五所川原の巨大なたちねぷた

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こんにちは。からあげです。

 

ここ最近はいい天気が続いていて、ほとんど雨を気にしなくて済むようになった。しかし、青森で突然土砂降りの雨に遭って東屋に逃げ込んだこともあるので気を抜けない。

しっかし、一時期の北海道の毎日雨が降ったり止んだりの天気と比べると、今は天国のようだ。

しかし、おっさんの気分は晴れない。函館で自転車のチェーンとスプロケットを交換して万事解決と思いきや、再びクランク周りから聞こえるカチカチという異音に悩まされるようになった。気持ち良い青空が広がっているのに、ペダルを漕ぐ度にカチカチという音が聞こえると、どうにも気分が悪くて仕方ない。

自分なりに原因を突き止めようとしているのだが、全く分からない。ちっきしょー!と大声で叫びたくなる。

今朝もいつもの時間に起きると、テントの中で炊事を始めた。ここは人が来ないと分かっているので、それほど急がなくてもいい。テントの中でゴソゴソやっていた方が却って安全に思える。

食事を済ませると、近所の駐車場に移動して自転車の点検を行う。

クランク周りから発生する異音の原因を突き止めてみる。現在の状態は、クランク1回転につき、カチという音が一回する。時々音が止んだり、2,3回転につき1回音がする時もある。

函館でチェーンとスプロケットを交換して一時的に音が止んでいたが、100kmちょっと走ると再び音が出るようになった。

チェーンが伸びて、チェーンが滑ってチェーンリングに当たって音を立てていると思ったが、ほとんど使用していないアウターリングにしても音が鳴り止まない。よってチェーンリングの摩耗ではない。

ペダルの取り付けボルトを当たってみたが、ガチガチに締まっている状態で緩んでいる気配も全くない。ひょっとして中のベアリングが悪いかもしれない。しかし、指で弾くとスムーズに勢いよく回ることから、べダルのベアリングだとは考えにくい。

チェーンリングの取り付けビスが緩んでいても、同様の音がするような気がする。

 

私のランドナーはチェーンリングは3枚あって、一番大きいアウターリングと中くらいのセンターリングが共締めとなっている。ビスの本数は5本。インナーリングは独立していて別の5本のビスで取り付けられている。

センターリングの反対側から見たようす

裏から丸いナットで締め付けられている。

通常の長さの5mmの六角レンチを使用して、取り付けビスが緩んでいないかチェックしてみたが、全てのビスがガッチリとしまっていた。

クランクの取り付けボルトは8mmの六角レンチが必要だ。

試しに両側のクランクをしっかり持って前後左右に揺すってみたところ、全く動く気配はなし。しかし、工具を使って増し締めしたら、締まるかもしれない。

手持ちの工具に8mmの六角レンチはないので、ホームセンターで買って増し締めできるか当たってみることにする。単品で売っているかどうかが気になる。たいていセットで売っているから。

気分が晴れないまま、8時過ぎに出発した。
まず初めにやって来たのは、小泊半島。津軽半島の西側に突き出た小さな半島だ。磯の香りが漂う集落の中を抜けてゆく。

道は途中の海浜公園のところで行き止まりだった。
探せば釣り人が歩いている踏み跡が見つかりそうだが、そこまでして半島の先っぽに行きたいとは思わない。

海浜公園から小泊の集落を望む。風が強くて波が打ち寄せている。

山手の道路から小泊方面を望む。海岸近くを通る新道が出来ている。

今日の目的地は五所川原付近まで。新たに注文したトレランシューズが弘前のコンビニに届くのは2日後だ。急いでゆく必要もない。

風が海方向から吹いて横風となっているが、時々周囲の地形によって向かい風に変わることもある。体力の消耗を抑えるためにもゆっくり走ることにした。

日本海の向こう側に岩木山が見える。弘前の西側にある標高約1,600mの山で、富士山のような形をしていることから、津軽富士とも呼ばれている。

途中でチェーンにペットボトルの水を掛けて濡らしてみた。
以前はピタリと音が鳴り止んだのだが、音が出たままだった。

雨の日の走行や水溜りに突っ込むと、音が鳴り止むことに気がついた私はペットボトルの水を掛けてみたのだった。結果は何も変わらず。

国道339号線は十三湖の手前で湖岸の道と分岐をするのだが、風が強いため迷わず内陸を通る国道339号線を選択した。湖岸の道は遮るものがなく強風にさらされる。ここは無難な選択をする。

