ど大迫力!Kalgoorlie-Boulderの鉱山採掘現場

こんにちは。からあげです。

 

Norsemanから北上してより内陸に入ったことで、ここ最近は朝晩の冷え込みが厳しさを増している。朝寝袋から出るのが非常に辛い。
今朝も起きてテントの外に出ると、自転車カバーが薄っすらと凍っていた。テントを出た瞬間、刺すような寒さに襲われる。しまむらのパッチを履いていても、これだからな。

正直言って、オーストラリアがこんなにも寒いとは思わなかった。毎晩、寝袋に入って丸まって眠り朝を待つ。日が昇って暖かくなってから起きたいのだが、それだと行動時間が短くなって全然走れなくなる。Wave Rockを見たあとは、すぐに南下して沿岸のAlbany の方まで出たい。

今日はとりあえずKalgoorlie-Boulderまでの予定。できれば町で泊まってゆっくりしたいのだが、行ってみるまでは分からない。野宿ものの辛いところ。

日が昇ってしばらくするまでは、寒さに凍えながらの我慢の走行が続く。薄手の手袋のため、指先が冷たくて痺れてくる。手袋を買わねば!

こんなところ歩いている奴はいねーよ!

道路脇に放置された事故車。引き上げするにも多額の費用がかかるため、放置されることが多いのか?それとも、これらは事故車のごく一部なのか?

燃えている車輌が多いのも不明。金目の物を剥ぎ取ったくらいでは誰も気にもしないだろう。証拠隠滅のために燃やす方がよっぽど罪のような気がするが。

町まで35kmという距離は遠すぎず近すぎずの絶妙な距離だった。驚いたのは、通勤ラッシュが5時から7時くらいまでの早い時間だったこと。鉱山の採掘現場に向かう車のように思われた。8時ころになると、道路はスカスカとなって走りやすくなった。

町の入り口にあった溶鉱炉の釜。ニッケルなんとかと表示されていた。いかにも鉱山の町らしい置物だ。

町に入ると自転車レーンが現れた。
少し前にちょっとした出来事があって、未舗装の脇道から猛スピードで出て来た車にムカついた。
シートベルトをせずに事故してフロントガラスに頭をブツケたような穴が空き、その周囲に蜘蛛の巣状のヒビが入った車を運転していたクレイジーな女だった。自分で事故をしたか、放置された事故車を盗んで運転しているかは不明だが、私を見たクソ女は多少減速しただけで、ホイールスピンさせながら、中心部の方に向かって走り去った。

その後も、道路脇で男4,5人が集まってキャンプファイヤーのような焚き火をしている人間もいて、この町は気をつけた方がいいと思ったのだった。

町に入ってまず始めにやって来たのは、Super Pitと呼ばれる鉱山の採掘現場。舗装路から逸れて、未舗装の道を上ってゆく。

まずは大きなブルドーザーのバケットが目に入る。自転車と比べてもらうと、その大きさが分かる。

現在も採掘中の採掘現場。遥か下の方から音が聞こえてくる。
この迫力。画像では全く伝わらないと思って、久し振りに動画をとっておいた。このSuper Pitを見たいがために、遠回りしてKalgoorlie-Boulderまでやって来た。

PerthからWave Rockまでどうせ来るなら、ついでにここまで来た方が断然いい。なお、有料のツアーに参加すると、Pitの下の方まで降りて行けるそうな。私は英語で説明を聞いてもほとんど理解なくて暇を持て余しそうなので止めておいた。

底の方で動いている巨大なダンプカー。上から見ると、豆粒よりも小さい。

近くを通った巨大なダンプカーを撮影。
運転室を守るために、ひさしが大きくせり出している。走行音は重低音で地響きがする。

広場には大きな廃タイヤがいくつも置かれている。
これは植木鉢として再利用されている。

いやあ、本当に貴重なものを見学出来た。
大規模な露天掘りだからこそできる見学。

昔はあちこちで金が採掘されてゴールドラッシュに沸いたようだが、今現在は他の金属も採っているようす。

おっさんは大満足してPitを後にした。

その後はゴールドラッシュの雰囲気が残るBoulderの町に行ってみた。すぐ北隣にあるKalgoorlieと合併して一つの町になったそうな。

時計台のある立派な建物。メインストリートには雰囲気のある建物が立ち並んでいる。

Boulderの変電施設。現在は使用されておらず。
レンガ造りの味のある建物。

線路はアンダーパスとなっている。赤茶けた色が非常に印象的。

Kalgoorlieの町を見下ろす展望所にやって来た。
Kalgoorlie-Boulderの町は内陸部にありながら、鉱山があるため人口が2万人以上もあるほど栄えている。現在もゴールドラッシュ当時の雰囲気が色濃く残っている。

町を支えているのは、鉱山の他にPerth近郊のMundaringから続く水道管。建設当時は莫大な費用と手間暇が掛かると、大反対する者が多かったそうだが、完成して生活が便利になると、その偉業が讃えられるようになったそうな。

下に見えるのがその水道管の一部。展望所のある丘の上には、大きな貯水タンクがあって、ここから各家庭などに送られていたそうな。現在も使われているかは不明。

Super Pitを遠目で見る。
掘り出した土が周辺部に高く盛られて山のようになっている。
Pitは高さよりも、深さが非常にある。

とりあえず昼食にする。いつものラーメン2袋。

昼食のあとで、観光客向けの採掘博物館に行こうと思ったが、Super Pitで十分満足したことと、行くのが面倒臭くなったので、Kalgoorlieの町の博物館にやって来た。

