自転車の反射材(リフレクター)自作と反射テープの貼り付け


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こんにちは。からあげです。

はじめに

スポーツ自転車を購入して車道を走るようになると、ドライバーからの視線性を強く意識するようになる。
横スレスレを抜いていったり、脇道から飛び出してきたりする車があとを絶たず、命の危険を感じることがある。高齢ドライバーが特に増えている昨今、少しでも目立つように自転車に反射材を取り付けることにした。

ホイールリフレクターの取り付け

2018年12月に購入した自転車サーリー ディスクトラッカー。
クロモリ製の丈夫なフレーム、機械式ディスクブレーキ搭載で、雨の日でも高い制動力があり、長いホイールベースで抜群の直進安定性が特徴。まさにツーリングのための自転車だ。

コイツを買って良かったと心底思える。乗れば乗るほどその良さがわかってくる。

 

自転車はグレーと黒を基調としたシックな装いで、私ほどではないがかなり落ち着いた印象を受ける。
東京から愛知まで自走して帰ってくる道すがら、どうも車の反応が鈍いように感じた。
改めてじっくりと見てみると、周囲の景色に溶け込む目立たない色。これで車道を走るのは危ないような気がしてくる。

まずは手始めにホイールリフレクターを取り付けることにした。
ホイールリフレクターとは、ホイール中心のハブから放射状に延びるスポークに取り付ける反射材のことで、走行中に回転してよく目立つ。

キャプテンスタッグ オッフル ホイールリフレクターミニ イエロー

サイズ約72×27×9mm
取り付け可能サイズ
スポーク#13(2.3mm)・#14(2.0mm)
ホイール径20~27インチ
重量約10g

 

クリアーとイエローの2種類あるなかで、昼間でも目立ちやすいイエローを選んだ。
自転車は目立ってなんぼ。ドライバーから見落とされることは死を意味する。

さすがメーカー品だけあって、キラキラとよく反射する。

上からみたようす

2枚を合わせて1枚ものの反射材になっている。

取り付けは至って簡単。
両端をスポークに挟さんで取り付けるだけ。

交差している2本のスポークの間に差し入れて、中心方向にズラして両端の爪を引っ掛ける。
走行中の衝撃遠心力で外側にズレてくることがあるので、しっかりと付いているかときどき確認してやる。

先日、峠から長い下り坂を走っている時、リアのリフレクターが吹っ飛んでいってしまった。
こまめな確認を怠ったのが原因だ。

取り付け位置は、26インチホイールで中央からやや外より。
ホイール径、スポークの本数や組み方によって、多少の位置の違いはあるかもしれない。

ホイールリフレクターを取り付けた状態でストロボ撮影した。

ストロボ光に反射してよく目立つ。

 

反射材の自作と取り付け

スポークリフレクターは横から見えるためのもの。
今度は前後方向から見える反射材を取り付けることにした。

おにぎり型の既製品があるが、化繊生地に反射材を縫い付けたもので耐久性に疑問がある。
そこで丈夫で錆びにくいアルミ板で自作することにする。

大きさ 15×10cm、厚さ 0.4mm

どこにでも取り付けやすい適度な大きさにした。小さすぎると役立たずになる。
薄いアルミ板は加工しやすく、大きな裁ちばさみでらくらく切ることができる。

ぶ厚い板だと重たくなるし、歩行者と接触した時に危険となる。

ケガをしないように角は丸く切り、切り口をヤスリで滑らからにする。

10mmドリルで取り付け用の穴を空ける。

空けた穴もヤスリがけしておく。

アルミ板に貼る反射テープ

100均とAmazonで安かったものを適当に選んだ。

 

100均でもいちおうは3Mブランドのもの。

中央に幅広の赤色反射テープを貼り付けた。毒々しい赤がなんとも言えない。

裏返して前にも付けられるように白と黄色の反射テープを貼り付けた。

前カゴに取り付けたようす。

取り付けには、繰り返し使用できるリピート式の結束バンドを用いた。

まずはサドルのうしろに取り付けた。

近寄って撮影

サドル下の金具に2本で吊り下げた。
ブルックスの皮サドルには穴付きの金具がある。

穴付き金具のようす

横から見たようす

走行中はゆらゆら揺れてより目立ちやすい。

今度はうしろのカゴに取り付けてみた。
風に煽られて引っくり返らないよう結束バンド4本で留めた。

自作反射材とリピート式結束バンド4本の重さは23g。

 

