一色さかな村に正月用の食材を買いにゆく!!【後編】

スポンサーリンク

こんにちは。からあげです。

 

年末最後に厳しい寒波がやって来て、我が仮の住まいの物置小屋は冷蔵庫並に冷え切っている。そんななか、上下防寒着を着込みダウンシュラフを体に巻き付けた状態で仕事に励んでいる。

おお~寒い。

先日、一色さかな村に魚を買い出しに行った時、ストックシェルターを張って公園に泊まった。外はかなり寒かったにも関わらず、シェルター内は自分の体温でポカポカと暖かく非常に過ごしやすかった。そんなストックシェルターの保温性能を忘れていた私は、ストックシェルターを張って、その中で眠るようになった。

それまで夜中寒さで何度か目覚めることがあったが、ストックシェルターの中で寝るようになってからは、膀胱が破裂しそうになるまでは決して目を覚ますことはなくなった。極端に狭い居住空間のお蔭で暖かく過ごすことができる。無駄に大きなテントだとこのように暖かく過ごすことはできない。ただ、防水性はほとんどないため、雨や雪の中で泊まるには覚悟が必要だ。

 

今朝起きるとやけに寒いので、温度計で気温を確認すると、なんと2℃だった!
ようやく平年通りの寒さになったようだ。

近年は環境破壊による気候変動のためか、つい先日まで全然冬らしくない生暖かい日が続いていた。しかし、寒くなるのは結構だが、急に寒くなるのだけは勘弁して欲しい。温暖な日本でも、大陸のような激しい寒暖差が現れるようになっている。これは本当にヤバイ。日々の生活を改めないと、近いうちに地球は完全に壊れる。

物置の外に出ると、薄っすらと雪が積もっていた。
助かった!もう少し積もっていたら、歩いてバイトに行かねばならないところだった。

寒くなればなるほど、本領を発揮するガソリンストーブ。
新たに購入したMSR ウィスパーライトインターナショナルに慣れるために、朝晩玄米ごはんを炊いている。最近になってようやく、こいつの癖が分かるようになってきた。

世界を巡るバックパッカーから指示を得ているWLIだが、バーナーヘッドの形状の特徴のため、炎が拡散される。そのため、深型クッカーだと炎がはみ出てしまい熱効率が悪くなるため、実質浅型クッカー専用ストーブとなっている。こういう情報はネットには載っていない。

 

一色さかな村に正月用の食材を買いにゆく!!【後編】

 

それでは、前置きあこれくらいにして、先日さかな村に魚を買いに行った時の続きをお伝えしよう!

 

朝2時半に起床して、まずは朝食を作る。
市場で買い出ししてから実家までおよそ40km走らなければならないため、しっかり食べておく必要がある。グーグルマップで距離を計測すると、30kmちょっとなのだが、自転車で実際に走ると全然違う。風はそれほど強くないが、寒い北風が吹いている。帰りは向かい風となるため、かなりの消耗が予想される。

朝食もカレーラーメン。
大麦を入れて内容量を増量し、腹持ちをよくする。

朝からカレーを食べると、眠気が吹き飛ぶのがいい。昨日は夜遅くまで公園内をウォーキングしている人がいて、なかなか眠られなかった。おっさんの敏感過ぎる感覚が安眠を妨害する。

ただし、海外だと研ぎ澄まされた野生の感覚が身の安全に一役買ってくれる。活動資金を節約する私は、滅多に宿に泊まることはなく、基本どこでも野宿する。去年は治安が決して良いとは言えないアメリカの都市部でも幾度となく野宿を繰り返したのだが、常に人感センサーを最大にして眠った。そのため、眠りは浅いものの、なんとか無事に切り抜けることができた。何があっても起きない寝坊助だと、身ぐるみ剥がれる恐れがあるので、海外での野宿は全くお勧めしない。

今回は設営撤収が簡単なストックシェルターだったため、あっと言う間に出発準備が整った。
泊まった公園のすぐ近くにさかな村がある。

去年の年末に来た時は、4時前からすでに営業を始めている店がいくつもあった。出遅れてお買い得な魚を手に入れ損ねては悔しい。さっさと出発するとしよう。

4時前にさかな村にやって来た。しかし、なんかようすが変。全然活気がない。

さかな村に隣接する魚市場は5時からセリが始まる。
建物内は関係者以外は立ち入り禁止となっている。
まだ人影はほとんどなく閑散としている。

魚市場の岸壁側には漁船が係留されていて、捕れたばかりの魚を水揚げしていた。
しかし、なんだか活気がないように思える。

人はいることはいるが、非常に少ない。今朝、海が特に時化ていたわけではないのにどういうことだ?