北海道で嫌になるほど、海岸線や湖岸の道を走ってきたので、今さら走る気にはなれない。

道の駅「十三湖高原」に展望台があったので上ってみた。

十三湖の一部と岩木山が見える。

この景色を見せるために、こんな高い展望台を建てることはないと思うのだが。

展望台の2階からローラーすべり台で滑り降りることができる。しかし幅が狭いため、子供しか滑られないようになっている。うう、残念だ。子供のころ、このような滑り台を滑りたくて仕方がなかった。大人になった今、もう滑ることはできないのか。

頼む、大人も滑れる滑り台を作ってくれ!

しばらく国道339号線を進むと十三湖の湖岸に出た。

湖を見渡すと、一面茶色く濁っていた。十三湖にはたくさんの川が流れ込んでいるが、その中で一番大きな川が岩木川。白神山地から流れ出ている川だ。上流には新たにバカでかい津軽ダムが建設されて多くの森が水没してしまった。さらにアクアグリーンビレッジANMONまで二車線化の工事が行われている最中だ。

何がアクアグリーンだ!と言いたくなる。自然破壊して森の保水力が大幅に落ちた結果、少しの雨でも川に濁流が流れるようになって十三湖が濁ってしまうのだろう。大して必要でもないダムを造り、道路を拡幅する必要がどこにあるのか?世界遺産を痛めつけてそんなに嬉しいのか?そのうち白神スカイラインを完全舗装化しようと言い出すんじゃないのか?そうなれば、暴走車が増えて排ガスを撒き散らし、ますます白神の山が破壊される。

もう開発は十分だろう。なんか今日のおっさんは熱いな。

水田地帯をゆく。黄金色の田んぼが広がっている。

本州に渡ってから、よくお世話になっているスーパーマエダ。

中泊の国道沿いに出来た新しい店舗。庇がせり出して雨に濡れないのがいい。車止めもしてあって軒下に自転車を安心して停められる。

近年、自転車に配慮しない店が多くなった。自転車に乗る人間は貧乏人だから、来なくてもいいと言うことか。

前面ガラス張りの休憩室。

目立つ出入り口の隣に設けられている。これもなかなかいい。奥の目立たない場所にあると、変な奴が長時間居座ったりして使えないこともある。(それは自分ではないのか?)

カップラーメンとカツオのタタキとおにぎり。
風が強くて体力を消耗してしまった。

風に当たっているだけで疲れてくる。これは早い昼飯だ。

必殺、カップラーメンにもやし載せ。

こうすることで気持ちが楽になる。カップラーメンは決して体に良いとは言えない食べ物だが、ひと工夫加えるとマシな食べ物になる気がする。あくまで気分だ。

食後に津軽鉄道の終着駅の津軽中里(なかさと)駅にやって来た。住宅街の中にあって探すのに苦労した。遠くからだと駅の場所が全然分からない。

線路はここで行き止まり。

赤く錆びている。

おっさんは入場券を手に入れた!

これで自由に駅を見学できるぞ!

非常に懐かしい厚紙タイプの切符だ。私が子供のころ、まだ厚紙のやつで、駅員さんがパチパチと角を切ってくれていたな。

入場券と人目で分かるように赤色の線が付けられているのか?

