感動など何もないLancelinの大砂丘

こんにちは。からあげです。

 

昨日、Perthを立ってようやく本来のオーストラリアに戻ってきた。PerthはWAの州都でもある大都市。非常におしゃれで洗練された景観を保っている。しかし、私には不向きな町だった。1,2日は見るもの見るもの全て新鮮で刺激があったが、次第に不自然さを感じるようになった。どこに行っても人がいて、道路を走れば車に邪魔者扱いをされ、サイクリングロードを走れば、音もなく接近するロードバイクに常に注意を払う必要がある。

私には小さな田舎町の方があっている。必要最低限の施設があり、町を出ればキャンプし放題。そんなところがいい。

夜何度か雨が降ったようだが、朝には雨が止んでれたものの、ご飯を炊いている時に再び雨がパラパラ降った。

手早くテントを撤収して出発準備を整える。

7時半前の出発!

すでに冬至が過ぎたようで、夜明けが早くなりつつある。これまでどおり5時半に起きていたら出遅れる。

電気じかけの山火事危険度の表示板

通常は手動式だが、こうした電光掲示板タイプは初めて見た。
ひょっとして遠隔操作ではなく、ボタンを押して切り替えていたりして。

今日もいつの間にか風が吹き始めると、当然のごとく向かい風になる。まだPerthを出たばかりで体力に余力があるが、頑張って走って体力の蓄えを使い切りたくない。

休み休みのんびりゆく。今日の目的地は50kmほど先にあるLancelin。大砂丘があって、Perthから近くて人気のある町。

昨日、出発後しばらくしてからリアディレーラーが不調になり、変速がきれいに決まらないようになった。

一昨日チェーン交換したあとは問題なかった。それなのに、走り出してしばらくすると、1段飛ばしで変速したり、漕いでいる時に突然変速したりする。これまで付けていた廉価版のCN-HG53からCN-HG93の亜鉛メッキされたグレードの高いものに替えたのがマズかったのか?ケーブルが荷物と干渉しているわけではなし。

早めにディレーラーの調整をしなければと思っていたところ、今日になると全く問題はなく快調になっていた。ディレーラーが油切れで動きが悪くなっていたように思える。これまでチェーンには、こまめに注油してきたが、ディレーラーの可動部には全く油を差していない。これからはディレーラーにも注油して、チェーン交換した時くらいはディレーラーの調整をしよう。整備のあとで調整が必要になると二度手間になる。

近いうちに前輪スポークの増し締めを行うので、その時に前後ディレーラーの整備も行う。

とにかく不調だったリアディレーラーの調子が戻って良かった良かった。

Perthから遠ざかるにつれて、周囲に何もない土地が広がってゆく。今日、久し振りにカンガルーが道路を横断するのを見た。
Perth付近ではほとんど見なかった。ときどき、道路脇に轢かれたのが転がっていたくらい。

Perh方面からドライブに来たと思われる老夫婦にバナナを貰った。ゆっくりと追い越して行った車が路肩に止まったので、もしやと思っていたらやっぱりだった。

70歳すぎの爺さんは目を輝かせながらあれこれ聞いてくるものだから、ここはサイクリストのイメージアップも兼ねて愛想よくしようと頑張って受け答えしていた。5分ほどで開放されて再び走行を開始する。爺さんはなぜかバナナを剥いて渡してくれた。どうせなら、そのままのバナナが欲しかった。

向かい風に苦しめられながらも、ようやくLancelinへの分岐点に来た。今走っている海岸沿いのIndian Ocean Driveから6,7km奥に入った場所にある。通り抜けができない町で、再び来た道を戻ってくる必要がある。

Lancelinに向かって坂を下ってゆく。
強い向かい風のため、スピードが全然乗らなくてストレスが溜まる。

町の入り口のインフォメーションベイ。単なる掲示板。

Lancelinはタダのリゾートでホテルやキャンプ場があるだけの場所だと思っていたら、普通に民家もたくさんある。見た感じ人口は1000人くらい。

疲れたので、まずは公園に寄って休憩する。
最近の雨で公園は水浸しになっている。

パンを食べていると、カモメたちが寄ってきたので、パンをやる。一匹のボスがパンを独り占めにしようとするものだから、ボスには上げないように他の鳥だけにあげていたら、ボス鳥が狂ったように泣き喚いてパンを食べた鳥に八つ当たりする。

見ていて非常に面白かった。

トイレの小便器。
便器が三角形でやりやすいのだが、洗浄ボタンが高い位置にあって押しづらい。小さな子供では押せない位置にある。

こういうところは非常に不親切。

小便器を上から見る。これはGood!!

