ハエの憂鬱

こんにちは。からあげです。

予定通り今日、Carnarvonを出発して先に進むことにした。次の町は海沿いのKarrathaか、内陸部のTom Price。単にHwy1を走るよりは、たまには内陸部に入って山の景色を楽しみたい。ただ、Tom Priceに向かうとなると、無補給区間が長くなるので、分岐に行った時の状態で決めることにした。

次の町までどちらも600km以上、Tom Priceの方が少し距離がある。一日80kmペースで計算すると、8日の行程。主食の玄米は6kg、缶詰は朝夕のご飯に入れるツナ缶が8×2=16で少し多めに持つ。水の消費は一日4Lとすると全部で32Lとなり、とてもではないが自転車に積めないので、17L積んであとは途中のロードハウスで補給することにした。分岐のロードハウス併設のキャラバンパークが電源なしだと$10と安いので、タダで水を汲ませて貰えなければ、キャラバンパークの料金を支払って水を汲むことにする。そうすれば、高価なミネラルウォーターを買わずに済む。

全ての補給を済ませて自転車に積み込むと、ずっしりと重たくなる。慣れないうちはフラツキながらの走行だが、次第に重さに慣れてまっすぐ一定ペースで走れるようになる。町を出ると、早くもハエがまとわり付いてきた。払っても払っても、数は増える一方だった。常時数十匹に囲まれながら自転車を漕いでいると、かなりのストレスが溜まる。時々耳や鼻や口、時々目にハエが入る。先日から日よけのための風呂敷を顔に巻いているが、多少ハエの鬱陶しさがマシになるような気がする。

それにしても、これから数カ月間、こうして毎日ハエにまとわり付かれるかと思うと憂鬱になってくる。アブのようにチクリと刺して血を吸うという実害はないのだが、数十匹のハエにまとわり付かれているとじわりじわりと地味に消耗してくる。途中で昼休みにしてラーメンを作って食べたかったのだが、ハエの多さから昼飯を作るのは断念してパンを食べてお腹を満たした。あの状態では、とてもではないが、ラーメンを作って食べる気にはなれない。パンを少しずつ食べるだけでも、ハエを一緒に食べないように小さく口を開けて食べている。ああ、嫌になる。
車だったら、車内にいてエアコンを効かしていれば、快適に過ごすことができる。自転車だと虫除けネットを被って気にしないようにするしかない。

今日は追い風に助けられて、遅い出発だったが、走行距離を伸ばすことができた。しかし、それも90kmを走るだけで限界だった。4時過ぎに道路を外れて奥にゆき、木陰にテントを設営して中に避難した。あとは日没が過ぎて暗くなるまでテント内で過ごした。昼休みがマトモにとれない分、夕方ゆっくり昼寝をした。
明日から休憩中は虫よけネットを被ることにする。しっかり休まないと走ることができない。日差しが強くなり暑さが増す一方だ。ここはキッチリ休みを入れつつ、マイペースで走って行こう。ああ、また始まった。次の町まで走りっぱなし。今度も町に着いたら、休養日をとることにしよう。無理していたんでは体が持たない。

蚊が多いこと以外は快適だったねぐらを後にする。

公園で水を補給する。
まずはペットボトルを全て外した。

水の量は全部で17L。これらのペットボトルに加えてさらにプラティパスが加わる。

スーパーで食料を購入する。
玄米6kg、缶詰18個に他少々。

店を出てくると、ローバイクの人に声を掛けられた。Carnarvonで見たのは、ただ一台きりだった。行き先を聞かれて、旅の安全を祈るよ!と言ってくれた。

パンは前カゴの上に載せてロープで縛る。今回初のパン2つを載せる。雨が降らなければ、こうしてロープで縛って外付けできる。雨が降ったら、、、

ガソリンスタンドで給油していると、MSRのボトルを見てこれ燃料ボトルでないでしょ!ガソリン入れちゃダメよ!とおばちゃん店員に怒られる。ボトルを私から取り上げて確認すると、燃料ボトルの表示を見て、大丈夫だわOKよ。と言ってくれた。

こんな田舎でもガソリン携行缶しか入れられないのかドキドキしてしまった。セルフが基本のオーストラリアでは、MSRの燃料ボトルに直接給油しても問題なし。これまで一度も咎められたことはなし。SOTOの携行缶を持っているのは、帰国後に自走して家まで帰る時のため。

水・食料・燃料を満載して劇的に重たくなった自転車。
始めはふらつくが、次第に慣れてきてまっすぐ走れるようになる。

町外れまでやって来て、ようやく交通量が減ってきた。

次はMinnilyaのロードハウス。その次はNanutarraのロードハウス。

道路は規制なし。

バナナ畑の横を通る。

雨の心配はなくなると、今度は暑さが襲ってくる。これで冬とは。

お願いする標識もあれば、

キツい口調で命令する標識もある。

当初予定していたMt.Augustusへゆくのは中止。
実際に来てみないと全然感じが掴めない。
自転車でも行けないことはないが、車向きの場所。

Gascoyne River

すっかり干上がってしまっている。

端の方に水溜りがあるだけ。

過去の水深の表示あり。

レストエリアに設置している日よけ。
公園でもよく見かけるのだが、雨は防げないので約立たずなものだと思っていたが、暑くなってきたら有り難みを非常に感じるようになってきた。日陰に入るだけで全然違う。

重たい荷物にも慣れてふらつかずに走れるようになった。

道路脇で休憩

たんぽぽのような野草の花が咲いていた。
冬が見頃なのだとか。全然冬らしくないけど。

どこまでも真っ直ぐな道。
追い風で楽だが、単調で飽きてくる。

ハエが多くてラーメンを作る気にはなれず。
パンを齧るだけの昼食。

Carnarvonを出てから一気に暑くなった。

木陰で休みながらゆく。まだ木陰があるだけマシか。

今日は早めに走行を切り上げてテントを設営した。
ようやくカヤライズの出番がやって来た。これまでは寒い思いを度々してきたが、これからは通気性抜群で快適に過ごすことができる。

日が沈むと気温が下がって過ごしやすくなる。
火照った体が冷えてゆく。

走行データ
Carnarvon(水・食料・燃料補給)〜およそ90km地点

走行距離94km、走行時間6h15m、Av14.9km/h、Max24.5km/h

ねぐら 道路脇

おわり

現地レポート
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からあげ隊長の冒険