ブレない気持ちよさ

こんにちは。からあげです。

 

一昨日Geraldtonを出てから天気がよくなって、気持ち良いほどの青空が広がっている。ようやく夢にまでみた晴れのなかでのツーリングだ。

夜やけに冷え込むなと思っていたら、なんと自転車カバーがパリパリに凍っていた。北上して暖かくなってきたところなのに、まさかの氷点下。やっぱり冬なんだなあと実感する。

荷物をまとめて出発!

下は赤色をした砂地で、夜露でずぶ濡れになったテントにまとわりついてくる。嫌らしい砂。

未舗装路を走ると、この鬱陶しい砂が自転車に付いて、駆動系をあっという間に消耗させることだろう。嫌なコッタ!

Wild Dog Control Areaの表示

ひょっとしてディンゴのことか?以前、ナラボー平原で何度か見かけたことがあるが、非常に警戒心が強くてむやみに近寄ってくることはなかった。(ロードハウスの近くのディンゴだけは寄ってきた)この地域のディンゴもそうだといいが、寝込みを襲われるかもしれないので、テントの中に武器となるワイヤーロックを置いて眠った。奴らがやって来たら、振り回して撃退するつもりだった。

何事もなく夜が明けてくれて本当に良かった良かった。

今日は朝一で重要なミッションがある。それは水の補給。
道路沿いにある貴重なウォータータンクで水の補給を行う。
昨日、ウォータータンク手前で泊まったのは、夕食朝食2回分の水を節約するため。

ついうっかり行き過ぎてしまわないように、スマホで現在位置を確認しながら走った。

水場が少ないオーストラリアでは貴重なウォータータンク。積載量の限りのあるサイクリストにとっては需要な施設である。

最近、雨が多かったので、中が空だとは思えなかったが、バルブの故障、開けっ放しで空っぽの可能性もある。
バルブを捻って水が出た時はホッとした。

このウォータータンクで水が汲める前提で、水を少な目にして走ってきた。ここで汲めなければ、ロードハウスの高価なミネラルウォーターを買うことになるところだった。

ああ、良かった。

始め汲んだ水をフィルターで浄水していたが、時間がかかり過ぎるので、途中で中止。見た感じきれいな水で問題はなさそう。

ここで水を汲んで全部で16Lとした。残り300kmちょっとで4日の行程。一日4L計算で16L。今は涼しいので、一日3Lもあれば十分だが、多めに持っておく。(玄米は研がずに水に浸すだけ)

ゴミ箱の横に梱包用の発泡スチロールが捨てられていた。

銃で打たれたゴミ箱。オーストラリアでも銃で打たれた標識などを見かけるが、さすがにアメリカみたいに住宅街で銃声は聞かない。銃の所持はどうなっているのかは不明。

今のところ、全く危険を感じたことはなし。

今日もロードトレインはゆく。
Perthを出てから、まだ一度も大型車に危険を感じたはなし。
どの車も距離を開けて抜いてくれる。見通しの悪いところや対向車がいる場合は、早めに道路外に避難している。

見やすいミラーのお陰で凄く走りやすい。

道路脇に放置されたボート。トレーラーのタイヤがパンクしている。

昨日から学校が冬休みに入ったようで、一気に交通量が増えた。特にキャンピングカーが多い。他にはボートを載せたトレーラーも結構いる。

南氷洋沿いではほとんど見かけなかったボートを載せたトレーラだが、インド洋沿いになってからはちらほら見かけるようになっていた。Perthを出てからは一気に増えた。

波の荒い南氷洋ではボートで釣りをするのは危険。インド洋は海が穏やかでボートで釣りも問題なし。この先、釣りスポットのShark Bayという湾があるし、他にもいろいろありそう。

キャンピングトレーラーにボートを載せたトレーラーも引っ張っている車はいないため、一般車はトレーラー一台までと決められているかもしれない。キャンピングトレーラーを引いた車に屋根に小型ボートを載せているのをときどき見かける。

気持ち良い道路。どこまで行っても何にもなし。

今日は始め追い風だったが、いつの間にか向かい風に変わった。
しかし、さほど風が強くなかったので消耗はほとんどなし。

休み休みゆっくり漕いで行った。

道路脇で座って休んでいると、車が止まって食べ物を貰った。

車から下りて来た人から、水はあるか?、食べ物はあるか?、と尋ねられた。私は水はウォータータンクで汲んで来たので十分あると言うと、軽めの物を選んで食べ物をくれた。

バナナにせんべい。果物は重たいが、食べると重さ分以上に元気が出る。ありがたく頂いた。彼は押し付けがましいところが一切なく、私のことを凄く気遣ってくれた。最後に気をつけて!と言い残してUターンして去って行った。

