こんにちは。からあげです。
Lorneの波打ち際でのキャンプはなかなか快適だった。
波の音が音消しになって車の音が全然気にならなず。
多少波の音が大きすぎる気がしたが、自然の音には音量の調節つまみが付いていないので仕方がない。あまり気にしないようにして眠った。
波打ち際にポッカリと空いたテント一張り分の空間。
素敵な一夜をありがとう!
最近、ようやく荷物の定位置が決まって荷造りがやりやすくなった。出発直後に比べてパッキングにかかる時間がかなり短くなってきた。単に細かいことに気にしなくなったのもある。
遊歩道に沿って進む。
朝からどんよりとした曇り空で肌寒い。毎日雨は降るが、テントを撤収する前になると止んでくれるので、かなり助かっている。
打ち上げられている大量の昆布。少し欲しかったが、天気がイマイチで乾く前にカビが生えそうなので、止めておいた。
桟橋で記念撮影。
早朝からジョギングしたりMTBに乗っている人の姿がちらほら見られる。
天気が悪いので停滞の選択もあったが、じっとしていても退屈なので、ペダルを漕いで自転車を進める。早朝のためか、まだ交通量は少なくて走りやすい。
走り出して体が温まってきていい感じになったところで、道路工事の標識が現れた。
すぐに通れるものと思っていたが、なんと10分以上待つことになった。おかげで温まっていた体がすっかり冷えてしまった。
崖の擁壁工事をやっているところで、落石が起こるかもしれないということで、道路の通行を止めているようだ。
Great Ocean Road観光の車。観光客がかなり乗っているようだった。レンタカーを借りて自分で運転してここまで来るのは大変、そんなわがままな観光客の要望に応えたサービス。
なれない交通ルールの国で運転するくらいなら、ツアー会社につれて来た貰った方が楽だろう。
自転車じゃいなら私もそうする。
Oversizeと表示された大型車。Australiaでは大型車が少なくて自転車は走りやすい。一日走って見たのは10台以下。
建設当時の工事の跡が見られる崖。
かなりの荒削り。費用と日数の都合上、いちいち丁寧にやっていられなかったのだろう。
今日の雨は降っても、小降りくらいで体が濡れて冷えるまでにはならなかった。そのため、体力の消耗はそれほどなし。
途中で野生のコアラが見られるというKennett Riverに立ち寄った。
小奇麗なカフェがある。
どこでコアラが見られるのかと、ウロウロして探していると、未舗装の道路上で観光客が何やら騒いでいる。
なんだろう?行ってみよう。
カラフルな鳥にえさやりをして楽しむ観光客。
中国人観光客の団体が大興奮で餌をやっていた。かなり人馴れした鳥で、平気で肩や腕に止まってくる。
私はカバンの中からパンを取り出して見せても、全く反応なし。通りがかった外国人から鳥の餌を貰ったのでやってみた。
餌を載せた手のひらを見せてしばらく待っていると、食われはしないだろうと思った鳥がやって来た。
近くで見ると背中の色がキレイな緑色だった。
サービスでカメラ目線をくれた鳥。実にカワイイ奴だ。
今日は朝から曇りで今にも雨が降りそうだったが、小雨程度で全然問題なかった。せっかくの景色がねずみ色になっている。
休憩場所として定番となりつつあるバス停。
なかなか居心地がいい。
すでに昼飯時なのだが、次の町のApollo Bayまで走ってしまうことにした。いつ何時雨が降り出すかも分からない。
町を出ると何もない海岸線の道が続く。
始めのうちは新鮮だったが、徐々に飽きてくる。
お腹ペコペコのところ、ペダルを漕ぎ続けてようやく町が見えてきた。
海岸線に生えている面白い木。貫禄ありすぎる。
インフォメーションセンターに直行して情報収集だけしておく。
Cape Otwayという岬周辺にGreat Ocean Walkというトレイルがあるのだが、自転車は通行不可でハイカー専用のキャンプ場は予約が必要とのこと。しかも全線踏破するのには3日を要するのだとか。
軽い気持ちで歩いてみようかなと思っていたのだが、日数が掛かるし歩いたあと戻ってくる交通手段があるかどうかと、その他面倒臭いことがいろいろあったので、歩くのは止めておくことにした。
ライフセーバーの建物の軒下を借りて昼休みにする。
視線と風よけのためには壁が欲しい。日によって屋根が欲しかったり、壁が欲しかったりする。両方は望まない。
今日の昼飯はこれ。トマトの缶詰にスープの元とチキンラーメン。
アメリカ同様オーストラリアの袋ラーメンは開けづらい。
たいてい変なふうに破れる。
トマトの酸味が効いたなかなか美味いラーメンが完成した!
思いつきの割にはイケた。
食事のあとは図書館に来た。まさかこんな小さな町に図書館があるとは思わなかった。ここ、Apollo BayはCape Otwayに近くて観光客がやけに多い。そのため財政に余裕があると思われる。
小道を入ってゆくと、Libraryを発見!
Wikicampsをイジっていて偶然見つけた。もう助かりまくり。
しばらくスマホ使用禁止にしてもいいかもしれない。
スマホ、モバイルバッテリーなどを充電しつつ、ブログ記事を作成する。Australiaの図書館は、スマホ充電禁止などという細かいことは言わない。
暖房の効いた館内で5時までゆっくりした。この先、見どころがいっぱいのため、天気が回復する翌日に走ることにした。
次の補給可能なPort Campbellまでは最短距離で97km。途中岬に寄るなどして寄り道するので、2日は掛かるとみている。
そのため、2日分と少しの食料を買うことにした。
玄米2kg、パン、袋ラーメン6袋、缶詰などを購入。
お菓子は今晩のおやつ。
とりあえず、米さえ食べておけばペダルは漕げる。
多少高かったが、玄米を食べられるだけでも非常に有り難い。
玄米があるおかげで、食事のメニューに悩まなくて済む。
食料でパンパンに膨らませた自転車に乗って公園で水を補給する。下の受け皿はペット用で、水飲み水栓から出た水が下に貯まるようになっている。
地味に面白い。日本にペット用の水道があるのを見たことがない。
その後、フラフラとさまよいながら、岬の先っぽの防風林の中にいい感じの場所を見つけた。町が小さいと、少し走るだけで野宿場所が簡単に見つかる。
今日は少し少な目の走行距離でゆっくり出来た分、明日は頑張って漕ごう。明後日から天気が一時崩れる予報だ、
ねぐら 町外れの海岸