殺風景なハイウェイをただ走る

こんにちは。からあげです。

今日もStuartハイウェイを走るだけの単調な一日が過ぎて行った。Cairns目指して走るのは、日本に帰るため。KununurraからDarwinまで一度グレイハウンドに乗って轍が途切れてしまったので、すでに自走するこだわりはなし。

始め何が何でも自分で走ってやると意気込んでいたが、無補給区間が長くて単調な道が続くと考えが変わってしまった。単にハイウェイを走るだけのツーリングに楽しさを見出だせなくなってしまった。
走っても大して面白くない道を延々と走って時間を浪費するくらいなら、走って面白いと思える場所だけ走った方が時間の節約になってツーリングをより楽しめる。オーストラリアの走行距離が10,000kmを超える遥か前に、単に走っているだけで楽しい時期は終わっていた。

これから私はどう自転車と付き合って行けばいいのだろう?ツーリング熱が冷めたからといって自転車に乗るのを止めるわけではない。なんせ自転車が日常の足だから。今後はもう少し落ち着いて冷静さを保って自転車と付き合ってゆくしかないだろう。

車を処分して日常の足を自転車としてから、すでに1年半以上が経過した。愛車ジムニーとの別れは寂しかったが、車を手放したことの後悔はこれまで全くなし。タイヤをパンクさせられる犯罪被害に遭わなくても、いずれは手放すことになっていただろう。単に時期が早まっただけだ。

車を下りて自転車に乗るようになってからは運動不足になることはないし、長年のジョギングで痛めた脚が良くなった。それに走行距離も増えてしまった。まさか車より自転車の方が走るとは思いもしなかった。気軽にあちこち行けるようになったからだと思う。

海外ツーリングは今回のオーストラリアで懲りたから、当分の間は国内中心にブラブラと走ることになるだろう。わざわざ海外まで出なくても、走って面白い場所はいくらでもある。誰もが認める有名な場所ではなく、自分好みの地味で自己満足にしかならない道を選んで走る。
もっと地に足を付けた自分が楽しめる自転車旅をしてゆきたい。

あとは自転車ばかりに乗っていると無性に歩きたくなる。歩くより楽そうだからと不純な動機で始めた自転車だったが、全然楽ではなくかなりハード。上り坂や向かい風など自転車特有の辛さがある。そんなことも分かったからヨシとしようか。

今日は夜間走行して距離を稼ぐ。早朝は涼しくて走りやすい。

日の出をサドルの上で見るのは日常的。

たいして走らないうちにレストエリアに到着。ここはウォータータンクはあるが、タンクに蛇口がなくて水を汲めない。

全く意味のないウォータータンク。

昨日、ドイツ人からもらったVoostというタブレットを溶かす。

あっという間にタダの水が栄養ドリンクに早変わり!

飲むとなんだか知らんが元気になる。

道路脇の残骸。トレーラーが燃えてしまったようす。

昨日に続いて今日も追い風。
予定より早く10時過ぎにElliottに到着!

ロードハウスだと思ったら町だった。

町の入り口に嫌らしいGridあり。

格子の目が荒くて乗ったまま通過するのは危険。

町の給水施設。タワーの上に貯水タンクが乗っている。

町の公園。タダの広場といった感じ。

ガソリンスタンドに到着!

空気と水のサービスがあるはずだが、空気のみ。
水はどこにもなし。

外トイレの洗面台の蛇口で水を汲めたが、怪しいのでパス。
昨日のRAで水を汲んできて良かった。

店の入り口に鉄格子。
まず間違いなく治安は悪い。

町の雰囲気からしてそう感じる。なんとなく。

気の効かない店員とやり取りしてコーラ、焼き鳥、既製品のパイを購入。全然やる気が感じられない。

店から出ると、どこからともなくやって来た野良犬が私の方をじっと見つめる。

おい、やめろって。そんな目でおっさんを見るのは。

店で買った品

店先に日陰はあるものの、ベンチは全くなし。
買ったらすぐに帰れというお店。

ただ、外トイレが自由に使えるというのは評価する。

そこら変に座って食べる。野良犬にちょっとだけやる。

オーストラリアのガソリンスタンドはセルフ式で後払いがほとんど。燃料を入れたら車を邪魔にならないところに移動するかは店による。車の出入りが多い店では車を移動させるのがマナー。

ガソリンスタンドで食うもんだけ食うと出発する。
全然落ち着かないところだった。

たまにはこういうこともある。

軍の車両を運ぶトラック。

Elliottでまともな休憩をとれなかったので、道の分岐にある木陰で休むことにした。

残燃料に注意!!

木陰でゆっくり休む。
Hwyから少し離れているため、ドライバーからジロジロ見られることはなし。

人の視線も結構ストレスになる。だからあんまりジロジロ見るなって!

すぐ近くに行き倒れの牛の死体あり。まだ生乾きで多少臭った。

木陰で昼寝が至福の時。

フェンスなし区間はボーナスステージ。野宿がやりやすい。

とは言っても、たまにあるんだ。いやらしいフェンスが。

道端で休んでいたおじさんからキンキンに冷えたジュースを貰う。おまけにクーラーボックス内の氷が溶けた冷たい水を貰う。

ああ〜生き返った!おじさんありがとう。

くっ、来る。Bigな野郎が。

おお、こいつはすげーや。

ふぅ〜、たまにこんなBigな奴が来るから気をつけんといかんな。

いやあ、それにしても暑い。追い風だけに余計に。
こういう時は向かい風の方がいい。涼しくて。その代わり疲れるけど。

脇道に入った先のフェンス沿いの空き地でテントを張る。
ファスナーが完全に閉じなくなった今、アグレッシブに野宿を行うのは危険。猛毒を持つヘビがいる。

今日はハエが少ないので、落ち着いてファスナーの修理をしてみる。うむ、なんとか閉まるようにはなったが、完全ではないな。

もう、ファスナーは閉めたらアカン。

ウォータータンクで汲んだ水をフイルターに通して浄水する。
せっせと水を作る。

あ〜草臥れた。ソーヤーミニは浄水能力が低くて時間が掛かる。

ヘビや虫の侵入を防ぐために、出入り口を少し閉めた状態とする。あとは自転車カバーで出入り口を塞ぐ。

サコッシュのベルトの付け根が傷んできたので、修理しているところ。

ヨシ、修理完了!

サコッシュ試作品2号は使い勝手ヨシ。あとはデザインを煮詰めて行くだけ。基本形はコレでいい。

こうして日が暮れてようやく過ごしやすい時間帯が訪れる。

ふぅ〜、やれやれ。

走行データ
Newcastle Waters手前〜Elliott〜Elliott過ぎまで
 
走行距離105km、走行時間7h30m、Av14.0km/h、Max26.1km/h
 
ねぐら フェンス沿いの空き地
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険