駅の設備は老朽化が目立つ。
始め電車ではなく代行バスで運行していると思ってしまった。
それで切符売りの人に電車は来ますか?というような失礼なことを聞いてしまった。

一両編成の電車がやって来た。

一番前に走れメロスと書いてある。始め何のことだろうと思っていたが、太宰治の作品タイトルだった。

ローカル線お約束のワンマンカーでディーゼルだった。

駅前のポストが凹んでいた。バックする時に車をブツけたのだろう。こういうのを普通に使っているのが面白い。まだ錆びていないところをみると、最近ブツけられたものと思われる。

駅周辺には昔ながらの家が残っていた。岩手サファリパークの看板は見当たらなかった!あれば面白かったのに。

ホームセンターに寄って8mmの六角レンチを購入した。

単品ではないかもしれないと思っていたが、なんと単品販売していた。ただ、長さが100mmというのが残念だ。トルクを掛けて締め込むには、もう少し長いものが良い。

一応クランクの取り付けボルト両側を当たってみたが、全く緩んでいる気配はなし。これでほかに打つ手はなくなった。

弘前の自転車屋でみてもらうことにした。金は掛かるが、このまま異音を聞きながら自転車を漕ぐのは耐えられない。

太宰治の生家、太宰治記念館「斜陽館」にやって来た。

太宰治(本名は島津修治)は大富豪の父のもとに生まれた生粋のお坊っちゃんだ。なぜ気に入らないのかがようやく分かった。明治の生まれなのに、こんな大豪邸に住み、家には使用人がたくさんいて、当時は貴重だった車まであった。どんだけ金持ちなんだよ?

島津家が手放したあとは旅館として営業していたのだが、老朽化が進んでいたので、町が買い取って大修理を行って記念館として公開されるようになったそうだ。

玄関を入って少し奥に行ったところにある部屋。中国風の衝立が置いてある。調度品はどれも豪華。

奥の板の間はツルツルのピカピカ。大修理の時に業者が磨き上げたものと思われる。手で触ると、非常に滑らかで引っかかりがない。そう言えば、昔の実家の廊下がこんな板が敷かれていた。

今の住宅は化粧材を使うので、全然趣がない。

二階の応接間。

太宰が好んで横になっていたソファーが奥にあるやつだとか。

二階から見た庭のようす

レンガ造りの塀に囲まれた庭園。池には錦鯉が放たれている。

もう満足だ。非常に気分悪い。金持ちの家に招かれて、あれこれ自慢されたような感じだった。もう太宰はいい。

五所川原の町まで走っているところ。追い風になりそうでならない今日の風。常に強く吹いていた。

JR五所川原駅にやって来た!

観光でまずやってくるのが、町の顔となる駅。駅を見ると、町の状況がひと目で分かる。

なかなか渋い外観だ。

隣にあったのが津軽鉄道の津軽五所川原駅。

かなり年代を感じさせる建物だ。変色したクリーム色がいい味を出している。

なんとモルタルの壁が壊れて中がむき出しになっている。
DIYで適当に修理しておけば良さそうなものだが。

あちこちガタが来すぎていて、ここを直したくらいではどうにもならないのだろう。朽ち果ててゆく運命の建物だ。

去年、開業以来の累積乗客数が一億人達成した!

多いのか少ないのか?多分、かなり少ないのだろう。2億人達成することはまずないと思われる。

駅の待合室

なんだか昭和の香りがプンプンする。椅子には全てクッションが備え付けられている。嬉しい配慮だ。

掃除道具箱の上に設置された液晶テレビだけが現代のものとなっている。

おっさんは入場券を手に入れた!

これで自由に駅を見学できるぞ。

ブラブラと駅の中を見学していると、会う駅員さん全てに入場券の提示を求められた。真っ黒に日焼けしたハーフパンツ姿のおっさんは不審者に思えたのだろう。

手前がJRで奥が津軽鉄道となっている。
狭くなっているところが境目。津軽鉄道の入場券しか持っていないため、JRの駅の見学は控えた。

ちゃんと無事に来ていたメロス号。おつかれさん!

退避線で朽ち果てつつある客車。もう動くことはないだろう。

なんとラッセル車があった!

