強風吹き荒れる浜名湖周遊自転車道を走る

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こんにちは。からあげです。

 

新車テストツーリング(2018年11月下旬~12月上旬)

10日目(最終日) 遠州大砂丘から愛知県実家まで

 

昨日、雨はもう上がったと思いきや、暗くなってからまた一雨降ってきた。風は夕方ころになると多少弱くなったが、夜半過ぎから再び強くなり始めてテントを揺らし続けた。

今日も5時に起床して、朝食を済ませてからテントを撤収して荷物をまとめていると、ネコの餌やりに爺さんがやって来て、東屋を追い出されるようにして出発した。全く愛想のない爺さんは、図書館に一日中いて新聞各紙を隅から隅まで読んでいる人間のようになんとなく思えた。

出発する時は、忘れ物がないか周囲をしっかり確かめて、気持ちを整えてから出たいものだが、こういう時もあるので、いつ何時でもすぐに出られるようにしておいた方がいい。自戒を込めて書いてみた。

東屋を出発してすぐに公園の端に自転車を停めると、遠州大砂丘を散策することにした。
早朝のため、まだ工事車両の姿はない。
昨日は重機が走り回っていたので、近寄ることができなかった。

薄曇りの空に浮かび上がる太陽。

風は強く寒々しい風景が広がっている。この砂丘も工事の真っ最中で、自然にできた形状とは違う砂丘だった。現在、防風林の区画を造成中なのか?

重機で踏み固められている砂は硬く締まっていて、非常に歩きやすかった。

砂の斜面は柔らかく、新雪の上を歩いている感覚に近かった。
松原でコッソリ泊まって、砂丘を歩き回って雪山トレーニングをするといいかもしれない。

車を手放して自転車だけとなった今、雪山に行くことが難しくなってしまったが、幅広タイヤのファットバイクなら行けないこともないだろう。

なんとなくだが、将来ファットバイクで砂漠を走る自分の姿を想像できる。うむ、多分走ることになるだろう。乾いた大地がおっさんを呼んでいるような気がするのだ!イカン、今は来年のオーストラリアに集中する時だ。慌ててあれもこれもやろうとしたら、全てが中途半端になってしまう。

遠州大砂丘のほとんどは工事中で、ところどころに歩行者用の通路があるのみ。
現時点では、わざわざ行くような場所ではない。ほとんどが立ち入り禁止だし、重機が煩くて耳障りだ。工事が完了して砂丘が元の形状を取り戻した時に行ったほうがいい。

砂丘を出ると、しばらくは海岸線沿いの道を走行する。
途中で国道1号線と合流して、自動車専用区間となったので、内陸に進路を変更して進む。

実家までの距離は、まだ100km以上と中途半端なので、途中でもう一泊して実家に帰ることにした。冬型が強まり向かい風となる北西の強い風が吹きはじめているので、そんなに距離は走れない。

今日は浜名湖周遊自転車道という浜名湖を一周できるサイクリングロードを走ることにした。
曇で冷たい風が吹いていて、走りやすい状態とは言えないが、せっかく近くまで来たのに、走らないのは勿体ない。この機会に走ってみることにした。

まずは浜名湖の端に架かる橋を渡って、湖岸を目指す。

橋の上からは、定置網漁をしている小型漁船の姿が見られた。
V字状に張られた網で魚を囲い込んで誘い込み末端の網で捕まえてしまうもの。
末端の網は入りやすく出にくい形状となっていて、中に入った魚は出られなくなってしまう。

何が入っているのだろう?たまに浜名湖名物のうなぎが入っているのかな?

南国の雰囲気満点のソテツ。こういうのが庭に生えていると、南国リゾートの雰囲気を味わえるかもしれない。
心なしか元気がないように思える。浜名湖周辺ではちと寒いかもしれない。

サイクリングロード各所に整備されている公衆トイレ

軒下には休憩用のベンチが設置されている。洗面所で水も出る。
休憩にはピッタリ。

浜名湖周辺マップ

地図を見ると、サイクリングロードは浜名湖をグルっと一周するのだが、実際は車道の端を走行する区間もあり、完全なサイクリングロードではない。ただ、交通量は少ないので、休日には気持ち良いサイクリングを楽しめるだろう。

平日にも関わらず、ロードバイクのおじさん達を何人か見かけた。

さて、サイクリングロードを走ろうか!

