鉱山都市 Mount Isa

こんにちは。からあげです。

 

ようやく長い無補給区間を抜けてMount Isaのすぐ近くまでやって来てホッとすることができた。もうおっさんの行く手を阻む広大な荒野は存在しない。あとはCairnsまで突っ走るだけ。Tennant CreekからMount Isaまでは本当に長かった。変わらぬ景色を思い出すだけで頭がおかしくなりそうになる。

もう少しゆっくり走るはずが、補給の関係で頑張って走らねばならなくて、Mount Isaにかなり早く着いてしまった。帰国便まで一月以上あるのに、残りの距離はたったの1,200km。手数料と差額を払って飛行機を変更して早く帰ろうかなという気持ちと、東海岸のビーチでのんびりしたいという気持ちもあり、どうしようかかなり迷っている。もう少し先送りにしよう。ロクに考えずに早めに変更してしまうと、今度は時間がなくなって急いで走らねばならなくなるかもしれない。

もうしばらく待て!

今日は6時に起きてゆっくり朝食の準備を始める。
夜明け前から鉱山関係の車が行き交っていて、車の音が気になった。

車に轢かれたカンガルーの死体に群がる鳥を追い払うために、クラクションを鳴らしまくる車もいて煩い。

日が差す前にテントを撤収して出発する。
もう少し夜が長いと助かるのだが。。。遅い時間までゆっくりしたい。

ハイウェイに復帰して走行開始!すでに朝の通勤ラッシュは過ぎたようで道路は空いている。時々、ロードトレインがやって来るので気を抜けない。

走り始めは無風だったが、徐々に追い風が吹き始めた。

残す距離は20km弱。追い風に乗って楽々町外れまでやって来た。

なんと!Mount Isaにはマクドナルドがある!

一昨年アメリカのマクドナルドでハンバーガーを食べてみると、日本のものと全く同じ味がしたので、以後はマクドで食べるのは止めにした。

世界中どこで食べても同じなら、物価の高いオーストラリアで食べるのは損。ファーストフードのハンバーガーは美味くないので食べようとは思わない。

しばらく走ると、前方に巨大な煙突が見えてきた。

Mount Isaは世界でも有数の鉱山。亜鉛、銅、錫、鉛などの非鉄金属がザクザク掘れるらしい。そういえば、日曜日の昨日はオートバイがかなり走っていた。鉱山労働者の給料は高くてお金に余裕がある。休みの日はオートバイに乗って町の外までひとっ走りしようという気になるのだろう。

Wikicampsで気になる宿泊施設に寄ってみたが、誰もいなくて話を聞くことすらできなかった。インターホンを押しても反応なし。Booking.comで調べてみると、100ドルもするところだったので泊まるのは止めにした。30ドルまでだったら奮発して泊まるつもりだったのに。オーストラリアで30ドルで泊まれるところはバックパッカー以外にないだろう。30ドルで個室に泊まろうなんて大概にしろ馬鹿野郎!

町のスーパーWoolworthsへやって来た。もう高価なロードハウスの食べ物を買わなくて済む!

最近のプリングルスは、中身が少ない上に筒も細くなっている。
以前は同じ径だったのに。消費者をバカにし過ぎだろ!
私の目は誤魔化せんよ!

姑息なまねをするプリングルスはもう買わねー。

日本のお菓子も袋ばかり大きくなって中身スカスカ。オタクの食品会社はプラスチックゴミを売っているのですか?と言いたくなる。

オーストラリア滞在も残り少なくなってきたので、手持ちの現金を使用してゆく。もう現金会計だけのド田舎はないだろう。手持ちの現金を200ドルまでに減らしておく。

現金はMelbourneの空港に着いた当日、空港のATMで500ドル下ろしただけ。

何度もスーパーに来なくていいようにするため、一日分の食料だけ買っておく。観光したいので、数日滞在する予定。

Woolworthsの店先にはベンチ一つすら置いていない。
さっぱりし過ぎ!

たぶん市役所

控えめな作りの建物。日本だと田舎町でもすぐに要塞のような役所を建てたがる。

食べ物を飲み食いして落ち着いたので、図書館に向かう。
今日は月曜日。図書館は開館している。

期待していたとおり、パソコンが設置してあった。使用料は無料。受付で使いたいと言うと、パスポートも確認しないで利用者カードを渡してくれた。

久しぶりに動画と画像データのバックアップを行う。
なかなかのスペックのPCでサクサク作業できた。

作業終了後は、図書館内で寛ぐ。

宿泊施設は高すぎ、キャラバンパークは電源なしサイトでも20〜30ドルもするので止めにした。何を好き好んで、金を出してまでドアの開け閉めの音を聞きつつ車の間で寝ないとイカンのだ?自転車でテントだったら10ドルで十分なはずだ!

もう野宿だ野宿!

