楽しい楽しい自転車生活♪

こんにちは。からあげです。

 

私は自転車と公共交通機関のみで生活する自称探検家のおっさんだ!車を手放してから早1年以上経過した。車を処分したのは、今後海外での活動が本格化すると、維持管理に手間と金が余計に掛かるから。乗らないで自宅に停めておくだけで、確実に各部は劣化してゆき、税金・保険・車検などの費用が掛かる。

ソーラーパネルや走行充電システムを搭載して電気を自給できるようにしたスペシャルジムニーだった。コイツに乗ってブログ更新しながら日本各地を旅した。今となっては良き思い出だ。そんな楽しい車での放浪だったが、車に乗れば乗るほど後ろめたい気持ちになっていった。それは排気ガスを出して環境に負荷を掛けること。

近年環境破壊による気候変動が大きくなって、いくら鈍感な私でも気づかないフリができないようになってきた。ゴミの山や荒れ果てた森を見ると心が傷む。一昨年アメリカ西海岸のパシフィック・クレスト・トレイル(pacific crest trail)を歩いて自然の真っ只中に数ヶ月間身を置いてからは、普段の生活を改めようという気持ちが高まっていった。

幸い私は現在会社勤めを辞めてフリーの身、しかも独身というお気楽な身分なので、自分で自分のことをすべて意思決定できる。ということで、この機会に車を処分して自転車生活を始めることにしたのだった。

 

2018年1月 スポーツ自転車を手に入れる。

当初は自転車のみの生活で大丈夫かなと心細かったが、自転車に慣れて長距離を漕げるようになると、それは杞憂だったことが分かった。自転車を乗ってあちこち出かけるようになると、自然と足腰が鍛えられて、一日100kmくらいなら難なく漕げるようになってくる。

 

ここで自転車に乗ることのメリットを幾つか挙げてみよう。

自転車生活のメリット

自転車が楽しい

あら不思議、ペダルを漕いているだけで、なんだか楽しくなってくる。
風任せ気分の赴くまま、自転車を走らせていると、普段の悩み事がちっぽけに思えてくる。日常のストレスから開放されて自由な気持ちになれる。

維持費が安い

税金は自転車本体やパーツ購入時にかかる消費税のみ。
高額な自賠責や任意保険はなし。保険は自動車やオートバイのように車両ごとにかかるのでななく、人間ごとにかかる自転車保険。体は一つしかないのに、車両ごとに掛かるのは納得いかなかった。自転車なら複数台所有していても、保険は一つだけでいい。

車検制度がないため、自分のタイミングで整備することができる。2年ごとの車検費用も馬鹿にならず、まだ使えるパーツを車検だからという理由で交換してしまうことも多い。自転車なら整備用の道具も安くて自分で揃えることができる。自分で整備すれば、安上がりのうえ自転車の構造に詳しくなり、より安全に乗ることができるようになる。

原動機付きの乗り物のようにガソリン代がかからない。多少食費が高くつくが、健康と引き締まった体を得られる。ガソリンの特売日に並んで給油するという馬鹿げた行為をしなくて済む。

駐車場代がかからないのもいい。嵩張らなくて軽いため、室内保管をすることができることもメリット。観光地に停める時もたいていダタとなる(これまで有料だったことはなし)ので、車に乗っていたときよりもかえって観光するようになった。

若い人と話すことができるようになる

自転車という共通の趣味があるだけで、老若男女関係なく会話することができる。普段全く接点のない高校生や大学生とも普通に会話することができるようになる。若い人と話すと単純に楽しいし、刺激を貰えて若返るような気がする。この若返りの要素は非常に大きい。私はまだまだ若モンに負けやせんよ!という気持ちがふつふつと湧いてくる。

タダのおっさんだと警戒して距離を置かれるが、自転車に乗っているだけで若者の方から話しかけて来てくれる。それが自転車。異なる世代との会話は新鮮で得るものが多い。野宿や食べ物になどについてバカ話するのは本当に楽しい。

健康になれる

ペダルを漕いでいるだけで、体が引き締まりよく食べよく眠れるようになる。日頃のストレスも発散できて心身ともに健康になれる。わざわざお金を出してスポーツジムに通う必要はなし。ペダルを漕いでいると、どんどんと体脂肪が落ちてゆく。好きなだけ食べても、太らない体質になる。いつの間にか、病気知らずの体を手に入れることができる。

環境に優しい

車両1台あたりの製造コストが低く、排気ガスをまったく出さないので環境に優しい。エネルギー効率はおよそ98%と言われている。環境に優しい自転車こそ21世紀の乗り物。自転車に乗る人が増えれば、交通渋滞も解消し、煩い騒音がなくなり、住みよい街になる。

根性がつく

自転車は自分がエンジンとなってペダルを漕がないといけないため、体力をかなり消耗する。雨の日も風の日も、雷が鳴ろうが、雪が降ろうが、体むき出しで乗ることになるため、乗っているだけで耐候性と根性がつく。エアコンの効いた車内で寛ぐ人を横目に汗水垂らしながらペダルを漕ぎ続けると、ちょっとやそっとではヘコタレない心身が手に入る。

厳しい21世紀を生き延びてゆくために、自転車で手に入れた根性が大いに役に立つことだろう。

運転のストレスから開放される

車の運転は苦行以外の何ものでもない。他の車両から割り込まれたり、幅寄せされたり、追突されたりしないよう、また歩行者や自転車の飛び出しがないかなど、常に警戒して運転することを迫られる。こっちはスピードを落として安全運転で走っているだけなのに、はよ走らんかい!とばかりに後ろに張り付かれて、時にはあおり行為を受けることもある。またある時には警察による思いつきの交通違反取り締まりの餌食になることもある。

運転のストレスと高い維持費のことを考えると、本当に車に乗っているのが馬鹿らしくなる。

車を手放して自転車生活をするようになれば、運転のストレスから開放される。自転車独自のストレス(狭い道路、車の幅寄せ、自転車通行禁止区間の迂回、常時二段階右折など)もあるが、道を熟知することでより走りやすいルートを選んで、ストレスを極力減らすことができる。

 

自転車生活のまとめ

自転車のことを考えると、楽しいことしか思い浮かばない。毎日が夢のようで楽しい。
自転車さえあれば、歩くのが大変な遠いところでも楽々行ける。自由気ままに各地に出かける今の私に、自転車はピッタリな乗り物だと思う。

車を手放してから、これまで一度も後悔したことはない。いやむしろ、なぜもっと早く手放さなかったのか!という後悔ならある。あれ、これは会社を辞めた時と同じだな。

私はおそらく死ぬまで自転車に乗ることになるだろう。ペダルを漕げなくなった時は、あの世に行く時。お迎えの時が来るまで自転車生活を思いっきり楽しみたい。

 

おわり

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からあげ隊長の冒険