自転車はさかな村の中の通路に停めて中を見て回ることにした。
自転車でウロウロしていたら、そこら辺の店のおっちゃんに話しかけられて、ここだったら停めていいよ!と言ってくれた。

通路内は所狭しと空き箱などが積まれている。

財布から小銭を抜き取り、所持金を数えておく。
お店で魚を買ってもレシートは貰えないので、自分でいくら使ったか計算する必要がある。
あれこれ買っていると、訳が分からなくなるので、始めに所持金を数えておき、あとで残金から使ったお金を計算する。

お買い得な魚は並べる最中にも飛ぶように売れてゆくので、見つけ次第店員さんに声を掛けて買う必要がある。そんな真剣勝負のなか、いちいち金の計算はしていられない。

そう、ここ一色さかな村は早い者勝ちの戦場だ!ぼーっとしていたら、買うものがなくなってしまうぞ!!

4時半頃になって、営業中ののぼりが立てられたが、どの店も準備が遅い。
店のおばちゃんが独り言で「何にもない。何にもないよ~。」と言っていたので、何のことか効いてみると、何でもないよとの答えだった。ついうっかり言ってしまったのだろう。

おばちゃんの独り言の通り、今年のさかな村はやけに魚が少なかった。まだ27日で少し早いから出し惜しみしたのだろうか?それとも気候変動か乱獲の影響で漁獲量が大幅に減っているのだろうか?

店の前にアンパンマンの人形が置かれていた。
小さい子供が喜びそう。

肝心の店はというと、まだ中でゴソゴソしているだけで、魚を並べる気配はない。

5時前になると、ようやくあちこちの店先に魚が並び始めた。
それでも並べられる魚は少ない。

これはエイ。息苦しくて口をパクパクさせていたのが、まるで人間のようで心が傷んだ。
一思いに息の根を止めてやれないものか。

店頭にようやくトロ箱が積まれるようになったが、なかなか魚を並べてくれない。
いつまで経ってもこの調子だったので、体が凍える前にあるものを適当に買って帰ることにした。

トロ箱に入っていた石鯛。これもなかなか並べてくれず、いい加減待ちくたびれた。

今年のさかな村は全然やる気が感じられない!全く弛んでいるぞ!!

これが戦利品だ。氷と一緒に袋の中に入れて貰った。
もうこれでいい。あまり買い物をし過ぎると、帰りが大変になる。
自転車は持って帰れる量が限られる。

まだ夜明け前の道路を走り、三河安城駅までやって来た。
ひとまずここで休憩する。

夜間走行は思いのほか消耗する。車との距離感が掴めず、対向車のヘッドライトが眩しくて周囲の状況が分かりづらい。そのうえ、冷たい向かい風のなか走らねばならないため、おっさんの体力はみるみるうちに減っていった。

早朝の三河安城駅は相変わらず閑散としていた。

駅構内に入ると、ガラッガラの状態。
中に入らずとも、だいたい分かっていた。
ブログ用の写真を撮るためだけに中に入った。

その後、7時を過ぎて通勤ラッシュがピークとなり、さらに厳しい走行を強いられた。
何も好き好んで通勤ラッシュ時に自転車を走らせているわけではない。早く持って帰らないと、魚が傷んでしまうから、せっせとペダルを漕いでいるだけだ。

8時過ぎにようやく実家に到着した。6時前ころに出発しておよそ2時間ちょっと。
向かい風のなか、頑張って走ってきた。体は冷え切り、お腹はペコペコだった。

カバン一つに魚をまとめて入れていた。
あちこちに分散すると、他の荷物が魚臭くなる。

カバンの底には、魚の汁が溜まっていた。
良かった!他の荷物と一緒にせずに。

朝食を食べて3時間ほど寝たあと、買ってきた魚を処理することにした。
1時間ほど眠ってやるつもりが、なかなか起きられなかった。

まずは砥石で包丁を研ぐ。魚を捌くには切れ味の良い包丁が必要だ。

これは1袋500円で買ってきたマグロ。
これ全部で500円!今回一番の大ヒット。あとは大したことはなし。

おばちゃんが店頭に並べた瞬間に、私が頂いた。
周囲には他にも客がいたが、全然興味を示さなかった。

ふふふ、あんたらの目は節穴か?

マグロの種類は多分クロマグロ。魚丸ごとを見たわけではないのでなんとも言えないが、体が黒いのでクロマグロだろう。

刺し身にできる切れ端は避けておいて、正月用の食材として冷凍しておく。

うむ、実にいい感じの色だ!

ステンレスのバットに入れて冷凍庫に入れて凍らせてから、ジップロックに入れておいた。
直接袋に入れると、張り付いて出しにくくなる。

ジップロックの袋に入れたところ。小さな切り身だが、スーパーの刺し身と全然違う。

さあて、これらをどうしようか?

