霧のナラボー

こんにちは。からあげです。

 

昨日は強い向かい風に吹かれてボロボロになりながらも、ようやくMaduraのロードハウスにたどり着くことができた。レストランでハンバーガーを食べて元気が出たものの、疲れが酷くてロードハウスを出てすぐのところでキャンプした。

ナラボー平原の横断を始めて何日経ったのかはすでに忘れた。そんなことより、早くNorsemanに着くことが先決だ。何もかもが高いロードハウスでは食べ放題飲み放題というわけにはいかない。疲労がずいぶん溜まっていて体が重たいが、ここは一日のペースを落としてでも走ることにする。休養日とした日に限って追い風が吹くかもしれず、テントの中でゆっくりしていられない。

あれだけ日中、強風が吹いていたにも関わらず、日が沈むとピタッと風が止んで無風状態になった。なんてこった!

今朝は多少の冷え込みがあったためか、夜露が降りて葉っぱから垂れてくる水滴でテントがずぶ濡れとなった。雨はめったに降らないが、こうして夜露が降りることで植物が育つことができるのだろう。

道路に出てみると周囲が霧に包まれていた。視界は100m以下。
車の走行音に注意して早めに接近に気づくようにして、大型車のジェットエンジンのような音であれば道路外に逃げるようにした。

走り始めて何だかスピードに乗らないと思っていたら、弱い向かい風が吹いていることに気が付いた!ここ最近、朝になったら風が吹き、夜になったら風が止むというパターンを繰り返している。むむむ、これでは消耗するために走っているようなものだ。

サイクリスト殺しのグリッドが再び現れる。
今日は濡れているため、より慎重に歩いて渡った。

このグリッドの何が危ないかと言うと、自転車に乗ったまま渡るとタイヤがハマって転ける危険があることの他に、車が減速せずにそのまま通り過ぎること。自転車から降りて押して歩く分時間が掛かるのだが、グリッド部分だけ路肩がなくなり道幅が狭くなっていて、車が減速せずにやって来るものだから、車が来ない時を見計らって速やかに渡る必要がある。風が強い時は走行音が聞こえづらいので細心の注意が必要。グリッド部分以外は、柵があって通れないようになっている。

本来は家畜が道路から逃亡するのを防ぐ目的で設置しているものらしいが、ナラボー平原ではある特定の野生動物を移動させないようにするためらしい。

日が昇っても一向に霧は晴れる気配はなし。
2,3時間視界が悪い状態での走行となった。

ようやく霧が晴れてきた。
メガネやミラーが露で見えなくなるので、定期的に拭き取りながら走った。着ていた服は湿っぽくなって体が冷えてしまった。

なんでこうもサイクリストに余計なことばかりするのか。

霧が晴れて走りやすくなったのだが、今度は風が強くなって来た。昨日の疲れが抜けきっていないのに、また向かい風が吹きだす。

道路脇の木陰で休憩する。
休みたいと思った時にレストエリアはなし。

いつでもどこでも休める道路脇がいい。ただ、煩いので落ち着かないが。

以前、ナラボーのロードハウスのトイレで汲んだ水を捨てることにした。高額なミネラルウォーターを買うのが嫌でトイレの水を汲んで飲んでいたのだが、どう考えても手洗いやシャワーのリサイクルウォーターで体にいいわけがない。見た目はキレイだが、味がおかしい。

次のCocklebiddyでは、有料の飲料水が手に入るので、危険な水は捨てることにした。よくこんな水飲んでいたな。

昨日購入したパンケーキを食べる。はちみつたっぷりで元気が出る。

もちろん、紙に付いているカスもキレイに食べる。
ナラボー平原に入ってからは常に飢えた状態。

ああ、腹いっぱい飯が食いたい!

