徒労に終わる

こんにちは。からあげです。

 

Munda Biddi Trail走行3日目の今日、5時半に起きて準備を始めた。昨日はねぐらが見つからず、薄暗くなっても走り続けることになり、心身ともに疲れ果ててしまった。雨に降られながらのテントの設営と食事の準備は本当に辛かった。

今朝も雨がポツポツと降っていたものの、テントを撤収するころになると上がってくれた。マーカーを見落とさないように、十分明るくなってからの7時過ぎに出発した。

未舗装路をゆく。昨晩泊まった空き地の近所にも別荘らしき建物が建っていたが、すぐに森が続いていた。

シェルターまであともう少しのところで、空き地を見つけたため、無理をせずにテントで泊まることにした。マーカーを見落として素通りすれば、いつまで経っても走り続けることになり、想像しただけでも寒気がしてくる。ああ、昨日はあそこで泊まっておいて良かった。

出発して30分も経たないうちにJinung Beigabup Camp Siteに到着する。頑張れば来れないこともなかった気がするが、昨日の判断は昨日の時点ではベストだった。

さっそくシェルターを見学しよう。

中は広々で出入り口のドアはなし、2段ベッドのような広い板の間が両側にあり。明り取りの窓があり屋内は明るい。

外の軒下にはピクニックテーブルが2つ設置されている。
他にも雨水タンクやトイレ、テントサイトがあって食料さえあれば、快適に過ごせる場所だった。

昨日、ここまで来ていれば、快適な一夜を過ごすことが出来ただろうに。あともう一息が走れなかった。

今日こそはシェルターに泊まりたいので、休憩はほどほどにして先を急ぐことにした。両脇の草が覆いかぶさってカッパの上着を濡らした。

体が温まってきたので、長袖シャツを脱ぐ。
いちいち面倒だけど仕方がない。

フロントタイヤがツルツルのため、ハンドルをとられやすい。
もともとマラソンプラスはダートを走るタイヤじゃない。

雨が降ると泥で汚れる未舗装路だが、雨上がりのためほとんど汚れずに走ることができる。

チェーンから発する異音を聞くのが嫌。

山火事跡の注意看板

特に迂回路は表示されておらず、要するに注意して走行するようにということだった。いったい何に注意するのだろう?

牧場の横を通ってゆく。
この辺からマーカーがないことに不安を感じ始める。マーカーの間隔が広いところと狭いところがあり、今回も広いところではないかと思っていた。

道はいつしか荒れて砂地となり、タイヤが取られてまともに走れなくなる。マーカーはいったいどうしたのだ?

後輪がスリップして走れない。仕方がないので押して歩く。
それにしてもひどい汚れよう。

ようやくマーカーを発見し、自転車の轍もあったので、ホッと一安心したのもつかの間、自分が通った道だと分かった。特徴のない森の中の道で非常に分かりにくいが、なんとなく通ったことのある雰囲気の場所だった。ああ、やっちまった!

まさか一周回って戻って来るとは。

2時間まえに出発したシェルターに戻って来た。
どこでどう間違えたのだろう?2時間走ったのに、もとに戻って来てしまうとは。どうせなら2時間寝ていれば良かった。

マーカーのあるところまで走って昼飯にする。
今日は降りそうで降らない天気だった。今のうちに飯を食っておこう。こういう時ほど冷静にならなくてはならない。まだ1度のミスで2時間無駄にしただけだ。ただ、今日のシェルター泊は諦めなければならない。内心、今日もテントかと落胆した。

ストーブで調理中。落ち着け。落ち着くんだ!
飯を食べてまずは落ち着け。

この辺の森は山火事のあとで、太い木の幹は黒焦げた跡が残っている。表面が焼け焦げただけで木は死んではいない。凄い生命力だ。

昼食後、走行を再開するとリアディレーラーに枝を巻き込む。
今日は何度もスポークやディレーラーに枝を巻き込んで、その都度取り除いている。

注意深くマーカーを探しながら走るも、どこにも見当たらないので、さっきの分岐が正しいのか?と引き返す時に段差でペットボトルが飛び出てしまった。自転車にまたがったまま落ちたペットボトルを拾おうとすると、バランスを崩して立ちコケして胸を打つ。

飯を食べたばかりなのに、全然力が出ない。2時間の無駄な労力を思うと腹が立つ。

立ち上がって走り始めたものの、今度は草に弾かれてコケてしまう。軟そうな草だったので、そのまま突破しようと思ったが、想像以上の強さで弾き飛ばされた。

なんてこったい!一日で2回目の立ちコケだ。

この砂地の道、さっきも通ったよな。いや、この先に見落としたマーカーがあるんだ!まだ。まだ先だ!

と思っていたら、見覚えのある分岐にやって来た。あれ?どうなっているんだ?もうわけが分からん。なぜ、もとに戻ってきてしまうのか?

マーカーには北向きか南向きかの表示はなし。ただの矢印。この辺は道がややこしくて一見しただけではどちら向きか分からない。紙の地図は大雑把で役に立たんし、スマホの地図はGPSが不調で行ったり来たりを繰り返して、どこが現在位置か分からず。

おっさん、ここに進退極まった!

どうしたらいいものか?
スマホを見てちょっと先までショートカットしたいが、GPSの精度が悪くて余計おかしなことになりそう。

時間はもう2時前。このやる気のない状態で、先に進んでも辛いだけだ。今日もねぐら探しに手間取るかもしれない。

牧場と別荘が延々続いたら、今度こそ絶望に打ちひしがれて頭がおかしくなってしまうかもしれない。

結局、今日は朝やって来たシェルターで泊まることにした。
もう嫌だ!だいたいMunda Biddi Trailは荷物満載のツーリングバイクで走るような道じゃない。マーカーが少ないところがあって、ヒヤヒヤさせられて、落ち着いて走っていられない。

ここは車でやって来て軽装のMTBでちょっとだけ走るところなのだ!

今日は雨が降らなかったので、ドロ汚れが落ちてマシになった。
チェーンとブレーキ周りだけ水を掛けて汚れを落としておいた。

トレイルを走り始めてから、ブレーキパッドの減りが異様に早くなった。特に泥まみれになって異音を発するようになってから一気に来た。ブレーキレバーの引き代がわずかになったので、アウターケーブルを伸ばして調整した。これは早めにブレーキパッドの交換をしておいた方が良さそうだ。ケチってギリギリまで使おうとしたら、ローターを削ってしまいそう。

2段ベッドの下にテントを張って寝ることにした。
テントなしだと広すぎて落ち着かないのと、夜になると冷えてきそうなため。平日の今日は泊まりは私だけだろう。

備え付けのレジスターを見ると、週に1,2人が泊まるくらい。

少し昼寝したあと、起き出して夕食の準備を始める。

今日、2周して思ったことは、もう止めようかということ。このまま走っても体と自転車が消耗するだけ。重たい自転車では楽しめそうもなく、ただの苦行と化すだろう。おそらくはかなりの苦行になる。止めるなら早い時期がいい。このままずるずると走ってしまうと、止めるに止められないようになってしまう。何年か前のみちのく潮風トレイルがいい例ではないか!

一晩よく考えてから、答えをだそう。もうこういうことを考える時点で答えは出ているようなもんだけど。

走行データ
同じところをグルグル回る
走行距離39km、走行時間4h30m、Av8.8km/h、Max32.0km/h
ねぐら トレイル上のシェルター
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険