【西日本ツーリング2020】種子島宇宙センター施設案内ツアーに参加する

こんにちは。からあげです。

 

ロケットの打ち上げ前に雨の多い屋久島を出て種子島にやって来た。すると、わずか1,2日で種子島も雨が多いことに気がついた。私はただひたすら耐え続けるしかなかった。青空の下でのんびり自転車を走らせたい。そんなささやかな望みも叶えられなかった。

今日も雨。雨は降ったり止んだりを繰り返している。
湿っぽいテントの中でじっとしていると発狂しそう。

そうならないように昨日、種子島宇宙センターに行った時に施設案内ツアーの申込みをしてきた。ツアーは今日の午後。

時間に余裕を持って宇宙センターに向かう。

公園から宇宙センターまで片道1時間は掛からないが、少なくとも30分以上は掛かる。
雨のなか淡々と漕いでゆく。

こんな雨のなか自転車に乗っている人間は私しかしない。というか晴れでも、地元の小中学生しか乗っているところを見なかった。意外にアップダウンが多い種子島では自転車での移動は疲れる。

やって来たのはゾウさんの鼻と呼ばれる珍しい地形が見られる砂浜。
誰もいなくてとても静か。

砂浜の目の前には毒々しいピンク色のホテルあり。
周囲の景色に全く溶け込んでいない。

ゾウさんが黙々と水を飲んでいる。海水を飲んで大丈夫なのだろうか?

宇宙センターの手前の砂浜

左奥に見えるのが竹崎展望台。先ほどのホテル同様、周囲の景色から浮いている。
ここでは宇宙センター自体が異物。

こちらのゾウさんも寂しそうに水を飲んでいる。

坂を越えると宇宙センターが見えてきた。

ツアーの集合場所は宇宙技術科学館。中に入って濡れた体を乾かす。
そして持参した玄米ご飯を食べて昼食を済ませておく。

集合時間の少し前に受付を済ませて見学者カードを貰う。

一日数回行われていた施設案内ツアーは現在休止中。
当時は通常と変わらずツアーが行われていた。

 

館内でガイドさんから簡単な説明を受けたのち、駐車場に停めてあるバスに乗ってツアーに出発!
ゾロゾロと見学者たちがバスに乗り込む。思ったより多め。

この日、ロケットの打ち上げを控えていたので、見学場所は2箇所のみ。ロケットの丘とロケットガレージの2箇所。

ここは昨日来たところ。

これがJAXAのバス。旧式だがエアコンはしっかりと効く。

そしてお待ちかねのロケットガレージ。
中には予備機として用意されていた本物のロケットのほか、実際に打ち上げられたロケットの回収したパーツなどが展示されている。

LE-7エンジン

日本初の純国産ロケットであるH-Ⅱロケットの心臓部として開発されたのが、LE-7エンジンです。LE-7エンジンは第1段に使われるエンジンで、ジャンボジェット機のエンジン4基分の推進力があります。

LE-7エンジンでは燃料として液体水素を、酸化剤として液体酸素を使用し、またスペースシャトルのメインエンジンと同じ方式の2段燃焼サイクルを採用しています。2段燃焼サイクルを利用したエンジンは、非常に性能が良いという利点の反面、技術的に難しいという難点があります。現在運用されているロケットでは、H-ⅡA/H-ⅡBロケットが世界で唯一本方式を使っています。

 

LE-5Aエンジン

LE-5AエンジンはH-Ⅱロケットの第2段で使われたエンジンです。
H-Ⅰロケットの第2段エンジンとして、日本で初めて開発した液体水素/液体酸素エンジンを用いたLE-5エンジンを改良したものです。
LE-5Aエンジンは、世界でもほとんどない機能である、軌道上で複数回燃焼させることができる複数回着火機能を持っています。
H-ⅡA、H-ⅡBロケットの第2段では、LE-5Aエンジンをさらに改良したLE-5Bが使われています。

 

ロケット先端のフェアリング

中に人工衛星が格納される。

こちらが回収されたフェアリング

このフェアリングは、実際にロケット打ち上げに使用され、打ち上げ後に落下した海上から回収されたものです。
フェアリングはロケット打ち上げ後、十分な高度に達すると2つに分離し、太平洋上の安全な区域に落下します。海上に落下したフェアリングから発する信号をもとに、付近で待機している回収船で海上回収に努めています。