背骨に付いた脂の載った身がたくさんある。

キレイに切ってある。実に素晴らしい包丁さばきだ。さすがはプロ。
食紅で付けたような文字が見える。

スプーンで背骨の身を剥がす。手間の掛かる作業だが、あとの楽しみを思うと全然苦に思わない。

これが500円分のクロマグロ。

今晩は豪勢にマグロ丼と行こう!3人分でこれだから、随分と食べごたえがある。
ヨシ、マグロの処理は終了だ!

マグロの処理にとげ抜きも使用したのだが、薬箱の中のとげ抜きを使用する。
からあげ家では、とげ抜きは薬箱の中にしかない。魚を捌ける人間が私しかいないので、料理専用のものが用意されていない。

ワタリガニ

全部で800円。似たようなカニもあったのだが、そちらは1匹約1,500円と高価で手が出なかった。
それで安いワタリガニを買った。

ワタリガニは食べられる身は少ないがいい出汁が出るので、鍋料理にピッタリなカニ。

シジミ

おそらく三河湾で捕れたもので、かなりの大粒。
全部で800円。

とりあえず冷凍にしておいて、気が向いた時にしじみ汁にする。

カズノコ

1パック1,500円くらいだったかな?よく覚えていない。とりあえず、正月らしい食材が欲しかった。
タコと鮭を探していたのだが、全く見かけず。なんとも寂しいさかな村だった。

赤いか

剣先いかは全く見かけず。いったいどこに行ってしまったのだろう?煮物用に安かった赤いかを買っておいた。全部で500円。

昼食をとる。お腹が空いてはいい仕事ができない。
適当にそこら辺の戸棚を漁ると、食べ物が出てくるのが嬉しい。

昼休憩を終えて作業再開。

正月と言えばタイ。石鯛が欲しかったのだが、他のお客に先に買われてしまったので、普通のタイを買った。1,500円だったかな。ちょっと高い気がする。

頭を落として鱗を剥いだところ。
あちこちに鱗が飛び散ったが、気にしないでおこう。

3枚に下ろしたところ。今回は久しぶりで背骨に身を付けすぎてしまった。

まあ、鍋に入れるので問題はなし。

タイで面倒なのは、皮を剥ぐところ。雑にやると、皮に身が残ってしまう。
かと言って限界まで切ろうとすると、途中で皮を切ってしまって面倒なことになる。

今回はこれでヨシとしよう。

これが鍋用の部分。

タイはしばらく寝かして熟成させてから刺し身を切る。
すぐに食べても、なぜか全然上手くない。肉は腐りかけが美味いというが、タイもそうらしい。

最後はアジ。
5匹でいくらだったかな?
アジは安くて美味いので、おっさん大好きな魚だ。だが、捌くのにちょいと手間が掛かるのが難点。

久しぶりにアジを捌いたら、背骨に随分と身を残してしまった。

これが現時点でのおっさんの限界。自転車で買い出しに行って、魚も自分で全て捌かねばならず、かなり大変だった。

これはアラ汁用にとっておく。昨日の朝、アラ汁を作って食べたのだが、その美味いこと。
久しぶりに青魚を食べて体が元気になった。

これがその日の晩ごはん。マグロ丼とアジの刺身。
大根のツマを作ろうとしたのだが、ツマ作製器を捨てられてしまったため断念。

豪華マグロ丼

冷蔵庫内に賞味期限の切れたいくらがあったので投入しておいた。いくらでさらに豪華になったマグロ丼。こんだけの量を食べたら、まず2,000円では足りない。玄米ご飯を炊いたアルミ鍋にそのまま入れているので、実際の量はかなりある。

マグロはとろける旨さで、あっという間に平らげてしまった。今回はマグロを買えて本当に良かったと思えた瞬間だった。

 

今年の一色さかな村の感想

今年は外れの年だった一色さかな村。自転車生活となった今、何度も行くわけにはいかないので、これでヨシとする。美味しいマグロが買えたことだし。魚の買い出しより、久しぶりのツーリングで楽しかったことのほうが印象深い。物置小屋に籠もって作業していたら、そうなるだろう。

 

さて、今年最後の贅沢となった一色さかな村での魚の買い出し。使ったお金は全部で5,400円。今年はバイトをして現金収入があるので、1万円くらいなら使ってもいいかなと思っていたが、買う魚がなくて控えめになった。

次回楽しみにしつつ、今回の記事はこれでおしまい。

 

おわり

コメント

  1. 白山室堂御前荘 より:

    隊長さんは、
    元機関長だけあって、
    やはり海の男、魚の目利きはいいですね。

    寒波、
    バイトと
    隊長さん大晦日も全力ですね。

    • karaage より:

      機関長にはなれませんでした。なる前に辞めてしまったので。
      目利きが良いわけではなく、あるものを買っただけです。
      今回は魚が少なくて選べる状況ではなかったです。

      はい、バリバリの全開でやっております!