強風地帯を抜けろ!

こんにちは。からあげです。

現在、Mount Isaへと続く荒野を貫くBarly Hwyを走っているところだが、とにかく向かい風が強くて体力の消耗が激しい。せっかく角度が付いてきたと思ったら、いつの間にかもとの真向かいに変わっていたりする。延々と続く向かい風との戦いに逃げたくなるが、ここは荒野のど真ん中で逃げ出すことすらできない。

向かい風はだいたい夜も止むことなく一日中吹き続けているが、夜間になると弱くなるため、風が強くなり始める夜明けまで距離を稼ぐ作戦をとる。
おっさんに残された方法はこれくらいしかない。今回は玄米を食べることができているのでかなり楽だが、無補給区間が長くて大量の水・食料を持たねばならず、かなりの苦戦を強いられている。オーストラリアを舐めていると、いつか必ず手痛い失敗をする。

今日は2時起きして準備をして、まだ寝静まっているキャンプ場を4時前に出発した。すでに多少の向かい風が吹いているが、昼間と比べるとかなり弱い。オーバーペースとならないように気を落ち着かせて力を抜き気味にして楽に漕いでゆく。
そうして淡々とペダルを漕いでいると、夜明けまでにかなりの距離を稼ぐことができた。サイコンを見れないようにテープを貼ってしまったので、正確な距離は定かではないが、レストエリアの距離の標識を見る限り20km以上は走った。

途中のレストエリアで食べ残しの玄米を食べ、昼にはキッチリ昼食を作って食べていると、なんとかペダルを漕ぎ続けることができたのだった。スピードが遅くても長い時間漕いでいれば、距離は延びてくれる。
風が強いままの14時過ぎに早くも道路脇に逸れてテントを設営した。いい感じの木陰があり、早い時間から休める場所だった。明日も早起きして夜間走行して距離を稼ぎたい。80km以上走ることができれば、当初の予定どおり、3日で州境の小さな町に辿り着けるはず。
よし、今日はこれでおしまい。飯を食ってさっさと寝よう。

テントを撤収すると、荷物をまとめてキャンプキッチンに移動する。夜間でも明かりが点いていて荷物の整理がしやすい。

冷凍庫で凍らせていた水入りペットボトル2本。
中間でカチカチに凍っている。

水を22L持ってBarly Homestead RHを出発する。
水は今回が最大の積載量となる。向かい風が強いため多めに持つことにした。

まだ寝静まっているロードハウスをあとにする。
ヨシ、出発だ!

すでに結構な向かい風が吹いている。涼しいだけマシだが。

夜明け前、Bigな野郎が現れた!

こんな朝早くからどこに行くのだろう?トラックの運転手も同じことを思っただろう。

すでに向かい風が吹いていたが、夜明けまでにかなりの距離を稼ぐことができた。正直ホッとした。

レストエリアに到着!

ヨシ、ここで休憩だ。4時前に出発して休まずに走り続けたので少し疲れた。6時半ころ日の出で2時間半以上走り続けた。

レストエリア内にウォータータンクあり。
早速中身を確認する。

バルブを見ると、ハンドルがとれていて、ひと目で中身が空っぽなのが分かった。これがあるからウォータータンクは怖い。

このタンクは使用不能。NTは整備する気はないらしい。

朝食の残りの玄米を食べる。
なんと卵付き!モリモリ食べて栄養を付けよう。

おっさんお気に入りのSnakes。ヘビの形をしたゼリー状の食べ物だが、私にはどうしてもミミズに見えてしまう。初めての時は食べるのを躊躇った。

おっさんが探検隊Tシャツを脱ぐ時はこれから本気を出す時。

ヨシ、体が温まったし、そろそろ本気で漕いで行くか。

道路脇に駐車するロードトレイン。
休憩中のようす。

ヨシ、飯を食ったことだしHwyに復帰するぞ!

ここは慌てずに一旦停止して安全確認だ。落ち着け。

次のレストエリアまで85km。さすがに今日中にたどり着くのは無理だな。

どこまでも続く単調な道に強い向かい風。
おっさんの精神修行はまだまだ続く。

いつになったら悟りを開けるのだろうか?いい加減いいだろ?そろそろ。

道路脇の木陰で休憩中。

旗がバタバタうるさい!

3日で州境の町、Camoowealに着くには、少なくとも80kmは走っておきたい。頭を空っぽにしてペダルを漕ぐ。

お腹が空いたので道路脇の木陰でラーメンを作る。
暑いのに熱いラーメンを食べる。

すぐ近くには鳥の死体が転がっていて腐敗臭が漂ってくる。

調理時間が待ち遠しい。早くお湯が沸くようにポンピングして燃料の圧を上げる。

ラーメンの完成!

いつもの奴。食料節約のため、今回はツナ缶はなし。

水・食料がなくなる前に町に辿り着かなければ、死が待っている。過酷なオーストラリアの大地の掟。

今はそんなことは全然なく、たぶん通りすがりの車が助けてくれる。

道路脇にバーストしたタイヤがホイールごと捨てられていた。
原因は路面の温度、スピードの出しすぎ、空気圧の低下のほかに紫外線による劣化があると思われる。

それにしてもすごい傷み方だな。

しばらく走って道路脇の木陰のある窪地でテントを張る。
早い時間から走っているので、早めに休みたかった。

野生の嗅覚により野宿場所が簡単に見つかるようになった。
オーストラリアの大地が私に能力を与えてくれた。

走行データ
Barly Homestead RH〜Wonarah Bore RA〜Wunara手前
 
走行距離93km、走行時間8h20m、Av11.1km/h、Max14.8km/h
 
ねぐら 道路脇
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険