ミラーを求めてあちこちを走り回る

こんにちは。からあげです。

 

先日、Kangaroo Islandを出発して、3日かかって昨日Adelaideに到着したところ。当初の予定通り1月で来ることが出来た。走行距離は2000km弱と予定より多めなのは、あちこち寄り道したため。

今日ようやく天気が回復して雨の心配なく活動しやすくなったが、晴れ間が続くのは明日明後日までとなっている。その後は再び雨が降ったり止んだりの天気になりそう。

Adelaide1泊目の夜は何の心配もなく、快適に過ごすことが出来た。広大な公園があちこちあるので、野宿をやりたい放題の状況だ。治安の悪さは全く感じることはなく、却って日本より安全なような気がする。

とは言っても、野宿者は人ややって来る前に出発するのがマナー。いつまでもダラダラと居続けるわけにはいかない。明け方まで降っていた雨で濡れていたテントを撤収し7時過ぎには出発する。

Adelaide中心部には民家はなく、ホテルやレストラン、お店が入った商業施設があるのみで、却って郊外より中心部の方が野宿しやすくなっている。

始めわざわざ郊外の海岸まで出ようと思っていたが、実際にやって来て状況を確認すると、何の問題もないことが分かった。

ホステルなどの安宿に泊まれば、荷物を置きっぱなしに出来て活動しやすくなるのだが、自転車を安全な場所に停められるかどうか、相部屋の人間のいびきがうるさくないかどうかなど、自分ではどうにもならないことに気をつかわねばならないのが嫌。しかもバックパッカーという人種は、朝遅くまで寝ていて夜は深夜まで遊んで帰ってくるという夜型人間が多いため、サイクリストの早寝早起きとは相容れない人種となっている。そんなところに泊まれば、他人に煩わされるに決まっている。わざわざ金を出してまで泊まる気がしない。オーストラリアは治安が良く、野宿に関して理解がある。野宿をやらないのは勿体ない。

サイクリングロードをちょこまか動く謎の鳥。
これがひょっとして飛べない鳥と言うやつか。一昨日、いい感じで下り坂を下っている時に前に飛び出して来るもんだから、ブレーキを掛けなければならなかった。

早朝のAdelaide市内

今日も州立図書館を拠点に行うが、まず先にホットシャワーを浴びにゆく。オーストラリアはサーファー人口が多くて海岸にはシャワー施設が整備されていることが多く、これまでかなりお世話になってきている。しかし、ホットシャワーとなると、そんなに数はなく、しかも無料となるとかなり貴重となる。

ホットシャワーの前に中央市場(Central Market)にやって来た。新鮮な野菜や果物、肉類が集まる市場で有名なのだそう。

朝早い市場は好きなので、自転車を停めて中を歩き回った。

来ているお客さんを見ると、地元の人が多い感じがする。
その中に混じって外国人観光客の姿もちらほら見える。

色とりどりの野菜や果物が並び非常に華やか。
見ているだけで楽しくなってくる。

片隅には古本屋もあった。
奥の方に座って本を読んでいる店主の姿が見えた。

シャワーを浴びにやって来たのは、Central Bus Station。
この中に無料でホットシャワーを浴びれるところがある。

長距離バスに乗って旅行する旅行者向けのサービスらしい。ここももちろんスマホアプリのWikicampsで探した。

土曜の朝8時過ぎたというのに、非常に閑散としているカウンター。お客の姿は疎らで、隅の方で寝ているホームレスの方が多いくらい。

バスの出入りも非常に少ない。
誘導係の姿もなし。

オーストラリアにも長距離バスのGrey Houndが運行している。
残念ながら、Grey Houndを見ることはなし。

ホットシャワーを利用するには、鍵と引き換えにデポジットの20ドルが必要。鍵を返却すると、全額20ドルを返してくれるシステム。

シャワールームは清潔で、湯温が高く水圧も高くて気持ちよく浴びられた。浴びたあとはゴミ袋を利用して汚れた衣類の洗濯を行った。水で洗うよりお湯で洗った方が断然キレイになる。

最近立て続けに天然シャワーを浴びたので、体のぬめりは消えていたが、やっぱりシャワーを浴びると気分爽快!

