自転車旅行は常に危険と隣り合わせ

こんにちは。からあげです。

 

つい最近、自転車で世界一周中の日本人サイクリストが南米ペルーでトラックにはねられて亡くなった。志半ばのまだこれからという時に命を奪われてさぞかし無念だっただろう。元小学校教師で夢を叶えるために、仕事を辞めて世界一周に旅立った。生徒や父兄から慕われていた教育熱心な青年だったようす。ブログを拝見すると、子供にも分かりやすい簡単な言葉で丁寧に書かれていた。

私もオースオラリアを自転車で旅する者として全く他人事のように思えない。自転車は移動スピードが遅く、道路の邪魔者として端へ端へと追いやられ、スレスレを追い抜かれるという危険行為に遭うことも少なくない。交通マナーが良いとされるオーストラリアでさえ、気を抜いていたらあっさりと命を取られかねない状況だ。

私はAdelaideを出た初日にトラックに轢かれそうになるという経験をしてから、道路を走る車に対して非常に冷めた目で見るようになった。道行く車が挨拶してきても、よほどのことがない限り返さない。そんなことをする暇があるくらいなら、周囲により一層の注意を払う。オーストラリアの道路は直線部分が多いが、微妙にアップダウンがあるところもあって、見通しは良いとは限らない。常に五感の感度を全開にして危険な車を察知する。目で見える事柄だけでなく、周囲のドライバーの心理状況にも気を配る。

ここ最近のことで、Great NorthernHwy分岐からPort Hedland手前までのロードトレインの交通量が多い区間では本当に怖い思いをした。Nermanなどの鉱山から鉄鉱石を満載して走ってくるロードトレインが多数いて、遠くからでも走行音が聞こえてくるほどだった。そのロードトレインの交通量が多い区間に、一部道幅が狭く自転車が安全に走行できないところがある。狭い橋と縁石に阻まれて、道路外に逃げることさえできない。おまけに見通しが悪い。そんな危険箇所にロードトレインは自転車がいないものとしてスピードを出して突っ込んでくる。まだ対向車がいなければ、なんとか避けてくれるかもしれない。だが、対向車、しかもロードトレイン同士が行き合うことになれば、自転車の走行できる余地は全くなし。おそらく命はない。そんなところを走ることになり、死ぬ気でペダルを回し危険箇所から抜け出した。

まだオーストラリアだからこの程度で済んでいるが、マナーの悪い感情むき出しで運転する発展途上国だったらどうなるだろう?そんなことを考えると、海外自転車ツーリングをするのが怖くなってくる。自転車の良いところばかりでなく、悪いところも書いてゆくのがブロガーとしての努め。自転車は本当に危険。

自転車は小さくてとにかく見落とされやすい。ドライバーの前方不注意や居眠りはどうしようもないが、早めに見つけてくれた方がより安全にので、自転車側も目立つように最大限の努力をする。反射材付きの蛍光ベストは視認性に優れるが、下ハンドルを握って前傾姿勢をとっていると、必ずしも視認性が良いとは限らない。たまたま蛍光ベストを着たサイクリストと行き合ったことがあったが、その時対向のサイクリストが下ハンを握っていて蛍光ベストの肩の部分しか見えなかったため、かなり近づくまで自転車だと分からなかった。

同じサイクリストでも見えづらかったのだから、おそらくドライバーだと気づくのがもっと遅れていたに違いない。蛍光ベストは前方からだと上体を起こした姿勢でないと見えづらい。

後方からの車に注意を払いがちだが、前方からの車にも注意しなければならない。こちらがいるのにも関わらず、追い越しを掛けて来る奴がいる。自転車がいるのが見えないのか、それとも分かっていてやっているのかは分からないが、対向車の無理な追い越しもサイクリストにとってかなり危険。そういうやつに限ってウインカー出さずにいきなり来る。

