南紀熊野古道ツーリング2018 【中編】

こんにちは。からあげです。

 

長きに渡る沈黙を破り、ついに南紀熊野古道ツーリングがここで完結を迎える!

おっさん、いったいこれまで何をやっていたんだ?というツッコミが聞こえてきそうだが、聞こえないふりをして先を続けよう。もう当時の記憶がすっかり薄れていると思いきや、つい最近のことのように思い出せるから不思議。おっさんはどうでもいいことを覚えているという特殊能力がある。(だが肝心なことは忘れたりする。)

よし、さっさと片付けてしまおうか。

3日目 近鉄下市口駅~吉野川付近の謎の施設まで

下山後、近鉄電車に乗って自転車を停めた下市口駅まで戻ってきた。
まだ10日も経っていないのに、ずいぶん時が経ってしまったような気がする。

久しぶりに対面のOJC4。特に外観に異常は見られない。
やはり有人の駐輪場は安全でいい。だいたい田舎だから不審人物は歩いていない。道路からは全く見えず、周囲を壁に囲まれて屋根付きの駐輪場。

日が照っているので、外の広い場所に荷物を広げて整理をする。
日向ぼっこをしている猫がこちらをじっと見ている。

ゆっくり時間を掛けて荷造り完了!

ふぅ~。ひとまず水浴びに行くとしようか。まだ5月上旬だというのに、蒸し暑くて全身汗まみれだ。

あらかじめ目星を付けていたところをウロウロして河川敷に降りる小道を見つけて川辺までゆく。そして物陰に隠れて水着に着替える。周囲の人は皆忙しそうに動き回っていて、私のことなど気にかけるようすもない。

水浴び中のおっさん

全身をタオルで擦って汚れを落とす。ゴシゴシ。おっさんの濃い出汁が流れてゆく。適度に冷たくて火照った体に心地いい。

水浴びを終えると、着ていた衣類を洗って岩場に干す。
日差しを浴びて熱々になった岩に干しておくとすぐに乾く。

よし、腹も減ったことだし飯にするか。

時間に余裕があるから、ゆっくり自炊して食事できる。
代わり映えのしないいつものラーメンを作って食べる。
残り物を放り込んでボリュームアップ!!

心身ともにリフレッシュしたおっさんは町のスーパーに食料の買い出しにやって来た。
まだ早い時間だが、登山疲れもあってもう自転車で走りたくない。近くに野宿適地もあることだし慌てることはない。

スーパーのイートインコーナーで早めの夕飯を済ます。
鉄火巻と餃子。あとおやつ少々。

巻きずしはやはり鉄火巻きだな。かっぱ巻きと違い食べごたえがある。

そして夜は謎の施設にこっそり泊まる。屋根裏にツバメの巣がたくさんあって夜間も照明が点灯しているものだから、深夜までピーチクパーチクやってた。彼らは24時間活動していて大丈夫なのだろうか?と気になった。ツバメの賑やかな鳴き声を聞きながら眠りに落ちていった。。。

 

4日目~吉野川付近の謎の施設から~法隆寺近くのよく分からないお寺まで~

謎の施設にて気持ち良い目覚め。5時前に起きて準備を整えた。

熊野古道を歩いてから紀伊半島を回って愛知まで帰る予定だったが、天気が下り坂でしばらく晴天が望めそうになかったので、さっさと帰ることにした。ただ、まっすぐ帰るとつまらないので奈良・京都とブラつくことにした。おい、どっちなんだ!

おし、そろそろ出発するぞ!

こうしてみると、当時のOJC4でのツーリングはかなりの軽装だったな。

早朝の道路をゆく。この先気がかりな長いトンネルがある。さて、どうなることやら。

おお、トンネルが見えてきたぞ!

今走っている道は国道169号線の芦原トンネルの手前。下りと上りはトンネルが別々で2車線となっている。奈良市街方面の上りは新しい新芦原トンネルで、トンネル内には歩道あり。

トンネル内の歩道のようす。幅はおよそ1.5m、照明は明るく自転車で走りやすいが、路面には砂が浮いているので走行には注意する。

トンネルを抜けてホッと一安心。この頃のおっさんはまだ初だったな。
キャットアイのリアライトがいい仕事をしてくれた。ツーリングの装備でリアライトは重要。

 

トンネルを抜けると、そのまま真っすぐ北上する。
有名な奈良の大仏さんでも見にゆくか。そんなことを考えていた。

だが、その前に寄り道をしてゆく。

やって来たのは橿原(かしはら)神宮。朝の神社は気持ちいい。

国道から逸れて神社の方に向かう途中で地元のサイクリストのおじさんに会う。
健康のために出勤前に走っているのだとか。早朝は車が少なくて走りやすいし、静かで落ち着く。

長い参道が続く。

じつにユニークな注意書きだな。

ふぅ~朝の神社を堪能できたな。

橿原神宮を出ると、さらに北上する。
むむむ、自転車にとって憎き陸橋が現れた!よく自転車と歩行者を排除する。便利な車社会の一方、環境にやさしい自転車は不便を強いられる。自転車に厳しい日本の現実をたっぷりと味わうことになる。

いったい迂回路はどこにあるんだ?よそ者には分からん。

はい、やって来ました法隆寺。世界最古の木造建築物として非常に有名。歴史に疎いおっさんも知っているくらいだ。

どこでも嫌われるポケモンGOとドローン。

いい年した大人がポケモンをやっている姿を見ると情けなく思う。ほかにやることはないのかと。
お前の一生はそれでいいのかと。とうちゃん情けなっくて涙が出てくら~。(暴れはっちゃくの父ちゃん風)

法隆寺をゆっくり見学していると、騒がしい修学旅行生の団体がやってきたので退散し、ようやく見つけた公園の片隅で昼食をとる。

その後、やって来たお寺。全く記憶がない。
いくら頑張っても思い出せない。いったいどうしたんだ?

自分に都合の悪いことは綺麗サッパリと忘れる。私は政治家に向いているかもしれんな。

よくわからない三重の塔

味のある石仏

まだまだ先は続くが長くなったので、今日はこれでおしまい。
次回に続く!本当に次はあるのか?

 

おわり