やって来たのはOutback At Isaというインフォメーションセンターを兼ねた施設。シャワーを浴びにやって来た。

巨大なトカゲのようなものが迎えてくれた。

ホットシャワーは5分2ドル。冷水シャワーは無料。もちろん冷たいシャワーを浴びた。

ホットなんで贅沢だ。こんな暑い時には冷たいシャワーの方がいい。ホコリと汗が落ちてスッキリ。ついでに汚れた衣類の洗濯を行った。

洗濯した衣類を日向に干しておいて、おっさんは日陰で休憩する。

今日のお昼はパンと水。

野宿に備えて冷水機で水を汲んでおく。

洗濯ものがある程度乾いたところで、再び図書館に戻る。
早い時間から野宿場所に行っても暑くて休めない。

町のシンボル製錬所の巨大煙突が見える。

ついでにColesに寄ってちょっと買い物をしてゆく。

涼しい冷凍食品コーナー。

吸引力満点の冷たいドリンクコーナー。
高かったロードハウスよりもかなり安い。
いや、騙されたらダメ。600mlのペットボトルのコーラが1本3.7ドルもする。健康に悪い癖に高い。

飲み物は健康的な炭酸水を選択した。ここMount IsaのColesでは冷えた炭酸水がおいてあった。普通では見かけない。

ショッピングセンター内にメガネ屋さんあり。
海外に行くとき予備メガネは必須。

迫り来る巨大煙突。

Mount Isaの交差点では、ランナバウトは少なくて信号機付きが多い。

再び図書館に戻ってきた。
バイクラックには自転車は止められておらず。

それにしてもなんか変。ちょっと壁に寄せすぎではないか?
径の大きいタイヤだと倒れてしまうような気がする。

これ付けた人はたぶん自転車に乗らない人だろう。今日町を走ってみたが、ロードバイクは一台も見かけず。MTBを数台見ただけ。ほとんどが車。人口2万人を超える大きな町なのに自転車屋がない。普通あってもおかしくない。

こんな内陸部のクソ暑い場所では、好き好んで自転車に乗ろうと思う人間は滅多にいないのだろう。郊外に出るとロードトレインが多いし。

自転車は目立つところに置くのが鉄則。わざわざ盗まれやすい自転車置き場に停める必要はなし。たいてい場所が悪い隅の方にある。邪魔にならないところに停めればいいだろう。

今回は強い日差しを避けたかったこともある。日の当たるところに長時間停めたら、タイヤとチューブがイカれるかもしれない。そう思わせるほど日差しが強い。車のタイヤがバーストするのも頷ける。

図書館の片隅で充電しつつ、ゆっくり休む。

冷房が効きすぎて寒かったので、早めに切り上げてブラブラすることにした。

町中にもロードトレインがいる。
こいつは小奇麗。洗車したてのようす。

急な坂道を上って町の展望台へと向かう。
やけに急。ヒーヒー。

丘の上には巨大なウォータータンクが設置されていた。

ちょうどタンクに絵を描いている途中。暑いのにご苦労さまです!暑さですぐに乾いてしまうペンキを塗るのはさぞかし大変だろう。

職人さんたちが作業を止めて車に乗って帰るところで、体は細くて芸術家っぽい雰囲気。専門のペンキ職人ではないようす。

薄っすらと描かれた下絵。

最近、道路脇で転がっているのをよく見るようになったタカかな?死体でしか間近で見られないのは悲しい。

何か今にも動き出して飛んでいきそう。

世界各地の距離標識

残念ながら日本はなし。

東海岸のTownsvilleまで772km。これは直線距離なので、実際はもう少し遠くなる。

鉱山方面を見下ろす。
巨大煙突がよく目立つ。

こちらはすぐ近くの町の中心部。赤い屋根がスーパーColesのあるショッピングセンター。

荒野の真ん中にこれだけの大きな町があるというのは不思議でならない。

日が傾いてきたので、そろそろ町外れまで出ることにした。
野宿適地があるかどうかは行ってみないと分からない。

こんな崖のギリギリに建つ家に住むのが夢。
日本で言うと、北アルプスの北穂高岳山荘みたいな小屋。

町の外に向かって自転車を走らせるが、牧場が続いて全然野宿適地が見つからない。そのうち完全に外に出てしまいそうだったので、適当なところで野宿することにした。

フェンスの向こう側の馬が興味津々でこちらを見てくる。近寄ってきては逃げるを繰り返す。

交通量が減ったので、明るいうちからテントを張った。
道路より一段高くなった場所で目立ちにくい。

ようやく馬が懐いてくれた。

フェンス際までやって来たので、鼻をナデナデしてあげた。

そら、おっさんは怖くない。怖くない。

Mount Isaの夕暮れ

巨大煙突より煙が立ち上る。

なんだかすごく眠い。さっさと寝よう。明日は朝早い。

走行データ
約20km手前〜Mount Isa〜町外れまで
 
走行距離32km、走行時間2h20m、Av13.4km/h、Max29.4km/h
 
ねぐら 道路脇
 
おわり