一周すると同じ場所に戻ってきてしまうので、途中の三ヶ日まで走って浜名湖の北側を通り愛知方面に向う。

浜名湖は大きくて、一見すると穏やかな海のように見える。

曇天のため、湖の色がパッとしない。

タコのような吹き流しは、強い風に吹かれて暴れまわっている。
じっとしていると寒くなるので、ゆっくりでもペダルを漕ぎ続けた方がいい。

サイクリングロードは湖のすぐ横を走る区間もある。
遮るものが何もないため、凄い風が吹いている。

途中、何箇所か水しぶきで路面が濡れているところがあった。
タイミングを見計らって走っていたものの、何回か水しぶきで濡れてしまった。

その時、口の中に入って来た水は多少塩気があった。

強風に苦しめながらも、順調に走って舘山寺温泉までやって来た。
浜名湖の入り組んだ半島の先にある温泉地。

地元のボランティアの人が海岸掃除をしているらしく、あちこちに流木が積み上げられていた。
焚き火のあとの燃え残りも集められていた。

温泉街の中をゆく。

ちょうど遊覧船が帰ってきたところで、観光客がドッと下りてきて賑やかになった。
あちこちに名物のうなぎの看板が見える。

舘山寺(かんざんじ)入り口

神社と隣接してお寺がある。神仏混交の日本ならではの風景。
駐輪場は見当たらなかったため、邪魔にならないところに自転車を停めて、石段を上っていった。

長い石段を上ってゆく。のぼりには井伊直虎ゆかりの地と書かれている。

舘山寺本堂

わりかし新し目の小奇麗なお寺だった。
私以外に人はおらず、非常に静かだった。

縁結びのお地蔵さんのところには願掛けの絵馬が大量に下げられていた。
あれこれ見ると、素敵な男性との縁を渇望する女性の怨念が湧き出ているように思えて怖くなってきた。

受け身では、イケメン、高収入、高身長、高学歴のような王子様は永遠に来ない。

サイクリングロードは温泉街の中へと続いている。細い小道もサイクリングロードとなっているので、歩行者には注意が必要だ。

途中にあった足湯に浸かることにした。

足ばかりキレイになってどうするんだ?という気がしないでもないが、足だけでも温泉気分を味わいたいというおっさんのわがままを叶えてやることにした。

朝から冷たい風に吹かれて体が冷えてしまった。

コンコンと湧き出る豊富な源泉。

茶色く濁っているのが舘山寺温泉の特徴のようだ。お湯は暖かめで、足を浸けていると、じんわり温かかさを感じてくる。

白鳥ボートの墓場

ネッシーのような恐竜のボートもある。陸揚げされてから相当年月が建っているようで、経年劣化がかなり見られた。

腹が減ってきたが、手持ちのパンが底を付いていたので、東屋の影でラーメンを作って食べることにした。温泉街のためか、コンビニしか見当たらない。

こういう時のために多めにパンを買っておけば良かった。

長ネギがたっぷり入ったカレーうどん。

カレーは体を温めるから寒い時期に食べたくなる。うどんを啜っていると、どこからともなく現れたのは?

こっちを見てくるネコ。カレーうどんを食べたい訳ではないらしい。
他の餌をくれないかねだっているのだろう。

すまん、今ラーメンくらいしかない!猫舌のお前には無理だろう。こういう時のために、魚肉ソーセージはたくさん持っておいた方がいいな。

カレーうどんを食べて体が温まったおっさんは再び自転車で走り始めた。
つい先日までは馬鹿みたいに暖かかったのに、急に寒くなって客足が遠退いてしまったのか?それとも宿に引きこもっているのか?

サイクリングロードの途中には船着き場に続く小道があって貝殻が落ちていることがあるので注意が必要。

今年の北海道ツーリングでホタテ貝を踏んでパンクしてから、貝過敏症になってしまったおっさん。

 

貝殻がいっぱい。

もうパンクは勘弁してくれ。新品のマラソンプラスをパンクさせる訳にはいかない。

湖畔のサイクリングロードを快走する。
風はもう少し弱ければいいのだが。

あちこちの船着き場には、小型漁船が係留されている。
浜名湖は海水が混じった汽水湖で漁業が盛んなところ。

自転車・歩行者専用の橋。
気賀駅近くにあった橋。赤い色で遠くからでもよく分かる。

サイクリングロードの各所に案内板が設置されていて分かりやすい。

方向音痴のおっさんは途中で道を見失ってしまったが。

こうして東屋も整備されている箇所がある。

天竜浜名湖鉄道の西気賀駅

駅の建物内でレストランが営業している。

駅は無人で出入り自由。

電車は運行しているようだが、一度も見かけることはなかった。

トイレからホームに直接出入りできるようになっている。田舎駅ならではの親切設計だ!