赤い大きな鉄塔が目印。無料というのも嬉しい。

昔の木製自転車。

チェーンは付いておらず。たぶんサドルに座った状態で足で蹴って進む乗り方。

なぜか北部地方の真珠の養殖の資料が多数展示されていた。

ここの目玉はなんと言っても、大きな金の延べ棒。厳重な地下室に展示してある。

当時の歯医者さん。100年前の昔でありながら、すでに近代的な設備が整っていた。それだけ景気が良かったということだろう。

博物館を見学したあとは、Kalgoorlieの町を散策する。
Boulderよりも遥かに賑やか。道路脇には昔の雰囲気が漂う建物が軒を連ねている。

Kalgoorlieの町にはなんと信号機があった!
おそらくAdelaide以来になる。おっさんの記憶ではPort Augstaでは見ていない。

久し振りに見る信号機が新鮮に感じた。

現在も営業しているホテル。2階のベランダはくつろぐ人々の姿が多く見られた。

ひときわ目に付くのが時計台のある大きな建物。
当時の反映ぶりをうかがわせる建物。

ビジターセンターにあった味のある木工細工。

おっと、こうしちゃいられない。

Kalgoorlieの町ではいろいろやることがある。
まずはパーツクリーナーの入手。

これまでチェーンの洗浄をガソリンで行っていたのだが、後処理に手間が掛かるので、パーツクリーナーを使用することにした。廃ガソリンが揮発するまでいちいち待っていられないし、焚き火をして焼却するのも場所を選ぶ。パーツクリーナーであれば、ウエスに染み込ませたり、ボトルに入れて処分できたりするため、非常に楽でいい。

グーグルマップで探したBunningsという大きなホームセンターにやって来た。

店内は非常に広々としていて、各種Diy用品などが並べられている。店が大きすぎて目当てのパーツクリーナーを探せない。

そこで、店員さんにスマホの翻訳文を見せて教えて貰った。

おお、これは凄いぞ!頑固な油汚れもキレイに落ちそう。

違う。違う。おい、これBBQ用のクリーナーじゃないかよ!

仕方がないので、自力でホームセンター内を隈なく探したが、パーツクリーナーは全く見かけず。カー用品関連が全くないのには驚いた。

オーストラリアのホームセンターは住居関連の道具しか置いていないようす。日本のように食料品からカー用品までなんでもありとは違うみたい。

BBQコーナーの力の入れようは凄い。
オーストラリアほど、BBQ人気がある国はないだろうと思える。どんな田舎の公園にも、たいていBBQコンロが設置してある。ときには周囲に民家が全くないところにもあったりする。

ついでに自転車コーナーを探してみたが、どこにも見当たらず。
Kalgoorlieの人は全く自転車には興味がないようす。大きな町なのに2台見ただけだった。町中を探せばとこかにあるかもしれないが、おそらくPerth方面で買ってきたものと思われる。

ホームセンター内に全くカー用品を見かけなかったことがヒントになり、となりのカー用品店にやってきた。
Super Cheap Autoというお店。日本だとCheapというと安物というイメージがあるが、オーストラリアでは激安という意味合いが強いらしい。

それにしても、自転車でカー用品店に入るのは多少勇気がいるな。

店内に入ってすぐに目的のパーツクリーナーを発見!しかも4ドルでほとんど日本と変わらない値段。

やったね!

パーツクリーナーの入手に手間取ってしまって、すでにフラフラのおっさんは次なる手袋を求めにTARGETにやって来た。

オーストラリアの衣料品店。

雰囲気は日本のユニクロに近い感じ。
手頃な値段の商品が並んでいる。

オーストラリア人は黄色やオレンジ色のジャケットを好んで着る。始め作業員かと思ったら、普通の乗用車から出てくる人もいて、誤解に気が付いた。
オーストラリアでは道路上にいる時に目立った格好をしていないと危険なため、こうした目立つ色の服を着ていると思われる。

店内に1つしかなかった手袋は8ドル。
別に安い軍手でも良かったのだが、どこにも見当たらなかった。
あとになってカー用品店に売っていた3ドルの作業用革手袋を買っておけば良かったと後悔した。

今さら戻る気にもならず、この手袋を買うことにした。スマホなどタッチパネル対応のところが救い。

パーツクリーナーと手袋を手に入れるだけで2時間以上費やしてぐったりとなったおっさんは、最後の力を振り絞ってスーパーマーケットにやって来た。

もう何でもいい。食い物買ってねぐらに向かいたい。

明日は日曜日、明後日月曜日はWestern Australia Dayの祝日ということで、多めに食料を買っておく。
とりあえず玄米さえあればいい。

やることをやったあとは町の外に向かう。
ここKalgoorlieは大きな町過ぎて町中での野宿はやりにくい。
町の外に出るのも一苦労だった。日没が迫るなかペダルを漕いでゆく。

町の外に出て制限時速が110km/hになったところで、道路脇に入りテントを設営した。

本当にもうぐったり。テントを張ったあと荷物を入れるのも億劫だった。夕飯の準備中にブログ更新作業をやっていたが、途中で我慢できなくなり止めにした。無理をしすぎるとパンクする。

思い返してみれば、オーストラリアに来てからまともに休んだ記憶がない。カンガルー島でゆっくりしようと思っていたが、期待が外れて全く出来ず。Adelaideでも、テントの設営撤収を繰り返し、雨に追われて全然ゆっくりできず。ナラボー平原に入る前にKimbaでスーパーが日曜休みで仕方なく休んだだけだった。

ということで明日はアラームをセットしないで起きることにした。

走行データ
Kambalda過ぎ〜Boulder〜Kalgoorlie〜Kalgoorlie町外れ
走行距離68km、走行時間4h40m、Av14.6km/h、Max24.6km/h
ねぐら 道路脇
 
 
おわり