服の水切りをしている間に待合室でスマホとモバイルバッテリーの充電を行う。図々しいにも程がある!

やっぱりね、こういう場所は大事にしていかないとイカン。拙い英語でもしっかりお礼を言うと気持ちは伝わる。オーストラリアでは意外に私のあうあう英語が通じるものだからビックリする。始め英語が上達したと勘違いしてしまったじゃないか!

単にオーストラリア人が察しがいいだけ。

Adelaideは外国人観光客が少なくていい。
驚くことに中国人の数も少なめ。特にこれと言った観光名勝がないのが理由のようだ。

私はそんなことは全くお構いなし。却って人が少ない方が楽しめる。注意深く観察していれば、自分の国と違うところがたくさん出てくる。なんだか間違い探しをするようで楽しい。

このオシャレな尖塔を持つ建物は中央郵便局。
今日は土曜日で休み。ええ?土曜で休みかよ!

これが郵便局のマーク。
Melbourneで見かけた電動アシスト自転車に乗った郵便配達員の姿を全く見ない。どうやって配達しているのだろう?

始めサイクリストと勘違いして手を振ってしまった。相手は返してくれたが。

今日もRundle Mallを歩く。歩行者天国っていうのがいい。
しかも人が少なめでますますいい。

休日になると、郊外からやって来る人で少し賑わうだけらしい。

鳩に食べていたサンドイッチを奪われて激怒していた人がいた。
大きなサンドイッチを持ち帰ると、他の鳩が一斉に群がって団子状態になった。この状態が解消されるまで10分ほど掛かった。

見ている分には楽しいが、やられた人はさぞかし悔しかっただろう。ここの鳩は性悪。気をつけた方がいい。

図書館に自転車を置いてすぐ近くの南オーストラリア州立博物館(South Australian Museum)にやって来た。驚くべきことにここも無料。特別展の期間中だけ有料になるらしい。

Adelaideは観光客を呼び込むために非常に頑張っている。

館内にはいろいろな展示物があるが、主に先住民族のアボリジニーに関する物を見学できる。

これは昔漁に使用していた船。筏や木の皮を剥いで船の形にしたものなどがある。

アボリジニーの芸術

ロープ各種

いろいろなカゴ

すべて手作り。一体どれだけの時間を掛けて作ったものだろう。ブーメランを作るようすの映像が流れていたが、本当に手間が掛かる作業を延々とやってた。

こういうものを見ると、自分の自作はまだまだ甘いなと思えてくる。ものがほとんどない時代に、石のナイフで作った道具でいろいろものを作っている。恐るべき自作能力だ。

恐竜の化石の展示コーナーもあり。

2ドル入れると恐竜が叫ぶもので、小さな子供を連れた家族に人気があった。

一日一施設まで。あれこれ見学することはなし。

アボリジニーのコーナーを中心にじっくり見学すると、ぐったりと疲れてしまった。図書館に戻って1Fの多目的コーナーでスマホを充電しつつ椅子に座って居眠りする。たいてい寝ていたり、スマホ・PCを充電したりしている人間ばかり。

ここを開放することで、図書館内の風紀を保っているのだろう。

1時間ほど昼寝してスッキリしたので、外に出て日の当たる場所でゆっくりする。
近くではアボリジニー達が大音量で音楽を流している。

昨日見た時はタダのホームレスかと思ったが、アボリジニーたちの多くはホームレスをしているらしいことが分かった。ペットボトルに酒を入れて昼間から飲んでいて、酔いつぶれたものが道路上で寝ていたりする。オーストラリアでは特定の場所を除き、屋外での飲酒は禁止されているらしい。

今日アボリジニーに話しかけられたのだが、ようこそオーストラリアへ。みたいな歓迎してくれているのが分かった。ただ、訛りが強く酔っ払っていたので、中身まではあまり理解できず。アボリジニーたちの音楽を聞きながら、ベンチに座ってようすを観察していたが、悪さをするような人間には見えなかった。ただ、皆で集まって何をすることもなく、ただ話したり踊ったりしているだけ。サイクリストには全く害のない人間だと思われた。

午前中に買っておいたパンを食べる。
もぐもぐ食べていると、鳩が集まって来てクレクレとプレッシャーを掛けてくる。昨日糞をされたので上げなかった。当たり前だ!