サイクリングロードは、東名高速道路のすぐ脇を走るところもある。
走りやすい新東名ができたためか、交通量は意外に少ない。

浜名湖SAにやって来た。従業員が出入りする道路を走って、SA裏側にある駐車場に入った。客も停められるが、ほとんど従業員専用といった感じ。

駐車場の片隅に駐輪場も整備されている。

高速道路のSAにやって来たのは久しぶりのような気がする。
おっと、そうだった!名古屋から東京までの高速夜行バスに乗った時、SAでトイレ休憩があったのだった!

お腹が空いたが、どのお店も高くて食べる気がしない。

コンビニのような店で安いパンを買って食べる。
アンパンとカレーパンが体に滲みた。

外の露天で兄さんが焼き鳥のようなものを売っていたのだが、なんと外国人観光客と英語で話していた。定型文を覚えて話しているようだったが、キチンと相手に伝わっていた。

露天の兄さんも英語を話す時代が来たようだ。そのうち掃除のおばちゃんも英語や中国語などを話す時が来るかもしれない。バイトの募集要件に英会話必須とか出てきそう。おいおい、バイトでそれはないだろう?

東京オリンピックの時は、アルバイトでも間違いなく英語が必要になるだろう。ひょっとしたら、短期高収入のバイトをやるかもしれない。

サイクリングロードはいつの間にか、普通の道路となってしまった。
まあ、いいや。交通量の少ない道が設定されているので、それほど苦痛ではない。

牛さんの公衆トイレ

足元注意は子牛とみかんのことを言っているのか?ウシシ。
みかんのトイレもあった。

途中でサイクリングロードを見失ってしまったおっさんは適当に走っていると、自動車専用の信号を発見した!

自動車専用ということは自転車は無視していいと言うことだな。

信号の先には細い吊橋が架かっていた。
橋の途中で車とすれ違ったが、端に寄れない高齢者ドライバーでヒヤヒヤした。

爺さん、寄れない時は止まってくれ!こっちがすり抜けて行くから。いや、こっちが止まった方が良かったのか?

浜名湖の風景もこれで見納めか。

サイクリングロードを見失って嫌になったおっさんは、とにかく三ヶ日方面に抜けることにした。
入り組んだ湖畔の道は時間が掛かって仕方がない。こんなに寒いとのんきに自転車に乗っている気にはなれない。

湖畔の道を抜けてようやく三ヶ日の町にやって来た。

三ヶ日といえば、みかんが有名。

峠を越える前に、スーパーで買物をする。

もう何でもいい。この時、まだ2時前だったので、実家に今日中に帰ってしまおうという気持ちに傾きつつあった。途中で日が暮れてしまうかもしれないが、土地勘がある場所なので大きく道迷いすることはないだろう。

とりあえず峠を越えてから、もう一度考えよう。

三ヶ日からは国道362号線を走って本坂トンネルを抜けて豊川方面にゆく。

遠くに見えている山に向かって走ってゆく。

みかん畑のなかをゆく。交通量は少なくて走りやすい。
交通量が多い国道1号線とはえらい違いだ!

時々、みかんを乗せた大型車が抜いて行ったが、十分距離を離してくれたため、安心して走ることができた。何回かの危険な追い抜きをされたのは、東京横浜の大都市圏だけだった。

みかん畑を見下ろす。全部みかん畑。
道端でみかんの無人販売をやっていたが、微妙に量が多かったので、買わずじまいだった。

自転車一人だと、2,3個あれば十分。なのにそんな少量はどこにも売っていない。
3個100円とかあればいいのに!(実際にやったら、手間が掛かって面倒くさい割には売れないのだろう。)

トンネルを抜けて豊川市街に近づくと急に交通量が増えてきた。
愛知県に入って、ようやく戻ってきた実感が湧いてきた。

さあて、豊川稲荷でも寄って帰ろうか!

豊川を渡る。

朝方までは豊川河川敷ででも泊まろうと考えていたが、雨の心配はないが、こんな寒い日に泊まりたくないと思った。どこも小奇麗に整備されていて、風よけになる木が少ない。

謎のモアイ像

道路脇の石屋さんで見かけた。

豊川稲荷前のスクランブル交差点

正月になると参拝客で溢れかえる交差点。まだ12月上旬のためか、閑散としている。

豊川稲荷に到着!

通称おいなりさん。昔、この神社のおみくじで、凶を引いたことのある私の親父。
ここは女の神様で、女連れで来ると嫌われるらしい。だいたいおみくじに凶を入れること自体間違っていないか?そんなもん引いたら、気分悪い。

稲荷神社らしく、あちこちに狛狐の姿がある。

おいおいそんなに怒るなよ!

