荒野の中の静かなキャンプ場

こんにちは。からあげです。

 

気がつけばもうお盆。日本は相当暑いらしいが、今が真冬のオーストラリアも負けてはいない。それでも、日差しを直接浴びると凄く暑く感じるが、日陰に入ると湿度が低いためかかなり過ごしやすい。日本よりたぶんマシ。

しかし、日陰に居続ける訳にはいかず、日本に帰るためにペダルを漕ぎ続けなければならない。もう嫌。さっさと日本に帰りたい。

今朝は少し遅めの4時に起床、明るくなって来る6時前の出発。
いつものようにすでに向かい風が吹き始めている。

今日はおよそ35km先のキャンプ場。Fitzroy CrossingとHalls Creekのほぼ中間地点にあるキャンプ場で、水を汲んでシャワーを浴びるために宿泊する。料金は良心的な10ドル。

日に日に日の出の時間が早くなる。
早起きしての夜間走行もだんだんしんどくなってきた。

何にもないタダの駐車場。砕石が入れてあって砂に埋まらなくて快適。酷いところだと砂が深くて、駐車場に入るだけでかなり疲れる。休みたくて入ったはずが、かえって疲れるとか本当に馬鹿げている。

今日からあまりサイコン(正式名称サイクルコンピューター。スピードと距離などが分かる機械)を見ないようにする。
ココ最近は、サイコンを見てばかりで、ああまた12km/hまで落ちてるとか、こんだけ走ったのにまだ60kmとか、ストレス源になってしまっている。主に整備の目安にするために付けているのに、距離やスピードを意識し過ぎて疲れる結果となっている。

サイコンを見なかったためか、あっという間にキャンプ場分岐近くまでやって来た。いつもは1km先の表示だが、今回はなぜか2km先。

Hwyを離れて未舗装路をゆく。4km先に目指すキャンプ場がある。

キャンプ場の一番の売りは水洗トイレ。

どうだ凄いだろう?こんな荒野の中に水洗トイレがあるんだぞ!
本当に凄い。あり得ない。日本とは荒野の次元が全く違う。日本はせいぜい数十キロ、こちらは数百キロ何にもない。

気がかりだったのは、アクセスの未舗装路。だが杞憂に終わった。しっかり締まっていて走りやすかった。多少、洗濯板状のところがあっただけ。

追い風に吹かれて楽々キャンプ場に到着!

おお、なんか味のある看板があるな。

開放感抜群のキャンプ場。先客は誰もおらず。
まだ10時で早い時間なのに。

キャンプファイヤーの場所。
鉱山で使用される奴。とにかく凄く重たい鉄の塊。

いかんいかん、キャンプ場に来たのはシャワーを浴びるためだ。遊んでないでさっさとシャワーを浴びよう。それにしてもデカイシャワーヘッドだな。角度調整は不可。

全開でこの水圧。なるほど、シャワーヘッドが大きいのがよく分かった。

お湯が出るはずなのに、生ぬるい水が出るだけ。屋根があって日が当たらないので寒く感じる。こういう時は屋外シャワーがいい。

手洗い場で衣類を洗濯する。
おっさんの出汁とホコリの汚れで茶色く変色。

そう言えば、以前トイレの洗面所で衣類を洗っていたら、その汚れ具合を見た人にOh jesus Christ!と言われたことがある。衝撃の汚さ。

このキャンプ場には洗濯機はなし。こんなもん手洗いで十分。

適当なところに洗濯物を干す。
多分これ、物干し竿?

