはなかった。
タイヤが1.5インチ幅から1.75インチにサイズアップして走りやすくなった気がする。ただ、砂が深くなると押して歩かなければならなかった。

砂をとってもとっても風に運ばれて来て埋もれてしまうのだろう。全然作業が間に合わない。

タイヤは砂まみれとなり、チェーンやブレーキ周りにも砂が付着してしまった。
ペダルを漕ぐ度に、嫌な音がしてくる。聞かなかったことにして漕ぐしかない。

オーストラリアに行けば、こんなことは日常となるだろう。あまり気にしないようにしよう。

ようやく砂が少ない区間になった。
いつまで続くのやら。

防風林の中に入ると、砂が減って劇的に走りやすくなった。
景色が見えなくて単調だが、砂に埋れてしまうよりマシだろう。

サイクリングロードはついに砂に埋れてしまった。
去年はしばらく頑張って押して行ったのだが、途中で力尽きて迂回する羽目になり、時間と体力を大幅に消耗してしまったのだった。

 

砂丘は砂漠走行の練習になるかもしれない。今考えているのは、剛性のあるシートを敷く方法とタイヤにソリを固定して押して歩く方法の二種類。

3mくらいのロールマットを敷いて押してゆき、シートの終わりまで行ったら、自転車を置いてシートを回収して、先に敷くを繰り返す。普通に押して歩くよりは楽なような感じがするが、自転車を立てておくのが難しそうだし、何度もシートを敷き直す必要がある。

タイヤにソリを固定する方法は、ソリの固定方法とソリ自体が嵩張るのが問題。1本ものの長いものにするか、前後分けたものにするかはそれぞれ一長一短があるだろう。
前後のブレーキレバーにパーキングブレーキを装備して常時ブレーキを掛けてタイヤを固定し、一本物のソリをバンドかなにかで固定する。ソリはスノーボードの板なんかが良さそう。ただ、砂漠地帯を移動する時も持ち歩かなければならないのと、固定をしっかりしないと、途中で外れて何度も付け直すことになるなど、面倒くさいことが多々ある。

 

一度砂砂漠を走ってみたいが、初めての海外ツーリングでは厳しいかもしれない。来年のオーストラリアで感触を掴んで、次の機会にゴビ砂漠やサハラ砂漠を走行した方がいいだろう。

今回は無理をせず、少し戻って国道150号線に出る。
始めからこうしておけば良かったのだが、走らない訳にはいかなかった。

地図にはなかったショッピングセンターに寄ってゆく。
最新版のツーリングマップルだったのにな!まあ、いいや。ツーリングマップルは所詮オートバイ向けの地図。あまり期待するものではない。

高低差や休憩ポイントが分かるチャリダー向けの地図が欲しい。だが、そんな紙の地図は見たことない。一部の変人のために作っても元はとれないのだろう。なら、自分で作ればいいのでは?