太陽は本当に偉大。
日に当たっているだけで、前向きに生きられるから不思議。
先日までの憂鬱な気分はどこかに消え去ってしまった。

やっぱりね。オースオラリアは晴れが似合うよ!この日差し。これこれ。

自転車乗ってるだけで疲れるわけがない!
そもそも疲れていたら、自転車に乗れない。

一昨日、Geraldtonの町を出発する前に自転車屋さんのアドバイスに従って、前輪スポークの増し締めを行ったところ、見違えるほどハンドルがブレなくなった。

ブレない気持ちよさ。ブレないとスピードが落ちにくく、ペダルを漕ぐのを止めて惰性で走る時が凄く気持ちいい。こんなに気持ちいいのは久し振り。
Munda Biddi Trailを走った時にスポークが緩んでしまったと思われる。落ちている枝や石で、突き上げを喰らい凄いことになっていた。たぶん、あの衝撃がイケなかったんだろう。走るの止めて本当に良かった。あの時止めていなければ、未だに山中を泥にまみれて走っていることだろう。おっさんも自転車もボロボロになって全然面白くなくなるところだった。

急に路肩が狭くなってストレスを感じる区間があった。
道路外に出ると、土が柔らかくてタイヤを取られそうになる。

やっぱり最低でも50cmは欲しい。

オースオラリアを走ってから、道に対する要求が高くなってしまったな。日本に帰ったら、まともに走れるのだろうか?

涼しいうちに木陰で昼飯にする。
ここ最近、ハエが多くなってきた。奴らは本当にシツコイ。おまけに鬱陶しい蚊も出てきた。刺されると傷みを感じる小さな蚊。ハエと一緒に群がってくるので、分かりにくい。

今日のお昼は、またもやラーメンパスタ。トッピングする缶詰はなんとカレー味ではないか!カレー味が被ってしまう。これではイカン。他の缶詰にしよう。

ラーメンパスタの完成!

いつもの味で感動もなにもなし。ラーメン20セント、ツナ缶90セント、玉ねぎじゃがいも50セント?、パスタ1ドル。全部で2.6ドル。まずまずだろう。

道路脇に自転車を停めて休むのは、物が欲しいわけではなく、単に楽だから。ところどころあるレストエリアは休みたい時になくてどうでもいい時にあったりする。

自転車は休みたい場所がレストエリア。

自転車の影に座って休むおっさん。最近、休んでいる最中は帽子を被るようにしている。ヘルメットにも庇が欲しいと思う今日この頃。

ルークに貰ったせんべいを食べる。チーズ味のせんべいだった。
オースオラリアでは、普通にスーパーでせんべいが売られている。どうやら人気があるようす。あっさりしたところがオーストラリア人に受けているのか?

ロードハウスまで5kmの表示。
今日は食に満たされているため、全然テンション上がらず。

ナラボー平原横断のCeduna〜Norseman1,200km間はロードハウスしかなくて、まともな補給ができずいつも飢えていた。今回は距離が短いので、ほとんど飢えはなし。

遠くにTelstraのタワーが見えるところがロードハウスの場所。
写真には写っていないが。見えてからが遠い。

ようやくBillabong Roadhouseに到着!

ガソリンスタンドの屋根がやけに大きい。

広い軒下。日陰で休みと疲れが取れる。

全くお腹が空いていないので、ハンバーガーはヤメ。
コーラのみにする。1缶3ドル。以前拾ったお金で買った。

タダでコーラが飲めるなんてラッキー。

出入り口に巨大な水溜りあり。雨上がりの時は相当大きかっただろう。ロードハウスの人はすでに諦めているのか?

この水溜りに土を盛って平らにしても、他の場所に水溜りができてしまうとか。

Carnarvonまで247km。あと3日の距離。食料・水は十分ある。ロードハウスは素通りしてもいいくらい。

ロードハウスを出てしばらく走ったところで、道路脇に入りテントを張った。向かい風の時に無理して走ることはない。

締まった土で真っ平らな場所だった。剥げた場所があって植生を傷めることもない。

さっきから野良羊がウロウロして鳴くものだから、気になって仕方がない。周囲に民家はなく、少し離れた場所にロードハウスがあるのみ。こんなところで羊を飼うわけもなく、どこから逃げ出してきた羊が住み着いているようす。明るいうちは姿を見せなかったのに、暗くなってからテントの近くまで来るようになった。

さて、そろそろ寝るか。今晩もかなり冷えそうだ。

走行データ
ウォータータンク手前〜BillabongRH過ぎまで
 
走行距離89km、走行時間6h、Av14.6km/h、Max31.7km/h
 
ねぐら 道路脇
 
おわり