向かい風が吹く状況では、パンケーキの効果は長くは持続せず、しばらくすると足が重たくなってスピードが落ちてくる。

あともうもう少しだから頑張って走ろうとはするものの、体が言うことを聞かず。

仕方ないので、久し振りにラーメンを作って食べることにした。
手持ちのラーメンが5袋しかなく、今回2袋食べてしまうと、残り1.5食分となる。

西オーストラリアに入ってからは、なぜかハエが少なくなり休みやすくなった。ハエが少なくなったということは湿気が多くなったということか。周囲の植生を見ていると、確かにそんな感じがする。

いつものBlack&Goldのラーメン2袋。1袋だけでは腹は膨れない。ツナ缶を入れたいところだが、残り5缶なので、節約して入れない。

手持ちの水に余裕があるので、スープは2袋入れる。スープも元気の素になる。

道路脇の事故車

これもまた燃えた形跡がある。見るからに相当な年月が経っているようす。

道路脇にはカンガルーとワラビーの死体がゴロゴロと転がっている。新しいものや腐っているものは生々しいので掲載は控えた。

Cedunaを過ぎてからほとんどカンガルーの死体を見なかったのに、西オーストラリア入ってからは至るところで見るようになった。路肩に横たわっているものもあり、後続車に注意しながら避けている。本当に死体だらけ。分解して土に還らなかったらそこら中カンガルーで埋め尽くされる。

ドライバー達は気にもならない、気づかないだろうが、サイクリストはカンガルーの腐敗臭を嗅ぎながら毎日ペダルを漕ぎ続けている。便利な人間社会の影で、犠牲になっている野生動物が多くいることを忘れてはイケない。

すまん。私はお前たちに何にもしてやれない。

ロードハウスまで残り5kmの表示。これが出てから長いこと長いこと。

ようやくCocklebiddyのロードハウスに到着!

いやあ頑張ったな。

まず手前のこちらがガソリンスタンド。

ガソリンスタンドの建物のところに水を汲める場所がある。
10Lで2ドル。非常に良心的な値段。10Lもミネラルウォーターを買うととんでもない額になる。

いやあ本当に助かる。事前にスマホアプリのWikicampsのコメント欄で知っていたから水の心配は全くなかった。本当に地元のオーストラリア人はどうやって情報を得ているのだろうか?もしかして同じWikicamps?

そして奥の建物がバーとレストランと売店がある建物。

入り口に置いてある看板。これはナラボーお馴染みのもの。
人口8人だって。

ここは家族ぐるみで個人経営しているロードハウス。

軒下に自転車を停めてまずは身だしなみを整える。
トイレに行って顔を洗い、濡らしたタオルであちこちを拭く。
もちろん、ソーラーパネルを広げて充電している。

やっぱり充電はハブダイナモがいい。休憩の都度広げたり仕舞ったりするのが凄く面倒。太陽の位置が良ければ、カバンに付けて走行中も充電できるが、落としたり壊したりしそうなので、いまのところはやっていない。そのうち電気に困るようになったら、注意してやるかもしれない。

待ってましたハンバーガー!
With the lotというのを頼んだのだが、今回はポテトは付いてこず。
昨日のMaduraではWith the lotを頼んだら、ポテトが付いて来たもんだから、今回もポテトが付くものと思っていた。
With the lotというのは、どうやら野菜たっぷりという意味らしい。(よう分からん)

肉厚のハンバーグにカリカリのベーコン。半熟の目玉焼き。
疲れた体に染み込む旨さ。

玄米もいいけど、ハンバーガーもいいね!

その後、テイクアウトのハンバーガーを1個持って、ロードハウス近くの道路脇でキャンプした。向かい風が強いままで先に進む気力はなし。

明日早起きしてロードハウスで補給を済ませてから、ゆっくりしたペースで先に進む予定。次は約65km先のCaigunaのロードハウス。その後は200km弱のロングが2つ連続するので気が抜けない。ここは消耗をできるだけ控えて前進するのみ。

さあて、ブログも終わったことだし、持ち帰りのバーガーを食べようか。

走行データ
Madura過ぎ〜Cocklebiddy(食事・休憩)
走行距離88km、走行時間6h15m、Av14.1km/h、Max19.5km/h
ねぐら ロードハウス付近の道路脇
 
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険