現実的な方法は、ツーリングマップルにあれこれ重要ポイントを書き込んでゆくこと。これが手軽。地図を買い直した時は、復習がてらメモを書き写したらいい。

長ネギが2本98円(税込み)と安かったので、つい買ってしまった。
ネギは味噌汁に入れると美味い。適当にぶつ切りにして放り込むだけでいい。

手軽に安く栄養もあるのもいい。

津波避難丘を東海地方で見たのはこれが初めて。来る東南海地震に備えて整備したものだろう。
鉄骨で作られた避難所は、海岸沿いに結構見かけるが、避難丘は非常に珍しい。

福田公園から再び海岸沿いのサイクリングロードに復帰する。

砂が浮いた道はハンドルを真っ直ぐにしておかないと、すぐにハンドルを取られて転けそうになる。軽いギヤにしてゆっくり走る。

津波避難タワー

入り口の扉は開いているのかは未確認。渚の交流館という施設の隣に建設されていた。

福田漁港

建物が魚を形をしている。トイレは口の中。面白い形。

海岸沿いの防風林の中は良好な野宿スポットがいっぱい!
森のなかに続く踏み跡を辿ってゆくと、見つかることが多い。

塀の向こうはオートバイのテストコース。
中からエンジン音が聞こえてくる。

時々、塀の切れ目から中が見える。
非常に広大なコースだった。

天竜川河口近くにある公園。
シーズン中はオートキャンプ場が開設されている。

今はオフシーズンで閑散としている。周囲は相変わらず工事中で、あちこちから重機の唸り声が聞こえてくる。

立派な東屋は日帰りバーベキューコーナー。

屋根が大きく多少の雨なら濡れることはないだろう。雨がパラパラ降り始めたため、ここで泊まろうかと考えたが、重機の音がうるさいので先に進むことにした。

座って休んでいると、風に吹かれて体が冷えてくる。やっぱりゆっくり漕ぎ続けた方が楽。

天竜川河口では釣り人で賑わっていた。砂浜に乗り入れているジムニー率の高さは異常。
こういうの見ると、少しは歩けよと言いたくなる。まあ、停める場所もないから、乗り入れていることもあるのだろう。

天竜川は遠州大橋を通って渡る。
自転車・歩行者は通行料が無料で、自由に渡ることができる。
料金所は左岸側(東側)のみに設けられている。

料金所の隣にはトイレが設置されている。急に催した時に助かる。

遠州大橋の歩道は下流側のみにある。
自転車の車道走行は可能かは不明だが、走りやすい歩道なので、おとなしく歩道を走っていた方が無難。というか、歩道から車道に下りられる道がない。柵で塞がれている。

雨脚が強くなったので、橋の下でカッパの上だけ着た。
この程度の降りだと、ほとんどブレーキ性能に影響はなし。さすがはディスクブレーキだ!

寒々とした風景だが、おっさんの心は暖かかった。

天竜川を渡ると、再び海岸沿いに出たが、川に阻まれて道迷いしてしまった。
ようやく太い道に出て西に向かって走ると、遠州灘海浜公園という大きな公園があった。
惜しげもなくあちこちに配置された東屋に惚れた。

トイレの間は高い屋根になっていて、絶好の休憩スペースになっている。
雨の日の休憩にはピッタリだ。

この時、再び雨が強くなってきたため、別の東屋で雨宿りした。

公園の端には、大きな屋根の付いた土俵まである。
さすがに神聖な土俵で野宿はマズい。

これは観賞用の東屋。大きな屋根を見て快適な野宿を想像して楽しむもの。

まあ、こんな目立つとこで寝なくとも、他にいい場所がいっぱいある。

公園のトイレでプラティパスの水筒に水を汲み、砂丘の防風林の方に向うことにした。
雨は止んでくれて西の空が明るくなってきた。

今日は屋根なしでも全然大丈夫だろう。

中田島砂丘

遠州大砂丘の入り口にある石碑。
車椅子用のスロープが整備されているので、スムーズに入ることができる。

砂丘の方に入ってゆくと、たまたま良さそうな公園を発見した。
ここも立派な東屋が整備されている。よっ、太っ腹!

まだ3時を過ぎたばかりだが、周囲に人気が全くなかったので、明るいうちからテントを張って休んだ。今日から急に気温が下がって体力を消耗してしまった。

前室の張り綱を固定するには、500mlのペットボトルに結んでから靴に挿しておく。
長年の野宿で培われた匠の技だ。もう大盤振る舞いだ!おっさんの技を盗んでくれたまえ。

ペットボトルは丸型よりも、角型のほうが扱いやすい。ただし、ペットボトルホルダーに挿しにくくなるので注意が必要だ。ココらへんは各人の好みによるだろう。

箸は断然角型。丸いと転がってイライラする。

横から見た図。

壁に隠れて露出は最小限。風を防ぐとともに、不用意に人目に晒されるのを防ぐ目的もある。

こうしてキャットフード臭い東屋の下で泊まったのだった。

 

走行データ

走行距離 97km
ねぐら  遠州大砂丘

 

おわり