こんにちは。からあげです。
スマホ用耐衝撃収納袋を半年間使ってみた感想
今日は以前100均素材で自作した耐衝撃収納袋についての話題。
これは半年以上前に自作したスマホ用の耐衝撃収納袋。
今年の北海道・東北ツーリングで使っていた。
機能的には何も問題はなかったのだが、内蔵したダンボールがボロボロになってきて多少気になった。それを今回改良することにした。
あとから付けた防水袋がいい感じで、多少の雨に濡れても中に染み込まないのが良かった。
防水袋の生地は30Dのシルナイロン。ナイロンにシリコンコーティングしてあってかなりの防水性がある。カバンから頻繁に出し入れしていたが、それほどの傷みはない。
ただし、シリコンコーティングが剥げてきているので、多少防水性能が落ちていると思われる。
袋の角もさほど傷みはなし。
コードロックを緩めて収納袋の口を開けてスマホを取り出す。
屋内での使用なら、外側の防水袋は不要かもしれない。
スマホを引き抜いたところ。
頻繁にスマホを出し入れしていたため、ダンボールがかなり傷んできていた。
耐衝撃収納袋を解体したようす。
衝撃袋の本体
100均の吸水マットで作ったもの。防水袋でカバーしていたので、外観の汚れはなし。
ただ残念なことに、反対側はダンボールのカスが付着している。
防水袋はセットで使用するもので、普段外すことはないのだが、こうして外してみると気になってしまう。やはり素材がダンボールでは耐久性に難がある。
口の部分は折り返しているため、耐久性はバッチリ。
半年使い倒しても目立った傷みはない。
収納袋に内蔵してあるダンボール。
不要なダンボール箱を切って作ったもの。
主に液晶画面の保護を目的としている液晶保護シールドだ。
この耐衝撃収納袋はスマホケースの使用を前提としていて、スマホケースの弱点を補うようにしている。
繰り返しスマホを出し入れしているうちにボロボロになってきた。
非防水のスマホのため、雨天の屋外で使用することはないが、濡れた手で触ることもあり、気を遣う必要があった。
途中で向きを入れ替えて使用していた。
こちらはマシな方。
使用したスマホはHUAWEI P10 Lite
以前使っていたNexus5xが突然再起動を繰り返すようになって壊れてしまい、急きょ新たに買うことになったスマホ。初めてのHUAWEIだったが、特に問題なく使えている。次のスマホも安く気に入った機能があれば、喜んでHUAWEIを買う。
スマホに付けているのはSPIGENのスマホケース。
裏面のようす
指紋認証センサーとカメラのところだけ穴が空いている。
裏面はガラスとなっているため、スマホケースは必須のアイテム。
サイドの防御性能は十分で、よほどの変な落とし方をしなければ、壊れないように思える。
それでも過信は禁物だ。画面に突起物が当たれば、簡単に割れてしまうだろう。
それでダンボールで保護するようにしたのだ。
プラダンで液晶保護シールドを作る
今回改良を加えるのは、ダンボールで作った液晶保護シールド。
ダンボールの代わりにプラダン(プラスチック製のダンボール)で作ってみる。
プラダンなら水濡れにも強く、そこそこの耐久性もあり、ボロボロ剥がれてくることはないだろう。
こまめに変えるのならダンボールでもいいのだが、長期で使用するならプラダンのほうがいいと思われる。交換する手間と引き換えに108円を支払う必要がある。
ダイソーにはなぜかプラダンがなかったので、いつも頼りになるSeriaで買ってきた。
サイズは50×35×0.3cmで、液晶保護シールドを作るには十分。
黒色の他に白や赤などもあったが、無難な黒を選んだ。
プラダンを袋から出したところ。
穴の空いた方
縦の筋の方
サイズはダンボールより少し大きめにした。ペイントマーカーで線を引いてハサミでカットする。
プラダンを切り出したところ。
向きを間違えてしまってやり直し。この向きだと、フラップの折り曲げが上手くいかない。
ダンボールのように筋が横縞になるようにカットし直した。
スマホを当てて微調整してゆく。緊張を強いられる行程で手に汗握る。
もうやり直しは効かない。
ココらへんは長年の経験と勘がものを言う。
(小学生レベルの工作のくせにというクレームは一切受け付けない。)
よし、だいたいこんなもんでいいだろう。
スマホを外して詳細をチェックする。
縦筋の折り目は机の角に当てて少しずつ曲げて行った。
口のフラップは筋に沿って曲げている。
フラップが片方しかないのは、収納袋の底には縫い代があって、これがクッションの役目を果たしてくれるから。不要なものを付けると重たくなる。
フラップの当たり具合
収納袋に入れた状態で落とした時、少しでも衝撃を和らげる目的でフラップを付けている。
他にも収納袋から不意に飛び出して落ちてしまうのを防止する目的もある。
耐衝撃収納袋に液晶保護シールドを入れたところ。
自作ならではのジャストフィット感を味わえる。引っかからないようにプラダンの角は落としてある。
防水袋を付けてから、スマホを入れてみる。
大きさはバッチリ。耐衝撃性もダンボールに比べると、プラダンの方がアップしているように感じる。
ただし、表面がツルツルでスマホが飛び出て来ないか気になった。口を開けた状態で収納袋を振ると、スマホが動いて危険な感じがした。
そこでプラダンのグリップ力を上げるためにガムテープを貼ってみた。
多少グリップ力が上がってくれた。隙間が減ったことも良さそうだ。
ベージュのガムテは見た目が悪いので、黒色のガムテを使用することをオススメする。
このガムテを貼ってから黒色のガムテがあるのを見つけた。
でもまあ細かいことは気にしない。この手作り感が味となってくれる。
改良した感想
今回、スマホ用耐衝撃収納袋を改良してみたが、自分でも驚くほどいい感じになってくれた。
ダンボールはタダで手に入るが、水濡れに弱く耐久性が低いのが欠点だ。
プラダンはお金がかかるが、それほど高いものではなく、水濡れに強くて耐久性がそこそこあるのが魅力と言える。加工もしやすく自作向けの素材だ。何でも一長一短がある。
今後もこの耐衝撃袋を使い続けて、さらなる改良を加えてゆくとしよう。
道具の自作は、自分の思い通りのものを作ることができるから止められない。完成した時の喜びも大きい。今後もバリバリと作っていこう!
おわり