これまで自転車に乗りながら散々考えた結果、やはりデイライト走行するのが最も効果的だと思われた。最近の高輝度LEDライトは視認性抜群で、数キロ先からの遠くからでも視認できる。ただ、LEDライトを常時点灯して走行するには安定した電源供給が必要。野宿者は宿で充電することができないし、ソーラー発電だと天気に左右される。走行中でも確実に電気を得るには、発電機が内蔵されたハブダイナモが最適。

今回、4人のサイクリストが自転車にハブダイナモを装備しているのを確認。そのうち2人が同じメーカーの同じ型式だった。一人から詳しく話を聞くと、やはりハブダイナモは便利なのだそう。USB出力ポート付きで、走行中にモバイルバッテリーやスマホを充電できて電気不足になったことがないそうな。夜間走行でも明るいライトがあるので、走行に支障は全くない。涼しくて交通量の少ない夜間に走ることで距離を伸ばせるのだとか。

ハブダイナモの有り余る電気を使えば、デイライト走行はたやすい。ということで安全にために、今度ハブダイナモを導入することに決めたのだった。

今日は2時起床の4時出発。連日強い向かい風に吹かれて全く距離が伸びない。そこでいつもより起床時間を早めての出発。

外は月明かりがなくほとんど真っ暗。貧弱なライトで夜間走行をする。上の写真はだいたい肉眼で見たときと同じくらい。本当に必要最低限の明るさ。

夜明け前にレストエリアに到着。まだキャンピングカーの住人は寝ている。静かに休憩する。

レストエリアのバオバブの木

幹はやたらと太い。

すでに日没前から風が強くなり始めていた。Broomeで長い間滞在するうちに風の傾向が変わってしまったようす。

休みたいけど日陰がないので休めない。
そんな時、道路脇に大きなバオバブの木を発見!

大きな木が日陰を作ってくれる。

日向で休むとかえって疲れるような気がするので、休む時は絶対日陰で。

ゴミ箱までも遥か遠いオーストラリア

昨日作った鍵カバーは良好♪
カチカチ音がしなくなって神経質なおっさんは満足。

目立つオレンジ色の生地で作ったのもGOOD!落としてもわかりやすい。なんて自画自賛ばかりするおっさんなんだ!