脱水していなくても、日差したっぷりで温風が吹き付けるのですぐ乾いた。

キャンプ場内のあちこちで水が汲める。
ここに来た最大の目的は水を汲むこと。

ゴソゴソいろいろやっていたら、若い女性がやって来て話しかけられた。始め誰だろう?この人と思っていたが、話をしているうちにキャンプ場の関係者だと分かった。

こんな静かな荒野で生活しているためか、全然すれていなくて笑顔が眩しい。話をしている時に私だけでなく、女性にもハエが集っていたので安心した。ひょっとしたら、臭いからハエに集られているのではないかと思っていたから。

みんなにハエが寄って集っているのだと知って安心。

せっかく水が使えるキャンプ場にいるので、かるく洗車をしてから拭き掃除、各部の取り付けビスの点検を行った。
リムも撫で回して異常がないことを確かめる。

携帯工具たち

結局、Broomeの自転車屋さんでは新たな工具は購入せず。リヤのブレーキローターの取り付けがヘックス穴になり、ハブスパナ17mmがもう一本必要になってしまった。

ハブは分解しないとして、ブレーキローターは輪行の際は必ず外したいが、出発直前にCairnsで買えばヨシ。スポークニップルのサイズは同じだった。神経質になりすぎて余計な工具を増やすより、ここはトラブルが起きないことにして軽量化した方がいい。仮に自走不能なトラブルが発生したら、Cairnsまでグレイハウンドに乗ればいい。

サーリーのフロントキャリア、ナイスラックの上部が横揺れに弱そうなので、フォーク付け根に結束バンドで留めてある。それが今日走っている時に、ビヨーンという音がした。聞き慣れない音なのでなんだろうと思っていたら、洗車していた時に切れているのに気がついた。

ナイスラックは天板が広くて荷物が載せやすい分、それをいいことに大量の荷物を載せているので補強しておかないと怖い。この結束バンドのお陰か、取り付けビスの緩みはほとんどなし。切れた結束バンドを付け直しておいた。

東屋の下でラーメンを作る。

代わり映えのしないいつものラーメン。

ラーメンを食べ終えて後片付けをしていると、老夫婦のサイクリストが現れた。始めなぜ自転車に乗るような格好をした人がいるのだろう?と不思議だった。まさか来るとは思いもしていなかったので。

老夫婦との会話は全く弾まず。いつものテンプレートのどこから来たの?どこまで行くの?で終了!昨日、Sydneyの若者と会って話したところだし、いつも同じ会話ばかりしていて飽きていた。発展しない会話は飽きてくる。英会話がダメでもいいように話のネタにスマホに画像をいろいろ入れておいた方がいい。今回すっかり忘れてしまった。

だいたい、How are you?と聞かれると、すぐに考え込む癖はどうにかならないものか?相手は話の始めとして決まり文句を言っているだけだから、適当にGood!とかなんとか答えておけばいい。それなのに、今は気分があまり良くないし、かと言って本当のことを言うわけにはいかずどうしよう?って。アホか。

つくづく自分は外国語は苦手だと思える。このあと、老夫婦との会話は全くなし。お互い目を合わせずに空気のような存在として扱った。本当はどんな自転車に乗っているのか、どんな道具を使っているのか知りたかったが、どうしても彼らのテントに行く気にはなれなかった。

キャンプ場は牧場の中の一角にあって、周囲にはたくさんの牛がいる。暇つぶしにそこら辺を散歩する。

興味津々でこちらを見る牛。

恐る恐る近寄ってくる牛。

垂れた耳が可愛い。

一匹が逃げ出すと集団で逃げ始める牛たち。

見かけない人間は怖いらしい。

散歩から戻ってくるとブログ更新を行う。溜まっていた分を片付ける。ああスッキリ!

牧場のワンコがやって来た。よだれをダラダラ垂らしている老犬。試しにパンをやってみたが、舐めただけで口にせず。

それぞれのお客のところに行って挨拶しているようすだった。この老犬の仕事はお客さんのご機嫌覗い。

日が傾いて涼しくなってきたころ、ようやくテントを設営する。
まだ日差しを浴びると暑いので自転車カバーを付けて遮光する。

どんだけ役立ってるんだ!この自転車カバー。

今日のお客は私を入れて4組。Hwyを走行する車の音は聞こえず非常に静か。いつものロードサイド野宿とは大違いだな。

発電機の音はわずかにするくらい。

さあて、明日に備えてさっさと寝るか。

走行データ
Ngumban Cliff RA過ぎ〜Larrawaキャンプ場まで
 
走行距離42km、走行時間3h20m、Av12.7km/h、Max26.9km/h
 
ねぐら キャンプ場
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険