ただペダルを漕ぐだけの単調な一日

こんにちは。からあげです。

 

今現在、帰国するためにCairns目指して走っているところ。Kununurraにいる時に右ペダルの調子が悪いことに気が付き、大事をとってグレイハウンドでDarwinまで移動しペダルを交換した後、Cairnsに向かって走り出した。Darwinまで移動して距離が150kmほど短くなったものの、まだまだ3,000km近くもある。

地図を見ると溜息しか出ない。Cairnsの帰国便はゆとりを持って10月下旬としたが、早く着きすぎて待ちくたびれてしまうのか、それとも時間に追われて走ることになるのか、もうしばらく経たないと分からない。とりあえず、Tennant Creekまで行けば、残り2,000kmとなって、現実味のある距離になる。

昨晩泊まった道路脇の森の中は、砕石のような尖った石が落ちていて背中がチクチクして寝心地が悪かった。おまけに周囲に昔のゴミが落ちていて雰囲気が悪い。雰囲気の良し悪しは睡眠にも影響する。結構寝たのにも関わらず寝覚めが悪い。

今日も夜が明けて明るくなってから出発する。

朝方は無風で走りやすい。ペダルを漕いだ分だけしっかり進んでくれる。

これ一昨日拾った蛍光色の標識。黄色の下地が反射材で夜間も目立つ。車のサイドのドアに貼り付けられるようにマグネットが付いているため、見た目の割には結構重たい。

100mほど離れて視認性をチェック。
旗だけと違ってよく目立つ。旗は風向きに寄っては見えにくいことがあるので注意が必要だ。

黄色の標識で視認性が大幅にアップした。

暇さえあれば、標識の写真を撮っている。
ペダルを漕いているだけでたいてい暇なんだけど、気分がのらない時もある。

中央分離帯がなくなって対面通行になる手前の箇所。
頭イカれた車が後先考えずに突っ込んで来ることがあるので注意が必要。

NTに入って制限時速が130km/hに緩和され、早くもイカれ野郎の洗礼を浴びている。容赦なく距離を空けずに130km/hで走り去る。本人は遅い自転車を抜かしてさぞかし気分が良かろう。

夜間は風が吹かないのに、日が昇ってしばらくすると、風が吹き始めるのがこの周辺の特徴。もちろん向かい風!

まだ夜に風が吹かないのでマシ。Stuart Hwyは交通量が多くて夜間走行は危険。脇道に逸れるまでしばらく夜間走行は自粛する。

車にはねられて死んだら無駄死になる。どうせ死ぬなら意義のある死に方をしたい。人に命を奪われるのは我慢ならん。死ぬ時くらい自分で決める。

向かい風に吹かれてやる気をなくなったころ、ちょうどいいタイミングでトラック専用駐車場にたどり着いた。

なんと東屋とウォータータンクが設置されている。

前の道路上は牛の糞だらけになっている。家畜運搬車が掃除をしたようす。香ばしい匂いが周囲に漂う。

ウォータータンクの中に水あり。
しっかり入れてくれているようす。

リッツのチーズ味を食べながら、ベンチでごろ寝。
休憩している時は涼しくていいのだが、走り始めると途端に人の邪魔をしてくる。

ごろ寝しながら旗を見る。
旗竿がしなるほどよく吹いている。推定15m/sくらいか。

Katherineまで42kmか。まだまだあるな。
風が吹いていなければ、全然余裕なんだが。全ては風のせい。

道路脇の排水口は向きが悪くて日が当たっている。

こりゃあかん!

しばらく走ると、道路脇に小さな建物が建っていた。
よく見ると、フェンスで囲まれておらず近寄れる!

いつもいつもフェンスに邪魔をされるのだが、今日は珍しい。

日陰に自転車カバーを敷いて昼食にする。
初めのころ捨てようと思った自転車カバーがこんなに大活躍するとはな。

最近、ガソリンストーブの燃焼状態が悪くて常にオレンジ色の炎を出す。何度燃料パイプを掃除してもダメ。久しぶりにバーナーヘッドもバラしてみる。

単に燃料が悪いのか、それともストーブが悪いのか。

以前、Cedunaで入れたガソリンは粗悪品だった。煤がよく出て真っ黒け。ガソリンストーブは燃料に左右される点も欠点。ただでさえ、野宿者は身なりが劣化しやすいというのに、ストーブが煤を吐くものだから、身なりを整えるのに大変。

風が強いなかいつものラーメンを食べる。
こうも風が強いと、ハエの奴は近寄って来れない。快適な昼食タイムを楽しむ。

食後は午後3時まで昼寝。よく柵をせずに残してくれたもんだ。本当に助かった。日向で休憩すると、疲れるだけで全然休みにならん。

食事中から気になっていたのだが、進行方向にブッシュファイヤーの煙が見える。行けども行けども全然通り過ぎない。

強風に煽られて火の勢いがあるようす。
オーストラリアで山火事があっても、消火活動をしているのを見たことがない。雨季まで放置するのか?

そろそろ町が近づいてきたので、ねぐらを探しながら走っていると、勢い余って町のすぐ近くまで来てしまった。
陸橋の手前で脇道に逸れて奥に行くと、タイヤに植物のトゲがたくさん刺さったので、途中で引き返してきた。気がついて良かった!あのまま乗っていたらパンクしていたに違いない。

もう町はすぐそこなので、贅沢言わずに適当な場所にする。

陸橋を渡ってすぐに右に逸れると、森の中に続く小道あり。
奥へ奥へゆくと、農場がありそうな雰囲気だったので、その手前の森の中でテントを張る。

ブッシュファイヤーは道路を挟んで向こう側なので、多分大丈夫!夜になると風が止むので延焼スピードが落ちるだろうし、無風状態で道路を越えてくることはなし。

テント設営後、次のTennant Creekまでのルートを検討して補給計画を練る。KatherineからTennant Creekまではおよそ700km。7日の行程。途中スーパーがないので、食料は多めに持つ。水は途中で汲めるところがたくさんあるので、2日分10L持てば十分。

明日は忘れずにハーフパンツを買わねばならない!買い忘れると、半ケツ出して自転車に乗ることになる。

さて、明日のKatherine入りのためにさっさと寝ることにしよう。

走行データ
Pine Creek過ぎ〜Katherine手前まで
 
走行距離86km、走行時間6h10m、Av13.9km/h、Max29.9km/h
 
ねぐら 道路脇の森の中
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険