これは今も現役で活躍していそう。なかなかカッコいい。冬に走っているところを是非見たい。迫力あるだろうな。

待合室内に置かれたゴミ箱。

待合室には鈴虫の水槽が置かれていた。季節限定のサービス。
バカでかいきゅうりが面白かった。

電車の入れ替え作業をしているところ。同じ電車ばかり使うと消耗が早いので、時々入れ替えて使っているようす。駅員さんが赤と緑の旗を持って誘導していた。

青森のねぶたを見てからすっかり虜になってしまったおっさんだが、今日は五所川原の立ちねぷたを見学する。

青森のねぶたは横長に大きくなったが、五所川原のは高さがあるのが特徴だ。近代化に伴い、電線が町中に張り巡らされたが、それを引っ掛けないように低く作るようになってからは、立ちねぷたの作り方も忘れ去られてしまった。

しかし、近年偶然設計図が発見されて、地元の有志が昔の高い立ちねぷたを復活させたのだった。それが今では昔のように高い立ちねぷたが町を練り歩くようになった。

圧倒的な迫力の立ちねぷた。

高さは約22mもある。

エレベーターで4Fまで上がり、歩いてスロープを下りて見学するシステムとなっている。

大型の立ちねぷたは毎年1体ずつ制作されて、3年間使用される。

3年使用したねぷたは解体される。ねぷたの館に保管されているのは全部で3体で祭の時に全て出陣する。

巨大な二連太鼓。これも町に繰り出して太鼓の音を響かせる。

実はこの建物、仕掛けがあって、ここのガラス張りの壁が動いて開く仕組みとなっている。中で組み立てたねぷたを出し入れできる。

この内壁も開くようになっている。

町の中には電柱が立ち、電線が張り巡らされているのだが、これだとねぷたが引っかかってしまうため、ねぷたが通るコースは電線が地下に埋められている。

それがこちら。

スッキリして非常に開放感がある。これなら思いっきりねぷたを動かせる。

ねぷたの館に保管している大型の立ちねぷた3体以外、企業や団体、学校などが制作する小型の立ちねぷたもある。それらが町に繰り出してメインの大型ねぷたが出陣するまでに祭を盛り上げる。

この立ちねぷたを見ていたら、ぜひ祭に来たいと思ってしまったぞ!青森の各地でやる祭をはしごしたら、ねぶたを堪能できるに違いない。その時は全力で楽しませてもらう。うひひ。

同じ建物でねぷたが制作されている。ここでパーツを作り、大きなホールで組み立てられる。

祭が終わったばかりなのに、すでに作業が始まっているようだ。

ねぷたの骨組み。解体したねぷたのもので再利用される。

さあて、ねぷたを堪能したことだし、そろそろねぐらに向かうとするか。

夕暮れが迫るなか、郊外の大きなスーパーにやって来た。

隣には100均とホームセンターがある。

お菓子とパンともやしとアイスクリーム。

やはりリラックスするにはお菓子が必要だ。

とうとう日没となってしまった。

さあ急げー。

やって来たのは、五所川原市の隣の鶴田町。

東屋の下で夕飯を済ませる。あとは日没後移動して軒下で眠る。

 

さあ、今日もこんな遅い時間になってしまったな。ブログを書いていると、時間が経つのも忘れて作業に没頭してしまう。ほどほどにして寝よう。

 

おわり

コメント

  1. 佐藤スズキ より:

    隊長、ねぷたと駅の写真はいいですね! ところで津軽半島の航空写真を見たら東半分が南北の山地だったので調べたら行ってみたくなりました。低山なので歩きやすいのかも?
    「津軽山地とは、
    青森県北西部,津軽半島の脊梁をなす山地。奥羽山脈の支脈で地塁となって半島を縦走し,西側には断層崖があり津軽平野に接する。東側にも断層崖があり,青森湾との間に狭長な平野がある。標高 400~700mの峰が多い。ほとんど国有林で,ヒバの美林が多い。」

    • karaage より:

      はい、雰囲気が良さそうでした。
      そう言えば、芭蕉の道とかなんとかいう林道が東西を貫いていましたよ。それも面白そうな感じでした。