 

衛星搭載アダプタ

ACアダプタとは大きさがずいぶん違う。

衛星搭載アダプタと第2段機体

発射固定台

発射固定台は、移動発射台の上でロケットを支える役割を担います。発射固定台1台につき7本のボルトを使用して、発射固定台下の受け架台と結合させます。しかし、ロケットに対しては打ち上げ時は固定しておらず、ロケットは自重で起立しています。
最高約3000℃(推定)のロケットの噴煙に直接さらされるため、打ち上げ前には約25mmもの耐熱材(チタン系セラミックス樹脂)を塗ります。展示品は、H-Ⅱロケット試験機(1994年2月4日)から、H-ⅡAロケット22号機(2013年1月27日)まで使用されていたものです。

 

移動発射台運搬台車(通称ドーリー)

ロケットを射点まで正確に届ける運搬車、通称ドーリー。
ドーリーはロケットを載せた移動発射台の左右両端を2台で支え、ロケットを常に水平に保てるように運びます。

ドーリー1台には56個のタイヤがついていて、それぞれが独立して動いて、速度や進行方向を細かくコントロールします。ロケットを載せた状態だと1個のタイヤあたり最大25トンもの荷重がかかるため、耐荷重、耐久性に優れたタイヤになっています。

展示されている品はドーリーのタイヤ。

 

第1段機体

ロケットは大きく分けて、エンジン、燃料・酸化剤のタンク、人工衛星、人工衛星を覆うフェアリング、個体燃料からできています。

第1段機体は第1段液体水素タンク、第1段機体酸素タンク、第1段エンジン(H-Ⅱロケットの場合LE-7エンジン)で構成されています。ここにあるのは液体水素タンクと液体酸素タンク、ロケットの燃料と酸化剤を詰めるためのタンクです。

 

とにかく大きい。
何が何かは忘れた。

こういうメカメカしいものを見ていると興奮してくる。
子供のころからモノを分解するのが好きだった。(もとに戻せず壊すだけ)

タービンのようなもの。
ボルトの数が多くて締めるのが大変だ。適当にやると締め忘れが何本か出そう。

フランジ部分にもボルトがたくさん。
特殊形状のボルトが使用されている。

エンジンの噴射ノズル。
強烈な爆風を浴びたいような気がしないでもない。

ロケットガレージの中には興味深いものがたくさんある。
時間を掛けて見ていても全然飽きない。
ガイドさんが他のツアー客に説明しているのを聞いて、なるほどと頷きまくる。

今回はロケット打ち上げ直前ということもあり、いつもは入れるロケット発射場を見学することができず。ガイドさんによると、曜日によって見学場所に若干違いがあるとのこと。次回、種子島に来る機会があったら、また施設案内ツアーにぜひとも参加したい。

料金が無料だからというわけではなく、普段見ることができない貴重な施設を自分の目で見ることができるためだ。ここは誤解しないように。

バスが宇宙科学技術館に戻るとその場で解散、施設見学ツアーは終了となる。

雨は相変わらず降ったり止んだりを繰り返している。カッパを着て自転車を走らせる。
今日は寄り道はなし。まっすぐ公園に戻ることにした。
何度も言うが、種子島は見た目によらずアップダウンが多い島。そのためか自転車に乗っている地元住民をほとんど見かけない。

公園に戻るとまたしても私のテントだけがぽつんと張られているのみ。
こんな雨が多いときに好き好んでキャンプをする人間はいないのだろう。

なんと軟弱な!

テントに戻ってしばらくすると、雨脚が強まり芝生の広場は水浸しになる。
タオルで拭いても拭いても、テント内に水が滲み出てくる。こうなると防水性のある生地でも無理なものは無理。

安全地帯は短く切り詰めたマットの上しかない。

外で雨に濡れる自転車。

カバーを付けているからマシだというものの、こんな大雨のなかで外に放り出されている自転車が不憫に思えた。

本当はテント内で炊飯したくないのだが、こうも雨が強いと仕方がない。
明るいうちに食事を済ませておく。

今晩は嵐になる予報。風雨が強まり嵐の前兆が現れている。

食事のあとすぐに眠った。

このあと夜中の激しい雷雨でテント内が完全に水浸しとなり、トイレに避難することになったのだった。

 

おわり

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