今を楽しめ!

こんにちは。からあげです。

 

オーストラリアにやって来ておよそ3ヶ月が経つ。始めはおっかなビックリ走っていた道も、今はすっかり慣れて安全確認だけはして走っている。
当初、食事面ではインスタントものばかりになって、健康を維持できるかが心配の種だったが、玄米を普通に食べられて全く問題はなし。
ただ、精神面ではかなりの不調を来している。実際に走り始めてみると、向かい風が多いうえに雨が多くて常に天気のことを気にしていなければならない。一週間に2,3日程度の雨ならば許容範囲内なのだが、ここ最近毎日のように雨に降られてやり場のない怒りが溜まっている。オーストラリアにも梅雨のような時期がある!なんてこったい!!

だが、昨日の午後から天気が急速に回復してくれて、ようやく過ごしやすい晴れとなってくれた。今日も昨日の好天を引き継ぎ、朝から雲ひとつない青空が広がっていた。多少朝は冷え込んだものの、天気が良ければそんな些細なことはどうでもいい。久し振りに日差しを浴びて走っていると、ようやく前向きな気持ちになることができた。

この雨の多い状況から抜け出すのにはどうしたらいいか?Perthは冬になると決まって雨が多いようで、今年が特別なわけではない。このままPerth近辺に居続けても雨に降られるだけだ。今はキツいが、しばらく頑張って走って、雨の少ない乾燥地帯まで北上すればいい。ただ、調子に乗って北上しすぎると、今度は暑さと水・食料の補給に困ることになるが。

今はPerthの北約400kmに位置するGeraldtonに向かって走っている。Geraldtonは西海岸で珍しく大きな町で、必要なものが全て揃う。それに暖かくなったうえに多少雨が少なくなり過ごしやすくやるだろう。実際に行ってみないと分からないが、Perthでゆっくりできなかった分をGeraldtonで取り戻したい。

Geraldtonから北はロードハウスで補給をしながら進むと、約470km北のCarnarvonの町に着く。比較的ロードハウス間の距離が近いので、楽々進めることだろう。Carnarvonまで北上すれば、もはや雨の心配をする必要はなくなる。あとは補給と暑さとの戦いだ。
とまあこんな風に今後の計画をざっと立てた。

出発前に発表していた世界一の一枚岩、Mt.Augustusへ行くのは中止。長い未舗装路の奥にあって、ロクな補給はできず道の状態が不明では怖くて走れない。味わう苦痛をある程度想像できるだけに余計に行く気にはなれない。そう、走る前に怖気づいてしまったのだ!ほかには、Gibb River Roadも中止。つまり今回は未舗装路は走らない。

当初から言っていたように、オーストラリアには自転車ツーリングを楽しむために来たのであって、自分の限界に挑戦するために来たのではない。オーストラリアを3ヶ月走って分かったのは、自分はまだまだ自転車の経験が不足していて、内陸部まで入れる力量はない。それに加えて体力が右肩下がりの状態なのを無視して、勢いで突っ込んで行くほど身の程知らずではない。今回は海岸沿いの舗装路を走ってオーストラリアを半周すれば上等、と思えるようになった。

精神修行のような限界ギリギリのツーリングでは、楽しさを感じられなくなる。そんな無茶をしてどうする?海岸沿いの舗装路を走るだけでも、正直言ってかなりキツい。北海道とは全く違う。内陸部の未舗装路を走る余裕などあるわけがない。まだ旅は半分も来ていないのに、体と自転車へのダメージが許容範囲を越えたら、最後まで旅を続けられなくなる。

太陽さえ出ていれば、前向きな気持ちになれるというのなら、さっさと乾燥地帯まで行ったらいい。自分ではどうにもならない天気のことをウダウダ文句を言ってても、現状はなにも変わらない。私は多少は暑さ耐性があるようだし、今回は玄米をモリモリ食べていることだし、比較的過ごしやすい冬の季節だし、乾燥地帯でも何の心配をすることもない。太陽の日差しを浴びながら、毎日馬鹿みたいにペダルを漕いで、ときどきロードハウスでお菓子やハンバーガーを食べていれば、ご機嫌になれるのではないか!

今を楽しめない者に、楽しい来年はないし、楽しい明日だって来ない。車が鬱陶しくても気にするな!人から毎回決まりきった質問をされても淡々と答えろ!今こうして気ままに自転車に乗っていられることを幸せに思え!

ここ最近、落ち込みが激しかった精神がようやく立ち直って来た。やれやれ。本当におっさんは手がかかる。

ようし、出発だ!天気は良好!!