分かりやすい表示

和式便器の方がいいんだけど、オーストラリアには洋式のみ。便座が冷たくて座る度に、ヒヤッとして飛び上がりそうになる。

東屋付きのBBQコンロ。海から吹く風を防いでくれる。

ピクニックテーブルにも東屋が付いていたのだが、中が狭くて移動し難い。こういうところは本当に気が利かない。

公園でゆっくり休憩したあとで、町の奥にある大砂丘にやって来た。締まった砂の未舗装路を300mほど走った先にある。

カンガルー島のLittle Saharaと比べると、規模がかなり大きい。

地面の岩が風化して砂になって大砂丘になったようす。
手前は岩が多くて歩きやすい。奥に行くと全面砂に覆われている。

自転車では走れないし、チェーンに砂がつくのが嫌で、入り口に置いてきた。

サンドボードに乗って遊ぶ人たち。
砂が湿っていて滑りが悪いように見える。

広大な大砂丘は車の乗り入れが可能。大きな四駆やオートバイが走り回っている。

ある程度予想はしていたものの、やはり興ざめしてしまった。
2サイクルのオートバイの排気音が煩く、臭い排ガスが漂っていて雰囲気が台無しだ。トレーラーにオートバイを積んでいる車をみて嫌な予感がしていた。

12人の使徒の時はヘリコプターがバンバン飛んでいて煩いったらありゃしなかった。なぜか現代人は騒音に無頓着な人間が多い。単に私が神経質過ぎるのか?

すっかり砂丘に興味が失せたので、適当に歩いてさっさと引き上げる。

四駆のバスで走るツアーもある。
お客さんが全然来なくて開店休業状態だった。

こちらは四輪バギー。自転車に乗っていると、原動機付きの乗り物に興味がなくなる。

自転車を少し奥の方に押して行って記念撮影。
ようし、観光は終わりだ!引き上げるぞ。

遊歩道の奥の展望台から町を眺める。
海岸周辺にあるのは別荘やホテルなどのリゾート施設。

海岸方向を望む。
天気が良ければ、青い海が広がっていただろうに。
冬の景色はこんなものか。どうせ来るなら夏だな。

手前の海岸には藻が大量に打ち上げられていて、干からびて茶色くなっていた。それにしても凄い量。

海水浴シーズンにはきれいに掃除するのだろう。

海岸から突き出た桟橋。漁船が付けて荷物を下ろしていた。

ビーチを望む。空一面の雲で肌寒い光景が広がっている。

ビーチに車を乗り入れて釣りを楽しむ人の姿もみられた。
こちらの方は藻は少な目。

やって来たのは町のスーパー。

すでにお昼は過ぎている。さっさと買い物をしてどこかで昼飯にしよう。

店の壁には味のある絵が描かれていた。

潮風に吹かれてボロボロのショッピングカート。

品揃えが悪いうえに値段が高かったので、適当に安いものを選んで必要な分だけ購入した。
Perthから離れると、いきなりいつもの田舎のようになった。まあこれが普通。あまり文句を言わない。

風が強くて海岸付近ではゆっくり休めないので、トイレの影で昼食をとることにした。これも便所飯かな?

トイレの影でゴソゴソラーメンを作るおっさんは完全な不審者。自転車がなかったら誤解されても全然おかしくない。

自転車に乗るようになって良かったのは、こ汚い格好をしていてもホームレスと間違われないこと。常に自転車の横にいれば問題なし。

オーストラリアの鳥は人懐っこくて、こうしてようすを見に来るのがカワイイ。エサを強請っているわけでもなし。変なおっさんがいるなあと思って近づいてくるのだろう。

カモメはガツガツしていて全然駄目。つぶらな瞳で見てくる鳥は可愛くて仕方がない。カラスは全然ずる賢くなくて、人の食べ物を狙うこともなく、マイペースで暮らしている。カラスの鳴き声が特徴あって面白いので、今度動画撮影しておこう。

次の停車駅はPinacles。荒野の墓標と評される観光スポット。ここもPerthから近くて人気がある。

この先、Pinaclesを観光してそのまま海岸線を北に上り、まずはGeraldtonまで。Albanyでシャワーを浴びたきりなので、体がねっとりして不快になってきた。服も汚れが目立つようになってきたので、洗濯してきれいにしたい。

100km制限だった道はいつの間にか110km制限に戻る。

今日は日曜日で交通量が多くストレスが溜まる。広かった路肩が狭くなり余計にストレスを感じた。真向かいの向かい風で疲れるし。こういう時は早めに休んだ方がいい。

ということでLancelinの町を出てIndian Ocean Drに戻ってしばらく走ったところで、小道に入り適当なところでテントを設営した。

なんだか急に疲れが出てきたので、昼寝をするとあっという間に時間が経って暗くなっていた。Pinaclesまで60km以上も距離を残してしまったので、少し大変になってしまった。明日は5時に起きて早めに出発しよう。

さあて、今日はこれでもうおしまい。

走行データ

Perth過ぎ〜Lancelin〜Lancelin出たすぐ

走行距離76km、走行時間5h15m、Av14.4km/h、Max36.1km/h

ねぐら 道路脇

 

おわり

現地レポート
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からあげ隊長の冒険