MKSフラットペダル RMXの分解整備

こんにちは。からあげです。

はじめに

自転車は環境に優しく楽しい乗り物。子供からお年寄り、おっさんまでも夢中にさせる。手間暇かけて整備して調整がビシッと決まると非常に気持ち良い。

今回は私が愛用しているMKSフラットペダルRMXの分解整備について。
価格2,000円台のリーズナブルなペダルだが、こまめに整備してやればしっかりと仕事をしてくれる。

 

ペダルの分解整備作業

必要工具

10mmソケット(ロックナット用)
13mmソケット(玉押し用)
15mmスパナ(シャフト固定用)
ペダルレンチ(ペダル着脱用)
ピンセット(ボールベアリング用)

ほかに受け皿と洗浄用ブラシなど。RMXの整備には特殊な工具は一切必要なし。

だが通常工具のほかに作業台と万力(バイス)もあった方がよい。玉当たり調整のとき、両手を使える方が断然やりやすい。

作業台と万力はDIYでは使用頻度が非常に高いので、重量があってしっかりとした作りのものが是非とも欲しい。私は親父が使っていたお下がり。どちらも年代物だ。

 

クランクからの取り外し

クランクから取り外したペダル。
6mmの6角穴付きで六角レンチも使用可能だが、専用のペダルレンチを使用した方が無難。

ペダル右側は右ねじ、左側は逆ねじになっているので注意したい。
RMX内部のロックナット・玉押しはすべて右ねじになっている。

右ねじとは右に回すと締まる通常のねじ。逆ねじとは左に回すと締まる通常ものとは逆のねじ。自転車の回転部分のパーツには所々逆ねじが使用されているので、初めて緩めるときは特に注意が必要です。
 
 

ペダルキャップの取り外し

外側側面にPP樹脂製のペダルキャップが取り付けられている。
縁の凹みに千枚通しのような先の尖った工具を挿して外す。

キャップは圧入式でかなり硬め。1回外しただけで傷んでしまい再使用不能になる。
事前に新しいペダルキャップを用意しておきたい。

ライトキャップ」という商品名で1個およそ100円で販売されている。

私は繰り返し使用できる自作のペダルキャップを使っている。

プラダンとグルースティック(ホットボンド)で作ったペダルキャップ。

 

 

ロックナット・玉押しを外してシャフトを抜き出す


MKS公式ウェブサイトより
ペダルの内部構造
 

ペダルキャップを外すと、手前にロックナット、奥に玉押しが見える。

ロックナットと玉押しの間には、連れ回り防止用のワッシャが入っている。

ロックナットを外すと手前にワッシャが見える。

ワッシャと玉押しを外すと、ボールベアリングが見える。
これでシャフトを抜き出せるようになった。

 

ペダル右側

抜き出したシャフト

シャフトを抜き出すときはボールベアリングを紛失しないように十分慎重に作業したい。ボールベアリングはグリスで付いているだけ。

黒く汚れたグリス

外側ワンに残っているベアリング

外側ワンに残っていたベアリングをピンセットで摘んで取り除いたところ。

内側ワンのようす

シャフト内側

ボールベアリングは全部で24個。
構造上、シャフトが貫通する内側の方が汚れやすい。

 

ペダル左側

シャフトを抜いたところ

シールワッシャと黒く汚れたボールベアリング。

シールワッシャ外側

もっとも汚れやすい場所。内部に汚れが入らないように密閉する役目。

内側ワン

外側ワン

 

パーツ各部の洗浄、洗浄後のパーツ

パーツは紛失しないように受け皿に入れ、洗浄液に浸してブラシでてこすって汚れを落とす。
最近、洗浄液は安くて保管しやすい灯油を使用している。

 

ペダル右側

パーツ全部

シャフト

シャフト先端

連れ回り防止ワッシャを固定するため、先のネジ山の半分は平らになっている。

シャフト玉当たり面

玉押し

ワン内側

ワン外側

 

ペダル左側

パーツ全部

シャフト

シャフト玉当たり面

内側ワン

外側ワン

ロックナット

ワッシャ

玉押し

シールワッシャ(内側)

シールワッシャ(外側)

ボールベアリング

洗浄してグリスを落とすと、ピンセットで挟むときに滑りやすくなるので、ピンセットの先にグリスを塗って作業する。

 

ペダルの組み立て

ペダルの組み立ては、事前にグリスを塗布してから分解とは逆の手順で行う。シールワッシャを取り付けてからシャフト全体に薄くグリスを塗布する。

ベアリング、玉押し、ワンの部分にはグリスをたっぷりと盛る。
確かな品質のシマノ プレミアムグリスを惜しげもなく使用する。

 

玉押しは13mmソケットを手回し調整で行う。
ロックナットを締め付けるとキツくなるので、若干緩めにしておく。

あとはロックナットをしっかり締め付けるだけ。
バイスがあると作業が捗る。

ペダルキャップを付けてからクランクに取り付けると作業完了。お疲れさまでした。

 

RMXの分解整備まとめ

RMXは構造が単純でとても整備しやすい。
連れ回し防止ワッシャのおかげで玉当たり調整もやりやすい。

新品取り付け後、1,000km〜2,000km走って当たりが出たところで、初回の分解整備した方がよいように思える。ツーリングの途中だったこともあり、初回整備が5,000kmを超えてしまった。
分解してみるとシール性はそれほどよくないので、3,000km〜5,000kmごとにこまめに整備を行いたい。

今後、ロングツーリングでは過走行する前にペダル交換してできるだけ消耗を抑えたい。新品を買うか、郵便局留めなどで整備済みのペダルを受け取るようにしようか。