こんにちは。からあげです。
山梨から実家に戻って来て数日が経ち、自転車の疲れはすっかり落ちた。
今現在は急ピッチでオーストラリアツーリングの最終準備を行っているところ。
必要な物を揃えるには、金を出して物を買えば済む話なのだが、寂しい懐事情とものづくりの楽しさに目覚めたおっさんは自分で作りたがる。まだ時間があるとはいえ、それほどゆっくりはしていられない。かと言って根を詰めすぎると長続きしないので、適度に休憩しながら作業を行っている。
今日は天気が良いので、自転車の最終調整を兼ねて献血しにゆくことにした。
出国間近となった現在、残すところはあと2回。帰国後は4週間の間を置かねばならない(オーストラリアの場合はもう少し長いかもしれない)ため、今年できる回数はあと2回となる。
強い西風が吹くなか、ペダルを漕ぐ。市街地に入ると信号待ちの連続で一向に進まない。
これは新たに自作した反射板。物置にあった0.4mmのアルミの板を切って反射材を貼っただけ。
裏面は前面に取り付けられるように白い反射材を貼っておいた。
自己満足に過ぎない自作アイテムだが、効果は上々だった。風に吹かれてゆらゆら揺れるのもいい感じだ。旗を付けると空気抵抗が若干増すが、この小さな反射板だと大して違わない。
機会があれば、作成のようすをアップしたい。
献血にゆく前にホームセンターに寄る。
初めてやって来た熱田のコーナンPRO。通常のコーナンに比べて資材・工具が大幅に充実していてプロ御用達のお店となっている。それで朝7時からの開店。現場に向かう前にお店に寄って資材を調達することができるようになっている。
お店の場所は幹線道路から奥に入った分かりづらい場所にあって、行ったり来たりを繰り返してようやく見つけた。スマホのナビがなければ、見つけることはできなかっただろう。
中に入ってみると、あまりの充実っぷりに驚いた。おっさんの中のDIYの虫が疼きまくった。今回は割りピンと頭が平ぺったい六角穴付きのボルトを求めにやって来た。割りピンは適合するものはなかったが、ボルトは+穴のものを買うことができた。欲しかった割りピンはブレーキパッドの取り付け用の重要な部品で、パッドに付いてきた割りピンの長さが微妙に足りなかった。
今日は平日だというのに、献血ルームはなかなか繁盛していた。春休みを迎えた学生がやって来ていた。うむ、休み中だというのに感心だ!おっさんは年中休みなのは秘密にしておこう。
いつものように自転車ペダルを読む。何から何まで自転車漬け。今日はいつもより時間が短めだったが、それでも献血を終わると3時を過ぎていた。
今日は自転車各部の最終調整を兼ねている。
各部のパーツの取り付け状態を確認しながら走った。結果は良好。このままオーストラリアにGOだ!
こんなフル装備のツーリング車が町中を走っているのは珍しい。どこに行くんですか?などと話掛けられたら、ついつい長話してしまいそう。
気がついたら3時間経っていたなんてこともあるやもしれない。(実際、そういうことが時々起こる。)
やっぱりSURLYの自転車は乗りやすい。前後キャリアと前かごを付けた状態でおよそ18kg。重たさは丈夫なことの裏返し。OJC4に比べて3kg以上も重たい。実際に持つと重たく感じるが、走行中に重量を感じることはなし。次回の献血にはOJC4で来ることにしている。出国直前フレームが歪むような事故を起こしたら目も当てられない。おっさんは絆創膏を貼っておけばすぐに治るが、自転車はそうはいかない。盗難のおそれもある。
せっかく手に入れて調整したディスクトラッカーを買い直すことになったら、もう間に合わないかもしれない。フレームサイズが46cmと小さいから、自転車屋さんにはまず置いていないだろう。輸入代理店のモトクロスインターナショナルがすぐ近くにあるから、頼み込めば直接販売してくれるかもしれない。しかし、SURLYの自転車を買う時は東京の自転車見聞店さんで買おうと決めているので、できれば他の店では買いたくない。個人店ならではのきめ細やかなサービスと店主の世界一周サイクリストとしての経験が非常に頼もしい。実はこれまでもいろいろ相談に乗って貰っている。
それだから、万が一事故した時はサブのOJC4を突貫整備して乗ってゆくしかないが、ブレーキが効かずに崖下転落や車の横っ腹に突っ込むとかやらかして病院送りになるやもしれない。だから無難に出国まではディストラ君に乗らないのに限る。
