向かい風と雨だけが友達

こんにちは。からあげです。

 

今日から5月。改元の日でもある。新元号は令和か。
私は和暦か西暦の指定がなければ、西暦で書く人間だ。和暦に慣れていると、さて何年まえだったっけ、などと年を計算する時にややこしくなる。まあこんなことはどうでもいいか。

ようやくKangaroo Islandの観光を終えてAdelaideに向かってゆくことになったが、雨や曇の日が多くてイマイチ気分が乗らない。ただ、これまでここはという見どころだけは晴れて来たので、相当運がいいように思える。

せっかくゆっくりしようと思ってKangaroo Islandに行ったのに、島の大きさを舐めていたため、かえって普段より忙しくなって疲れる結果になってしまった。

本当にね。初の走行距離100km越えがゆっくりしようと思っていたKangaroo Islandで出るとはね。

昨晩は強風が吹き荒れて朝まで激しい雨が降ったり止んだりしていた。朝になるとかなりマシになってくれた。自分の野宿場所の選択眼に狂いはなかったと嬉しくなった。やはりPCTの経験が活きているんだな。

朝食を終えても雨が降っていたので、カッパの上着を着て出発準備をしていると、荷物をテントの外に出す頃になると雨が止んでくれた。本当に助かった。

雨上がりの道路を走行する。 
大雨で流れ出た土が路面を覆っているところもあり慎重に走った。

峠を越えてフェリーターミナルのあるPenneshaw一直線。

町まで下りて真っ先にやって来たのが島唯一のスーパーマーケットのIGA。8時の開店直後の入店となった。

買い出しの品をずらりと並べる。
頑張って走ったご褒美に何点か好きなものを買った。

これで約27ドル。安売りのBlack&Goldの品を中心に買っている。ツナ缶が2ドルと高めだったので、1缶90セントのイワシ缶を買った。

店先のベンチで早速食べる。1時間前に玄米ご飯を食べたのに、ぺろりと平らげてしまう。

食料を手に入れたあとはフェリーターミナルにやって来て、乗船券を購入する。おっさん得意のあうあう英語を駆使してなんとか購入することが出来た。吃りが入ることが多くて、自分でも何を言っているのか分からなくなることがよくある。あうあう。

到着したときにフェリーが出港したので、次の10時半のフェリーになった。

見切り品の3ドルコーヒー牛乳とチキン味のポテトチップスを食べる。コーヒー牛乳が濃厚で凄く美味かった。これなら4,5ドルくらい出してもいいと思わせる味だった。

フェリーの待ち時間に間もなく使用期限が切れるTelstraのSIMカードのチャージを行う。今回は30ドルプランではなく、上位の40ドルプランにした。データ容量が10GBから20GBにアップして、有効期限が28日から35日と一週間長くなる。40ドルでも3,200円だからそんなに高くない。おまけの日本への国際電話が無料なのがいい。プリペイドSIMを買わずにフリーWi-Fiでも凌げることもできるだろうが、Wi-Fiスポットに長居することになるので嫌。ブログ更新は夜テントの中で落ち着いてやりたい。そのための費用が3,000円ちょっとなら全然高くない。

TelstraのプリペイドSIMの購入から使用方法、チャージの方法まで、帰国後に詳細にアップしたい。他社に比べて多少割高な気がするTelstraだが、民家が全くない場所でもつながったりして非常に圏内が広い。やっぱりね繋がってこそのSIM。安さだけのSIMなんて要らない。

いよいよ乗船開始!

今回は自転車はあとの方になった。

後ろの方のデッキの壁に立て掛けて、厳重にロープで縛ってくれた。これならいくら揺れても全く問題なし。

帰りのフェリーは行きに乗ったのと違う船で、車両甲板に支柱が立っている。そのため、自動車の出し入れにかなり時間が掛かる。

このようにギュウギュウ詰めになる。車と車の間はかなり狭め。肥満体だと通り抜け出来ない。

車両甲板に屋根が付いていて、車に海水が掛からないようになっている。ドライバーにとってこれはかなりポイント高い。自転車にとってはどうでもいいが。

さよならKangaroo Island!!
おそらくもう二度と来ることはないだろう。オーストラリアにだって再び来れるかどうか分からない。

まだまだ他に行きたいところがたくさんある。

フェリーが出港すると、地図とスマホでAdelaide観光の情報収集を行った。やはり気になるのは天気予報。天気図を見ると、Adelaide沖の海上に低気圧がウロウロしていて、明日と明後日も雨の予報。

