こんにちは。からあげです。
一昨日Katherineの町を出て、およそ700km先のTennant Creek目指して走っているところ。ロードハウスや町の間隔が短くていいのだが、Tennant Creekまでスーパーがないのが辛い。よってロードハウスの高い食べ物を買いながら行くことになる。大して旨くもないハンバーガーに15ドルとか払うのが馬鹿らしいが、手持ちの食料を減らして楽をするには、お金の力を借りるしかない。
Darwinから300km以上南下してきたら、朝晩が冷えるようになって夜間快適に過ごせるようになってきた。ハエは日没を過ぎてしばらく経つとどこかに行ってしまうし、蚊はそれほど多くない。ようやく野宿に適した気候になってきた。
しかし、この快適さがいつまでもつのか?
変な蟻塚。まだ作り始めてそれほど年月が過ぎていないようす。
蟻たちはどうしたらいいのか分からないのか?
朝方は風が吹かず楽に走れるのだが、しばらくすると風が吹き始める。ここ最近の傾向として、風が強くなるのが早い。
風がなく涼しい早朝の時間帯に夜間走行して楽をしたいのだが、交通量が微妙に多くて走る気にならず。
走行中、サイコンを見ないで、自分のペースで走るようになったらずいぶん楽になってきた。疲れたら休み、元気になってきたら走る。
人間は機械のように時間通りに動くことはできない。1時間走ったら休むではなく、自分の直感を頼りに休みを決める。しょうもない機械にこき使われてどうする?
トラック専用レストエリアはWikicampsに載っていないこともある。
ここはウォータータンクと東屋がある豪華版。実際にやって来ないと分からないので使いづらい。
NTのナンバープレート
立木に釘で打ち付けられていて持ってゆくことができず。
オーストラリアの記念にNTのナンバープレートが欲しいのだが、どこかに売っていないだろうか?
以前、会ったサイクリストが真新しいやつを持っていた。どこで手に入れたか聞いとくんだったな。
休憩中のロードトレイン
いつも走っているところしか写真に撮れない。間近で見るとやっぱりデカイ。
走り始めて1時間ほどでKing River South RAに着いてしまう。
居心地がいいレストエリアは貴重。疲れていない時に来てしまうと損した気分になる。
NTのレストエリアは本当に豪華。レストエリアに金を掛けるわりに、道路に金を掛けないような気がする。
レストエリア内に複数個の大きなウォータータンクあり。
中には水が入っていた。
事前にWikicampsでウォータータンクの情報を得ているのだが、どうも信用できずに多くの水を持っている。どうしたもんか。アテが外れると、キャンパーから水を分けて貰うことになるし。
幅広のベンチで横になって休む。
ひんやりしていて気持ちいい。
人懐っこい鳥があちこちにいる。
全然人間を怖がらない。
パンを持っていたらやるんだが。先日、Darwinでパンを腐らせてからは買っていない。もう大丈夫そうだから、今度Tennant Creekのスーパーで買うとしよう。
鳥やおっさんのエサにピッタリ。
NTに入ってから、このように杭の節約が見られるようになった。
距離なんて1km程度誤差があっても分かるものか。他の標識と一緒に付けておけばいい。
向かい風が吹き始めると、消耗が激しくなるのだが、涼しくなって走りやすいというメリットがある。Darwin周辺の暑さに比べたら、今は涼しくて天国。
夢と希望を載せて走るグレイハウンド。先日、KununurraからDarwinまで輪行した時にお世話になった。
グレイハウンドの長距離バス路線と重複しているため、いつでもバスワープできるという気持ちの余裕がある。
2月で3,000km走ればいいだけだから、乗ることはないとは思うが。
アテが外れたトラック専用レストエリア
ここはゴミ箱しかない!
こういう時はなんか食べて気を紛らわせる。
今回手持ちの食料を削ったため、行動中食べるものがあまりない。
やっぱりパンを買っとくんだったな。
ミロを1本食べたくらいではおっさんの腹の虫が収まるわけがなく、しばらく空腹のまま走り続けた。町の手前にようやく木陰を見つけたので、遅い昼休みをとることにした。
いつもの代わり映えしないラーメンだが、今日は特別に旨かった。腹が空いていると何でも旨い。
最近は日が長くなって食後の昼寝ができるようになった。
暑い昼過ぎは休んでおいて、夕方日が傾いてから再び走る方が効率がいい。
Matarankaの町外れまでやって来た!
ホッと一息付きたいが、まだ100km/hなので全然気を抜けない。
町外れから中心部まではまだかなり遠い。
自転車で本当に良かったと思う瞬間だ。
町の公園で水くみ場のチェックを行う。
Wikicampsの情報によるとだな、トイレのところにあるらしい。
ちっ、全くアテにならんアプリだな。
南国の雰囲気満点の木が生えている。なんていう木だろう?
熱帯の雨が多い地方に生えるやつらしい。
トイレをチェックしていると、何をしているのかよく分からない人間に5ドルくれと言われる。5ドルくらいならあげてもいいのだが、財布を見せるとまだあるじゃねーかよ、もっとよこせと絡まれそうなのが嫌で無視を決め込む。しばらくすると諦めてどこかに行ってくれた。
Matarankaは店がガソリンスタンド2軒と雑貨屋1軒あるだけの小さな町。
そこら中に何をしているのかよく分からない人たちが彷徨いている。雰囲気は全然悪くないのだが、一応警戒はしておく。
ガソリンスタンドでガソリンを給油しておく。
主食が玄米だと、燃料を切らしたらピンチになる。今回は特に食料を削ってきたため注意する必要がある。食うもんがなくなったら、スープの素を溶かしたスープを飲もう。あとはツアーバスを見かけたら、その周辺を意味もなく彷徨く。
コーラと自家製なんとかパイを買う。
1個8.5ドルもする高級なパイ。
何が入ってんだ?
高いだけあって、中からドロリと肉の塊が出て来てお腹に溜まる。既製品より自家製の方が栄養があって得なことが多い。
まあ、旨かったから今回のところは勘弁してやろう。
お腹が落ち着いたあとは水場の捜索を再開する。
ええい、どこにあるんだ?水を汲める場所は。
分からない時は周囲の人を観察するといい。
意味もなくブラブラしているようで水場に行くことがある。
別のトイレの横に水栓を発見!
多分ここなら大丈夫だろう。
私が汲む前に通りがかりの変な人が頭を洗っていて大きな水たまりができてしまった。お陰で少し水が汲みにくくなった。なんて豪快な野郎だ!ちきしょうめ。
野宿モードの時は旗を目立たないように洗濯ばさみで挟んでおく。このピンクの旗やたら目立つ。走行中は目立っていいのだが、野宿場所を探すときには目立って貰うと困る。
町の中はNo Campingの看板が目立つし、変な人に絡まれそうな気がしたので、町外れまで出て来た。今日はMatarankaでストップ!
いい感じの森の中でテントを張った。
ワラビーたちの獣道を辿ってゆくと、野宿適地を発見!
やっぱり森の住人に聞くのが一番だな。
明日は温泉に入ってから先に進む。