強い向かい風が吹く。しかもほぼ真向かいときた。
これで3日連続。おっさんはみるみるうちにやせ細ってゆく。

ダイエットするなら、Crazyなオーストラリア自転車ツーリングが最適!きっとあなたもげっそりとやつれることだろう。

にしきのあきら風にはためくウインドブレーカー。今日ばかりはピチピチウエアが欲しいと思った。

ヘルメットの色は白がいい。遠くからでもよく目立つ。
黒は汚れが目立ちにくくていいが、絶望的に見にくい。
対向のサイクリストが黒色ヘルメットだとかなり見にくい。

特に前傾姿勢をとっている時が最悪。視野が狭まるうえに、目立ちにくくなって危険。次は絶対白色ヘルメットを買う。

暑い乾燥地帯を走るには、薄手の長袖シャツが最適。直に着て胸元を開けていると、走行風が吹き抜けて涼しい。

色はやはり目立つ色がいい。できれば白色。身なりがホームレス風になるのが嫌なら、クリーム色でもいいだろう。アスファルト上では薄い色がいい。

この長袖シャツは中途半端。

オーストラリアでまだ一度も見ていないディスクトラッカー。兄弟車のロングホールトラッカーでさえない。本当に人気があるのか疑わしくなってくる。

それはそうと側面から見ると、オレンジ色のフロントバッグとピンクの旗のお陰でかなり見やすい。

だが、前から見ると絶望的に見にくい。途中でロールマットにオレンジ色のウエスを付けるようになって多少はマシになった。

オルトリーブのバッグは昼間だと前後方向から見えにくい。側面が黒色になっているため余計に。

後方からは、自作の反射材と旗のお陰で多少は見やすい。

ただ、時速100km高速で迫る車には全然物足りない。やはり側面が黒のバッグが視認性を悪くしている。

実際に走ってみないと分からないことがある。日本帰国後、視認性を上げる対策を講じる。出先ではできることは限られている。

向かい風に吹かれて道路脇の木陰で休む。

もう体はボロボロ。

そんな時、キャンピングカーが止まってくれて、コーヒーをごちそうしてくれた。初めて中に入ったが、動くホテルそのものだった。キャンピングカーがあれば家は要らない。

こうしてキャンピングカーの人からごちそうになるのは初めて。

その後、オートバイの女性に挨拶された。あっという間に視界外に消え去る。

Fitzroy Crossingまで100km。ようやくか。しかし、まだまだ長いな。

しばらく休憩して走り出すと、やっぱり暑い休憩しようの繰り返し。木陰を見つける度に休憩する。

キャンピングカーの人から貰ったオレンジとリンゴを食べる。果物は喉が潤って元気が出る。

昼過ぎになって2つ目のレストエリアに到着!すでにたくさんのキャンピングカーが止められている。

東屋の日陰部分にシートを敷いて昼食にする。
疲れ過ぎていて、周囲に愛想を振りまく余裕は全くなし。

周囲は折りたたみイスに座りながら、優雅な午後のティータイムを楽しんでいる。なんなんだこの違いは?

Willare Bridge ロードハウスで汲んだ水にはカスが混じっているため、飲料用の水だけはフィルターに通す。原始人スタイルで作業を行う。

下ハンを強く握るため、すでに手はボロボロ。

こんなような黒いカスが入っている。正体不明なので、念のためフィルターを通した。おっさんの心配性の性質に時に助けられることがある。

まだ定かではないが、オーストラリアの大きな町では携行缶がないとガソリンを入れられなくなっているようす。先日京都で起きた放火殺人事件の影響だと思われる。

ここ最近、ガソリンを入れる時に店員に何か言われることが急に多くなった。(英語を理解できないため、詳細は不明)

暑い時に熱々のラーメンを食べる。

ここ最近、ハエが出てきたが、一時のしつこさはない。まだ穏やか。

36本スポークのホイールは乗り心地がマイルド。

次第に体に馴染んで来た。

しばらくすると、ロードバイクに乗った老夫婦がやって来た。なんでも車に積んであちこちで乗っているのだとか。奥さんにサポートさせて、東海岸からDarwinまでを走ったそうな。ちょうどこれから行く経路だったので、情報をたくさん教えてもらった。

おまけに紅茶とお菓子を頂いた。

手首に付けるサイクルミラー。

凸面鏡で広範囲が見えるようになっていた。
でも腕に付けると鬱陶しいので、私は要らない。
それより大型のヘルメットミラーの方が気になる。

以前、Adelaideで購入したヘルメットミラーは小さくて全然使い物にならなかったが、先日Ninoに大きなタイプのミラーを見せて貰って見やすいと思った。視線移動の少ないヘルメットミラーは安全に貢献するだろう。バーエンドのミラーは破損が心配。

人懐っこい鳥。パンを放ったらあちこちから遠慮がちに寄ってきた。可愛い奴め。

このレストエリアは人が多すぎて全然落ち着かない。風が弱く鳴ってきたころを見計らって出発する。

1kmも行かないうちに道路脇にキャンプ。

溜まったブログ更新を行いたかったため、圏内のレストエリアから離れるのはやめた。

遅くまで作業していると、途中で眠気に勝てなくなったので、さっさと止めて眠った。久しぶりにすぐに意識が飛ぶ睡眠だった。

走行データ
Willare Bridge RH約50km過ぎ〜Ellendale Station RA過ぎまで
 
走行距離97km、走行時間6h50m、Av14.0km/h、Max20.4km/h
 
ねぐら 道路脇
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険