今年の北海道ツーリングで積丹半島のキツネにワンワン吠えられた。
その時、キツネも吠えることを初めて知った。

神社は新年の準備があちこちで進められていて、心地よい金槌の音が聞こえてくる。
参拝客はそれなりにあって賑わっている。

豊川稲荷本殿

非常に立派な建物だ。この豊川稲荷は名古屋の熱田神宮に次ぐ参拝客で賑わう神社で有名。(言い切ってしまったが、定かではない。確かそんなことをニュースで言っていたような気がする。)

正月用に本殿前の石段にスロープが設置されていた。人の流れを良くして、効率よく賽銭を稼ぐシステムだ!建前上は足腰の弱いお年寄りに配慮しているという。

賽銭箱も大容量のものが複数設置されている。塵も積もれば山となる。
賽銭箱の傾斜は長年の研究で改良されて行ったものだろう。

大きな赤ちょうちん

赤ちょうちんというと、どうしても駅前の飲み屋を想像してしまう。酒を経って5年以上経つが、まだ頭から酒が抜けないらしい。もう一生禁酒でいこう。高い酒税なんて払う余裕はない。

本殿の横を通って奥に進むと狐塚と呼ばれる場所がある。
白いのぼりを立てられた参道を進む。

ここが狐塚。どこを見てもキツネだらけ。すべてのキツネに赤い前掛けが付けられている。

キツネの表情がいろいろあって見ていると面白い。

今回初めて来た豊川稲荷。このキツネ塚だけでも見られただけで満足だった。
他には金運上昇の大黒様の石像もある。金運が高まるようにと、たくさんナデナデさせてもらった。

豊川稲荷に参拝して気持ちは固まった。

今日中に実家に帰る。すでに4時近くとなっていて、途中で日が暮れてしまうが、中途半端なところで泊まるくらいなら、頑張って漕いで実家まで帰った方がよい。今朝の爺さんのことのようなこともあるし、急に冷え込んで来たこともあるので、さっさと帰ってしまおう。

途中、宝くじ売り場を通り過ぎると、年末ジャンボが1等前後賞合わせて10億円になっていた!

おいおい、やりすぎだろう?生涯賃金2億としてその5倍。そんな大金要らないだろう?まあ、私は宝くじという割に合わない博打はしないので関係ないが。3000万円くらいでちょうどいい。

豊川稲荷を出ると、国道1号線に入ってあとはひたすら西に向かって走る。
明るいうちは車道走行していたが、暗くなってくると次第に交通量が増えてきたので、歩道を走ることにした。

スピードを上げるより、遅くとも時間を漕いだほうがいいということにようやく気がついた。
いくら毎時20kmで走ったとしても、長時間維持できる訳がない。頻繁に休んでゆくより、12,3kmくらいでゆっくり走った方が距離を伸ばせる。特に風が強くて寒い日はゆっくり漕ぎ続けた方が消耗しない。

この日、強い向かい風だったが、124kmも走れたのはゆっくり走ったため。今年、東北の宇都宮周辺でバイパスを毎時25km以上のペースで爆走したこともあったが、消耗が激しく景色が単調のため、漕ぎ続けるのは本当に苦痛だった。

いつの間にか周囲は夜の闇に包まれた。外灯と車のヘッドランプに照らされた道を走る。
もうすっかり土地勘がある場所なので、地図を見なくとも走れる。

実家に到着する直前でコンビニにより余ったパンを食べる。もうお腹はペコペコで漕ぎ続けるのは難しかった。

パンを食べて多少お腹が膨れたところで、最後の走りをするとしよう。

実家に7時過ぎ。意外に早く辿り着けてしまった。
電話連絡なしで、急に戻ってため、私の分はなし。
そこら辺の戸棚を漁ってうどんを作って食べた。

熱々のスープに程よいコシのうどんが合っていた。寒いなか頑張って漕いできた甲斐があった。

私の不在中にいくつかの荷物が到着していた。

箱の中身はまだ秘密だ!今後のブログで明らかになることだろう。
自転車のパーツとNewテントなどだ!じっくりねっちり紹介するので、楽しみにして頂きたい!

 

今回の東京~愛知のテストツーリングはこうして幕を閉じた。新たに加わったディスクトラッカーの感想などは、近いうちにまとめてアップするので、これも待っていて欲しい。

おっさんには少しの休養が必要だ。しばらくセーフモードで作業を進める。

 

走行データ

走行距離 124km
ねぐら  実家の物置小屋

*走行ルートは途中まで。

 

おわり

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