こういう時、2台の自転車があると本当に助かる。一時期はさっさと売り払ってしまおうと思っていたOJC4だが、こうも頼りになるとは思わなかった。
車道の信号は赤だが、歩行者用信号が青の場合、自転車だとついつい行きたくなる。
しかし、ここは我慢だ。車道走行をしているということは車両として走行していること。信号無視して行くわけにはいかない。そこら中にいる無法者のママチャリ乗りと一緒にされたくない。
これはサイクリストとしてのこだわりだ。ヘルメットを被って乗っていると、パトカーからの視線を全く感じない。平日の真昼間に自転車に乗っていても職務質問を受けたことは皆無。去年夏の4ヶ月間におよぶ北海道・東北ツーリングでも職務質問を受けることは一切なかった。いくら叩こうがホコリは出ない。(フケやゴミは飛ぶかもしれない。)はいどうぞ!とおっさんはゴールド免許をにこやかに提示することだろう。
自宅に戻ってから取り付けパーツの再チェック。
写真はハンドルとステムに挟まれた直角の空間に取り付けた自作のボトルケージ。
紫外線に強いシルバーシートで自作した。(元ジムニーのカーゴルームに敷いていたシート)
見た目は悪いが使い勝手は抜群!立ちこぎすると若干膝が触れるが、ギア比の低い特製ディストラだと立ちこぎの必要は滅多にない。金属製のハードタイプのボトルケージと違って、膝が当たっても大きな支障となることはない。左の方は小物入れにピッタリだった。
山梨にいる時に未舗装の林道をいくつか走り、段差でボトルが飛び出ることがあったので、飛び出さないようにするための固定用のゴムを取り付けられるようにした。
続いて、先日作り直したばかりのハンドルバーバッグを装着してみることにした。
ほい、とこのように気軽に持ち上げることが可能。通常はハンドルバーに縛って固定する。
ハンドルバーバッグはロープで縛り付けただけ。ロープのことはおっさんに任せろ!
取り付け位置の微調整ができ、何度でも繰り返し使用可能な汎用性の高いロープが便利。
斜め前から撮影してみた。うむ、なかなかの出来栄え。今回はしっかりマチを入れて円筒形のようになった。
自作はものに合わせて作るため、ジャストフィットさせることができる。うむ、絶妙な大きさだ!ハンドルとブレーキ操作に支障はなし。
ハンドルにバッグを取り付けることで、フラットな横を持つことが出来なくなるが、サイコンやライトの台座があるので、もともと横は握れないようになっている。このディストラ君は長距離を走っても疲れにくいアップライトな姿勢をとれるように高めのハンドル設定となっているので、下ハンを持つ機会がかなり多い。(下ハンを持つと、変速操作がしやすくなり、ハンドルを握ったままブレーキ操作も可能)だから全然大したことじゃない。
また自作のボトルケージやバッグ関係はまとめてアップするようにしたい。(出国までに間に合えばいいが。)
ハンドルバーバッグの中身。
フォールディングタイヤ(26×1.75インチ)1本とチューブ3本。チューブは4本持って行こうかと考えているが、バッグの隙間があと少しなので、予備チューブは3本だけにするかもしれない。
このハンドルバーバッグには、普段出し入れしなくていい、なおかつ雨に濡れてもいい物を入れる。つまり予備タイヤとチューブ。厚手のビニール袋に入れてからバッグに入れる。(さすがに中古のシルバーシートでは防水は不完全。仮に濡れても支障はない。)
こんなものをオルトリーブのパニアバッグに入れるのは勿体無い。完全防水のバッグには水濡れが絶対に許されない電子機器を優先させたい。
このタイヤは去年北海道の中標津で手にれたもの。折りたたみ部分が白くなっていたので、シリコンスプレーを吹きかけておいた。すると、元のように黒光りするようになった。いくら折りたたみ可能とは言え、長期間折りたたんだ状態だとひび割れしてきそうなので、できればオーストラリアにいる時に装着しておきたい。
これは新品同様のマラソンプラスタイヤの次に使いたい。そしてもう片方は現地調達のタイヤを取り付ける。
驚異の耐パンク性能を誇るSCHWALBEのマラソンプラスでも、パンクする時はパンクする。実際に北海道で帆立貝を踏んでパンクした。
滅多にパンクしない分、パンクした時の精神的ダメージが大きい。これがマラソンシリーズの最大の欠点。あとは重たいこと。
今日は他に書きたいことがあったが、もうこんな時間となってしまったので、またの機会にとっておくことにした。パソコンを立ち上げてまで書きたいと思ったのは久しぶりのこと。こういうおっさんの気持ちを大事にしたい。
おわり