自作反射材の改良と反射テープの貼り付け

自作した反射材は2019年にオーストラリアツーリングで実際に使用した。ところが期待したほどの効果を体感できなかった。

帰国後さらなる改良を施すことにした。

用意した各種反射テープ

今回は高品質のブランドとして知られる3Mの反射テープを用意。
こちらも昼間でもよく目立つ黄色を選んだ。

 

ペダルとクランクの回転部分に黄色の反射テープを貼り付けた。

オーストラリアで出会ったサイクリストがやっているのを見て真似をしようと思った。
小さなことからコツコツと。1つではダメでも、たくさんやると確かな効果となって現れる。(かもしれない)

テープ類は角を丸く切っておくと剥がれにくくなる。

MTB用フラットペダル Shimano PD-GR500

踏面が広くてシューズの底が傷みにくく、長時間漕いでも足裏が痛くならない。
フラットペダルはビンディングペダルと違い、靴を選ばないのが最大の利点。通勤・通学、街乗りに最適。
Shimano純正オプションのリフレクター(SM-PD64)があるが、Amazonでの評判はあまりよくない。

横の凹んだ部分に小さく切った反射テープを貼り付けた。

 

クランクの前後方向にも反射テープを貼り付けた。
あとで追加で側面にも貼って横からも見えるようにした。

自作反射板には追加で黄色の反射テープを貼る。

前用で貼っていた100均テープは劣化してきたので、貼り替えることにした。
やはり値段相応だ。役立たずを付けていても仕方がない。

見違えるほど目立つようになった。太陽光がキラキラと反射する。

上下に黄色の反射テープを貼り付けたことで、多少は目立つようになった。

自作反射材の下にあるのはキャットアイの電池式リヤライト。自動点灯で反射材付き。
夜間走行では点滅点灯させて存在を周囲にアピールしている。トンネル通過時の安心感がまるで違う。

 

夜間における視認性のテスト

前方から見たようす

オルトリーブのフロントバッグを付けた状態でストロボ撮影した。
フロントキャリアのパイプとフロントフォーク前面にも貼った。

サイドバッグ側面の黒地に白の反射材は昼間目立ちにくい。これが完全防水のオルトリーブバッグの欠点。

後方から見たようす

オルトリーブのリヤバッグを付けた状態でストロボ撮影した。
自作反射材とサイドバッグ側面の反射材がよく光っている。キャリアとクランクに貼り付けた反射テープも確認できる。

あとはリヤライトを点灯させれば夜間の視認性は十分だろう。

 

反射材を取り付けた感想

反射材を取り付けていちおう目立つようになったものの、昼間の走行では特に変化は感じなかった。
たまに必要に迫られて夜間に走ると、車はいつもより距離を空けて慎重に抜いていくような気がする。ただハッキリとした違いが分かるわけではない。

ドライバーは前を見て運転しているが、それほど自転車に注意を払っているわけではない。

人間は自分の見たいものしか見えない

視界内にあって目に映っていたとしても、脳が認識するとは限らない。
町から遠く離れた山奥の道を走っていると、あっと驚いて思わず大きくハンドルを切るドライバーも少なくない。

自転車に興味がある私でも、対向の自転車に気づくのが遅れることがある。
黒ずくめのウエアでヘルメットも黒、そんなサイクリストがロードバイクに乗って高速走行してやってくると、本当に見えにくい。他人事ながらハラハラしてしまう。

2019年12月1日、運転中のスマホ操作など「ながら運転」が厳罰化されても、いまだにスマホを弄っていたり、電話していたりするドライバーを目にすることがある。

 

ドライバーの高齢化が進んでいることもあり、自衛のためにさらなる視認性向上を目指さねばならない。やることをやっても車に跳ね飛ばされてしまったら、それも運命だと諦める。だが、まだまだやるべきことはたくさんある。

このあとハブダイナモで昼間でも前後ライト点灯、反射ベスト着用をしてゆくことになる。反射ベストの件はまた今度。

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