気象衛星の画像を見ると、低気圧の渦が左回りになっているような気がする。南半球は渦の向きが反対になると習ったような気がするな。なんで風向きが逆になるんだと思っていたところだった。

海が少し時化ていたので、フェリーは多少揺れた。以前は全然気にならなかった船の揺れが非常に気になって気分が悪くなった。乗らないと船に弱くなる。

Cape Jervisに着いてフェリーを下船すると、フェリーターミナル前でチェーンに注油を行う。
オーストラリアには自転車カバーを持ってきているが、未だ使用していない。こんなに雨が多いと使う気にもなれない。(普通逆のような気がするが)自転車カバーは、Tasmaniaで自転車を数日間停める時の盗難防止用に使用するつもり。

12時ころCape Jervisを出発!

いきなり強烈な上り坂が始まる。しかし、燃料補給したおっさんにはただの坂になる。

近いようで遠いAdelaide。あと106km。近づいては遠ざかりを繰り返している。ようやくAdelaideに向かうことができる。

Penneshaw出港時には晴れていた空が一面雲に覆われて怪しくなってきた。

上り坂の本番はここから。集落を抜けると本番が始まる。
風向きがいつの間にか横向きになっている。

Victor Habor方面の分岐を過ぎてしばらくゆくとついに雨が降り始めた。始めすぐに止んでくれたのだが、そのうち降り続けるようになってしまった。完全にカッパを着るタイミングを外してしまった。

向かい風と雨の中を走る。
雨に濡れて体が冷えてきた。

終いには雷も鳴り始めた。

ちくしょー。牧場地帯では風よけになるような物がなく全然休めない。あっても柵の内側だったりして入れない。天気が悪いと牧場地帯は最悪!

雷が鳴り始めたので、丘の上に出る前の低い場所で自転車を下りてカッパを着て道路下に避難する。このまま進むと何もない高い場所に出るかもしれず、落雷の危険がある。15分ほど待っていると雨が小降りになって雷が鳴り止んだので出発した。

峠を越えて海岸に出ると、青空が覗き始めた。
頑張って丘陵地帯を走ってきた甲斐があった。ようやく雨が小降りとなってくれた。

その後、天気は急速に回復して日が差すようになった。
1,2時間のことだったが、濡れた服が乾いてくれて本当に助かった。あのまま雨が降り続けていたら、完全に体が冷えてしまっていただろう。

道路にある大きな水たまりを避けながら進んでいく。

本日の目的地Normanvilleに到着!グーグルマップによると、この町にはスーパーマーケットはないはずなのに、Foodlandというスーパーがあるではないか!

まあいい。Penneshawで買った2日分の食料なんて軽いもんだ。

町をウロウロしてねぐらを探したのだが、公園は目立ち過ぎなのと地面が湿り過ぎていてダメ。海岸まで来てみると、遮る物が全くなくてダメ。こんなところでテントを張ったら、一晩精神修行することになるだろう。

最近のおっさんの嗅覚には目を見張る物がある。
今日のねぐらは海岸近くの砂丘内側の空き地。海から吹く風を砂丘と松林が防いでくれる。

先程から再び風が強くなり、ジェットエンジンのような音がしている。そんなに風が強くてもここは風が全然吹かなくて快適。最近、本当に大胆になって来てひと目があるところでも、明るいうちからテントを張るようになった。

今日の場合は、暗くなるのを待っていたら、雨が降ってくるというのもあった。実際、テントを張ってからすぐに雨が降ってきた。

明日も雨に降られることを覚悟しての走行となる。今日のような失敗をしないように、早めにカッパを着ることにする。明日Adelaide入りするかは、その時の天気と気分次第。Adelaideで今度こそゆっくりする。自転車なら機動力を活かして、郊外まで出て野宿することが簡単にできる。どこかでホットシャワーを浴びてスッキリしよう。

走行データ
Browns Beach付近〜Penneshaw=フェリー乗船=Cape Jervis〜Normanville
走行距離 54km
ねぐら  海岸近くの空き地
 
 
おわり
現地レポート
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