遅すぎた追い風

こんにちは。からあげです。

 

今日はいいもん見たし、しっかり漕いで疲れたので手短に終わらせて寝ることにしよう。

すぐ近くのJumping pillowsのファンが一晩中回り続けていたのが気になった。道路からは大型車の爆音が聞こえてくるため、いつもどおり耳栓をして眠った。オーストラリアの道路の近くで野宿する場合は、耳栓は絶対必要。日本では考えられなくくらい煩い。

天気予報では、今日は追い風が吹くそうなので、いつもより少し早めに起きて準備を始めた。
東屋には照明のスイッチがあって、自由に点けたり消したりできたので、準備しやすいように明かりを点けた。

Wudinnaの中の道路脇にあった重機。
牧場内で使うやつ。

Australian Farmerの記念碑

今日の目的地は116km先のWirrulla。体調はいいので追い風が吹けば、なんとかたどり着けるだろう。

朝のところは無風。追い風になるのを楽しみにして漕ぐとしようか。むふふ。

今日は心なしか交通量が少ない気がする。
いつもの大型車に老夫婦が乗ったキャンピングカー。あとは地元の作業車など。時々、ナラボー平原をレンタカーで横断するらしい観光客を見かける。本当に暇人だな。

道路脇には、バーストしたタイヤ片がよく落ちている。これはなかり大きいやつ。鋭いワイヤーが飛び出ているので、踏まないように注意する。

風が吹く前に無理して走ることはない。
休み休み走っていこう。

最近天気がいいので、休憩時間にソーラーパネルを広げて充電するだけでいっぱいになる。

本日1つ目の町、Minnipaにやって来た。あれ?Wudinnaそっくりだな!ここら辺の町は、サイロが入り口にある似たような作りが多い。

町のメインストリート。人通りはなし。

公園の隅にあるDump Pointで飲料水を汲む。
探すのにかなり手間取ってしまった。オーストラリアの水場は本当に分かりにくい。

道端に落ちていたペプシの1.25Lのペットボトルを拾った。見た感じ色が変色していなくて新しいものだった。使い始めは、簡単に洗ったあと、水を少し入れて自転車に積んで走ると、中に水が太陽で熱せられてお湯になり、自転車が揺れると中のお湯が動いて汚れが落ちる。

オーストラリアのペットボトルは丸型ばかりで角型がない。ペプシはくびれなしの寸胴タイプ。コーラが長めでくびれありのタイプ。ロープで縛るなら、くびれがあったほうがいい。

コーヒー牛乳のペットボトルはよく道端に転がっているのだが、日が経つと牛乳の成分がこびり付いて、水洗いしても落ちにくくなる。ラベルの劣化具合を見て、ボトルの鮮度を確かめる。ボトル選びには、熟練の経験が必要だ!

今日のOver Size。トレーラーのパーツを運んでいた。

昼になっても、いっこうに追い風は吹かず。いったい何をしているのか?
ちょうどお昼時になったので、ラーメンでも食べて風を待つことにした。

この辺りは道路に沿ってアクアダクトが伸びている。どこまで続いているんだろう。所々に蛇口が付いていると嬉しいのだが、そんなもん見当たらない。

アクアダクトの影でラーメンを作る。
今日の日差しは強めで、日向にいると肌がピリピリしてくる。
走行風に当たっていると、半袖でも問題なし。

動かない旗におっさんは失望した。

これまで散々向かい風の中を走ってきたというのに、追い風が吹いてくれない。

しばらくして風が吹き始めたのだが、なんと向かい風!
もう嫌になって、次の町Poocheraに入る。

同じような外観の町が続き、戻ってきたような錯覚に陥る。

町の中のギャラリー。建物がいい味をだしている。

なかなか素晴らしいペリカンの絵。鍵が掛かっていて中には入れず。

町の中のレストエリアで休憩する。
ちょうどベンチのあたりが日陰になっていて過ごしやすい。

お菓子を食べながら寛いでいると、向こうの方からサイクリストが入ってきた。自転車に乗っていたのはニュージーランド人で、PerthからAdelaideに向かって走っているそうな。やっぱり彼も東向きに走っている。

彼の自転車はハードテイル29インチMTB。今流行の軽量なバイクパッキングスタイルとなっている。新しもの好きのおっさんはじっくりと見させて貰った。

ナラボー平原の横断時、水は最大で6Lしか持たず、食料は道路沿いのロードハウスで食事したり購入したりして走ってきたそうな。

フロントには、なんとハブダイナモが装着されていて、これで電子機器すべての電気を賄っているんだって。おっさん興味津々。私が以前から欲しかったハブダイナモ。

フロントにはハイパワーのLEDランプを搭載。
彼は日の出前に夜間走行するそう。一日に150kmくらい走るという。ヘッドライトは非常に強力でオートバイ並みの出力で、路面の状況や標識がハッキリ見える。スマホで夜間撮ったようすを見させてもらった。

リアライトは3つ装備していて、シートステー、チェーンステー、ヘルメット後部に付けている。そのうえで反射材付きの蛍光ベストを着用していた。

フロントライトの裏側。スイッチと入力端子、USBポートが装備されている。いやあ、こいつは凄い。

ハブダイナモはロングツーリングにこそ欲しい装備。走行中発電できてソーラー発電のように天気に左右されない。スマホをナビ代わりに使ってもバッテリー切れになる心配がない。時速11km以上のスピードで発電してくれるそうな。

このハブダイナモがあれば、デイライト点灯できるし、スマホやモバイルバッテリーの充電にも困ることはない。ただ気になるのは、パーツの整備性と耐久性。ハブダイナモ自体は210ドル(ニュージーランドドル?)らしいので、それほど高価なものでもない。いろいろ教えて貰ったので、帰国後前向きにハブダイナモの導入を検討することにしよう。

彼と話しているうちに、ようやく追い風が吹き始めた。すでに3時近くになっていた。

遅すぎる!

追い風に乗って走っていると、総走行距離が5,000kmを突破した。まだまだこれからだ!頑張って行こう。

太陽に向かって走る。サングラスをしていても非常に眩しい。
追い風が吹き始めるのが遅かったので、ペースが上がっても走行距離はあまり伸びず。

レストエリアで休憩する。休憩するのも勿体ない気がする。

今日はいっぱいいっぱいの5時半まで走った。
道路を逸れて踏切を渡り、農家の入り口の道路脇で泊まることにした。

あと少し頑張れば、町まで行けたのだが、無理はしないことにした。

テントを張ってから、農家から出入りする車が何台かあったが、みなそのまま素通りして行った。だれも野宿者に関心がないようす。羊のメーメーという鳴き声を聴きながら、夜を明かすことができる。

Cedunaまで約100kmという微妙な距離だが、明日も追い風が吹けば、たどり着けるだろう。ただ、夕方遅くに着くと、ねぐらを探すのが面倒になので、町の手前で泊まって翌朝早くに町に入って、いろいろ準備をするかもしれない。久しぶりにホットシャワーを浴びてスッキリしたいし、ゆっくりもしたい。明後日は横風が吹き、3日後からはいつもどおりの向かい風になる予定なので、頑張り過ぎても意味はなし。

今は体力の消耗を抑えて、確実に前進することを考えよう。

走行データ
Wudinna〜Minnipa(給水、小休憩)〜Poochera(休憩)〜Wirrulla手前まで
走行距離 120km
ねぐら  道路脇
 
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険