午後から日が照って来て気分が良くなってきたので、自転車屋さんめぐりをして必要なものを買うことにした。
今日5軒くらい回って品揃えが良かったのは、一番始めに入ったElliotts Cycles。Melbourneの店には及ばないものの、かなり充実した品揃えだった。Adelaideにやって来て思ったのは、やはり26インチは廃れているようす。Melbourneで26インチのマラソンタイヤがあったのは、たまたま入った店が良かっただけのように思える。

主流は27.5インチと700Cであと29インチがあって、26インチは申し訳なさ程度に置いてあるくらい。26インチだとタイヤの選択肢はほとんどないと言っていい。あるだけラッキーと考える。大都市が集中する東海岸だと事情が異なるのかもしれない。Melbourneであれば、まずパーツの入手に困ることはなし。(1店だけしか行ってないが、驚くほどの充実した品揃えだった。)ただ値段は日本の1.5〜2倍以上と高い。

自転車の種類はロードバイクが主流ではあるものの、日本みたいにロード一辺倒ではなく、マウンテンバイクやクロスバイクも揃えてある。町中でMTBを見かけることも多い。

SHIMANOの9sチェーン CN-HG53は34.5ドル。
1ドル80円で計算すると、なんと2,760円。
日本に比べて1000円ほど高い。

それでも金を出せば、入手できるのは非常にありがたい。やはり先進国だな。

先程の店には、ヘルメットに付けるミラーが売り切れだったので、グーグルマップを頼りに手当たりしだい回って、何軒目かにやって来たBicycle Express。一店目の品揃えには及ばないものの、店内は非常に活気があった。

Zefalのヘルメットに付けるミラー。マジックテープで着脱できる。値段は24.95ドル。

いろいろ調整してみたのだが、使いづらいことこの上ない。ミラーが近すぎてピンぼけするし、目をかなり横に向けないと見えない。眼鏡を掛けている人間だとレンズから外れてピンぼけしやすい。よって全然使えない。明日もう一度テストしてみて、ダメだったら捨てることにする。物自体は悪くないのだが、使えないものはダメ。

続いて購入したのは、AZURのバーエンドミラー。
フラットバーの方がより使いやすいように思えるが、ドロップハンドルでも使えないことはない。

ヘルメットミラーの調整で手間取ってしまい日没間近となってしまった。何軒か回って見たうちの1番丈夫そうだったのがこれだったので、思い切って買うことにした。

値段は29.95ドル。ミラーだけで4,400円も使ってしまったが、ヘルメットミラーは使えないと分かっただけでもヨシとしよう。

バーエンドのキャップを外してミラーを取り付けたところ。
アームが短くなったが、その分ミラーが大きいのでほとんど見える範囲は変わらず。ただ、昼夜兼用で暗めのミラーなのが気にかかる。アーム部分はアルミ合金製で剛性はバッチリ。多少のことなら折れないだろう。緩めにビスを締めておいて、何かにぶつかっても壊れないようにしておこう。

ミラーの件で時間が掛かってしまい、気が付いたら日が暮れていた。Melbourne初日に続いて2回目の夜間走行だった。

ヘルメットミラーには本当にやられた。横目で見たらピンぼけするのは当然だろう。左右の目で前もミラーも器用に見られる人なら便利なものだが、普通の人間には全く使えない代物。

あんなもの調整しても、まともに見えるようにはならない。
あんなミラーでロードトレインに追い越しされたら、さぞかし怖いだろう。

ミラーの件で疲れ果ててしまったので、昨日泊まった場所で再び泊まることにした。Adelaideならどこだって大丈夫。そんなふうに思える。

明日も早起きして、早いうちにチェーン交換を済ませて、あとは図書館でゆっくりしよう。気が向いたらどこかに観光に行こう。

今日はもう疲れたもう寝よう。ヘルメットミラーのバカタレめ!

走行データ
Adelaide市内
走行距離 18km
ねぐら  市内の公園
 
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険