こんにちは。からあげです。
今現在、Tennant Creekを目指して走っているところ。Katherineを出たのはいつだっただろうか?何日経ったのか覚えていない。ただ言えることは、確実にCairnsに近づいているということ。
移動スピードの遅い自転車でも、毎日コツコツ走っていれば、行きたいところにどこでも行ける。去年、北海道ツーリングを終えて自走して帰ってくると、漠然と遠くに感じていた北海道がかなり近くに感じられるようになった。
今回のオーストラリアツーリングでは、毎日単調な景色に完全に飽きてしまってBroomeで帰国することに決めた。BroomeからCairnsまでおよそ4,000km。途中、ペダルが不調になってKununurraからDarwinまでバスで移動したが、決断から2,000kmを走ったことになる。Cairnsまでの残りは2,000km。
かなり余裕を持って航空券を購入したので、一日50km走れば辿り着ける。ここ最近頑張って走って貯金はさらに増えて、もう間に合わなくなることはたぶんない。仮に自転車が壊れてしまっても、グレイハウンドに乗れば辿り着ける。そう、10月下旬の帰国は確実なものとなった。
今こうしてテントの中でブログ本文をタイピングしていると、安堵の気持ちでいっぱいだ。ようやく日本に帰ることができる。過剰な管理に息苦しさを感じて大嫌いだった日本が夢の国のように思える。こちらにいると、言葉が不自由なうえに過酷な環境なために、いるだけで心身が消耗してゆく。どうせ同じ消耗するなら、なにかと自由の効く日本がいい。消費税が増税されても、日本の方が物価が低くていい。
ということで残り2,000kmはブログネタを集めつつ、走ってゆくことにする。ただ漫然と走っていても楽しくない。どうせ楽しくないのなら、仕事をしながら帰った方がマシ。帰国後は自己満足な記事を量産してニンマリと笑うことになるだろう。
今日も暗いうちから出発。早いうちから追い風が吹く!
Tennant Creekまであと200km。現実的な距離になってきたぞ。
今日もロードトレインはゆく。
明日も明後日も。
追い風+下り坂でおっさんのテンションはちょっとだけ上がる。
いやっほー。下りだ下り。
快調に飛ばして予定よりかなり早くRenner SpringsのRHに到着。
広い屋根下スペースに自転車を止める。
タイヤや樹脂パーツの紫外線劣化を防ぐため。
小さなことをコツコツと。
おっと、孔雀の野郎がこっちを見ているぞ。
お店の入り口
店内のバーのようす。
ロードハウスにとってバーは見せ場。客にガンガン飲んで貰って稼ぐ。雰囲気づくりは重要。
そう言えば、エリマキトカゲっていたよな?
おっさんが小学生のころ流行ったような気がした。今もいるんだろうか?
自家製パイとハンバーガー、コーラを購入。
客が少なくて落ち着かないな。
こういう有料施設で一人だけだと逆にゆっくり休めなくなる。
チェーンの掃除は非常に重要。良い状態を維持するためには、ウエスでこまめに拭いてやる必要がある。洗車はしなくても、とりあえずチェーンだけは拭いとけ、というくらい重要。
オイルを差した直後は特にマメに拭く。
荒野の道はどこまでも続く。
久しぶりに横転注意の標識
景色が単調過ぎて頭がおかしくなる。
旧道の木陰で昼休みにする。
今は荒れ果てて通れる状態ではなし。
すぐ前には干上がったCreekがある。
テイクアウトしたハンバーガーは微妙な味。
贅沢言うな!
マグネットシートの文字を剥がすことにした。
ここ最近の暑さで剥がしやすくなった。
爪でゴリゴリやると、べローンと剥がれる。よく分からん説明だな。擬音が多いのは頭が悪い証拠。
文字を剥がして視認性がより高まった。
この反射材付きのマグネットシートを付けるようになってから、車がより距離を空けて抜いてくれるようになった。
遠くから見てもハッキリ分かる。
貴重な木陰。色が濃いと遠くからでもハッキリ分かる。
自転車に乗ってどこまでも、追い風は吹き続ける。
夕方ころ、Banka Bankaのキャラバンパークに到着!
お店で冷たい飲み物でも買おうと思ったら、店はなし。ただのキャンプ場だけ。
客でもないのに、なんと冷たい水を2L貰ってしまう。
中で休む訳にも行かず、外に出て入り口の木陰で休む。
管理人の人に2度も泊まらないで先に進むのか?と聞かれてしまう。泊まってもいいかとも思ったが、キャンパーのなかに小さい子供がいて、必ず耳栓して寝ることになるのが分かりスルー。
Tennant Creekまであと100km!
牛さんの踏み跡に導かれて、道路脇にテントサイトを発見する!
ちょうど木陰があって日のあるうちに休むのにピッタリだった。
最後までとっておいたポテトチップスをここで開封。
Cairnsまで2,000kmとなったお祝い。
さあて、チャッチャトTennant Creekまで行ってしまうか。