こんにちは。からあげです。
最近珍しく好天が続いていたのに、今日から再び雨となってしまった。今日の午後から雨が降りそうだったので、気持ち早めにテントを撤収して出発した。
昨晩から風が強くなってきて、やはり一段下がったところにテントを張っておいて良かった。
朝焼けがやけにきれいな時は天気が崩れる。
Geraldtonまでおよそ35km。頑張って漕げば、3時間あれば着くだろう。向かい風だが、距離が短いのでそれほど時間は掛からないはず。ヨシ、行くぞ!
昨日の読みどおり、あのねぐらを通り過ぎてしまっていたら、かなりヤバイことになっていた。どこまで行っても牧場が続き、野宿できそうな場所はなし。
自転車を見ると逃げ出す羊たち。彼らは何が危険なのか全然分かっていない。
折れ曲がった木
この辺りは強風地帯のようで、たいていの木が曲がっている。この木は曲がりすぎ。よく頑張ったもんだな。
忍び寄る雨雲
まだしばらく時間がありそうだ。
これはイカン。先を急ごう。予報より早く雨が降り出しそう。
Geraldtonに入るころ、ポツリポツリと雨が降り出し、そのうち雷が鳴り始めて雨脚が強くなった。
すでに町の中なのに、どこにも雨宿りできる場所がない。
必死になって漕いでいたら、前方にガソリンスタンドを発見!
すぐさま軒下に逃げ込む。なんとかずぶ濡れになるのは避けられた。
本当に危ないところだった。朝いつもより15分早めに出てきて本当に良かった。さもなければ、ずぶ濡れになっていた。
Geraldtonの町は大きくて町外れから中心部まで行くのに10分以上も掛かってしまった。雨が小降りになった時、ガソリンスタンドを出たのだが、再び雨が大降りになってきた。
すかさず商店街の軒下に避難した。
そして雨が小降りになったすきに図書館にやって来た。
軒下が少ししかない建物だった。これだと雨が吹き込んで自転車が濡れてしまう。ないよりは全然マシだけど。
期待通りの充実した図書館だった。パソコンは無料で使用できる。スペックもなかなか。
早速バックアップを行う。動画データはHDDにコピーしたら消去、画像データはそのまま残しておく。
動画データを残しておくと、SDカードがすぐにいっぱいになってしまう。
体が温まったところで、町の市民プールに行ってシャワーを浴びる。受付の人にお願いしたら、なんとタダで浴びさせてくれた。ラッキー!本来は2ドルかかる。
シャワーを浴びたついでに洗濯をして、すぐさま図書館まで戻ってきた。狭い軒下に自転車を停めて衣類を乾かしておいた。しかし、雨が吹き込むため、全然乾いてくれない。仕方ないのでハーフパンツだけは着干しを行うことにした。
今後のルートの調査を行う。濡れたハーフパンツが気持ち悪くて落ち着かない。それでも久し振りにシャワーを浴びてさっぱりしたのでかなりマシ。
四時ころまで図書館で寛いだあと、食料の買い出しにゆく。
外はすっかり薄暗くなって雨はかなり降っている。せっかく乾いた体が濡れてしまう。
雨の日の野宿ほど辛いものはない。皆は帰る家があるが、野宿者にはなし。
海岸沿いの道に沿って灯台方面にゆく。中心部を出ると、工業地帯になり、野宿できそうな場所は全くなし。
途中の公園に東屋あり。壁がないので耐候性が低い。
この東屋は野宿に向かない。
20分近く漕いで灯台までやって来た。あらかじめグーグルマップをみて目星を付けてあるが、現地に行ってみないことには分からない。天気が良ければ、人気のない海岸で泊まるのだが。
赤白の巨大な灯台。
灯台のすぐ近くのライフセーバーの建物を覗くと、いい感じの軒下あり。しかし風が強く雨が吹き込んで下はずぶ濡れ。
雑巾で水を吸い取ってみたが、吹き込んでくるのですぐに元通りの水溜りができる。
これではテントは張れない。
風が強い海岸。天気が良ければ、絶好の野宿場所になるのだが。
今日もねぐら探しは難航した。周囲が真っ暗になったころ、職業訓練校のような建物に広い軒下を発見した。やけに小奇麗な敷地だったので少し迷ったが、いつしか体はずぶ濡れとなりより好みしている場合ではなくなった。
テントを設営していると、車がやって来て中から出て来た人にライトで照らされた。見た感じとてもではないが、友好的な態度では全くなく、泊まらせて欲しいと頼むと、却ってややこしくなりそうな気配だったので、さっさと荷物をまとめて出発した。せっかくゆっくりできると思ったのに、再び雨の中に戻って行った。
そして振り出しに戻り、町の中心部まで戻って海岸付近を探していたところ、広い軒下を発見した。明るく目立つ場所だが、もう贅沢は言ってられる状況ではなくなった。すぐさまテントを設営して食事の準備を行う。
ようやく熱々のラーメンを食べることができた。
今日は全然調子が出ない。こうしてブログを書いているのに、頭がふわふわして文章が纏まらない。たぶん、町が大きくて人が多すぎるせい。ようやくPerthを脱したところなのに、また大きな町にやって来てしまった。
さっきから煩い車が行ったり来たりして気になるのも良くない。隣町まで遠いGeraldtonは、休みの日くらいしか遠出できないのだろう。だから、馬鹿みたいに空ぶかしして町を行ったり来たりしていると思われる。町と町が離れすぎていて、どこにも行けない。そんな欲求不満がそこかしこに現れている。
ああ、しょうもない記事を書いてしまったな。これでもう止めよう。体が濡れたままなので、寝袋に入らないと寒くて仕方がない。
Geraldton手前35km〜Geraldton
走行距離62km、走行時間4h30m、Av13.5km/h、Max44.7km/h
ねぐら 建物の軒下
おわり