次に小屋に戻って来るのはいつになるだろうか?

こんにちは。からあげです。

 

今回の山小屋滞在で目的だった運転免許の更新と新規作成のクレジットカードの受け取りができたので、さっそく愛知の実家にゆくことにした。何かと便利な愛知の方が準備が捗る。

今朝5時半に起きて小屋の片付けをして出発準備をした。
次回いつ小屋に戻って来れるか分からないので、念入りに片付けと掃除を行った。絶対に忘れてはならないパスポートだけは何度も確認を行った。

久しぶりのツーリングのためか、昨晩はなかなか眠れなかった。
しかし、そのわりには体調はかなりいい。自転車の荷物を積んだところで記念撮影。

今回の滞在での一番の変更点は、南側のブルーシートタープを窓の下に取り付けて、小屋の中に日が当たるようにしたこと。これで少しはカビが生えにくくなるかもしれない。小屋の中を暑くして殺虫効果も狙っている。ブルシートを長持ちさせるために2重にしておいた。

8時半ころ、小屋を出発する。

今日はいい感じで北西の風が吹いていて、出だしから快調に飛ばすことができた。原付き並のスピードでかなりの距離を稼ぐことができた。

甲府盆地を抜けて富士川沿いの国道52号線を走る。
相変わらず追い風に背中を押される。

最初の難関、洞門区間を抜ける。
今回も無難に歩道を走行する。

洞門内をゆく。
すでに通勤時間帯は過ぎていて交通量は控えめ。
時間には余裕があるので慌てることはない。ゆっくり行こう。

西島トンネルを過ぎたところにあるスーパーに寄って買い物と休憩。国道から少し離れたところにあって静かで落ち着ける。

おっさんお気に入りの休憩場所になりつつある。

途中から国道52号線を逸れて、富士川を渡り県道9号線を走ることにした。
これも行きと同じ経路。大型車の多い国道52号線に比べて、富士川対岸の県道9,10号線は交通量が少なくて走りやすい。

ようやく身延町までやってきた。追い風に助けられてかなりの余裕がある。

JR身延駅前に寄って休憩する。
駅周辺は閑散としていて人気はなし。客待ちのタクシーが何台か停まっていた。

身延駅構内も人気はなし。立ち食いそばのお店が営業している。

無人駅の井出駅でしばしの休憩

ここも行きで休憩したところ。帰りも休憩する。
今日の予定は清水市街まで。余裕があるのでのんびり休憩する。

無人駅には待合室あり。
雨の日の休憩にはピッタリ。
トイレは近くの踏切を渡ったところにあり。

駅前から富士川河川敷を見下ろす。
広大な河川敷でキャンプし放題!

アンパンを食べる。玄米ほどではないが、ちょっとした坂くらいなら楽々上って行けるようになる。

のんびりした県道10号線の走行は終わり。珍しく途中で一台のロードバイクとすれ違った。

万栄橋を渡って国道52号線に復帰する。

ダラダラと続く上りに体力を消耗する。
大型車の交通量は多いが、どの車も十分距離を離して抜いて行ってくれるため、ストレスはかなり少ない。

新東名を過ぎれば、本日の山場は終了!
地味なアップダウンを繰り返して太平洋岸まで下ってゆく。

予定よりかなり早く興津の街まで下りてきた。
まだ追い風は継続中!
今日は向かい風になることは一度もなし、常に追い風が吹いていた。たまにはこんなこともあるもんだ。常に逆風人生がうそのよう。

興津宿公園

東屋、トイレ、水道付きの快適な公園。すぐ近くには交番がある。住宅街に囲まれた静かな環境。

なんと言っても広い東屋が魅力的。
さあ、どうぞ休んで言ってくださいと言わんばかりに、大きなベンチが設置されている。
そのうち長い休憩をさせてもらおう。

興津のマックスバリューに寄って休憩する。
イートインコーナーのテーブルに買ったものを広げる。

カツオのタタキとなんとかマグロの刺し身。
港町だけあって刺し身は安い。しかし、味はイマイチ。

刺し身はやはりもう少し暖かくなってから食べたい。

今日のねぐらはすでに決めている。
清水駅前の公園だ!

自転車通行帯を快調に走る。夕方近くだが交通量は少なめ。町の様子を眺めながら走る。

JR清水駅前

夕方5時とあって、学生や会社員の姿が多く見られた。

ちびまる子ちゃんのマンホール。
非常にカラフル。

駅付近のすべてのマンホールのフタがちびまる子ちゃんではない。かなりレア。

久能山東照宮の石碑

駅近くの商店街。
金曜日の夕方だというのに閑散としている。地方はどこもこんなものか。

踏切を渡って駅前の公園にやってきた。なんと、ちょうど桜が満開となっていた!
通りがかった人たちがスマホで写真を撮っている。

公園内に植えられた桜がすべて満開。
なんか得した気分だった。

開花はいつもより早いようで、花見に来ている人の姿はなし。たまたま通りがかった人が見物しているだけのように見えた。

この公園で、日本300名山一筆書き(グレートトラバース3)を踏破中の田中陽希さんに会う。
公園で暗くなるのを待っていると、どこからともなくザックを背負ったガタイのいい兄ちゃんがやってきた。ひょっとしてここで野宿するのか?、いやだけど雰囲気が普通とは違う。背筋がピンと伸びてスリムな体型で違和感が凄い。雨が降っているわけではないのに、ザックカバーをしているぞ。ん?どこかで見たことがあるような人だな?

あれ、ひょっとして陽希さんじゃないのか?と思って声を掛けてみたら、「ハイそうです。」と答えてくれた。

私はもっと筋肉質のガッチリした体型だと思っていたが、かなりスリムな体型だった。毎日走ったり歩いていたら、自然と体が細くなるだろう。普通に歩いているだけなのに、体のバネが凄くて飛ぶように歩いてゆく。これがプロアドベンチャーレーサーの体なのか!去年の年末のいくら事件を機に実家でテレビを全く見なくなってしまったので、陽希さんの動向を全然知らなかった。まさか清水で会うことになるとは!

時間があるようだったので、陽希さんとは5分くらい立ち話することができた。今回の300名山は2年半掛けてゴールするそうな。以前の100名山や200名山のように1シーズンで踏破するのを止めて、今回は心身ともに余裕ができたためか、表情は非常に穏やかだった。世話になったところを時間がないと言って素通りするのは忍びないというのはよく分かる。もう誰も真似をする人間は出てこないだろう。本人、スポンサー、ファンが納得するような旅にすればいいだけ。

同業者と話をすると刺激を貰えていい。おっさんも頑張らねばならんな!

日が暮れて暗くなると、公園の隅のほうにテントを張った。
ちょうど植え込みの影になって目立ちにくい。

酔っぱらいの花見客が来るわけでもなし、たまに近所の散歩の人が訪れるくらい。車と電車の音が多少気になるが、耳栓をして眠れば全く問題なし。

 

明日は国道1号線沿いに走って浜名湖過ぎくらいまで行きたい。
バイパス区間を上手く抜けられれば、十分行くことができるだろう。

日曜日から天気が崩れてくるようなので、さっさと帰ることにしようか。

走行データ
走行距離 121km
ねぐら  清水駅前公園

 

おわり