朝から快晴の天気で雨の心配は全くなし。
一気にテンションMAXだ!

まずはJurien Bayにて食料の補給を行う。
町に入ると、なんとサイクリングロードが現れた。

前方にBMXに乗った小学生3人組を発見!静かに近づいてゆくと、変なおっさんがやって来たと一気にスピードアップ。みるみるうちに引き離されて行った。何だったんだ?あの少年たちは。

町のスーパーマーケットのIGAに到着!
IGAは田舎町でよく見かける。朝早いというのに、結構お客さんが入っている。

店内は品揃え豊富で良心的な価格。なんと入り口にはトイレがあった。トイレがあるスーパーは都市部を除いて非常に珍しい。

デ、デ、Daleのコーヒー牛乳が安い!

安売りは決して見逃さない。チャンスを逃すな。

今さらになってようやく食料を適量化を行う。
ナラボー平原を越えてからは、いつも食料水を多めに持つ癖が付いてしまっていて、疲れる原因の一つとなっていた。
きっちり食料を管理することで、ツーリングが楽になる。

3ヶ月経ってようやくやる気になった。自転車だとたくさん持てるから、ついつい何でもかんでも持ってしまう。それはダメ。

休憩のためにビーチにやって来た。
きれいな白い砂。青い海が素晴らしい。

引き波が強いところで、泳いでいたらあっという間に沖に流されそうな場所だった。

砂浜から突き出た桟橋。釣りにピッタリ。

なんだ、この穴の空いたコンクリの塊は?

なるほど漁礁か。

英語力の乏しいおっさんには、こうした分かりやすい絵の方がいい。

次はGreen Head。
漕いでも漕いでも全然疲れない。

何にもない直線道路。オーストラリアに戻ってきたような気がするな。Perthはオーストラリアであって、オーストラリアではない。

道路脇でウエスを拾った。
自転車掃除用のウエスは無尽蔵に手に入る。

自転車のチェーンの掃除は非常に重要。
オイルが外側に付いたままだと、ゴミを引きつけるのでしっかり拭き取っておく。

失敗することで学ぶことが多い。

気持ちよく漕いでいたら、あっという間にGreen Headに到着!
青々とした公園には立派な東屋がある。

展望台に向かう途中の遊歩道でトカゲのような生物を発見する。
しっぽが切れたような大きなトカゲ。

何を食べているのか知らないが、丸々と太っている。いつもはノソノソ動いているが、意外にも機敏な動きができる。毒を持っているかもしれないので、イタズラはなし。

Dynamite Bay

ダイナマイトでふっとばしたような丸い湾。名前の由来は不明。

ダイナマイト湾を見下ろす。
海水浴にぴったりな入江。静かで波の音がよく聞こえる。

観光地ではないが、印象に残る場所だった。
こうした静かな場所を少しでも多く訪れたい。

ディストラ君の記念撮影。

今日は漕いでも漕いでも全然疲れない日。

Leemanに到着!ロブスターで有名なところらしい。

道端には色鮮やかなたんぽぽのような花が咲いている。

幹線道路を外れてビーチにやって来た。

木の周囲にコーンがいっぱい置かれている。
木が病気になっていて、倒木の危険があるらしい。地味にオーストラリアらしい光景。

魚捌き台。血まみれになっても、さっと水で流すだけでいい。

すぐ近くにはボートランプもあって、自由にボートを海に浮かべたり、引き上げたりすることができる。

海の見えるベンチで昼飯にする。

特製ラーメン。お菓子を食べて空腹を誤魔化すより、しっかりした食事をした方がいい。ちょっとした自炊のタイムロスなどすぐに取り戻せる。

ディストラ君の記念撮影その2。

チェーンはピカピカ。おっさんニンマリ。

Leemanを出てしばらくすると、アップダウンが多くなって道幅が狭くなったので、そろそろねぐら探しを始めることにした。

野宿センサーに反応あり。よし、行ってみよう。

しばらくゆくと、海岸に出て野宿にぴったりな木に囲まれたフラットスペースあり。

周囲に人気はなく静かな夜を過ごすことができた。
いつものロードサイドではなく、たまにはこうした静かな場所もいいもんだ。

走行データ
Cerbantes過ぎ〜Jurien Bay(食料補給)〜Green Head〜Leeman〜Leeman過ぎまで
 
走行距離104km、走行時間6h40m、Av15.6km/h、Max27.1km/h
 
ねぐら 海岸
 

現地レポート
スポンサーリンク
からあげ隊長の冒険